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第183話 へミス教の闇
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「数日分の宿を取ってはもらったけど……やっぱり、ここにもいるんだな」
俺達は村長に用意してもらった宿に場所を移して、少しだけ計画を練ることにした。
もちろん、これから周辺の山に行くことに対する話し合いのつもりだった。
それでも、部屋の四方に置かれている不気味なへミス教の木彫りの人形を目に、俺は思わず顔をしかめてしまっていた。
俺たちを囲むように配置されているその像を見て、何も思わない方がおかしいというもの。
リリが部屋に入ってきても、俺がへミスの木彫りの人形から目を逸らさなかったからだろう。リリは少しだけ声を潜めて口を開いた。
「アイクさんは村長のお話を聞いて、へミス教のことどう思いましたか?」
「……正直、金稼ぎを目的にした宗教だとしか思えないな」
ただ信仰が深いだけの村長かと思ったが、木彫りの人形などの値段を聞いた時に、金稼ぎのための宗教なのだろうということは明確になった。
そして、もしかしたら、この村に住む誰かはその真実にも気づいてはいるのだろう。
それでも、それを口に出せず、行動できないわけには理由があった。
「信仰しなくなった瞬間に死んだって言うのも、見せしめに殺したとしか思えないしな」
信仰しなくなった者の成れの果てを知っていたら、変に反抗なんかできるはずがない。
信仰として金を出させるか、命を差し出すか選べと言っているような物。
山の調査のことを聞くはずが、頭に残っているのはへミス教のことばかりだ。
俺たちには関係のないことだと思っても、このままにして帰ったら、後々ずっと胸の中にしこりのような物が残りそうだ。
「まぁ、今はそれよりも山の調査が先だ。俺たちが依頼されたことを達成してから考えよう」
「そうですね。そっちが先ですよね」
何気なしに依頼に取り掛かることに集中するようにとそんな言葉を口にすると、どこか何かを心配していそうだったリリの表情が緩んだ気がした。
何か変なことを言っただろうか?
そんなことを考えながら結局分からず、俺達は今回の依頼を達成するべく宿を出て、近くの山へと向かったのだった。
調査の依頼をもらった周辺の山まではポチの背中に乗って、数十分くらいで着いた。
そのまま目を凝らしながら、ポチに乗って山の中を二時間ほど散策してみたが、何かおかしなところなどは見つからなかった。
特に何か成果らしいものも上げられなかったが、それが今回の依頼の成果だったりもする。
出会った魔物を少し倒して回収した俺達は、そのままポチの背中に乗って村まで戻って来ていた。
「討伐した魔物はこの村で売っていくんですか?」
「そうだな。動ける人が少ないから、狩った魔物はなるべくこの村に置いていって欲しいって言われたし」
今回の依頼の中で狩った魔物はブラックポークが五体と、ワイドディアが七体。
【鑑定】を使って魔物のことを調べてはみたが、ミノラルにいる魔物と特に変わらない結果だった。
ミノラルに持って帰れば、通常よりも高く買い取ってはくれるのだが、村の現状を聞かされた身からすると、ただ高い値が付くからという理由で魔物をミノラルに持って帰るのも気が引ける。
そんなわけで魔物肉を解体してくれるという肉屋裏の倉庫まで来たのだが、扉をノックしても中々人が出てこなかった。
「留守ですかね?」
「あれ? もしかして、村長が話していた冒険者の兄ちゃん達か?」
出直そうかと考えていると、俺たちの後ろから荷車を引いてきた四十代ほどの男の姿が見えた。
なんで俺たちのことを知っているのかと思ったが、村長が肉屋の方に魔物を買い取るように話を通しておくって言ってたなと思い出して、俺は体の向きを男の方に変えた。
「そうです。山で狩った魔物を買い取ってくれると聞いて、持って来ました」
俺がアイテムボックスからブラックポークを取り出すと、男は声を漏らして驚きを露にしていた。
「おぉ、アイテムボックス持ちか。それに、丸々一頭も持って切れくれるとは助かるぜ」
「一頭だけじゃなくて他にもいるんですけど、買い取ってもらえますか?」
「まじか! いやー、本当に助かったぜ。肉を売るにも狩ってくれる若者は寝込むは、教会に行って肉に付与の魔法をかけてもらったりとか、色々大変でな」
肉屋の店主は苦笑交じりに頬を掻きながら、そんな言葉を口にした。
肉に付加をかける?
「お肉に魔法をかけてもらってるんですか?」
リリがきょとんと小首を傾げながら聞くと、肉屋の店主はにかっとした笑みを浮かべながら言葉を続けた。
「ああ。少しでも病が良くなるようにって、無料で抵抗力がつく魔法をかけてもらってるんだ」
「抵抗力?」
病に対する抵抗力をつけるような魔法。そんなものがあるのだろうかと思いながら、そんな魔法を無料でかけるという言葉に耳を疑った。
あれ? ここで信仰されている宗教ってただ金をむしり取るためのだけかと思っていたけど、案外ちゃんとしたこともしてくれているのか?
そんなことを考えながら、食べ物に魔法を付与するという魔法が気になって、俺は【鑑定】のスキルを使って、その荷車に乗せられている肉を少しだけ覗いてみた。
「……え?」
「アイクさん?」
魔物やアイテムなどに【鑑定】を使うと、その状態などを確認することができる。だから、食材に何かしらの力が付与されていれば、それも見れるだろうと思って、軽い気持ちで【鑑定】のスキルを使用した。
そんなふうに何気ないし使っただけに、思いもしなかった状態が鑑定結果として出て、俺は言葉を失ってしまっていた。
【鑑定結果 ファングの肩肉……ファングから取れる肩の部分の肉。状態 呪い【抵抗力ダウン】】
「呪い?」
そこには初めて見る表示である、呪いという表示があった。
教会に相反するようなその言葉を前にして、俺はこの村の信仰している宗教の本当の闇の部分に触れてしまった気がした。
俺達は村長に用意してもらった宿に場所を移して、少しだけ計画を練ることにした。
もちろん、これから周辺の山に行くことに対する話し合いのつもりだった。
それでも、部屋の四方に置かれている不気味なへミス教の木彫りの人形を目に、俺は思わず顔をしかめてしまっていた。
俺たちを囲むように配置されているその像を見て、何も思わない方がおかしいというもの。
リリが部屋に入ってきても、俺がへミスの木彫りの人形から目を逸らさなかったからだろう。リリは少しだけ声を潜めて口を開いた。
「アイクさんは村長のお話を聞いて、へミス教のことどう思いましたか?」
「……正直、金稼ぎを目的にした宗教だとしか思えないな」
ただ信仰が深いだけの村長かと思ったが、木彫りの人形などの値段を聞いた時に、金稼ぎのための宗教なのだろうということは明確になった。
そして、もしかしたら、この村に住む誰かはその真実にも気づいてはいるのだろう。
それでも、それを口に出せず、行動できないわけには理由があった。
「信仰しなくなった瞬間に死んだって言うのも、見せしめに殺したとしか思えないしな」
信仰しなくなった者の成れの果てを知っていたら、変に反抗なんかできるはずがない。
信仰として金を出させるか、命を差し出すか選べと言っているような物。
山の調査のことを聞くはずが、頭に残っているのはへミス教のことばかりだ。
俺たちには関係のないことだと思っても、このままにして帰ったら、後々ずっと胸の中にしこりのような物が残りそうだ。
「まぁ、今はそれよりも山の調査が先だ。俺たちが依頼されたことを達成してから考えよう」
「そうですね。そっちが先ですよね」
何気なしに依頼に取り掛かることに集中するようにとそんな言葉を口にすると、どこか何かを心配していそうだったリリの表情が緩んだ気がした。
何か変なことを言っただろうか?
そんなことを考えながら結局分からず、俺達は今回の依頼を達成するべく宿を出て、近くの山へと向かったのだった。
調査の依頼をもらった周辺の山まではポチの背中に乗って、数十分くらいで着いた。
そのまま目を凝らしながら、ポチに乗って山の中を二時間ほど散策してみたが、何かおかしなところなどは見つからなかった。
特に何か成果らしいものも上げられなかったが、それが今回の依頼の成果だったりもする。
出会った魔物を少し倒して回収した俺達は、そのままポチの背中に乗って村まで戻って来ていた。
「討伐した魔物はこの村で売っていくんですか?」
「そうだな。動ける人が少ないから、狩った魔物はなるべくこの村に置いていって欲しいって言われたし」
今回の依頼の中で狩った魔物はブラックポークが五体と、ワイドディアが七体。
【鑑定】を使って魔物のことを調べてはみたが、ミノラルにいる魔物と特に変わらない結果だった。
ミノラルに持って帰れば、通常よりも高く買い取ってはくれるのだが、村の現状を聞かされた身からすると、ただ高い値が付くからという理由で魔物をミノラルに持って帰るのも気が引ける。
そんなわけで魔物肉を解体してくれるという肉屋裏の倉庫まで来たのだが、扉をノックしても中々人が出てこなかった。
「留守ですかね?」
「あれ? もしかして、村長が話していた冒険者の兄ちゃん達か?」
出直そうかと考えていると、俺たちの後ろから荷車を引いてきた四十代ほどの男の姿が見えた。
なんで俺たちのことを知っているのかと思ったが、村長が肉屋の方に魔物を買い取るように話を通しておくって言ってたなと思い出して、俺は体の向きを男の方に変えた。
「そうです。山で狩った魔物を買い取ってくれると聞いて、持って来ました」
俺がアイテムボックスからブラックポークを取り出すと、男は声を漏らして驚きを露にしていた。
「おぉ、アイテムボックス持ちか。それに、丸々一頭も持って切れくれるとは助かるぜ」
「一頭だけじゃなくて他にもいるんですけど、買い取ってもらえますか?」
「まじか! いやー、本当に助かったぜ。肉を売るにも狩ってくれる若者は寝込むは、教会に行って肉に付与の魔法をかけてもらったりとか、色々大変でな」
肉屋の店主は苦笑交じりに頬を掻きながら、そんな言葉を口にした。
肉に付加をかける?
「お肉に魔法をかけてもらってるんですか?」
リリがきょとんと小首を傾げながら聞くと、肉屋の店主はにかっとした笑みを浮かべながら言葉を続けた。
「ああ。少しでも病が良くなるようにって、無料で抵抗力がつく魔法をかけてもらってるんだ」
「抵抗力?」
病に対する抵抗力をつけるような魔法。そんなものがあるのだろうかと思いながら、そんな魔法を無料でかけるという言葉に耳を疑った。
あれ? ここで信仰されている宗教ってただ金をむしり取るためのだけかと思っていたけど、案外ちゃんとしたこともしてくれているのか?
そんなことを考えながら、食べ物に魔法を付与するという魔法が気になって、俺は【鑑定】のスキルを使って、その荷車に乗せられている肉を少しだけ覗いてみた。
「……え?」
「アイクさん?」
魔物やアイテムなどに【鑑定】を使うと、その状態などを確認することができる。だから、食材に何かしらの力が付与されていれば、それも見れるだろうと思って、軽い気持ちで【鑑定】のスキルを使用した。
そんなふうに何気ないし使っただけに、思いもしなかった状態が鑑定結果として出て、俺は言葉を失ってしまっていた。
【鑑定結果 ファングの肩肉……ファングから取れる肩の部分の肉。状態 呪い【抵抗力ダウン】】
「呪い?」
そこには初めて見る表示である、呪いという表示があった。
教会に相反するようなその言葉を前にして、俺はこの村の信仰している宗教の本当の闇の部分に触れてしまった気がした。
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