35 / 191
第35話 王都ミノラルを発つ
しおりを挟む
「バングさん、昨日お願いした解体終わってますか?」
「おう、アイク。もちろん終わってるぞ」
翌朝。俺がバングの所に解体した魔物の肉を取りに行くと、カウンターに肘を乗せていたバンクは俺に手招きをした。
昨日のイーナとの交渉が上手く言って満足しているのか、バンクは機嫌よさげに笑みを浮かべていた。
そして、カウンターの上に大量の魔物肉とリミル金貨を10枚置いて言葉を続けた。
「キングディアの買い取りと、解体量を差し引いて10万ダウな。あと、これが解体した分の魔物肉だ」
「10万?! そんなに貰っちゃっていいんですか?!」
ワイドディアが一体1万ダウだと計算しても10体分の価値ということになる。昨日に引き続き大金を前にして、俺は声を出して驚いてしまっていた。
「そりゃあ、キングディアだからな。ワイドディアとは肉の質も量も違う。それで、角は武器に加工できる。それが新鮮な状態なんだから、そのくらいの値段は付くんだよ」
バンクは驚いた俺に少し呆れるような笑みを浮かべながら、そんなことを言っていた。
ギース達のパーティにいたときも魔物を倒しても全身を持って帰ることなんてしなかった。単純に魔物が腐ってしまうので、腐らない部分しか持って帰ってこなかったのだ。
というか、ほとんどのパーティがそうしているだろう。こんなお金の儲け方をしているのは、時間停止機能を付きのアイテムボックスを持っている俺くらいのはずだ。
「安心しろ。いつかもっと値段を上げて買い取ってやるからよ」
笑顔を向けてそんなことを言ってきたバンクは、どこか自信の表情をしていた。
俺はその笑顔に見送られて、解体してもらった肉と買い取り分の代金を貰って、ギルド裏の倉庫を後にした。
そして、ルードさんの武器屋に寄って馬車のチケットを貰った後、俺たちは馬車乗り場に向かっていた。
馬車乗り場は冒険者ギルドから少し離れたところにあり、王都ミノラルの商業の街の方にある。
そちら側にある理由は単純で、冒険者よりも商人の方が馬車を使う機会が多いからだ。
馬車乗り場の方に行くと、俺たちのような冒険者よりもしっかりとした身なりの商人の方が多くいた。
いや、俺たちも短剣を持っていること以外は冒険者らしい恰好はしてないのか。
互いにごつい装備はせずに動きやすさ重視の服装。攻撃力よりも素早さが勝っている俺たちにはこちらの方が戦闘しやすいのだが、どちらかというと商人よりの服装かもしれない。
そんなことを考えながら歩いていくと、すぐに目的に場所にたどり着いた。
「あ、ここか」
チケットに記載されている乗り場に向かうと、そこには小型の馬車があった。
相乗りにしては少し小さいなと思っていると、俺たちに気づいた御者のおじさんがこちらに近づいてきた。
「おはようございます。チケットを確認させていただいてもよろしいですか?」
「あ、はい。これです」
俺とリリのチケットを確認して、御者のおじさんは小さく頷いた後に笑みを浮かべて言葉を続けた。
「アイクさんとリリさんですね。お待ちしておりました。どうぞ、お乗りください」
「はい、ありがとうございます」
御者のおじさんに誘導されて馬車に乗り込むと、そこにはクッションのような物が二つ置かれていた。
それも中央に並べておいてある。
「まぁ、早く来た者の特権っていうことで、このクッションは使わせてもらうか」
「そうですね。せっかくですし」
長時間馬車に乗るとお尻や腰が痛くなったりする。
せっかく御者の配慮で置いてくれているのなら、ありがたく使わせてもらうことにしよう。
後から来た者に羨ましがられる気もするが、半日も馬車に乗るとなると周りにばかり気にして張られないので、そのクッションを使わせてもらうことにした。
そのクッションに腰を下ろすと、見た目以上にふかふかとしている感覚に包まれた。このクッションに包まれた状態なら、半日くらい揺らされていても問題なさそうだ。
そんなふうに少し安心していると、御者が馬車の扉を閉めてしてこちらに笑顔を向けた。
「それでは、出発いたしますね」
「え? 他のお客さんは?」
「何をおっしゃいますか。この馬車に乗るのはお客様お二人だけですよ」
「え?」
そこまで言われて、これが貸し切りの馬車であったことに気がついた。
相乗りではない馬車というのは、当然値段だって高い。
つまり、俺たちは半日馬車を貸切る以上の働きを期待されているということになる。
……もしかして、安く請け負い過ぎてしまっただろうか?
そんなことを本気で考えてしまう俺をそのままに、馬車はガルドの鍛冶場に向かって走り出した。
「おう、アイク。もちろん終わってるぞ」
翌朝。俺がバングの所に解体した魔物の肉を取りに行くと、カウンターに肘を乗せていたバンクは俺に手招きをした。
昨日のイーナとの交渉が上手く言って満足しているのか、バンクは機嫌よさげに笑みを浮かべていた。
そして、カウンターの上に大量の魔物肉とリミル金貨を10枚置いて言葉を続けた。
「キングディアの買い取りと、解体量を差し引いて10万ダウな。あと、これが解体した分の魔物肉だ」
「10万?! そんなに貰っちゃっていいんですか?!」
ワイドディアが一体1万ダウだと計算しても10体分の価値ということになる。昨日に引き続き大金を前にして、俺は声を出して驚いてしまっていた。
「そりゃあ、キングディアだからな。ワイドディアとは肉の質も量も違う。それで、角は武器に加工できる。それが新鮮な状態なんだから、そのくらいの値段は付くんだよ」
バンクは驚いた俺に少し呆れるような笑みを浮かべながら、そんなことを言っていた。
ギース達のパーティにいたときも魔物を倒しても全身を持って帰ることなんてしなかった。単純に魔物が腐ってしまうので、腐らない部分しか持って帰ってこなかったのだ。
というか、ほとんどのパーティがそうしているだろう。こんなお金の儲け方をしているのは、時間停止機能を付きのアイテムボックスを持っている俺くらいのはずだ。
「安心しろ。いつかもっと値段を上げて買い取ってやるからよ」
笑顔を向けてそんなことを言ってきたバンクは、どこか自信の表情をしていた。
俺はその笑顔に見送られて、解体してもらった肉と買い取り分の代金を貰って、ギルド裏の倉庫を後にした。
そして、ルードさんの武器屋に寄って馬車のチケットを貰った後、俺たちは馬車乗り場に向かっていた。
馬車乗り場は冒険者ギルドから少し離れたところにあり、王都ミノラルの商業の街の方にある。
そちら側にある理由は単純で、冒険者よりも商人の方が馬車を使う機会が多いからだ。
馬車乗り場の方に行くと、俺たちのような冒険者よりもしっかりとした身なりの商人の方が多くいた。
いや、俺たちも短剣を持っていること以外は冒険者らしい恰好はしてないのか。
互いにごつい装備はせずに動きやすさ重視の服装。攻撃力よりも素早さが勝っている俺たちにはこちらの方が戦闘しやすいのだが、どちらかというと商人よりの服装かもしれない。
そんなことを考えながら歩いていくと、すぐに目的に場所にたどり着いた。
「あ、ここか」
チケットに記載されている乗り場に向かうと、そこには小型の馬車があった。
相乗りにしては少し小さいなと思っていると、俺たちに気づいた御者のおじさんがこちらに近づいてきた。
「おはようございます。チケットを確認させていただいてもよろしいですか?」
「あ、はい。これです」
俺とリリのチケットを確認して、御者のおじさんは小さく頷いた後に笑みを浮かべて言葉を続けた。
「アイクさんとリリさんですね。お待ちしておりました。どうぞ、お乗りください」
「はい、ありがとうございます」
御者のおじさんに誘導されて馬車に乗り込むと、そこにはクッションのような物が二つ置かれていた。
それも中央に並べておいてある。
「まぁ、早く来た者の特権っていうことで、このクッションは使わせてもらうか」
「そうですね。せっかくですし」
長時間馬車に乗るとお尻や腰が痛くなったりする。
せっかく御者の配慮で置いてくれているのなら、ありがたく使わせてもらうことにしよう。
後から来た者に羨ましがられる気もするが、半日も馬車に乗るとなると周りにばかり気にして張られないので、そのクッションを使わせてもらうことにした。
そのクッションに腰を下ろすと、見た目以上にふかふかとしている感覚に包まれた。このクッションに包まれた状態なら、半日くらい揺らされていても問題なさそうだ。
そんなふうに少し安心していると、御者が馬車の扉を閉めてしてこちらに笑顔を向けた。
「それでは、出発いたしますね」
「え? 他のお客さんは?」
「何をおっしゃいますか。この馬車に乗るのはお客様お二人だけですよ」
「え?」
そこまで言われて、これが貸し切りの馬車であったことに気がついた。
相乗りではない馬車というのは、当然値段だって高い。
つまり、俺たちは半日馬車を貸切る以上の働きを期待されているということになる。
……もしかして、安く請け負い過ぎてしまっただろうか?
そんなことを本気で考えてしまう俺をそのままに、馬車はガルドの鍛冶場に向かって走り出した。
2
お気に入りに追加
1,526
あなたにおすすめの小説

1枚の金貨から変わる俺の異世界生活。26個の神の奇跡は俺をチート野郎にしてくれるはず‼
ベルピー
ファンタジー
この世界は5歳で全ての住民が神より神の祝福を得られる。そんな中、カインが授かった祝福は『アルファベット』という見た事も聞いた事もない祝福だった。
祝福を授かった時に現れる光は前代未聞の虹色⁉周りから多いに期待されるが、期待とは裏腹に、どんな祝福かもわからないまま、5年間を何事もなく過ごした。
10歳で冒険者になった時には、『無能の祝福』と呼ばれるようになった。
『無能の祝福』、『最低な能力値』、『最低な成長率』・・・
そんな中、カインは腐る事なく日々冒険者としてできる事を毎日こなしていた。
『おつかいクエスト』、『街の清掃』、『薬草採取』、『荷物持ち』、カインのできる内容は日銭を稼ぐだけで精一杯だったが、そんな時に1枚の金貨を手に入れたカインはそこから人生が変わった。
教会で1枚の金貨を寄付した事が始まりだった。前世の記憶を取り戻したカインは、神の奇跡を手に入れる為にお金を稼ぐ。お金を稼ぐ。お金を稼ぐ。
『戦闘民族君』、『未来の猫ロボット君』、『美少女戦士君』、『天空の城ラ君』、『風の谷君』などなど、様々な神の奇跡を手に入れる為、カインの冒険が始まった。
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

職業・遊び人となったら追放されたけれど、追放先で覚醒し無双しちゃいました!
よっしぃ
ファンタジー
この物語は、通常1つの職業を選定する所を、一つ目で遊び人を選定してしまい何とか別の職業を、と思い3つとも遊び人を選定してしまったデルクが、成長して無双する話。
10歳を過ぎると皆教会へ赴き、自身の職業を選定してもらうが、デルク・コーネインはここでまさかの遊び人になってしまう。最高3つの職業を選べるが、その分成長速度が遅くなるも、2つ目を選定。
ここでも前代未聞の遊び人。止められるも3度目の正直で挑むも結果は遊び人。
同年代の連中は皆良い職業を選定してもらい、どんどん成長していく。
皆に馬鹿にされ、蔑まれ、馬鹿にされ、それでも何とかレベル上げを行うデルク。
こんな中2年ほど経って、12歳になった頃、1歳年下の11歳の1人の少女セシル・ヴァウテルスと出会う。凄い職業を得たが、成長が遅すぎると見捨てられた彼女。そんな2人がダンジョンで出会い、脱出不可能といわれているダンジョン下層からの脱出を、2人で成長していく事で不可能を可能にしていく。
そんな中2人を馬鹿にし、死地に追い込んだ同年代の連中や年上の冒険者は、中層への攻略を急ぐあまり、成長速度の遅い上位職を得たデルクの幼馴染の2人をダンジョンの大穴に突き落とし排除してしまう。
しかし奇跡的にもデルクはこの2人の命を救う事ができ、セシルを含めた4人で辛うじてダンジョンを脱出。
その後自分達をこんな所に追い込んだ連中と対峙する事になるが、ダンジョン下層で成長した4人にかなう冒険者はおらず、自らの愚かな行為に自滅してしまう。
そして、成長した遊び人の職業、実は成長すればどんな職業へもジョブチェンジできる最高の職業でした!
更に未だかつて同じ職業を3つ引いた人物がいなかったために、その結果がどうなるかわかっていなかった事もあり、その結果がとんでもない事になる。
これはのちに伝説となる4人を中心とする成長物語。
ダンジョン脱出までは辛抱の連続ですが、その後はざまぁな展開が待っています。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。

復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。

クラス転移で裏切られた「無」職の俺は世界を変える
ジャック
ファンタジー
私立三界高校2年3組において司馬は孤立する。このクラスにおいて王角龍騎というリーダーシップのあるイケメンと学園2大美女と呼ばれる住野桜と清水桃花が居るクラスであった。司馬に唯一話しかけるのが桜であり、クラスはそれを疎ましく思っていた。そんなある日クラスが異世界のラクル帝国へ転生してしまう。勇者、賢者、聖女、剣聖、など強い職業がクラスで選ばれる中司馬は無であり、属性も無であった。1人弱い中帝国で過ごす。そんなある日、八大ダンジョンと呼ばれるラギルダンジョンに挑む。そこで、帝国となかまに裏切りを受け─
これは、全てに絶望したこの世界で唯一の「無」職の少年がどん底からはい上がり、世界を変えるまでの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カクヨム様、小説家になろう様にも連載させてもらっています。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる