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2人の聖女様
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どさ、とエリザ様が倒れた。
その躰にはもう黒いものは纏わりついてない。
かわりにカレンの伸ばした腕の先で蠢いている。
やばい。気持ち悪い。こんなもの自分の中に入れろって?
気が狂ってる。
それでも思いつくことは何もない。
覚悟を決めろ、これくらい、果穂と離されるよりずっとマシだ。
「いいんですか……!?本当に、入れて……」
「……うん!覚悟が鈍る前にやってくれ!」
「……はい!」
視線の端で、ルルの眉間に皺を寄せた顔と、涙で頬を濡らす百花が見えた。ララは見えないな、と思った瞬間、カレンが僕に黒いものを入れた。
「!」
「う……」
煙のようなものが口の中から入ってくる。気持ち悪い。味はない、多分。
カレンの腕の先では蠢いていたくせに、するすると入ってくるのはカレンの腕がいいのかそういうものなのか。
「ユート!」
「大丈夫ですか!?」
逃げられないよう口を抑える。吐き出したいけど躰の反応としての吐き気はない。
そして意外と冷静だ。
パニックになる訳でも、意識が黒いものに乗っ取られることもない。
がんばれ僕の躰と魔力、黒いものを消せ。
ざまあみろ、お前の敗因は果穂と僕の存在を知らなかったことだ。
「悠斗さん!」
「ユート!」
あ、この感じは久し振りかもしれない。
どうやら魔力を使い切ってしまったみたいだ。
「……あれ」
目が覚めると、僕は真っ白な箱の中にいた。
デジャブ。
あれこれ僕また死んだってこと?
人間って簡単に死ぬな、いやこんな短期間で2回も死ぬ自分が弱いのか。
周りを見る。果穂がいなくて安心するが、前回も最初はいなかった、油断するな。
……2回目ともなると余裕が出てくる。
違うな、2回だからというより、ファンタジーな世界に触れてしまったから慣れてしまったんだ。
「おーい、目ェ覚めたぞー、見てるんだろー?」
カメラみたいなものがあるのかわからないが、上に向かって手を振ってみる。
1人でぼーっとしてるのは暇だから構って欲しい。
「……」
反応がない。嘘だろ、こんなところに閉じ込められたまんまとか発狂しちゃうぞ。
──お久しぶりですね──
「うわ、時間差で来るから心臓止まるかと思った!止まってるけど」
──貴方は本当に……妹様の使命を邪魔して下さいますね──
嫌味か。
嫌味も言いたくなるだろうけど、普通に嫌味言っちゃうんだ?
「果穂の使命ってやっぱ聖女様?」
──そうです、あの方は沢山の命を救う使命で送られました──
「まだ5歳だぞ?無理だよ」
──大活躍のようでしたが?──
「なんか最初の時そんな嫌味言うキャラだったっけ?……でもさ、カレンを見て、僕は果穂を聖女様にしなくて良かったと思ったよ、果穂にはまだ早い」
──その為に苦しむ人が多いとしても?──
「う、痛いこと言うね、でも僕は僕達に出来ることはやってきた筈だ、今回のことだって国中に感染病が回る前に処理できた……結末を見てないから絶対とは言えないけど」
──あの方は大変強い力をお持ちです、その気になれば国どころか世界を救えるお方。その力を持つ方を貴方の我儘で縛っていいと?──
「駄目だ!少なくとも、果穂が自分の意思で決められるようになるまで、大人になるまであの子に聖女をさせる気はない!」
──離れるのが嫌なだけでしょう?──
「危険な目や悲しい目にあってほしくない、普通に育ってほしいだけだ!果穂が大人になって、その責任を自分で負えるようになるまでは僕は果穂を聖女にはしない!」
──世界の危機であっても?──
「聖女を隠してでもどうにか……何かはする!するけど!聖女だとばらしはしない」
──相変わらず頑固ですねえ──
「僕は果穂の兄ちゃんだから。果穂が大きくなるまでは嫌がられても離れない」
とは言っても死んじゃったんだけど。
お願いしたら戻してくれないだろうか。
こんだけ嫌々言ってたら無理か。
最初から僕と果穂を離そうとしてたし、これ幸いとばかりに離されちゃうか。
……ララとルルは果穂と百花を守ってくれるだろうか。
カレンは大丈夫だっただろうか。
孤児院の子達も大きく育ってくれるだろうか。
最期を果穂に見られなくて良かったような、最後まで一緒に居れなくて寂しいような。
……最後にララの顔だけが見れなかったな。
果穂はもう起きただろうか。泣いてないだろうか。
安易に死んでしまってごめん。守れなくてごめん。大人になるまで一緒にいれなくてごめん。
──誰も死んだとは言ってないでしょう──
は?
──貴方はまだあの世界で気を失ったままですよ──
「生きてるの!?えっじゃあなんでここに!?」
──約束をして欲しかったのです──
「役束」
──ええ──
「果穂を聖女様にしろって?」
──そう言っても断られるのは先の話でわかってますからね……──
相変わらず勿体ぶる。
でも言いたいことはわかってる。
──時が来たらあの方を……世界を救って下さいね──
「それはつまり、世界が危なくなる時が必ずくると」
──ええ──
「……年齢にもよるぞ!頑張る!頑張るけど!でも子供の内は聖女様になんかしないからな!」
──そう言うと思ってましたよ、でも貴方もわかってる筈です、あの方の存在の大きさを、力の強さを──
「……だからそれは果穂が大人になってから、任せる」
──あの方は世界を救う使命がある、貴方はそれまであの方を守ることを忘れないで下さいね──
そんなことわかってる。
そう悪態を吐く前に、またしても視界は白く染まった。
その躰にはもう黒いものは纏わりついてない。
かわりにカレンの伸ばした腕の先で蠢いている。
やばい。気持ち悪い。こんなもの自分の中に入れろって?
気が狂ってる。
それでも思いつくことは何もない。
覚悟を決めろ、これくらい、果穂と離されるよりずっとマシだ。
「いいんですか……!?本当に、入れて……」
「……うん!覚悟が鈍る前にやってくれ!」
「……はい!」
視線の端で、ルルの眉間に皺を寄せた顔と、涙で頬を濡らす百花が見えた。ララは見えないな、と思った瞬間、カレンが僕に黒いものを入れた。
「!」
「う……」
煙のようなものが口の中から入ってくる。気持ち悪い。味はない、多分。
カレンの腕の先では蠢いていたくせに、するすると入ってくるのはカレンの腕がいいのかそういうものなのか。
「ユート!」
「大丈夫ですか!?」
逃げられないよう口を抑える。吐き出したいけど躰の反応としての吐き気はない。
そして意外と冷静だ。
パニックになる訳でも、意識が黒いものに乗っ取られることもない。
がんばれ僕の躰と魔力、黒いものを消せ。
ざまあみろ、お前の敗因は果穂と僕の存在を知らなかったことだ。
「悠斗さん!」
「ユート!」
あ、この感じは久し振りかもしれない。
どうやら魔力を使い切ってしまったみたいだ。
「……あれ」
目が覚めると、僕は真っ白な箱の中にいた。
デジャブ。
あれこれ僕また死んだってこと?
人間って簡単に死ぬな、いやこんな短期間で2回も死ぬ自分が弱いのか。
周りを見る。果穂がいなくて安心するが、前回も最初はいなかった、油断するな。
……2回目ともなると余裕が出てくる。
違うな、2回だからというより、ファンタジーな世界に触れてしまったから慣れてしまったんだ。
「おーい、目ェ覚めたぞー、見てるんだろー?」
カメラみたいなものがあるのかわからないが、上に向かって手を振ってみる。
1人でぼーっとしてるのは暇だから構って欲しい。
「……」
反応がない。嘘だろ、こんなところに閉じ込められたまんまとか発狂しちゃうぞ。
──お久しぶりですね──
「うわ、時間差で来るから心臓止まるかと思った!止まってるけど」
──貴方は本当に……妹様の使命を邪魔して下さいますね──
嫌味か。
嫌味も言いたくなるだろうけど、普通に嫌味言っちゃうんだ?
「果穂の使命ってやっぱ聖女様?」
──そうです、あの方は沢山の命を救う使命で送られました──
「まだ5歳だぞ?無理だよ」
──大活躍のようでしたが?──
「なんか最初の時そんな嫌味言うキャラだったっけ?……でもさ、カレンを見て、僕は果穂を聖女様にしなくて良かったと思ったよ、果穂にはまだ早い」
──その為に苦しむ人が多いとしても?──
「う、痛いこと言うね、でも僕は僕達に出来ることはやってきた筈だ、今回のことだって国中に感染病が回る前に処理できた……結末を見てないから絶対とは言えないけど」
──あの方は大変強い力をお持ちです、その気になれば国どころか世界を救えるお方。その力を持つ方を貴方の我儘で縛っていいと?──
「駄目だ!少なくとも、果穂が自分の意思で決められるようになるまで、大人になるまであの子に聖女をさせる気はない!」
──離れるのが嫌なだけでしょう?──
「危険な目や悲しい目にあってほしくない、普通に育ってほしいだけだ!果穂が大人になって、その責任を自分で負えるようになるまでは僕は果穂を聖女にはしない!」
──世界の危機であっても?──
「聖女を隠してでもどうにか……何かはする!するけど!聖女だとばらしはしない」
──相変わらず頑固ですねえ──
「僕は果穂の兄ちゃんだから。果穂が大きくなるまでは嫌がられても離れない」
とは言っても死んじゃったんだけど。
お願いしたら戻してくれないだろうか。
こんだけ嫌々言ってたら無理か。
最初から僕と果穂を離そうとしてたし、これ幸いとばかりに離されちゃうか。
……ララとルルは果穂と百花を守ってくれるだろうか。
カレンは大丈夫だっただろうか。
孤児院の子達も大きく育ってくれるだろうか。
最期を果穂に見られなくて良かったような、最後まで一緒に居れなくて寂しいような。
……最後にララの顔だけが見れなかったな。
果穂はもう起きただろうか。泣いてないだろうか。
安易に死んでしまってごめん。守れなくてごめん。大人になるまで一緒にいれなくてごめん。
──誰も死んだとは言ってないでしょう──
は?
──貴方はまだあの世界で気を失ったままですよ──
「生きてるの!?えっじゃあなんでここに!?」
──約束をして欲しかったのです──
「役束」
──ええ──
「果穂を聖女様にしろって?」
──そう言っても断られるのは先の話でわかってますからね……──
相変わらず勿体ぶる。
でも言いたいことはわかってる。
──時が来たらあの方を……世界を救って下さいね──
「それはつまり、世界が危なくなる時が必ずくると」
──ええ──
「……年齢にもよるぞ!頑張る!頑張るけど!でも子供の内は聖女様になんかしないからな!」
──そう言うと思ってましたよ、でも貴方もわかってる筈です、あの方の存在の大きさを、力の強さを──
「……だからそれは果穂が大人になってから、任せる」
──あの方は世界を救う使命がある、貴方はそれまであの方を守ることを忘れないで下さいね──
そんなことわかってる。
そう悪態を吐く前に、またしても視界は白く染まった。
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