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私を殺して!
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俺のあかねソードのバリアで消失させた偽物 凛。それこそが、あの時に作られたゴッド・ドリーだった。組織の頂点であった偽物 凛を失い統制を無くした教会に、軍が攻勢をかけた。
神の使い。それだけが懸念だったが、教会が軍に停戦を申し込んできたのは、やはり神の使いの数が減少していたからだったらしく、わずかばかりの抵抗があったが、あかねの前には敵ではなく、教会は軍の前に降伏し、解体された。
ひなたはこちらの世界の復興のために活動を始めたし、服部は外の世界の病院で治療を受ける事になり、軍の計らいでこの世界を出た。
スーパコンピューター極や、人の3Dコピーを作成するシステムのバックアップが置かれているビルの警備ロボは、高山と共にビルから地上に出てきたのがすべてだったため、すぐに俺たちの手に落ちた。そのスーパーコンピュータの巨大なストレージシステムには、圧縮される前の人々の生データが保存されている事が分かり、あの生き物たちを捕らえ、記憶を戻すと言う地道な作業も始まった。
そして、今。凛の腕を再生するために培養された遺伝子改変を行っていないiPS細胞が準備でき、その再生に立ち会っている。
父が操作する制御盤のコンソールには凛のコピーの進捗が映し出されている。
再生するのは両腕だけ。そのために、凛は麻酔をかけ、異物でもあった遺伝子操作された腕を斬りおとした状態で、セル3Dプリンターの上で眠っている。
プリントアウトされていく細胞が死滅しない間に、人体を構築するため、高速で人体を形成するシステムだけあって、両腕だけなんて、あっという間にプリントアウトが完了した。
「あとは、彼女が目を覚ますのを待つだけだ」
「ありがとう。
これで、凛はもう大丈夫なんだね」
「ああ」
その言葉に安堵感に包まれる。これで、凛と一緒の今までの平穏な日常が戻って来る。
「俺は凛を今度こそ守りたい」
「もう、大丈夫だね。お兄ちゃん」
いつの間にか、この部屋にあかねが入って来ていたようだ。
凛の腕の再生に気を取られ過ぎていた。
「ああ」
「もう、私がいなくても、寂しくないよね」
そう意味不明な事を言ったあかねの瞳は、今にも涙が溢れ出しそうなくらい涙できらきらしている。と言っても、このきらきらは美しい輝きなんかじゃない。あかねの言葉から言って、悲しい輝き。
「何を言っているんだ!」
あかねはそれには答えず、自分のあかねソードを俺に差し出してきた。
「私を殺して」
その言葉と共に、あかねの瞳から涙が溢れ出して来た。
「なんでだよ!」
「私、あかねじゃないよね?
だよね、お父さん!」
その言葉の意味は俺にも分かった。これまでの事を考えれば、そう言う事だ。
「あ、ああ」
「待ってくれ」
俺はそう言って、父親の言葉を遮ると目を閉じた。
「あかね。お前も許してくれるよな?
こいつをあかねと認めてくれるよな?」
心の中で、天国のあかねにたずねた。
天国のあかねが「うん」と頷いてくれた気がした。
目を開けると、ゆっくりとあかねの前に進んで行った。
「あかねは、あかねだろ。
お前は俺の妹のあかねじゃないか」
「でも、私はあかねじゃない。作られた人形。それも悪魔の力を持った」
「違う。
お前は俺の大事な妹 あかねであって、俺の天使だ」
「おにいち……」
泣きじゃくりだして、言葉は最後まで聞き取れなかった。
そんなあかねをぎゅっと抱きしめて、言った。
「お前は大事な妹だ。
どんなことがあっても、俺が守る」
「本当に?
私は生きていていい?
お兄ちゃんの妹でいい?」
「当たり前だろ」
「そうだ。あかね、颯太の言うとおりだ。
お前は私の娘 あかねだ」
「ありがとう。お父さん、お兄ちゃん」
あかねをぎゅっと抱きしめ続けた。
どれくらい経っただろうか、あかねが落ち着きを取り戻した。
そんな時だった。開いたドアから、凛が姿を現した。
「颯太」
「凛!」
「颯太に、またこうやって会えるなんて、ぞくぞくするよ」
「俺もだ」
そう言い終えた時だった。俺の右腕にあかねがまとわりついて来た。
あかねに目を向けると、凛にキッとした睨みの視線を向けたかと思うと、俺に視線を移して、にこりと微笑んだ。
俺を凛にも渡さないぞ! 的な宣戦布告か?
としたら、どうしたらいいんだと言う戸惑いよりも、いつものムニュッ感が俺を幸せにする。
「えぇーっと、颯太。
その右腕にまとわりついているコアラみたいなのって……」
「あ、ああ」
凛がいるとは言え、あまりの幸福感と、今あかねを突き放すのはよくないんじゃないかと言う思いで、そう曖昧な言葉を言うのがやっとだった。
「えぇーっと。別の意味で背筋がぞくぞくするんだけど」
そう言い終えた凛が俺の左腕に抱き着いて来た。これもムニュッ感が腕に伝わってくる。
両腕にムニュッ! なんて幸せなんだろう。
「あかね。お兄ちゃんで遊ぶのはその辺にしときなさい」
「はぁぁい」
父親の言葉に、あかねはそう返事して、俺の腕から離れた。
「なぁんだ。冗談だったんだ。やっぱ」
「は、は、ははは。そりゃあ、決まってるだろ」
凛の言葉に、そう返しながらも、ちょっと寂しい。
ところで、あかねって、元々こんな性格だったのか?
ちょっと、それを確かめたくて、別の部屋に父親だけを連れて行った。
「なんなんだ?」
「あかねって、あんな性格だったのか?」
「あ、ああ、あれか。
ちょっといじってみた」
「はい?」
「あかねは優しい子だった。
だが、結局、あかねは幸せになれなかった。
優しいだけではだめなんじゃないかと考えたんだ。
人を信用し、優しいだけでは何も守れない。
勇気と戦う気持ち、それがあってこそ、優しさは生きる。
そんな思いと、悪を徹底的に嫌う気持ちを入れた。それがあかねの今後のためだと思ったんだ」
「だから、あんなに敵に非情だった訳だ。
しかし、あのかわいい雰囲気はなんなんだ?」
「あれか。あれはお前たちのお母さんの雰囲気を入れてみた。
俺的にはそっちの方が好きだからな」
「は、は、ははは」
笑うしかない。て言うか、娘で遊ぶんじゃねぇ! と言いたいところだが、おかげで俺もハッピーな気分になれるんだから、良しとするか。
平穏な日常。
かつて、それは俺のまわりにずっとあって、それが当然の事だと思っていたが、それは神に祈れば守られ続けれるものでも、平和を唱えていれば守られ続けるものでもなかった。
それは突然崩れ去る危険をはらんだ危うげなもので、一度崩れ去ると、再び築き上げるのは容易じゃない。
戦国時代、信長たちが戦いを繰り返したり、幕末 国を思う者たちが命を賭したように、そして、戦後の廃墟を名もなき人たちの汗が復興させたように、多くの人の汗と知恵と力によってのみ築かれるもの。
今、あの生き物たちに記憶を戻す作業も始められたし、破壊された建造物の補修も始まっている。
かなり時間を要するだろうが、いずれはこの国の首都圏全域に平穏な日常が戻るに違いない。
再び取り戻そうとしている俺自身や凛、あかねたちが暮らす平穏な日常を二度と壊させないために、何ができるのだろう?
俺はそんな事を思いながら、にこやかな笑みを浮かべている凛とあかねを見た。
- 完 -
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
完結できましたのも、拙い文章にもかかわらず、読んでくださった皆様のおかげです。
SF設定に、お笑いも織り交ぜて仕上げてみましたが、いかがでしたでしょうか?
感想とかいただけたら、うれしいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
神の使い。それだけが懸念だったが、教会が軍に停戦を申し込んできたのは、やはり神の使いの数が減少していたからだったらしく、わずかばかりの抵抗があったが、あかねの前には敵ではなく、教会は軍の前に降伏し、解体された。
ひなたはこちらの世界の復興のために活動を始めたし、服部は外の世界の病院で治療を受ける事になり、軍の計らいでこの世界を出た。
スーパコンピューター極や、人の3Dコピーを作成するシステムのバックアップが置かれているビルの警備ロボは、高山と共にビルから地上に出てきたのがすべてだったため、すぐに俺たちの手に落ちた。そのスーパーコンピュータの巨大なストレージシステムには、圧縮される前の人々の生データが保存されている事が分かり、あの生き物たちを捕らえ、記憶を戻すと言う地道な作業も始まった。
そして、今。凛の腕を再生するために培養された遺伝子改変を行っていないiPS細胞が準備でき、その再生に立ち会っている。
父が操作する制御盤のコンソールには凛のコピーの進捗が映し出されている。
再生するのは両腕だけ。そのために、凛は麻酔をかけ、異物でもあった遺伝子操作された腕を斬りおとした状態で、セル3Dプリンターの上で眠っている。
プリントアウトされていく細胞が死滅しない間に、人体を構築するため、高速で人体を形成するシステムだけあって、両腕だけなんて、あっという間にプリントアウトが完了した。
「あとは、彼女が目を覚ますのを待つだけだ」
「ありがとう。
これで、凛はもう大丈夫なんだね」
「ああ」
その言葉に安堵感に包まれる。これで、凛と一緒の今までの平穏な日常が戻って来る。
「俺は凛を今度こそ守りたい」
「もう、大丈夫だね。お兄ちゃん」
いつの間にか、この部屋にあかねが入って来ていたようだ。
凛の腕の再生に気を取られ過ぎていた。
「ああ」
「もう、私がいなくても、寂しくないよね」
そう意味不明な事を言ったあかねの瞳は、今にも涙が溢れ出しそうなくらい涙できらきらしている。と言っても、このきらきらは美しい輝きなんかじゃない。あかねの言葉から言って、悲しい輝き。
「何を言っているんだ!」
あかねはそれには答えず、自分のあかねソードを俺に差し出してきた。
「私を殺して」
その言葉と共に、あかねの瞳から涙が溢れ出して来た。
「なんでだよ!」
「私、あかねじゃないよね?
だよね、お父さん!」
その言葉の意味は俺にも分かった。これまでの事を考えれば、そう言う事だ。
「あ、ああ」
「待ってくれ」
俺はそう言って、父親の言葉を遮ると目を閉じた。
「あかね。お前も許してくれるよな?
こいつをあかねと認めてくれるよな?」
心の中で、天国のあかねにたずねた。
天国のあかねが「うん」と頷いてくれた気がした。
目を開けると、ゆっくりとあかねの前に進んで行った。
「あかねは、あかねだろ。
お前は俺の妹のあかねじゃないか」
「でも、私はあかねじゃない。作られた人形。それも悪魔の力を持った」
「違う。
お前は俺の大事な妹 あかねであって、俺の天使だ」
「おにいち……」
泣きじゃくりだして、言葉は最後まで聞き取れなかった。
そんなあかねをぎゅっと抱きしめて、言った。
「お前は大事な妹だ。
どんなことがあっても、俺が守る」
「本当に?
私は生きていていい?
お兄ちゃんの妹でいい?」
「当たり前だろ」
「そうだ。あかね、颯太の言うとおりだ。
お前は私の娘 あかねだ」
「ありがとう。お父さん、お兄ちゃん」
あかねをぎゅっと抱きしめ続けた。
どれくらい経っただろうか、あかねが落ち着きを取り戻した。
そんな時だった。開いたドアから、凛が姿を現した。
「颯太」
「凛!」
「颯太に、またこうやって会えるなんて、ぞくぞくするよ」
「俺もだ」
そう言い終えた時だった。俺の右腕にあかねがまとわりついて来た。
あかねに目を向けると、凛にキッとした睨みの視線を向けたかと思うと、俺に視線を移して、にこりと微笑んだ。
俺を凛にも渡さないぞ! 的な宣戦布告か?
としたら、どうしたらいいんだと言う戸惑いよりも、いつものムニュッ感が俺を幸せにする。
「えぇーっと、颯太。
その右腕にまとわりついているコアラみたいなのって……」
「あ、ああ」
凛がいるとは言え、あまりの幸福感と、今あかねを突き放すのはよくないんじゃないかと言う思いで、そう曖昧な言葉を言うのがやっとだった。
「えぇーっと。別の意味で背筋がぞくぞくするんだけど」
そう言い終えた凛が俺の左腕に抱き着いて来た。これもムニュッ感が腕に伝わってくる。
両腕にムニュッ! なんて幸せなんだろう。
「あかね。お兄ちゃんで遊ぶのはその辺にしときなさい」
「はぁぁい」
父親の言葉に、あかねはそう返事して、俺の腕から離れた。
「なぁんだ。冗談だったんだ。やっぱ」
「は、は、ははは。そりゃあ、決まってるだろ」
凛の言葉に、そう返しながらも、ちょっと寂しい。
ところで、あかねって、元々こんな性格だったのか?
ちょっと、それを確かめたくて、別の部屋に父親だけを連れて行った。
「なんなんだ?」
「あかねって、あんな性格だったのか?」
「あ、ああ、あれか。
ちょっといじってみた」
「はい?」
「あかねは優しい子だった。
だが、結局、あかねは幸せになれなかった。
優しいだけではだめなんじゃないかと考えたんだ。
人を信用し、優しいだけでは何も守れない。
勇気と戦う気持ち、それがあってこそ、優しさは生きる。
そんな思いと、悪を徹底的に嫌う気持ちを入れた。それがあかねの今後のためだと思ったんだ」
「だから、あんなに敵に非情だった訳だ。
しかし、あのかわいい雰囲気はなんなんだ?」
「あれか。あれはお前たちのお母さんの雰囲気を入れてみた。
俺的にはそっちの方が好きだからな」
「は、は、ははは」
笑うしかない。て言うか、娘で遊ぶんじゃねぇ! と言いたいところだが、おかげで俺もハッピーな気分になれるんだから、良しとするか。
平穏な日常。
かつて、それは俺のまわりにずっとあって、それが当然の事だと思っていたが、それは神に祈れば守られ続けれるものでも、平和を唱えていれば守られ続けるものでもなかった。
それは突然崩れ去る危険をはらんだ危うげなもので、一度崩れ去ると、再び築き上げるのは容易じゃない。
戦国時代、信長たちが戦いを繰り返したり、幕末 国を思う者たちが命を賭したように、そして、戦後の廃墟を名もなき人たちの汗が復興させたように、多くの人の汗と知恵と力によってのみ築かれるもの。
今、あの生き物たちに記憶を戻す作業も始められたし、破壊された建造物の補修も始まっている。
かなり時間を要するだろうが、いずれはこの国の首都圏全域に平穏な日常が戻るに違いない。
再び取り戻そうとしている俺自身や凛、あかねたちが暮らす平穏な日常を二度と壊させないために、何ができるのだろう?
俺はそんな事を思いながら、にこやかな笑みを浮かべている凛とあかねを見た。
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完結できましたのも、拙い文章にもかかわらず、読んでくださった皆様のおかげです。
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