慾望のハリス。

遊虎りん

文字の大きさ
上 下
7 / 14
プロローグ

☆6

しおりを挟む
弟の冷たい指で俺のペニスが熱く欲望を持って脈打つ。血管が浮きドクドクと震えながら限界まで勃起する。弟に対して明らかに欲情していると自覚した。

幼い頃から弟を意識していた。白い首筋、細い腰、ふっくらとした唇。子供ながらも落ち着いているが可愛らしい声。寂しそうな眼差し、どれもが堪らなく愛おしい。

城の奥にある王族専用の大浴場で弟と鉢合せになった時、珍しく弟が『兄上の背中、私が綺麗にしてやる』と言って背中を洗うとき偶然、弟の乳首が当たった。その日、初めての夢精した。俺が11才の時の話だ。
良くないことだ、と俺は罪の意識を感じた。だが、背中に当たった弟の乳首の感触が忘れられず、何度もオナニーをした。
その乳首が目の前にある。

「ハリス、…その可愛らしい赤い果実を俺にくれ」

白い胸元に尖る魅力的な2つの小さな赤い乳首に指を這わせくりくり、と指先で刺激を与える。益々膨らんで俺の目を楽しませてくれる。

「…っん、ぁ…兄上」

ハリスの白い肢体がほんのりと赤らみ悩ましく身を捩る。もう我慢できない。俺はハリスの身体をベットに組み伏した。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

十七歳の心模様

須藤慎弥
BL
好きだからこそ、恋人の邪魔はしたくない… ほんわか読者モデル×影の薄い平凡くん 柊一とは不釣り合いだと自覚しながらも、 葵は初めての恋に溺れていた。 付き合って一年が経ったある日、柊一が告白されている現場を目撃してしまう。 告白を断られてしまった女の子は泣き崩れ、 その瞬間…葵の胸に卑屈な思いが広がった。 ※fujossy様にて行われた「梅雨のBLコンテスト」出品作です。

キサラギムツキ
BL
長い間アプローチし続け恋人同士になれたのはよかったが…………… 攻め視点から最後受け視点。 残酷な描写があります。気になる方はお気をつけください。

天才テイマーが変態である諸事情記

蛇ノ眼
BL
天才テイマーとして名をはせる『ウィン』。 彼の実力は本物だが……少し特殊な性癖を持っていて…… それは『魔物の雄しか性的対象として見る事が出来ない』事。 そんな彼の夢は…… 『可愛い魔物ちゃん(雄のみ)のハーレムを作って幸せに過ごす!』事。 夢を実現させるためにウィンの壮大な物語?が動き出すのだった。 これはウィンを取り巻く、テイマー達とその使い魔達の物語。

短編集

田原摩耶
BL
地雷ない人向け

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

大学生はバックヤードで

リリーブルー
BL
大学生がクラブのバックヤードにつれこまれ初体験にあえぐ。

僕の穴があるから入りましょう!!

ミクリ21
BL
穴があったら入りたいって言葉から始まる。

好きな人に迷惑をかけないために、店で初体験を終えた

和泉奏
BL
これで、きっと全部うまくいくはずなんだ。そうだろ?

処理中です...