3人play。

遊虎りん

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「…外でヤるのも興奮材料になるだろ」

ジュランは口元を歪める。昨日無理矢理奪われるまで処女で、男に抱かれるなど想像すらしていなかったのだ。興奮がどうのとか正直どうでもいい。
一度ヤれば気がすむだろう、私はジュランを草むらに押し倒した。

「穴に棒を突っ込めばいいんだろ、クソガキの相手をしている程私は暇じゃないんだ。さっさと嫌なことを終わらせる」

「…この俺に抱かれるのを嫌がる、とはな…ここまで可愛いげのない女を初めて見た」

この国の女なら王子に喜んで抱かれるだろう。
女を魅了する全てをジュランは持っている。
しかし、私にはジュランが持っているものは必要がないのだ。私の兄弟を食わせられる金と身ひとつ横たわれる寝床があればよい。

「私は騎士だ。男に愛想を売らなくても女でも生きていけるし、騎士を辞めてもまたハンターとして生きれる。可愛いげのない女は最強になる必要がある……正直、私を負かしたジュランを殺したい」

苛烈な炎が私のなかで燃え盛っている。負けた直後で気分が荒れているのだ。
不意にジュランは手を伸ばすと私の頭をぽんぽんと撫でた。そして、知らずに流していた涙を指で拭った。ジュランは私よりも年下なのに包容力がある大人のような表情を浮かべていた。

「ここで無惨に散らしてやろうと思ったが、気が変わった。お前をどろどろに甘やかして溶かしてやりたくなった」

瞬時に体勢が逆転される。ジュランに見下ろされて啄むような口づけを顔中に受ける。
優しくされると落ち着かない。むしろ、無惨に散らされた方がいい。私は老いぼれて朽ち果てる、最後がこの先あるのみなのだから。

「…ランジュ」

ジュランは忌ま忌ましい男の名前を呼んだ。すると視界が揺れたと思うとその場から身体が別の場所へと移動した。ランジュの魔術で瞬間移動したらしい。
花の香りがした。土臭い鍛練場とは丸っきり雰囲気が違う。
気がつけば豪勢なつくりの広い浴室に佇んでいた。

「ランジュ、お前も手伝ってくれ。こいつは俺一人では甘やかせそうにない」

「そうだね、ユイは暴れ馬のようで気性が荒々しいから…誰かが抑えてないと難しいかも」

物腰が柔らかな口調と優しげな声。身体が動かなくなる、魔術をまた使われた。
すぐ私の後ろにランジュが立っていて、腰を引き寄せられ逞しい胸に背中を凭れさせられる。

ジュランが前に立つと私の上着を前のボタンを外して胸元を露にする。下にはサラシが見えて眉をしかめると器用な手つきで取り捨てた。

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