幼馴染みと、キス。

遊虎りん

文字の大きさ
上 下
10 / 30
私の視点。

第10話、君ねこって。

しおりを挟む
ここ数日、昴に告白するのか、しないのか、いつするか、いやしないのか、でも、だって、あれこれ、悶々と悩んでいて頭の中がごちゃごちゃになっていた。恋をするのは大変だ。青春だねえなんて、おじさんおばさんは笑うだろうけど、忙しさの中で忘れちゃっているだけで、きっと恋に悩んでいたはずだ。人間は恋をして成長すると最近になってしみじみと思うのだ。
恋はするもので、一人ではできない。
自分を愛している人はいるだろうけど、自分に恋している人はいないんじゃないかな?

「君はときめく、僕のこねこちゃんってタイトルはギル様の願望だよね。かのんちゃんときめいてないじゃん」

と、いうわけで今は昴の事を忘れる!

「ねー。まあ、君『も』ときめく、っタイトルだったらギル様のナルシスト決定だよね」

「接続詞は大切ですな!」

乙女らしくない会話ですね。は、とか、も、って接続詞であってるっけ?ノリしかない会話なのでまあ、いいかと軽くながす。これがテストならば真剣に考え込むであろう。

「ふうーお腹いっぱい!」

何件目かの定食屋から乙女二人が腹を擦って出てくる。側を通ったサラリーマンが2度見する。あら、いやだ。そんなに珍しい光景かしら?

「比奈とデートして楽しかった。また、お姉ちゃんとデートしてね」

「もちろんであります!」

私はびしっと敬礼した。
美味しいもの食べて笑って、何だかもやもやした自分の中に新しい風が通り抜けてすっきりした。

昴に告白する!気持ちを伝えよう!
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

初めてなら、本気で喘がせてあげる

ヘロディア
恋愛
美しい彼女の初めてを奪うことになった主人公。 初めての体験に喘いでいく彼女をみて興奮が抑えられず…

結構な性欲で

ヘロディア
恋愛
美人の二十代の人妻である会社の先輩の一晩を独占することになった主人公。 執拗に責めまくるのであった。 彼女の喘ぎ声は官能的で…

先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…

ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。 しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。 気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…

車の中で会社の後輩を喘がせている

ヘロディア
恋愛
会社の後輩と”そういう”関係にある主人公。 彼らはどこでも交わっていく…

どうして隣の家で僕の妻が喘いでいるんですか?

ヘロディア
恋愛
壁が薄いマンションに住んでいる主人公と妻。彼らは新婚で、ヤりたいこともできない状態にあった。 しかし、隣の家から喘ぎ声が聞こえてきて、自分たちが我慢せずともよいのではと思い始め、実行に移そうとする。 しかし、何故か隣の家からは妻の喘ぎ声が聞こえてきて…

友情結婚してみたら溺愛されてる件

鳴宮鶉子
恋愛
幼馴染で元カレの彼と友情結婚したら、溺愛されてる?

壁の薄いアパートで、隣の部屋から喘ぎ声がする

サドラ
恋愛
最近付き合い始めた彼女とアパートにいる主人公。しかし、隣の部屋からの喘ぎ声が壁が薄いせいで聞こえてくる。そのせいで欲情が刺激された両者はー

如月さんは なびかない。~クラスで一番の美少女に、何故か告白された件~

八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」  ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。  蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。  これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。  一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。

処理中です...