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◆呼んでみました
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酒屋の前で俺の祖父であるドラゴさんが仁王立ちで待ち構えていた。
「遅い!」
「もう、いきなりだね。そっちが勝手に待っていただけでしょ。じゃ、ガンツさん。お酒の買い付けと支払いは任せるね」
「ああ、任された」
ガンツさんがお店の奥に消えると、ドラゴさんが俺に話し掛ける。
「まずは奥で話そうか」
「え~長くなるの? それはイヤだな」
「それはお前次第だ。いいから、早く来い」
少しばかりご機嫌斜めなドラゴさんの後を付いていく。
応接室に入るとソファに座るようにと勧められたので、そのまま座る。
「なあ、その犬は部屋の外じゃダメなのか?」
『……』
「マサオは、俺のボディーガードだから、ダメ!」
「そうか、まあいい」
「それで? 話ってのはなに? もう、前みたいな騒動はごめんだよ」
「ああ、この前は悪かった。ワシもジュリアンも少しばかりどうかしていたと思う。ケイン、お前からもトミー達に謝っといてくれ」
「それは別にいいけど」
「そうか。でな、今日お前と話をしたいのは他でもない! トミーの店のことだ」
「父さんの?」
「ああ、そうだ。なんでも王都に店を出すそうじゃないか。なぜ、ワシを頼らん!」
ドラゴさんの機嫌が悪いのはどこからか父さんが王都に店を出すという話が伝わって来たが、親である自分を頼ってこないのが不満らしい。
「え~あんなことしといて頼れって言うの?」
「ああ、そうじゃ。それが肉親の絆ってやつじゃろ」
「俺にとっては、その絆はもう髪の毛よりも細い一本の糸なんだけど……」
「ぐっ……だから、それは謝ったじゃないか」
「でも、あれが本質だったんじゃないの? 父さん達がどういうかは知らないけど、俺は今まで通りのお付き合いしかしないから。そのつもりでね」
「くっ……まあいい。それで王都に店を出す話は本当なのか?」
「それは、そのつもりだったけど、この前の騒動で立ち消えになりそうかな。今のところはね」
「はぁ? なんでだ?」
「なんでって、そのまんまでしょ?」
「そうか、まああれだけ興奮した様子で近付いたら誰でも逃げるか。せっかく会えたのにな……」
「なら、商売抜きの家族として付き合えばいいんじゃない? そんなに難しい?」
「まあ、そのくらいならワシもジュリアンもなんとか我慢は出来るかもしれん。が……」
「ああ、おじさんおばさん達のこと?」
「ああ、そうだ」
商売のことをを抜きにして互いに単なる身内として付き合えばと言うと、また難しい顔になる。どうやら、互いの息子娘の暴走を抑えきれなかったことを気にしているらしい。
だから、俺はドラゴさんに適切なアドバイスをしてあげる。
「そんなの気にしなきゃいいじゃん」
「へ?」
「だから、父さん母さんの親であるドラゴさん達だけで会えばいいだけの話でしょ? そんな難しいことじゃないんじゃない。前も結局はおじさんおばさんの勢いに飲まれたってことにしとけばいいだけだし」
「そうか! それなら、ワシもジュリアンもお前達孫と会う事も出来るって訳だな。そうか、分かった。ジュリアンと話してみるわ」
「わかった。なら俺だけはドラゴさんからの電話を受けられるようにしとくから」
「ああ、それでいい。悪かったな、ケイン」
「いいよ。別に……あ! そうだ、お酒を飲むのならおつまみのことも詳しいよね?」
「つまみ? ああ、まあな。酒を売るのだから、酒をうまく飲むためには旨いつまみも必要じゃからな。なんだ、もうその歳で酒飲みか?」
「俺はまだ飲まないよ。そうじゃなくてね、つまみとしてチーズとか扱ってないのかなと思ってね」
「チーズか……あれは、旨いし酒にも合うが、日持ちしないからな。まあ、店で仕入れてもすぐに売ってしまうから、手元にはないぞ」
「そうなんだ。でも、冷蔵庫があるんだから、多少は日持ちもするでしょ?」
「冷蔵庫? そうか! その手があったか。いや、でもここまで持ってくるのも手間が掛かってキツイって言ってたし、俺のところでは少ししか手に入らないからな」
「ならさ、その仕入れ元を教えて」
「それはいいが、教えたとして、どうするつもりだ? 唯一の仕入れ元に悪さするなら……」
「ちょ、ちょっと待ってよ! なんで俺が悪いことをする前提なの? ひどくない?」
「ふむ、それもそうだな。で、どうするつもりだ?」
「あの冷蔵庫は俺とガンツさんで作った。これは話したよね?」
「ああ、そうじゃな」
「もう! 普通なら、ここでピンと来るもんだよ。商売人としてどうなの?」
「冷蔵庫……あ! そうか、そういうことか!」
「どういうことかは分からないけど、それほど違わないと思うよ。常温での持ち運びが難しいのなら、冷やして持ってくればいいだけだしね」
「確かに……それが出来れば、ワシの店でも冷蔵庫にたっぷりと仕入れることが出来るな。いや、しかし冷やせるエールの本数が……」
「もう、話がまとまったら大きめの冷蔵庫を融通してあげるから」
「本当か?」
「なに? 孫のいうことを疑うの?」
「いや、そういう訳でもないが……」
「だから、仕入れ元を教えてよ。ね、いいでしょ?」
「ああ、分かった」
「ありがとう。で、どこなの?」
「まあ待て、慌てるな。その仕入れ元はな、この王都の北から出たところの先にあるカイドー村から売りに来ている。確か氷魔法で冷やしながら来ているって話だったな」
「へ~カイドー村ね。ねえ、紹介状をお願いしてもいい?」
「紹介状だと? まあ、それくらいなら構わないが」
「ありがとう。じゃ、これにお願い」
懐から白紙を出して、ドラゴさんに渡す。
「ん……お、お前、この紙は……」
「なに? 紙がどうかしたの?」
「どうかしたのじゃないだろ! なんだよ、この上質な紙は!」
「なに? そんなに驚くこと?」
「驚くだろ! まさか、お前が関係しているのか?」
「そう、ただ関係しているってのは正確じゃないけどね」
「ん? どういう意味だ?」
「それ、俺が作っているから。ほら!」
そう言って、インベントリから紙の束を出す。
「お、お前……その意味が分かっているのか? 組合の存在は知っているのか?」
「また、それ。もう、その組合のことは父さんにも言われたけど、しばらくは自分達でしか使わないから、別にいいでしょ。それよりも紹介状を書いて欲しいんだけど」
「あ、ああ、そうだったな」
「ほら、これでいいだろう。これをカイドー村のヨサックに渡してくれれば分かるだろ」
「うん、ヨサックさんだね。ありがとう」
お礼を言って、出した紙束をしまおうとするとドラゴさんに手を掴まれる。
「えっと、痛いんだけど?」
「あ、ああ、スマン」
ドラゴさんが慌てて掴んでていた手を放す。
「えっと、どういうこと?」
「なあ、その紙束はどうするんだ?」
「どうするって、持って帰るだけだけど?」
「それ……もらえないか?」
「俺はいいけど、もし組合に見つかったら、迷惑になるんじゃないの?」
「そんなの気にするな。それくらいウチでなんとかする」
「本当に?」
「ああ、安心しろ。お前を売るような真似はせん」
「どうかな~」
「まあ、信用しろというのも無理な話だな」
「いいよ」
「どうか、信用して欲しいんだがな」
「だから、いいって」
「どうしても信用はしてもらえないか」
「だから、紙束は置いていくって言ってるでしょ! なんなら追加で、はい!」
ドンと紙束を百枚くらい追加でテーブルの上に出す。
「おお! こんなに……いいのか?」
「いいもなにも信用していいんでしょ?」
「信用してくれるのか!」
「うん、おじいちゃんはね。でも、あのおじさん達には秘密にね」
「ん? 待て! 今なんて言うた?」
「『おじさん達には秘密』って」
「違~う! そうじゃない! その前だ! ワシをお、おじいちゃんと?」
「え? 俺のおじいちゃんでしょ? 違った?」
「ち、違わん! 違わん! そうじゃ、ワシはお前のおじいちゃんじゃ!」
ドラゴさんがテーブルを飛び越えて、抱きしめてくる。
「ちょ、ちょっとドラゴさん……キツいって」
「なんじゃ。もうおじいちゃんとは言うてくれんのか?」
「こんなことするなら、ドラゴさんって呼ぶしかないでしょ!」
「あ、ああスマン。つい……ほら、離したぞ。ほれ、もう一回言うてみ」
ドラゴさんが戒めを解いてくれたが、苦しさのあまりにドラゴさんと呼んだことにショックを受けているみたいだ。
でも、おじいちゃんと呼ぶとまた抱きしめられそうなので、今は言わない。
「遅い!」
「もう、いきなりだね。そっちが勝手に待っていただけでしょ。じゃ、ガンツさん。お酒の買い付けと支払いは任せるね」
「ああ、任された」
ガンツさんがお店の奥に消えると、ドラゴさんが俺に話し掛ける。
「まずは奥で話そうか」
「え~長くなるの? それはイヤだな」
「それはお前次第だ。いいから、早く来い」
少しばかりご機嫌斜めなドラゴさんの後を付いていく。
応接室に入るとソファに座るようにと勧められたので、そのまま座る。
「なあ、その犬は部屋の外じゃダメなのか?」
『……』
「マサオは、俺のボディーガードだから、ダメ!」
「そうか、まあいい」
「それで? 話ってのはなに? もう、前みたいな騒動はごめんだよ」
「ああ、この前は悪かった。ワシもジュリアンも少しばかりどうかしていたと思う。ケイン、お前からもトミー達に謝っといてくれ」
「それは別にいいけど」
「そうか。でな、今日お前と話をしたいのは他でもない! トミーの店のことだ」
「父さんの?」
「ああ、そうだ。なんでも王都に店を出すそうじゃないか。なぜ、ワシを頼らん!」
ドラゴさんの機嫌が悪いのはどこからか父さんが王都に店を出すという話が伝わって来たが、親である自分を頼ってこないのが不満らしい。
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「ああ、そうじゃ。それが肉親の絆ってやつじゃろ」
「俺にとっては、その絆はもう髪の毛よりも細い一本の糸なんだけど……」
「ぐっ……だから、それは謝ったじゃないか」
「でも、あれが本質だったんじゃないの? 父さん達がどういうかは知らないけど、俺は今まで通りのお付き合いしかしないから。そのつもりでね」
「くっ……まあいい。それで王都に店を出す話は本当なのか?」
「それは、そのつもりだったけど、この前の騒動で立ち消えになりそうかな。今のところはね」
「はぁ? なんでだ?」
「なんでって、そのまんまでしょ?」
「そうか、まああれだけ興奮した様子で近付いたら誰でも逃げるか。せっかく会えたのにな……」
「なら、商売抜きの家族として付き合えばいいんじゃない? そんなに難しい?」
「まあ、そのくらいならワシもジュリアンもなんとか我慢は出来るかもしれん。が……」
「ああ、おじさんおばさん達のこと?」
「ああ、そうだ」
商売のことをを抜きにして互いに単なる身内として付き合えばと言うと、また難しい顔になる。どうやら、互いの息子娘の暴走を抑えきれなかったことを気にしているらしい。
だから、俺はドラゴさんに適切なアドバイスをしてあげる。
「そんなの気にしなきゃいいじゃん」
「へ?」
「だから、父さん母さんの親であるドラゴさん達だけで会えばいいだけの話でしょ? そんな難しいことじゃないんじゃない。前も結局はおじさんおばさんの勢いに飲まれたってことにしとけばいいだけだし」
「そうか! それなら、ワシもジュリアンもお前達孫と会う事も出来るって訳だな。そうか、分かった。ジュリアンと話してみるわ」
「わかった。なら俺だけはドラゴさんからの電話を受けられるようにしとくから」
「ああ、それでいい。悪かったな、ケイン」
「いいよ。別に……あ! そうだ、お酒を飲むのならおつまみのことも詳しいよね?」
「つまみ? ああ、まあな。酒を売るのだから、酒をうまく飲むためには旨いつまみも必要じゃからな。なんだ、もうその歳で酒飲みか?」
「俺はまだ飲まないよ。そうじゃなくてね、つまみとしてチーズとか扱ってないのかなと思ってね」
「チーズか……あれは、旨いし酒にも合うが、日持ちしないからな。まあ、店で仕入れてもすぐに売ってしまうから、手元にはないぞ」
「そうなんだ。でも、冷蔵庫があるんだから、多少は日持ちもするでしょ?」
「冷蔵庫? そうか! その手があったか。いや、でもここまで持ってくるのも手間が掛かってキツイって言ってたし、俺のところでは少ししか手に入らないからな」
「ならさ、その仕入れ元を教えて」
「それはいいが、教えたとして、どうするつもりだ? 唯一の仕入れ元に悪さするなら……」
「ちょ、ちょっと待ってよ! なんで俺が悪いことをする前提なの? ひどくない?」
「ふむ、それもそうだな。で、どうするつもりだ?」
「あの冷蔵庫は俺とガンツさんで作った。これは話したよね?」
「ああ、そうじゃな」
「もう! 普通なら、ここでピンと来るもんだよ。商売人としてどうなの?」
「冷蔵庫……あ! そうか、そういうことか!」
「どういうことかは分からないけど、それほど違わないと思うよ。常温での持ち運びが難しいのなら、冷やして持ってくればいいだけだしね」
「確かに……それが出来れば、ワシの店でも冷蔵庫にたっぷりと仕入れることが出来るな。いや、しかし冷やせるエールの本数が……」
「もう、話がまとまったら大きめの冷蔵庫を融通してあげるから」
「本当か?」
「なに? 孫のいうことを疑うの?」
「いや、そういう訳でもないが……」
「だから、仕入れ元を教えてよ。ね、いいでしょ?」
「ああ、分かった」
「ありがとう。で、どこなの?」
「まあ待て、慌てるな。その仕入れ元はな、この王都の北から出たところの先にあるカイドー村から売りに来ている。確か氷魔法で冷やしながら来ているって話だったな」
「へ~カイドー村ね。ねえ、紹介状をお願いしてもいい?」
「紹介状だと? まあ、それくらいなら構わないが」
「ありがとう。じゃ、これにお願い」
懐から白紙を出して、ドラゴさんに渡す。
「ん……お、お前、この紙は……」
「なに? 紙がどうかしたの?」
「どうかしたのじゃないだろ! なんだよ、この上質な紙は!」
「なに? そんなに驚くこと?」
「驚くだろ! まさか、お前が関係しているのか?」
「そう、ただ関係しているってのは正確じゃないけどね」
「ん? どういう意味だ?」
「それ、俺が作っているから。ほら!」
そう言って、インベントリから紙の束を出す。
「お、お前……その意味が分かっているのか? 組合の存在は知っているのか?」
「また、それ。もう、その組合のことは父さんにも言われたけど、しばらくは自分達でしか使わないから、別にいいでしょ。それよりも紹介状を書いて欲しいんだけど」
「あ、ああ、そうだったな」
「ほら、これでいいだろう。これをカイドー村のヨサックに渡してくれれば分かるだろ」
「うん、ヨサックさんだね。ありがとう」
お礼を言って、出した紙束をしまおうとするとドラゴさんに手を掴まれる。
「えっと、痛いんだけど?」
「あ、ああ、スマン」
ドラゴさんが慌てて掴んでていた手を放す。
「えっと、どういうこと?」
「なあ、その紙束はどうするんだ?」
「どうするって、持って帰るだけだけど?」
「それ……もらえないか?」
「俺はいいけど、もし組合に見つかったら、迷惑になるんじゃないの?」
「そんなの気にするな。それくらいウチでなんとかする」
「本当に?」
「ああ、安心しろ。お前を売るような真似はせん」
「どうかな~」
「まあ、信用しろというのも無理な話だな」
「いいよ」
「どうか、信用して欲しいんだがな」
「だから、いいって」
「どうしても信用はしてもらえないか」
「だから、紙束は置いていくって言ってるでしょ! なんなら追加で、はい!」
ドンと紙束を百枚くらい追加でテーブルの上に出す。
「おお! こんなに……いいのか?」
「いいもなにも信用していいんでしょ?」
「信用してくれるのか!」
「うん、おじいちゃんはね。でも、あのおじさん達には秘密にね」
「ん? 待て! 今なんて言うた?」
「『おじさん達には秘密』って」
「違~う! そうじゃない! その前だ! ワシをお、おじいちゃんと?」
「え? 俺のおじいちゃんでしょ? 違った?」
「ち、違わん! 違わん! そうじゃ、ワシはお前のおじいちゃんじゃ!」
ドラゴさんがテーブルを飛び越えて、抱きしめてくる。
「ちょ、ちょっとドラゴさん……キツいって」
「なんじゃ。もうおじいちゃんとは言うてくれんのか?」
「こんなことするなら、ドラゴさんって呼ぶしかないでしょ!」
「あ、ああスマン。つい……ほら、離したぞ。ほれ、もう一回言うてみ」
ドラゴさんが戒めを解いてくれたが、苦しさのあまりにドラゴさんと呼んだことにショックを受けているみたいだ。
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