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◆なぜか反対されました
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竜人の里から、ドワーフタウンの父さん達がいるであろう近くへゲートを繋ぐとマサオと一緒に潜る。
「あれ? 父さん達がまだいない?」
「後ろだ!」
そう声を掛けられ、後ろを振り向くと父さん達がいた。
「まったく、ゲートが開いたと思ったら、向こう側に出て来るんだからな」
「父さん達がいなかったから、ちょっと焦ったよ。それで、もう候補地は見たの?」
「まだだ。今はアーロンさんの家に行くところだ」
「そうなんだ。でも、レティさんは今大事な時期なんじゃ「そうなの! どうなの!」ないのかな。母さん!」
「あら、ごめんなさい。でも、アーロンさん達は、こちらに来たばかりでしょ? 産婆さんとか伝手はあるの?」
「いえ、それをどうしようかとレティと話しているところでして」
「遅い! 遅すぎるわ! ダメよ! アーロンさん!」
「母さん、どうどう……」
「あら、ごめんなさい」
セニアカーから立ち上がろうとした母さんをなんとか宥める。
「とにかく、ここではなんですから、レティもいると思うし、どうぞ家の方へ。狭いところですが」
「ごめんね。狭いところしか用意出来なくて」
「あ……ケイン君、そういうつもりじゃ……」
「ケイン、揶揄いが過ぎるぞ」
「ふふふ、ごめんねアーロンさん。でも、お子さんが産まれて狭くなったとか思ったら遠慮なく言ってね。どうにでもするから」
「本当ですか!」
「うわぁ。アーロンさん? 落ち着いてね」
「あ、これは失礼しました」
俺が言った言葉に反応したアーロンさん。やっぱりなにか不満でもあるのかな? でも、こういうのはレティさんに聞くべきだろうね。防音装置も一番有効に使ってくれているみたいだし。
「とりあえず、家の中へどうぞ」
アーロンさんに案内され、家の中に入るとレティさんがソファに座ってお腹を愛おしそうにさすっていた。
「レティさん、お久しぶりですね」
「マギーさん! どうして、こんなところに?」
「レティさん、お久しぶりです」
「トミーさんまで! ア、アーロンを呼んでこないと……」
「レティさん落ち着いて。アーロンさんなら、ここにいるから」
「すみません。通してもらえますか?」
アーロンさんが先に父さん達を家の中へ通したもんだから、俺達の後ろから人を掻き分けてレティさんの前まで出てくる。
「あなた、これってどういうこと? あら、ケイン君もいたのね」
「ああ、それがな」
「レティさん、私から説明させて!」
「マギーさんが?」
「ええ、実はね今の家から、ドワーフタウンに引っ越そうって話になってね。そこのガンツさんから、この辺りならお好きにどうぞって言われたんだけど、アーロンさん達もここに住んでいるのを思い出してね。どうせなら、ご近所にさせてもらえないかしらとお願いしに来たのよ。お願い出来る?」
「マギーさん! お願いなんてそんな……」
「でもね、お互い小さい子もいることだしご近所なら色々助け合うことも出来るんじゃないかと思うのよ。どうかしら?」
「そんな、出来るなら、こちらからお願いしたいくらいです」
「え? なら、いいってことかしら?」
「ええ、ぜひ」
「いいの! やったわ。父さん、ここ! ここに決めるわよ。ガンツさん、いいわよね?」
「ああ、この家の隣ならまだ空き地だ。好きな様にするとええ」
「ガンツさん、ありがとう。ほら、父さん、ケイン! さっさと準備して来なさい! サムもクリスもちゃんと手伝うのよ!」
「「「「はい」」」」
母さんはそう言うと、セニアカーから降りてレティさんの横に座る。
「ねえ、お腹触ってもいい?」
「はい、どうぞ」
そんな風に女子トークが始められようとしていた時にガンツさんが言う。
「ケイン、あの判定機使えるんじゃないのか?」
「あの? ああ、あれね。アーロンさん、これ」
アーロンさんに妊娠判定用の魔道具を渡す。
「これは?」
「これはね、お腹の中に子がいるかどうか分かる魔道具なんだ。ちょっと使ってみてよ」
「なにも危険なことはないんだよね?」
「それは大丈夫! もうデューク様の奥さんにも使ったし」
「そうか。レティ、ちょっといいかな?」
「なに?」
そういうとアーロンさんが魔道具をレティさんのお腹に近付けると魔道具が反応する。
「あなた、ちょっと怖いんだけど」
「大丈夫! ケイン君が作ったものだから、安心し……ん? ケイン君、これ壊れてない?」
「え? そんなことはないはずですけど?」
「だって、ほら」
そう言ってアーロンさんが魔道具をこちらに見せると『2』と表示されている。
「ほらね? なんでかな」
「あ~これね、アーロンさんはなんで壊れたと思ったの?」
「だって、お腹には一人でしょ? なのに『2』はおかしいよ」
「アーロンさん、そ「双子なの? 双子なのね! ケイン!」……そうかな」
「「双子?」」
「そうよ! レティさん、私と同じ双子よ!」
「「え~!」」
「ケイン、ほら、ここはいいから、さっさと引っ越しの準備を進めなさい」
「うん」
マサオを連れて外に出ようとすると、なぜかガンツさんも一緒に外に出る。
「あれ、ガンツさんは中にいていいんじゃないの?」
「ワシをあの女子トークの中に放っておくのか?」
「ふふふ、スイーツとか好きなんだし、いいじゃない、それにアーロンさんもいるんだし」
「アホか! なにが悲しゅうて、よその奥様方と女子トークをせにゃならん。それにアーロンを見てみろ! 立ったままでなにか呟いているぞ。それとな女子は盛り上がると旦那の愚痴から始まり、いろんなことがあからさまにされるんじゃぞ。そんなの聞いてられるか」
「随分と詳しいね」
「ワシとて長く生きとるからの」
もう一度、部屋の方を見ると母さん達のお喋りは盛り上がり、アーロンさんはずっと上を見て呟いている。
家の外に出ると、確かに空き地が広がっている。ガンツさんが言うにはなんでも戸建よりは物珍しさから集合住宅に入る人の方が多いとか。
父さん達が集まって話しているところに行くと、父さんが俺に言う。
「ケイン、この辺りならアーロンさんとの家とも離れすぎずくっ付きすぎずにちょうどいいんじゃないかな」
「そうだね。じゃあ、先約としてロープを張っとこうか。ほら、父さんと兄さん達、この杭とロープを持って広がって」
父さん達に四隅に杭を立ててもらうとロープをはり、『トミー家建設予定地』と札を下げる。
「ケイン、俺は家に戻って双子の面倒をヘレンさんと変わるから、レティさんに紹介してくれ」
「それはいいね。じゃ繋ぐね」
ゲートを家のリビングに繋ぐと父さんと兄ズが潜って行く。そのままにしていると寝室からヘレンさんが出てきて、こっちへと潜って来る。
「やれやれ、領主様の奥方の診察だけじゃなく、ドワーフタウンの奥様までとは。ワシはもう少しゆっくり過ごしたいんじゃがな」
「まあ、そう言わずに。それだけ、頼りにされているってことじゃない」
「まあな。ワシを見直したか?」
「それは置いといて、ほら、この家だから」
「ほう、この家か。ん? 隣はなんだ? 『トミー家建設予定地』だと?」
「そう、今度はここに住むから」
「ワシは聞いとらんぞ?」
「あれ? 言ってなかった?」
「じゃ、今朝のこのドワーフタウンへ見学に来ると言うとったのは、このためじゃったのか?」
「そういうことだね」
「反対じゃ!」
「え? なに? 急に?」
「なんで、ワシに断りもなく決めているんじゃ!」
「えっと、それは横に置いといて、診察をお願いね」
「うぅぅぅ気は進まんが、診察待ちの妊婦には罪はないしの」
「お願いね」
憤慨するヘレンさんを連れて、アーロンさんの家の中へ入る。
「ワシらはどうするかな?」
『すっかり忘れられてるね』
「あれ? 父さん達がまだいない?」
「後ろだ!」
そう声を掛けられ、後ろを振り向くと父さん達がいた。
「まったく、ゲートが開いたと思ったら、向こう側に出て来るんだからな」
「父さん達がいなかったから、ちょっと焦ったよ。それで、もう候補地は見たの?」
「まだだ。今はアーロンさんの家に行くところだ」
「そうなんだ。でも、レティさんは今大事な時期なんじゃ「そうなの! どうなの!」ないのかな。母さん!」
「あら、ごめんなさい。でも、アーロンさん達は、こちらに来たばかりでしょ? 産婆さんとか伝手はあるの?」
「いえ、それをどうしようかとレティと話しているところでして」
「遅い! 遅すぎるわ! ダメよ! アーロンさん!」
「母さん、どうどう……」
「あら、ごめんなさい」
セニアカーから立ち上がろうとした母さんをなんとか宥める。
「とにかく、ここではなんですから、レティもいると思うし、どうぞ家の方へ。狭いところですが」
「ごめんね。狭いところしか用意出来なくて」
「あ……ケイン君、そういうつもりじゃ……」
「ケイン、揶揄いが過ぎるぞ」
「ふふふ、ごめんねアーロンさん。でも、お子さんが産まれて狭くなったとか思ったら遠慮なく言ってね。どうにでもするから」
「本当ですか!」
「うわぁ。アーロンさん? 落ち着いてね」
「あ、これは失礼しました」
俺が言った言葉に反応したアーロンさん。やっぱりなにか不満でもあるのかな? でも、こういうのはレティさんに聞くべきだろうね。防音装置も一番有効に使ってくれているみたいだし。
「とりあえず、家の中へどうぞ」
アーロンさんに案内され、家の中に入るとレティさんがソファに座ってお腹を愛おしそうにさすっていた。
「レティさん、お久しぶりですね」
「マギーさん! どうして、こんなところに?」
「レティさん、お久しぶりです」
「トミーさんまで! ア、アーロンを呼んでこないと……」
「レティさん落ち着いて。アーロンさんなら、ここにいるから」
「すみません。通してもらえますか?」
アーロンさんが先に父さん達を家の中へ通したもんだから、俺達の後ろから人を掻き分けてレティさんの前まで出てくる。
「あなた、これってどういうこと? あら、ケイン君もいたのね」
「ああ、それがな」
「レティさん、私から説明させて!」
「マギーさんが?」
「ええ、実はね今の家から、ドワーフタウンに引っ越そうって話になってね。そこのガンツさんから、この辺りならお好きにどうぞって言われたんだけど、アーロンさん達もここに住んでいるのを思い出してね。どうせなら、ご近所にさせてもらえないかしらとお願いしに来たのよ。お願い出来る?」
「マギーさん! お願いなんてそんな……」
「でもね、お互い小さい子もいることだしご近所なら色々助け合うことも出来るんじゃないかと思うのよ。どうかしら?」
「そんな、出来るなら、こちらからお願いしたいくらいです」
「え? なら、いいってことかしら?」
「ええ、ぜひ」
「いいの! やったわ。父さん、ここ! ここに決めるわよ。ガンツさん、いいわよね?」
「ああ、この家の隣ならまだ空き地だ。好きな様にするとええ」
「ガンツさん、ありがとう。ほら、父さん、ケイン! さっさと準備して来なさい! サムもクリスもちゃんと手伝うのよ!」
「「「「はい」」」」
母さんはそう言うと、セニアカーから降りてレティさんの横に座る。
「ねえ、お腹触ってもいい?」
「はい、どうぞ」
そんな風に女子トークが始められようとしていた時にガンツさんが言う。
「ケイン、あの判定機使えるんじゃないのか?」
「あの? ああ、あれね。アーロンさん、これ」
アーロンさんに妊娠判定用の魔道具を渡す。
「これは?」
「これはね、お腹の中に子がいるかどうか分かる魔道具なんだ。ちょっと使ってみてよ」
「なにも危険なことはないんだよね?」
「それは大丈夫! もうデューク様の奥さんにも使ったし」
「そうか。レティ、ちょっといいかな?」
「なに?」
そういうとアーロンさんが魔道具をレティさんのお腹に近付けると魔道具が反応する。
「あなた、ちょっと怖いんだけど」
「大丈夫! ケイン君が作ったものだから、安心し……ん? ケイン君、これ壊れてない?」
「え? そんなことはないはずですけど?」
「だって、ほら」
そう言ってアーロンさんが魔道具をこちらに見せると『2』と表示されている。
「ほらね? なんでかな」
「あ~これね、アーロンさんはなんで壊れたと思ったの?」
「だって、お腹には一人でしょ? なのに『2』はおかしいよ」
「アーロンさん、そ「双子なの? 双子なのね! ケイン!」……そうかな」
「「双子?」」
「そうよ! レティさん、私と同じ双子よ!」
「「え~!」」
「ケイン、ほら、ここはいいから、さっさと引っ越しの準備を進めなさい」
「うん」
マサオを連れて外に出ようとすると、なぜかガンツさんも一緒に外に出る。
「あれ、ガンツさんは中にいていいんじゃないの?」
「ワシをあの女子トークの中に放っておくのか?」
「ふふふ、スイーツとか好きなんだし、いいじゃない、それにアーロンさんもいるんだし」
「アホか! なにが悲しゅうて、よその奥様方と女子トークをせにゃならん。それにアーロンを見てみろ! 立ったままでなにか呟いているぞ。それとな女子は盛り上がると旦那の愚痴から始まり、いろんなことがあからさまにされるんじゃぞ。そんなの聞いてられるか」
「随分と詳しいね」
「ワシとて長く生きとるからの」
もう一度、部屋の方を見ると母さん達のお喋りは盛り上がり、アーロンさんはずっと上を見て呟いている。
家の外に出ると、確かに空き地が広がっている。ガンツさんが言うにはなんでも戸建よりは物珍しさから集合住宅に入る人の方が多いとか。
父さん達が集まって話しているところに行くと、父さんが俺に言う。
「ケイン、この辺りならアーロンさんとの家とも離れすぎずくっ付きすぎずにちょうどいいんじゃないかな」
「そうだね。じゃあ、先約としてロープを張っとこうか。ほら、父さんと兄さん達、この杭とロープを持って広がって」
父さん達に四隅に杭を立ててもらうとロープをはり、『トミー家建設予定地』と札を下げる。
「ケイン、俺は家に戻って双子の面倒をヘレンさんと変わるから、レティさんに紹介してくれ」
「それはいいね。じゃ繋ぐね」
ゲートを家のリビングに繋ぐと父さんと兄ズが潜って行く。そのままにしていると寝室からヘレンさんが出てきて、こっちへと潜って来る。
「やれやれ、領主様の奥方の診察だけじゃなく、ドワーフタウンの奥様までとは。ワシはもう少しゆっくり過ごしたいんじゃがな」
「まあ、そう言わずに。それだけ、頼りにされているってことじゃない」
「まあな。ワシを見直したか?」
「それは置いといて、ほら、この家だから」
「ほう、この家か。ん? 隣はなんだ? 『トミー家建設予定地』だと?」
「そう、今度はここに住むから」
「ワシは聞いとらんぞ?」
「あれ? 言ってなかった?」
「じゃ、今朝のこのドワーフタウンへ見学に来ると言うとったのは、このためじゃったのか?」
「そういうことだね」
「反対じゃ!」
「え? なに? 急に?」
「なんで、ワシに断りもなく決めているんじゃ!」
「えっと、それは横に置いといて、診察をお願いね」
「うぅぅぅ気は進まんが、診察待ちの妊婦には罪はないしの」
「お願いね」
憤慨するヘレンさんを連れて、アーロンさんの家の中へ入る。
「ワシらはどうするかな?」
『すっかり忘れられてるね』
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