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◆なんとか出来ました
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ガンツさんは活版の方に夢中になってしまって、俺達のことは気にしていないみたいだ。
「ハァ~夢中になっちゃって。なら、俺も作るかな~」
『お、ケインはなにを作るんだ? 俺にも教えろよ~』
「そんなに面白いもんでもないよ」
頭の中を整理しながら、最初になにを作るべきかと考える。
「やっぱり最初は簡単だと思える複合機タイプだよね。『印刷』『スキャナー』と、これを組み合わせての『コピー』と。とりあえずの機能はこのくらいで、最初は印刷機能だね」
基本となる箱型を用意し、中に用紙送りの機構を組み込む。
「これでカセット給紙が出来たと。そして筐体の中心で印刷だよな。ここはタブレットからの流用で、魔法陣をセットして、固定された用紙に転写する、と。確認は後回しにして、次はスキャナー部分だな」
筐体の天板にガラス板をセットし、その下にカメラのレンズを上に向けて設置する。
「でも、読み取った画像はどこで管理すれば? まあ、前も複合機じゃなくPCに送ってたから、今回も接続したタブレットに送るようにすればいいか」
カメラとタブレットの接続方法と同じようにペアリングでいけるかと考えてみる。
「今までは単純なペアリングだったからよかったけど、これに互いの機種を追加すれば区別が出来る様になるはず」
試しにやってみると、カメラと複合機、タブレットは混線することなく互いを認識出来た。
「ここまでは出来たと。じゃ次はコピーだな」
ここまでくると後は単純かな。
読み込んだ画像をそのまま、直で転写すればいいだけだし。と思ったが、印刷なら枚数指定に拡大縮小にモノクロにフルカラー印刷と指定することが意外とある。
「やっぱり、そういう詳細を設定出来る様にしないとな。ってなると、制御盤が必要だな。枚数はテンキーボタンで入力出来る様にして、拡大縮小はスライダーで対応出来る。モノクロとフルカラーの切り替えはトグルボタンでいいな」
頭の中で考えた制御盤を組み立て、筐体の手前に設置する。
「後は、スキャンする時の抑え代わりの蓋を用意して、完成っと!」
俺の声を聞いたガンツさんが、好奇心満々でこちらへとやってくる。
「出来た様じゃな、ケイン」
「あ、ガンツさん。たった今ね」
「で、どうなんだ?」
「実際に試してみてよ」
「ほう、自信があるんじゃな」
「当たり前じゃない。ほら、早く!」
「分かったって。じゃが、なにをしていいのか分からんぞ?」
「ああ、そうだった。じゃあガンツさんのタブレットを出して」
「ワシのをか? まあ、いいが『解除』と。ほれ」
「ありがとう。少し借りるね」
中を開いて魔法陣に追加して、ガンツさんに返す。
「もういいのか?」
「うん、いいよ。そしたらさ、この複合機の制御盤の『接続』ってのを押して」
「これだな。『ポチ』っと。押したぞ。ん? タブレットに『許可しますか?』って出てきたぞ。これはどうするんだ?」
「それの『はい』を押して。これで、タブレットと接続出来たから、後はいつもの様に写真を選んで」
「選ぶね~まあ、これでいいか。ほれ、選んだぞ」
「じゃあ、転写を選んでくれる?」
「転写ね~ん?なにか二つ出てきたぞ。『直接』『複合機』ってあるが?」
「それの複合機を選んで」
「複合機ね。まあ、押せばいいんだな。ほいっと。で、これでどうなんだ。ん? お、おお……出てきた」
「うん、成功だね」
「これで何枚でも出来るんだな」
「基本はね」
「ありがとう! ケイン」
「気が早いよ。ガンツさん、これは取っ掛かりにすぎないから」
「取っ掛かり? どういうことだ」
「ガンツさんが欲しいのは本でしょ」
「ああ、そうだな。だから、これで転写したヤツを纏めれば本になるんだろ?」
「ガンツさんは、それで満足しちゃうの」
「なんだよケイン、ハッキリ言えよ」
「どうせなら、本になるところまで作って完成じゃないの?」
「ケイン、そういうことか。ああ、そうだよな。そこまでやって完成だよな。よし、そこまでいうのなら、もう頭の中では出来ているんだろ?」
「全部じゃないよ。まだ七割くらいかな」
「頭の中でそこまで出来ているなら、ほとんど出来ているも同然じゃないか」
「俺の方はいいから、ガンツさんの方はどうなのさ」
「ワシの方は金型を揃えるだけで精一杯さ。じゃが、ほれ。ほとんどは出来たぞ」
「うわ~本当だ。凄いね~」
「お前のと比べられると嫌味に聞こえてしまうな」
「なに言ってんの! こんな精度で仕上げられる職人さんが何人いると思っているのさ。ガンツさんも相変わらず変なところで自分を過小評価するよね。普段は自信たっぷりなのに」
「じゃが、実際にそうじゃろ」
「それぞれの得意分野の違いでしょ」
「まあ、そう言われてしまえば、そんなものか」
「俺の方は大掛かりになるから、先にガンツさんの方を終わらせてしまおうか」
「そうか、助かるがいいのか?」
「手柄は横取りしないから、安心しなよ」
「バカ、そんなことは心配してねえよ。王都に行く話だよ」
「ああ、それなら連絡があってからでも十分間に合うから」
「なら、昼食ったら、先に王都に行くか?」
「俺はいいけど、ガンツさんの方はいいの」
「ああ、ワシの方は心配するな。もう、全部教えてあるからな」
「そうなんだ。じゃあ、印刷機に取り掛かろうか」
「ああ、やろうじゃないか」
「じゃあ、まずはどれからにする?」
「どれとは?」
「だって、ここで文章なんて書ける人いる? それに、そんな意味のない文章を例え試作とは言え印刷出来ても有り難みがないというか欠けるというか」
「あ~まあいい。なら、なににする?」
「ここは、シンプルに『伝言メモ』でどう?」
「伝言メモ~」
「そうはいうけど、必要な物でしょ」
「まあ、それはそうか。なら、デザインはどうする?」
「そこは、極単純に大きさは俺のメモ紙くらいの大きさで大体A6かな。後は『誰々へ』が頭にあって、最後に『誰々より』で間に罫線を用意して、こんなもん?」
さっき話したデザイン案をメモ紙に書いてガンツさんに見せる。
「線ばっかりだな。金型は用意してないぞ」
「なら、今から作ってよ。ほら、早く!」
「なんじゃまた作るのか。年寄り扱いの非道い奴じゃの」
「いいから、手を動かす!」
出来上がった罫線も合わせて、メモ紙の活版を用意出来た。
「全部、左右反転しとると確認もしづらいな」
「そこは慣れるしかないよ」
「で、ここまで出来たはいいが、この後はどうするんじゃ」
「え? ガンツさんが考えていたんじゃないの?」
「なんじゃ、ワシャてっきりケインの頭の中に出来とるもんと思うとったがの」
「え~丸投げなの?」
「そう言わんと、な」
「まあ、いいけど」
「さすがはケインじゃな」
「いいから、手伝ってよ」
「へいへい」
安請け合いしたものの活版印刷なんて実際に見たこともないし、どうしたものかと考える。
まずは、この活版をどうやって、紙に押しつけるかだよな。
活版を下に向ければ、組んだ単語が落ちるだろうし。そうなると活版を上向きにして置いた所に紙を押し付ける……か。
でも、そうなると今度は紙を抑えないと、紙が落ちたりずれたりするよな。
それに一枚ずつ紙送りもしないといけないし。
「う~ん」
「ケイン、まだかの~こっちは手を空けて待っているんだがの~」
「ガンツさん、うるさい!」
「お~なんじゃ怖いの~なあ、マサオ」
『じいさんがやらかしたんじゃないの?』
「じいさん言うな! ガンツと呼べ」
『じゃ、ガンツは何をやらかしたのさ』
「それは……」
『それは?』
「分からん」
『なんだよ、それ』
「ハァ~夢中になっちゃって。なら、俺も作るかな~」
『お、ケインはなにを作るんだ? 俺にも教えろよ~』
「そんなに面白いもんでもないよ」
頭の中を整理しながら、最初になにを作るべきかと考える。
「やっぱり最初は簡単だと思える複合機タイプだよね。『印刷』『スキャナー』と、これを組み合わせての『コピー』と。とりあえずの機能はこのくらいで、最初は印刷機能だね」
基本となる箱型を用意し、中に用紙送りの機構を組み込む。
「これでカセット給紙が出来たと。そして筐体の中心で印刷だよな。ここはタブレットからの流用で、魔法陣をセットして、固定された用紙に転写する、と。確認は後回しにして、次はスキャナー部分だな」
筐体の天板にガラス板をセットし、その下にカメラのレンズを上に向けて設置する。
「でも、読み取った画像はどこで管理すれば? まあ、前も複合機じゃなくPCに送ってたから、今回も接続したタブレットに送るようにすればいいか」
カメラとタブレットの接続方法と同じようにペアリングでいけるかと考えてみる。
「今までは単純なペアリングだったからよかったけど、これに互いの機種を追加すれば区別が出来る様になるはず」
試しにやってみると、カメラと複合機、タブレットは混線することなく互いを認識出来た。
「ここまでは出来たと。じゃ次はコピーだな」
ここまでくると後は単純かな。
読み込んだ画像をそのまま、直で転写すればいいだけだし。と思ったが、印刷なら枚数指定に拡大縮小にモノクロにフルカラー印刷と指定することが意外とある。
「やっぱり、そういう詳細を設定出来る様にしないとな。ってなると、制御盤が必要だな。枚数はテンキーボタンで入力出来る様にして、拡大縮小はスライダーで対応出来る。モノクロとフルカラーの切り替えはトグルボタンでいいな」
頭の中で考えた制御盤を組み立て、筐体の手前に設置する。
「後は、スキャンする時の抑え代わりの蓋を用意して、完成っと!」
俺の声を聞いたガンツさんが、好奇心満々でこちらへとやってくる。
「出来た様じゃな、ケイン」
「あ、ガンツさん。たった今ね」
「で、どうなんだ?」
「実際に試してみてよ」
「ほう、自信があるんじゃな」
「当たり前じゃない。ほら、早く!」
「分かったって。じゃが、なにをしていいのか分からんぞ?」
「ああ、そうだった。じゃあガンツさんのタブレットを出して」
「ワシのをか? まあ、いいが『解除』と。ほれ」
「ありがとう。少し借りるね」
中を開いて魔法陣に追加して、ガンツさんに返す。
「もういいのか?」
「うん、いいよ。そしたらさ、この複合機の制御盤の『接続』ってのを押して」
「これだな。『ポチ』っと。押したぞ。ん? タブレットに『許可しますか?』って出てきたぞ。これはどうするんだ?」
「それの『はい』を押して。これで、タブレットと接続出来たから、後はいつもの様に写真を選んで」
「選ぶね~まあ、これでいいか。ほれ、選んだぞ」
「じゃあ、転写を選んでくれる?」
「転写ね~ん?なにか二つ出てきたぞ。『直接』『複合機』ってあるが?」
「それの複合機を選んで」
「複合機ね。まあ、押せばいいんだな。ほいっと。で、これでどうなんだ。ん? お、おお……出てきた」
「うん、成功だね」
「これで何枚でも出来るんだな」
「基本はね」
「ありがとう! ケイン」
「気が早いよ。ガンツさん、これは取っ掛かりにすぎないから」
「取っ掛かり? どういうことだ」
「ガンツさんが欲しいのは本でしょ」
「ああ、そうだな。だから、これで転写したヤツを纏めれば本になるんだろ?」
「ガンツさんは、それで満足しちゃうの」
「なんだよケイン、ハッキリ言えよ」
「どうせなら、本になるところまで作って完成じゃないの?」
「ケイン、そういうことか。ああ、そうだよな。そこまでやって完成だよな。よし、そこまでいうのなら、もう頭の中では出来ているんだろ?」
「全部じゃないよ。まだ七割くらいかな」
「頭の中でそこまで出来ているなら、ほとんど出来ているも同然じゃないか」
「俺の方はいいから、ガンツさんの方はどうなのさ」
「ワシの方は金型を揃えるだけで精一杯さ。じゃが、ほれ。ほとんどは出来たぞ」
「うわ~本当だ。凄いね~」
「お前のと比べられると嫌味に聞こえてしまうな」
「なに言ってんの! こんな精度で仕上げられる職人さんが何人いると思っているのさ。ガンツさんも相変わらず変なところで自分を過小評価するよね。普段は自信たっぷりなのに」
「じゃが、実際にそうじゃろ」
「それぞれの得意分野の違いでしょ」
「まあ、そう言われてしまえば、そんなものか」
「俺の方は大掛かりになるから、先にガンツさんの方を終わらせてしまおうか」
「そうか、助かるがいいのか?」
「手柄は横取りしないから、安心しなよ」
「バカ、そんなことは心配してねえよ。王都に行く話だよ」
「ああ、それなら連絡があってからでも十分間に合うから」
「なら、昼食ったら、先に王都に行くか?」
「俺はいいけど、ガンツさんの方はいいの」
「ああ、ワシの方は心配するな。もう、全部教えてあるからな」
「そうなんだ。じゃあ、印刷機に取り掛かろうか」
「ああ、やろうじゃないか」
「じゃあ、まずはどれからにする?」
「どれとは?」
「だって、ここで文章なんて書ける人いる? それに、そんな意味のない文章を例え試作とは言え印刷出来ても有り難みがないというか欠けるというか」
「あ~まあいい。なら、なににする?」
「ここは、シンプルに『伝言メモ』でどう?」
「伝言メモ~」
「そうはいうけど、必要な物でしょ」
「まあ、それはそうか。なら、デザインはどうする?」
「そこは、極単純に大きさは俺のメモ紙くらいの大きさで大体A6かな。後は『誰々へ』が頭にあって、最後に『誰々より』で間に罫線を用意して、こんなもん?」
さっき話したデザイン案をメモ紙に書いてガンツさんに見せる。
「線ばっかりだな。金型は用意してないぞ」
「なら、今から作ってよ。ほら、早く!」
「なんじゃまた作るのか。年寄り扱いの非道い奴じゃの」
「いいから、手を動かす!」
出来上がった罫線も合わせて、メモ紙の活版を用意出来た。
「全部、左右反転しとると確認もしづらいな」
「そこは慣れるしかないよ」
「で、ここまで出来たはいいが、この後はどうするんじゃ」
「え? ガンツさんが考えていたんじゃないの?」
「なんじゃ、ワシャてっきりケインの頭の中に出来とるもんと思うとったがの」
「え~丸投げなの?」
「そう言わんと、な」
「まあ、いいけど」
「さすがはケインじゃな」
「いいから、手伝ってよ」
「へいへい」
安請け合いしたものの活版印刷なんて実際に見たこともないし、どうしたものかと考える。
まずは、この活版をどうやって、紙に押しつけるかだよな。
活版を下に向ければ、組んだ単語が落ちるだろうし。そうなると活版を上向きにして置いた所に紙を押し付ける……か。
でも、そうなると今度は紙を抑えないと、紙が落ちたりずれたりするよな。
それに一枚ずつ紙送りもしないといけないし。
「う~ん」
「ケイン、まだかの~こっちは手を空けて待っているんだがの~」
「ガンツさん、うるさい!」
「お~なんじゃ怖いの~なあ、マサオ」
『じいさんがやらかしたんじゃないの?』
「じいさん言うな! ガンツと呼べ」
『じゃ、ガンツは何をやらかしたのさ』
「それは……」
『それは?』
「分からん」
『なんだよ、それ』
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