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◆面接しました
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姉弟を連れガンツさん達のいる工房の自室に戻る。
「おう、戻ったか? ん、何じゃまた拾って来たのか」
「ガンツさん、リーサさんの兄弟だよ。ちょっと危ないと思ったから避難させて来た」
「避難って、あの母親からか」
「そう、向こうに行ったらカーティスさんにしがみついていてさ。もう色々ヤバいと思ったから避難させたんだ。リーサさんには悪いけど、しばらくの間は一緒にいてもらうしかないかな」
「親父さんもか?」
「まさか、カーティスさんは独身寮に放り込むよ」
「お前、一応義理の父親になるんだろ?」
「まだだからね」
「それでも、それ相応の扱いってのがあると思うんだがな」
「ないよ。それにしてもまだぶつかり稽古してんのかな。少し遅い気がするけど」
「何だ? その『ぶつかり稽古』ってのは」
「ああ、リーサさんのお母さんがね……」
エルフの里でのことを話そうとしていたら、そのカーティスさんから連絡があった。
「ちょっと待ってね」
ガンツさんとの会話を打ち切り、電話に出る。
「もしもし、カーティスさん? 今どこ?」
『今どこって、ゲートを潜ったらどこかの部屋に出たんだけど、どこかな?』
「じゃ、そっちに行くんでじっとしてて下さいね」
電話を切り、ガンツさんにカーティスさんを迎えに行くことを告げ、部屋を出ようとするとガンボさんに呼び止められる。
「ちょっと待て。ワシも連れて行ってくれ。その人物の為人を見たいからの」
「分かったよ。メアリー達も一緒に行こうか」
「「うん」」
「待て、ワシ一人になるじゃろ。ワシも連れて行け」
ガンツさんが淋しいのはイヤだと着いて来ることになった。
結局全員で転送ゲートタワーまで行くことになったので、カーティスさんがいるであろう階の転送部屋に繋ぐとカーティスさんがいたので、こっちへと来てもらう。
「ここの説明は後でクレイグさんにでも聞いて下さいね」
カーティスさんを転送部屋から連れ出すと、ガンツさん達のところに一緒に戻る。
「じゃあ、ガンボさんとカーティスさんは独身寮に行って、アーロンさんにお願いして下さいね」
「ああ、分かった。その後は軽く面接させてもらうわ。じゃあの」
「あ、待って! 学校建設の話はどうするの?」
「ああ、それがあったな。こっちが終わったら連絡する。それでいいか?」
「うん、いいよ。お願いね」
「あいよ」
手を振って、ガンボさんとカーティスさんが歩き出す。
「じゃあ、こっちはリーサさんの所に行こうか」
「お姉ちゃんのところ?」
デイヴが聞き返す。
「ああ、ちょっと待っててね。ガンツさん車をお願い」
「それはいいが、どっちだ?」
「軽貨物はある?」
「それは入れてないな、仕方ない軽トラでいいな。嬢ちゃん達と一緒に荷台に乗ってくれ」
「うん、分かった」
「じゃ、出すな。『解除』」
ガンツさんが手を翳し軽トラが、出現する。
「「わ~すごい!」」
メアリー達が好奇心から軽トラに近付く。
「ほれ、嬢ちゃん達騒いどらんと、荷台に乗ってくれ。ケインが手伝わんか!」
「ああ、そうだね、ほらこっちだから」
荷台に上がりメアリー達を荷台に乗せると運転席の後ろからガンツさんに合図する。
「ガンツさん、出していいよ。」
「おう、分かった。落ちるなよ」
ゆっくりと軽トラが動き出すと姉弟がまた、はしゃぎ出したので落ちないように注意する。
しばらく走りアンジェさんとリーサさんが働く保育所に着く。
「さあ、降りてくれ」
ガンツさんが軽トラから降り、荷台にいる俺達に話しかける。
「じゃ、降りようか」
「「……」」
「どうしたの?」
「ここ、どこ?」
リーサさんの所に行くと説明したが、部屋に直接行くものと勘違いしたのかメアリーが心配そうに聞いて来るので、近くにいた保育所の子供にリーサさんを呼んでもらう。
少し待つと子供に呼ばれたリーサさんが俺達の側までやって来る。
「ケイン、それにメアリーにデイブ、どうしてここに?」
「リーサさん、あのね……」
エルフの里でのカーティスさんとリディアさんのやり取りを説明する。
「まったく、あの人は……ケイン、すまなかった」
「リーサさんが謝ることじゃないから。それに俺がカーティスさんに頼んだことが原因だしね」
「それでもだ。しかし、困ったもんだな」
「それで、メアリー達は任せてもいいかな。夕方には迎えに来るから、一緒に帰ろうか」
「それはいいが、一緒に家に連れて行ってもいいのか?」
「大丈夫、ヘレンさんもいるし。賑やかになる分には誰も文句言わないでしょ。それより人数増えた分、リーサさんの負担が増えちゃうね」
「私の方は二人増えるくらいだし、それほど負担にはならないから大丈夫だ」
「そう、ならいいかな。じゃ、夕方迎えに来るね」
「ああ、お願いする。ほら、お前達も礼を言いなさい」
「「ありがとう」」
「いいよ、じゃあね」
軽トラに戻るとガンツさんは既に車内に戻っていた。
車の助手席に乗り込み、ドアを閉める。
「ガンツさんはアンジェさんの様子は見てきたの?」
「まあ、ここでのアンジェは普通だからな」
そい言いながら、軽トラを静かに発進させ今度は独身寮へと向かう。
独身寮に着くと軽トラを降りてからガンボさんがいるであろう食堂へと向かう。
「ガンボさん、面接は終わったの?」
「おう、ケインか。今連絡しようと思っていたところだ」
「で、面接の結果はどうだったの?」
「まあ、何とか合格点だな」
「そうなの! よかったね、カーティスさん」
「ああ、これもケイン君のお陰だ。これからもよろしく頼むね」
「そんなのは別にいいですから頑張って下さいね。慣れない環境で大変だとは思いますが」
「ふふふ、『慣れない環境』か……あ、ごめんね。自分だけのことを考えていればいいってのが久し振りでね。これがなかなか新鮮で」
「あ~何となく想像は出来ますが、あまり羽を伸ばすと畳めなくなりますよ」
「うっ。そう言われるとツラいな」
「カーティスさん、よければ今から、学校のことに付いて話し合うんですけど一緒にどうですか?」
「え? 私もいいのかい?」
「何言ってんですか、カーティスさんの働く場所でしょ。しっかり当事者じゃないですか」
「そうか、そうか私も当事者か。じゃ仲間に入れてもらおうかな」
カーティスさんも含め四人が座るテーブルの上にお馴染みのドワーフタウンの模型を出しまずは学校の場所に付いて話し合う。
「おう、戻ったか? ん、何じゃまた拾って来たのか」
「ガンツさん、リーサさんの兄弟だよ。ちょっと危ないと思ったから避難させて来た」
「避難って、あの母親からか」
「そう、向こうに行ったらカーティスさんにしがみついていてさ。もう色々ヤバいと思ったから避難させたんだ。リーサさんには悪いけど、しばらくの間は一緒にいてもらうしかないかな」
「親父さんもか?」
「まさか、カーティスさんは独身寮に放り込むよ」
「お前、一応義理の父親になるんだろ?」
「まだだからね」
「それでも、それ相応の扱いってのがあると思うんだがな」
「ないよ。それにしてもまだぶつかり稽古してんのかな。少し遅い気がするけど」
「何だ? その『ぶつかり稽古』ってのは」
「ああ、リーサさんのお母さんがね……」
エルフの里でのことを話そうとしていたら、そのカーティスさんから連絡があった。
「ちょっと待ってね」
ガンツさんとの会話を打ち切り、電話に出る。
「もしもし、カーティスさん? 今どこ?」
『今どこって、ゲートを潜ったらどこかの部屋に出たんだけど、どこかな?』
「じゃ、そっちに行くんでじっとしてて下さいね」
電話を切り、ガンツさんにカーティスさんを迎えに行くことを告げ、部屋を出ようとするとガンボさんに呼び止められる。
「ちょっと待て。ワシも連れて行ってくれ。その人物の為人を見たいからの」
「分かったよ。メアリー達も一緒に行こうか」
「「うん」」
「待て、ワシ一人になるじゃろ。ワシも連れて行け」
ガンツさんが淋しいのはイヤだと着いて来ることになった。
結局全員で転送ゲートタワーまで行くことになったので、カーティスさんがいるであろう階の転送部屋に繋ぐとカーティスさんがいたので、こっちへと来てもらう。
「ここの説明は後でクレイグさんにでも聞いて下さいね」
カーティスさんを転送部屋から連れ出すと、ガンツさん達のところに一緒に戻る。
「じゃあ、ガンボさんとカーティスさんは独身寮に行って、アーロンさんにお願いして下さいね」
「ああ、分かった。その後は軽く面接させてもらうわ。じゃあの」
「あ、待って! 学校建設の話はどうするの?」
「ああ、それがあったな。こっちが終わったら連絡する。それでいいか?」
「うん、いいよ。お願いね」
「あいよ」
手を振って、ガンボさんとカーティスさんが歩き出す。
「じゃあ、こっちはリーサさんの所に行こうか」
「お姉ちゃんのところ?」
デイヴが聞き返す。
「ああ、ちょっと待っててね。ガンツさん車をお願い」
「それはいいが、どっちだ?」
「軽貨物はある?」
「それは入れてないな、仕方ない軽トラでいいな。嬢ちゃん達と一緒に荷台に乗ってくれ」
「うん、分かった」
「じゃ、出すな。『解除』」
ガンツさんが手を翳し軽トラが、出現する。
「「わ~すごい!」」
メアリー達が好奇心から軽トラに近付く。
「ほれ、嬢ちゃん達騒いどらんと、荷台に乗ってくれ。ケインが手伝わんか!」
「ああ、そうだね、ほらこっちだから」
荷台に上がりメアリー達を荷台に乗せると運転席の後ろからガンツさんに合図する。
「ガンツさん、出していいよ。」
「おう、分かった。落ちるなよ」
ゆっくりと軽トラが動き出すと姉弟がまた、はしゃぎ出したので落ちないように注意する。
しばらく走りアンジェさんとリーサさんが働く保育所に着く。
「さあ、降りてくれ」
ガンツさんが軽トラから降り、荷台にいる俺達に話しかける。
「じゃ、降りようか」
「「……」」
「どうしたの?」
「ここ、どこ?」
リーサさんの所に行くと説明したが、部屋に直接行くものと勘違いしたのかメアリーが心配そうに聞いて来るので、近くにいた保育所の子供にリーサさんを呼んでもらう。
少し待つと子供に呼ばれたリーサさんが俺達の側までやって来る。
「ケイン、それにメアリーにデイブ、どうしてここに?」
「リーサさん、あのね……」
エルフの里でのカーティスさんとリディアさんのやり取りを説明する。
「まったく、あの人は……ケイン、すまなかった」
「リーサさんが謝ることじゃないから。それに俺がカーティスさんに頼んだことが原因だしね」
「それでもだ。しかし、困ったもんだな」
「それで、メアリー達は任せてもいいかな。夕方には迎えに来るから、一緒に帰ろうか」
「それはいいが、一緒に家に連れて行ってもいいのか?」
「大丈夫、ヘレンさんもいるし。賑やかになる分には誰も文句言わないでしょ。それより人数増えた分、リーサさんの負担が増えちゃうね」
「私の方は二人増えるくらいだし、それほど負担にはならないから大丈夫だ」
「そう、ならいいかな。じゃ、夕方迎えに来るね」
「ああ、お願いする。ほら、お前達も礼を言いなさい」
「「ありがとう」」
「いいよ、じゃあね」
軽トラに戻るとガンツさんは既に車内に戻っていた。
車の助手席に乗り込み、ドアを閉める。
「ガンツさんはアンジェさんの様子は見てきたの?」
「まあ、ここでのアンジェは普通だからな」
そい言いながら、軽トラを静かに発進させ今度は独身寮へと向かう。
独身寮に着くと軽トラを降りてからガンボさんがいるであろう食堂へと向かう。
「ガンボさん、面接は終わったの?」
「おう、ケインか。今連絡しようと思っていたところだ」
「で、面接の結果はどうだったの?」
「まあ、何とか合格点だな」
「そうなの! よかったね、カーティスさん」
「ああ、これもケイン君のお陰だ。これからもよろしく頼むね」
「そんなのは別にいいですから頑張って下さいね。慣れない環境で大変だとは思いますが」
「ふふふ、『慣れない環境』か……あ、ごめんね。自分だけのことを考えていればいいってのが久し振りでね。これがなかなか新鮮で」
「あ~何となく想像は出来ますが、あまり羽を伸ばすと畳めなくなりますよ」
「うっ。そう言われるとツラいな」
「カーティスさん、よければ今から、学校のことに付いて話し合うんですけど一緒にどうですか?」
「え? 私もいいのかい?」
「何言ってんですか、カーティスさんの働く場所でしょ。しっかり当事者じゃないですか」
「そうか、そうか私も当事者か。じゃ仲間に入れてもらおうかな」
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