176 / 468
連載
◆それは違うと説明しました
しおりを挟む
「ガンツさん、俺が危険視されてんですけど?何で?」
「くくく、まあお前は張本人じゃからして分からんじゃろの。」
「だから、その理由を知りたいんだけど。」
「まあ、言うてしまえば、お前の作るものは何にしても楽しさが前に出過ぎってのがあってな。だから、アイツも調子に乗ってしまったみたいじゃな。」
「まあ、乗り物系は何となく分からなくもないけど、これはトラクターで農作業用なのに。」
「じゃが、見てみろ。」と刈り取った後を指差しガンツさんが言う。
「あんだけの雑草が短時間で、これだぞ。楽しくなるのも分かるだろ。」
「それはね。俺だってライセンスがあるのなら、自分で試したいしね。」
「なあ、ケイン君。まだ草刈りはするんだろ。」
「ええ、取り敢えずの動作確認もうまくいったんで、草刈りは進めたいんだけど向こうの工房の移設とか、細かい用事もあるから、それを済ませてからになるかな。」
「そうか、なあアタッチメントの生産も頼んだろ?」
「そうだった。それが?」
「じゃあさ、その動作確認も必要だろ?」
「それはそうだけど。もしかして…」
「ああ、動作確認も含めて俺達で少しばかり刈っても構わないか。」
「それはこっちとしてはありがたいばかりだけど、いいの?」
「ああ、あくまでも動作確認の為だから気にすんなって。」
「分かった。よろしくお願いしますね。」
「任せろって。じゃあ、向こうに送ってもらえるかい。」
「それじゃ工房に繋ぎますね。はい、どうぞ。」
「おう、ありがとうな。あと、あそこに屯してるのも拾ってくれな。」
「分かってるって。」
ゲートを工房に繋いでイーガンさんが乗るトラクターが潜って行くのを見送りガンツさんの元に行き「あそこまで戻ろうか。」と言うと。
「ああ、ケインよ。その前に、この雑草を収納しといてくれ。」
「いいよ。ほいっと。」と雑草を収納する。
「じゃあ、荷台に乗ってくれ。ほら、お前も乗るんだよ。」と若い工員に声を掛ける。
「はい、失礼します。」
軽トラを走らせ見学者の元に戻ると「じゃあ、工房に繋ぐので。」とゲートを工房に繋いで見学者一向を潜らせる。
工員が潜った後にガンツさんと軽トラの荷台に乗ったままゲートを潜って行く。
工房に入るとガンツさんにさっきの若い工員との話を説明しガンツさんの前に「頑張って。」と押し出す。
「ほう、ようは自分のアイデアを形にしたいんだな。分かった、言える範囲で説明してみな。」
「あ、はい。じゃ説明します。その…」
「待て、その前に確か名前は…ジョシュアじゃったな。」
「はい、そうです。」
「おし、説明の続きを頼む。」
「はい、えっとですね。俺…いや私が考えたのは、コイン計数機です。」
「ほう、それはまた、単純そうで面白そうなもんだな。」
「はい、それでですね、例えば鉄貨、銅貨、銀貨、金貨を種類毎に集計する仕組みを考えました。」
「おう、それで?」
「それで…」
「それで?」
「これだけです。」
「それだけか?」
「はい、ここまでは考えたんですけど…」
「ジョシュアだったな。」
「はい、ジョシュアです。」
「それだけと言うのは分かったが、試作品みたいなものはないのか?」
「いえ、自分不器用なもんで作れません。」
「だろうな。それだけの説明じゃ誰も作れんて…いや、ケインなら自分なりの解釈で作ってしまうな。」
「なら、ケイン君なら作れるんですね。」
「まあ、待て。それだとお前が作ったものとは頭っから違う物になるから、お前が作った物とは言えんぞ。ってか、そういうのはワシが許さん。」
「何でですか?私のアイデアですよね。」
「まあ、取っ掛かりはそうじゃが、99%いや、ほぼ全てがケインの作品になるぞ。」
「おかしいですよ。そんなの間違っているでしょ。」
「落ち着け、なら聞くがな。お前のアイデアと言うのなら、そのアイデアとやらを説明してみろ。」
「だから、硬貨を種類毎に集計します。」
「で?」
「『で?』とは?」
「だから、それを実現するためのアイデアを説明してくれと、言うとるんじゃが。」
「だから、硬貨を「それをアイデアとは言わん。」…じゃ何ですか。」
「それは単なる提案じゃな。」
「アイデアじゃないんですか?」
「違うな。ケイン、こいつに説明してやってくれないか。」
「え~何で俺が…」
「お前が唆したんじゃから、お前の役目じゃ。」
「もう、パワハラだよ。」
「『パワハラ』?」
「あ…いいよ、分かったから。じゃあジョシュアさん、いいかな?」
「ああ、分かるように説明してくれ。」
「ふぅ、いい?ジョシュアさんがさっきから言っているのは、『こういう機能の道具が欲しい』って提案してるだけで、とてもアイデアとは言えないから。」
「何で?」
「ハァ~『何で?』じゃないでしょ。ジョシュアさんが言っているのは『提案』で、とてもアイデアと言えるもんじゃありません。」
「だから、それが分からないんだけど。何でアイデアとして扱ってくれないんだ。」
「だから、アイデアとして認めて欲しいのなら、ちゃんと実現出来そうな機能を盛り込まないと。例えばさっきのコイン計数機の場合で言えば、どうやってコインを選別して集計するかまでを考えて初めてアイデアと言えるんじゃないかな。」
「だから、それが出来ないからって相談したんじゃないか。」
「俺が聞いたのはアイデアを形に出来ないって聞いたんだけど、違った?」
「いや、違わない。」
「けど、これは『提案を形にしたい』だよね。」
「そうだな。」
「じゃあ、全然違うじゃん。これじゃ担当部署を作るなんて出来ないよ。この程度なら受付の窓口だけで対応可能だし。」
「え~そんな~」
「ジョシュアよ、残念じゃがケインの言う通りじゃ。提案ならいつでも受け付けるぞ。ただ、その場合は小遣い程度しか出せんぞ。」
「ええ~そんだけですか~」
「それが嫌なら、アイデアまで纏めた物を用意するんじゃな。」
「何か納得出来ないですが、分かりました。」
「納得出来ないか。なら、この場で作るか?そのコイン計数機とやらを。」
「いえ、そんな物をこの場で作れと言われても、そもそも作れませんし。」
「ケインなら、出来るぞ。のう?」
「うん、悪いけどアイデアは固まってるね。ただ、これを作っちゃうと『アイデア泥棒』って言われそうだから、しないけど。」
「え?作れるの?」
「作れるよ。」
「何で?」
「『何で?』って、もう実現方式まで頭の中にあるから?」
「ズルい!」
「いや、ズルいって言われても…」
「本当は頭の中で出来たとか嘘なんでしょ。」
「疑うの?」
「だって、実際に目で見てないし。」
「でも、作ったらアイデア泥棒って言うんでしょ?」
「ぐっ、い…言わない。」
「今は作らないから、後でイーガンさんにでも提案しといて。」
「それなら、今ここで作っても同じじゃないか。なら、この場で作って見せてよ。」
「だから、ここで言い合っても無駄だから、イーガンさんに言って。それでいいでしょガンツさん。」
「ああ、ジョシュアよ。それでいいな。文句があるのなら、さっき言った通りに『提案』として出せ。アイデアと言い張るのなら、それ相応の物を用意して出せ。じゃあこの話はこれまでじゃ。スマンかったなケイン。」
「いいよ、じゃ提案したら言って。」
「ぐぬぬ。」とジョシュアが唸るがガンツとケインはその場から立ち去った後だった。
「くくく、まあお前は張本人じゃからして分からんじゃろの。」
「だから、その理由を知りたいんだけど。」
「まあ、言うてしまえば、お前の作るものは何にしても楽しさが前に出過ぎってのがあってな。だから、アイツも調子に乗ってしまったみたいじゃな。」
「まあ、乗り物系は何となく分からなくもないけど、これはトラクターで農作業用なのに。」
「じゃが、見てみろ。」と刈り取った後を指差しガンツさんが言う。
「あんだけの雑草が短時間で、これだぞ。楽しくなるのも分かるだろ。」
「それはね。俺だってライセンスがあるのなら、自分で試したいしね。」
「なあ、ケイン君。まだ草刈りはするんだろ。」
「ええ、取り敢えずの動作確認もうまくいったんで、草刈りは進めたいんだけど向こうの工房の移設とか、細かい用事もあるから、それを済ませてからになるかな。」
「そうか、なあアタッチメントの生産も頼んだろ?」
「そうだった。それが?」
「じゃあさ、その動作確認も必要だろ?」
「それはそうだけど。もしかして…」
「ああ、動作確認も含めて俺達で少しばかり刈っても構わないか。」
「それはこっちとしてはありがたいばかりだけど、いいの?」
「ああ、あくまでも動作確認の為だから気にすんなって。」
「分かった。よろしくお願いしますね。」
「任せろって。じゃあ、向こうに送ってもらえるかい。」
「それじゃ工房に繋ぎますね。はい、どうぞ。」
「おう、ありがとうな。あと、あそこに屯してるのも拾ってくれな。」
「分かってるって。」
ゲートを工房に繋いでイーガンさんが乗るトラクターが潜って行くのを見送りガンツさんの元に行き「あそこまで戻ろうか。」と言うと。
「ああ、ケインよ。その前に、この雑草を収納しといてくれ。」
「いいよ。ほいっと。」と雑草を収納する。
「じゃあ、荷台に乗ってくれ。ほら、お前も乗るんだよ。」と若い工員に声を掛ける。
「はい、失礼します。」
軽トラを走らせ見学者の元に戻ると「じゃあ、工房に繋ぐので。」とゲートを工房に繋いで見学者一向を潜らせる。
工員が潜った後にガンツさんと軽トラの荷台に乗ったままゲートを潜って行く。
工房に入るとガンツさんにさっきの若い工員との話を説明しガンツさんの前に「頑張って。」と押し出す。
「ほう、ようは自分のアイデアを形にしたいんだな。分かった、言える範囲で説明してみな。」
「あ、はい。じゃ説明します。その…」
「待て、その前に確か名前は…ジョシュアじゃったな。」
「はい、そうです。」
「おし、説明の続きを頼む。」
「はい、えっとですね。俺…いや私が考えたのは、コイン計数機です。」
「ほう、それはまた、単純そうで面白そうなもんだな。」
「はい、それでですね、例えば鉄貨、銅貨、銀貨、金貨を種類毎に集計する仕組みを考えました。」
「おう、それで?」
「それで…」
「それで?」
「これだけです。」
「それだけか?」
「はい、ここまでは考えたんですけど…」
「ジョシュアだったな。」
「はい、ジョシュアです。」
「それだけと言うのは分かったが、試作品みたいなものはないのか?」
「いえ、自分不器用なもんで作れません。」
「だろうな。それだけの説明じゃ誰も作れんて…いや、ケインなら自分なりの解釈で作ってしまうな。」
「なら、ケイン君なら作れるんですね。」
「まあ、待て。それだとお前が作ったものとは頭っから違う物になるから、お前が作った物とは言えんぞ。ってか、そういうのはワシが許さん。」
「何でですか?私のアイデアですよね。」
「まあ、取っ掛かりはそうじゃが、99%いや、ほぼ全てがケインの作品になるぞ。」
「おかしいですよ。そんなの間違っているでしょ。」
「落ち着け、なら聞くがな。お前のアイデアと言うのなら、そのアイデアとやらを説明してみろ。」
「だから、硬貨を種類毎に集計します。」
「で?」
「『で?』とは?」
「だから、それを実現するためのアイデアを説明してくれと、言うとるんじゃが。」
「だから、硬貨を「それをアイデアとは言わん。」…じゃ何ですか。」
「それは単なる提案じゃな。」
「アイデアじゃないんですか?」
「違うな。ケイン、こいつに説明してやってくれないか。」
「え~何で俺が…」
「お前が唆したんじゃから、お前の役目じゃ。」
「もう、パワハラだよ。」
「『パワハラ』?」
「あ…いいよ、分かったから。じゃあジョシュアさん、いいかな?」
「ああ、分かるように説明してくれ。」
「ふぅ、いい?ジョシュアさんがさっきから言っているのは、『こういう機能の道具が欲しい』って提案してるだけで、とてもアイデアとは言えないから。」
「何で?」
「ハァ~『何で?』じゃないでしょ。ジョシュアさんが言っているのは『提案』で、とてもアイデアと言えるもんじゃありません。」
「だから、それが分からないんだけど。何でアイデアとして扱ってくれないんだ。」
「だから、アイデアとして認めて欲しいのなら、ちゃんと実現出来そうな機能を盛り込まないと。例えばさっきのコイン計数機の場合で言えば、どうやってコインを選別して集計するかまでを考えて初めてアイデアと言えるんじゃないかな。」
「だから、それが出来ないからって相談したんじゃないか。」
「俺が聞いたのはアイデアを形に出来ないって聞いたんだけど、違った?」
「いや、違わない。」
「けど、これは『提案を形にしたい』だよね。」
「そうだな。」
「じゃあ、全然違うじゃん。これじゃ担当部署を作るなんて出来ないよ。この程度なら受付の窓口だけで対応可能だし。」
「え~そんな~」
「ジョシュアよ、残念じゃがケインの言う通りじゃ。提案ならいつでも受け付けるぞ。ただ、その場合は小遣い程度しか出せんぞ。」
「ええ~そんだけですか~」
「それが嫌なら、アイデアまで纏めた物を用意するんじゃな。」
「何か納得出来ないですが、分かりました。」
「納得出来ないか。なら、この場で作るか?そのコイン計数機とやらを。」
「いえ、そんな物をこの場で作れと言われても、そもそも作れませんし。」
「ケインなら、出来るぞ。のう?」
「うん、悪いけどアイデアは固まってるね。ただ、これを作っちゃうと『アイデア泥棒』って言われそうだから、しないけど。」
「え?作れるの?」
「作れるよ。」
「何で?」
「『何で?』って、もう実現方式まで頭の中にあるから?」
「ズルい!」
「いや、ズルいって言われても…」
「本当は頭の中で出来たとか嘘なんでしょ。」
「疑うの?」
「だって、実際に目で見てないし。」
「でも、作ったらアイデア泥棒って言うんでしょ?」
「ぐっ、い…言わない。」
「今は作らないから、後でイーガンさんにでも提案しといて。」
「それなら、今ここで作っても同じじゃないか。なら、この場で作って見せてよ。」
「だから、ここで言い合っても無駄だから、イーガンさんに言って。それでいいでしょガンツさん。」
「ああ、ジョシュアよ。それでいいな。文句があるのなら、さっき言った通りに『提案』として出せ。アイデアと言い張るのなら、それ相応の物を用意して出せ。じゃあこの話はこれまでじゃ。スマンかったなケイン。」
「いいよ、じゃ提案したら言って。」
「ぐぬぬ。」とジョシュアが唸るがガンツとケインはその場から立ち去った後だった。
0
お気に入りに追加
4,929
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。

おもちゃ作りが楽しすぎて!!! ~転生したから思いっきりモノ作りしたいしたい! 外伝~
ももがぶ
ファンタジー
「転生したから思いっきりモノ作りしたいしたい!」のスピンオフ作品です。
主にケインからの無茶振りで玩具作りに販売に四苦八苦するガンツさんの息子、サンガンの辛くも楽しい日々を書いていきますので、よろしくお願いします。

無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。