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◆説明出来ませんでした
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ガンツさんに褒められ少しだけくすぐったい思いをしたが、しばらく走ってようやくアズマ村に着いた。
門番の人に声を掛けると「また、前とは違う奇妙な物に乗って来たな~村長なら家いると思うから、行ってみろ。」と言われたので、軽く礼を言って門を潜り村長の家の前に着くと、車から下りる。
「ガンツさん、邪魔になりそうだから仕舞っといてよ。」
「おう、そうじゃな…ってアイツがいたな。ケイン、済まんが下ろしてもらえるか?」
「あれ?まだ起きてないの。もう、しょうがないな~」
車の下で少しだけ浮遊しドアを開けるとアルガンさんを浮かせて、車外へと下ろす。
「出したよ~」
「済まんな。『収納』よし、こっちはいいぞ。」
「俺はいいけどさ、コレはどうするの?」
「ああ、コレか。しばらくはその辺の邪魔にならない所で寝かせとけ。」
アルガンさんを木の根元に座らせるようにして、放置する。
「あんた達、そんな所に寝かしちゃダメだよ。邪魔になるから、どっか連れてっておくれ。」
「はい、すみません。すぐにどかしますね。」
村の女性に言われては言うことを聞くしかないので、そのまま浮かせてダルクさんの家に向かう。
玄関扉を軽くノックし「ダルクさん、いますか~」と声を掛けると、しばらくして家の中から「はいよ~」と返事が返される。
「いるみたいだね。じゃ入らせてもらおうか。」
「じゃな。」
家の中に入り、「ダルクさん~いますか~ケインとガンツが来ましたよ~」と声を掛けると家の奥からダルクさんが出てきた。
「お~これはしばらくぶりだな。今日はどうした?…ん?その浮いているのは何だ?」
「ああ、コレか。コレはワシの息子だ。寝ているだけだから気にせんといてくれ。」
「気にするなと言うが…まあ、いつものことか。それで、用は何だ?」
「『何だ?』って、まあいいけど。用って言うのは、あれから全然連絡らしい連絡がないから、どうなったのか気になったのが一つ。こちらで樽を作っているのであれば、それを見せて欲しいのが一つ。ってとこでだね。ガンツさんは何かある?」
「そうだな、もし酒を作っているのであれば、買わせて欲しいな。」
「ふむ、竜人達の元には何人か送っているから、もう少ししたら何らかの連絡はあるかと思うがな。言われるとワシも気になるな。で、樽だな。樽は確かにこの村でも作ってはいるが、数はないぞ。まあ、見るだけでもいいなら、後で職人の所に案内させよう。それと酒じゃな。酒は米から作った物だが、それは大丈夫か?エールとは違って、多少酒精が強いぞ。」
「ドランさん達からの連絡もないってことか。じゃあ、その辺は俺達と一緒に行って確認するとして。樽に関しては案内をお願いしますね。後、お酒ですが、どれくらい買えます?」
「ケイン、ワシの分が優先じゃぞ。」
「焦らんでも酒は十分にある。そんなに気になるなら、酒の方から案内しようかの。ちょっと蔵まで着いてきてくれるか。」
「いいぞ。じゃ、ワシ達は外で待っているからの。」
「ああ、準備したら、すぐに行くから。」
まだ寝ているアルガンさんを浮かせたまま、家の外に出る。
すると「なあ、兄ちゃん。それって、どこでもらえる?」と村の子供が聞いてくる。
「コレのこと?」とアルガンさんを指差すと「そう!それ!」と力強く応える。
「なあ、どこでもらえるんだ?」
「どこでって…ガンツさん、何見て笑っているの!いいの?このまま渡しちゃうよ?」
「ま、待て悪かったって。頼むから、ワシの息子を渡すなよ。なあ、坊主。コレはオモチャじゃなくて、ワシの息子なんじゃ。諦めてくれるか?」
「息子?でも動かないじゃん!人形じゃないの。」
「ケイン、お前が眠らせたんじゃから、お前が起こせよ。」
「分かったよ。もう本当に手が掛かる人だな。」
指に電気を纏わせると、そのままアルガンさんの脇腹にそっと触れる。
「ぎゃっ!」と軽く悲鳴を上げ、アルガンさんの目が覚める。
「な、何なんだ?え、親父…あれ、俺は何で浮いてんだ?」
「目が覚めましたね?じゃ、下ろしますよ。」と浮遊させていた魔法を解除する。
するとアルガンさんを浮かせていた魔法が解除されるので、当然アルガンさんは落ちて「アイタッ。何で急に下ろすんだよ。」と文句を言われる。
「ちゃんと『目が覚めた?』って確認したよ。」
「だからって…」
「あ~もう、うるさい!まだ目が覚めてないのなら、ワシが…はぁ」
ガンツさんが拳に息を吹きかけ振り上げようとすると「覚めた!今、ハッキリと目が覚めました。だから、その手を引っ込めて!」とアルガンさんがガンツさんに懇願する。
「なら、早く立て!もう少しでお前はこの子に人形としてお持ち帰りされるところだったんじゃぞ。」
「え、何?その『お持ち帰り』って。」
「そのまんまの意味じゃ。済まんな坊主。」
「…本当に生きてたんだね。それによく見ると、あまり格好良くないし邪魔になるだけだったからいらないや。」
走り去る子供を見ながらアルガンさんが愚痴る。
「街道にいたはずなのに知らない内に、どこかの村に寝かされたまま、連れてこられて。目が覚めたと思ったら浮いてて。で、そのまま落とされて、知らない子供には軽くディスられる。なあ、俺が何したって言うんだよ。」
「「………」」
「親父、ケイン君、何で何も説明してくれないんだ!」
「ガンツさんが説明しなよ。息子でしょ?」
「ケイン、お前がしろ!眠らせたのはお前じゃ!」
「でも、あのまま載せていたら、車内はスッパイ物で汚されていたよ?それとも街道に放置が正解だったとでも?」
「そうは言うとらん。車内が汚されることがなかったのは感謝しとるが…でも、寝かせたのはお前じゃろ。」
「また、そこに話を戻すんだ。じゃあ、いいよ説明してあげるよ。」
「おお、話せば分かるじゃないか進歩したな。」
「何か勘違いしているみたいだけど、俺が説明するのはアルガンさんでもガンツさんでもないよ。」
「お、お前…まさかな。まさかアンジェに言うとか言わないよな?な、違うと言うてくれ。な、ほら!アルガンも何しとる!アンジェに知られるとお前も何をされるか分からんぞ。ほら!」
「ちょ、ちょっと待てよ!親父。俺はただ、ここまでの状況を説明して欲しいだけなんだぞ。何でお袋が出てくるんだよ。おかしいだろうが!しかもこんな子供に怯えて。」
「バカ!お前は…お前はアンジェとケインが組んだ場合の怖さを知らんから…ほら、見ろ!あの楽しそうな顔を。もうダメじゃ、アンジェに筒抜けになってしまう。こうなれば証拠隠滅じゃな。アルガン、すまんな。ワシが悪かった。不出来な親父で申し訳なかった。文句は向こうに行った時に聞くから、お前はワシが来るのを向こうで待っていてくれ。」
「ちょ、ちょっと待てって!何で目が座っているのさ。何でただ説明して欲しいって話がそこまで大きくなってるの。なあ、ケイン君、君からも何か言って親父を止めてくれよ。な、何だよその笑顔は…怖いぞ。子供がしていい笑顔じゃないぞ。なあ、親父…お、お袋?」
「何じゃアンジェの幻でも見たか。何、苦しくないようにしてあげるから、ほらワシに身を委ねなさい。ほれ…」とアルガンさんに近付こうとしているガンツさんの後頭部に『スパ~ン』と気持ちいい音がする。
「誰じゃ!ったく証拠を早く隠さないといけないってのに…アンジェ?何でここに…」
振り返りアンジェを見て、また正面に視線を戻すとケインが腹を抱えて苦しそうに笑っていた。
「ケイン、お前いつの間に…」
「ガンツ!」
「はい!その前に私に何か言うことはないの?何、息子を手に掛けようとしてるんですか。全く単純思考にも程があるわ。」
「じゃが、ケインが何もかもアンジェにバラすって言うから、その前に証拠を何とかしようと思って…」と言い切る前に『スパ~ン』とハリセンが振られる。
ガンツさんが頭を押さえ蹲ると「全く、だからって息子を手に掛けますか。それほど私が怖いって言うの?毎晩、あれだけ甘えといて。」とアンジェさんがサラッと重大なことを口にする。
「バ、バカ、アンジェよ、ここでそんなことは…」
「何でですか?息子達が甘ったれになったのは、ガンツがいつまでも私に甘えてくるからでしょう?」
「う、うう今までのワシの威厳が…」
「そんなにすぐに無くなるような小さい威厳なら捨てておしまいなさい。」
「はい。」
そこに家から出てきたダルクさんが「私は準備出来たが、ケイン達はいいのかい?」と聞かれたので「じゃ、ガンツさん。後の説明はお願いね。アンジェさん、一緒に行きましょうか。」とアンジェさんを誘うと「あら私がお邪魔しても?いいわご一緒します。」と、酒蔵へと向かう。
そんな上機嫌に酒蔵へと向かうアンジェさんとケインをただ見送るだけのガンツさんとアルガンさん。
「なあ、親父よ。ちゃんと説明してもらえるんだよな。」
「…うまく説明出来るか自信がない。」
「なら、ケイン君にお願いするしかないけど。そうすると、お袋からも何かあるんだろうな~」
「それだけは…な、頼むから。」
「なら、出来るだけ丁寧に話してもらえるか?」
「分かった。じゃあ、お前が気を失った辺りから話すぞ。」
「ああ、そうしてくれ。」
「あれはな、ケインがお前に…」
門番の人に声を掛けると「また、前とは違う奇妙な物に乗って来たな~村長なら家いると思うから、行ってみろ。」と言われたので、軽く礼を言って門を潜り村長の家の前に着くと、車から下りる。
「ガンツさん、邪魔になりそうだから仕舞っといてよ。」
「おう、そうじゃな…ってアイツがいたな。ケイン、済まんが下ろしてもらえるか?」
「あれ?まだ起きてないの。もう、しょうがないな~」
車の下で少しだけ浮遊しドアを開けるとアルガンさんを浮かせて、車外へと下ろす。
「出したよ~」
「済まんな。『収納』よし、こっちはいいぞ。」
「俺はいいけどさ、コレはどうするの?」
「ああ、コレか。しばらくはその辺の邪魔にならない所で寝かせとけ。」
アルガンさんを木の根元に座らせるようにして、放置する。
「あんた達、そんな所に寝かしちゃダメだよ。邪魔になるから、どっか連れてっておくれ。」
「はい、すみません。すぐにどかしますね。」
村の女性に言われては言うことを聞くしかないので、そのまま浮かせてダルクさんの家に向かう。
玄関扉を軽くノックし「ダルクさん、いますか~」と声を掛けると、しばらくして家の中から「はいよ~」と返事が返される。
「いるみたいだね。じゃ入らせてもらおうか。」
「じゃな。」
家の中に入り、「ダルクさん~いますか~ケインとガンツが来ましたよ~」と声を掛けると家の奥からダルクさんが出てきた。
「お~これはしばらくぶりだな。今日はどうした?…ん?その浮いているのは何だ?」
「ああ、コレか。コレはワシの息子だ。寝ているだけだから気にせんといてくれ。」
「気にするなと言うが…まあ、いつものことか。それで、用は何だ?」
「『何だ?』って、まあいいけど。用って言うのは、あれから全然連絡らしい連絡がないから、どうなったのか気になったのが一つ。こちらで樽を作っているのであれば、それを見せて欲しいのが一つ。ってとこでだね。ガンツさんは何かある?」
「そうだな、もし酒を作っているのであれば、買わせて欲しいな。」
「ふむ、竜人達の元には何人か送っているから、もう少ししたら何らかの連絡はあるかと思うがな。言われるとワシも気になるな。で、樽だな。樽は確かにこの村でも作ってはいるが、数はないぞ。まあ、見るだけでもいいなら、後で職人の所に案内させよう。それと酒じゃな。酒は米から作った物だが、それは大丈夫か?エールとは違って、多少酒精が強いぞ。」
「ドランさん達からの連絡もないってことか。じゃあ、その辺は俺達と一緒に行って確認するとして。樽に関しては案内をお願いしますね。後、お酒ですが、どれくらい買えます?」
「ケイン、ワシの分が優先じゃぞ。」
「焦らんでも酒は十分にある。そんなに気になるなら、酒の方から案内しようかの。ちょっと蔵まで着いてきてくれるか。」
「いいぞ。じゃ、ワシ達は外で待っているからの。」
「ああ、準備したら、すぐに行くから。」
まだ寝ているアルガンさんを浮かせたまま、家の外に出る。
すると「なあ、兄ちゃん。それって、どこでもらえる?」と村の子供が聞いてくる。
「コレのこと?」とアルガンさんを指差すと「そう!それ!」と力強く応える。
「なあ、どこでもらえるんだ?」
「どこでって…ガンツさん、何見て笑っているの!いいの?このまま渡しちゃうよ?」
「ま、待て悪かったって。頼むから、ワシの息子を渡すなよ。なあ、坊主。コレはオモチャじゃなくて、ワシの息子なんじゃ。諦めてくれるか?」
「息子?でも動かないじゃん!人形じゃないの。」
「ケイン、お前が眠らせたんじゃから、お前が起こせよ。」
「分かったよ。もう本当に手が掛かる人だな。」
指に電気を纏わせると、そのままアルガンさんの脇腹にそっと触れる。
「ぎゃっ!」と軽く悲鳴を上げ、アルガンさんの目が覚める。
「な、何なんだ?え、親父…あれ、俺は何で浮いてんだ?」
「目が覚めましたね?じゃ、下ろしますよ。」と浮遊させていた魔法を解除する。
するとアルガンさんを浮かせていた魔法が解除されるので、当然アルガンさんは落ちて「アイタッ。何で急に下ろすんだよ。」と文句を言われる。
「ちゃんと『目が覚めた?』って確認したよ。」
「だからって…」
「あ~もう、うるさい!まだ目が覚めてないのなら、ワシが…はぁ」
ガンツさんが拳に息を吹きかけ振り上げようとすると「覚めた!今、ハッキリと目が覚めました。だから、その手を引っ込めて!」とアルガンさんがガンツさんに懇願する。
「なら、早く立て!もう少しでお前はこの子に人形としてお持ち帰りされるところだったんじゃぞ。」
「え、何?その『お持ち帰り』って。」
「そのまんまの意味じゃ。済まんな坊主。」
「…本当に生きてたんだね。それによく見ると、あまり格好良くないし邪魔になるだけだったからいらないや。」
走り去る子供を見ながらアルガンさんが愚痴る。
「街道にいたはずなのに知らない内に、どこかの村に寝かされたまま、連れてこられて。目が覚めたと思ったら浮いてて。で、そのまま落とされて、知らない子供には軽くディスられる。なあ、俺が何したって言うんだよ。」
「「………」」
「親父、ケイン君、何で何も説明してくれないんだ!」
「ガンツさんが説明しなよ。息子でしょ?」
「ケイン、お前がしろ!眠らせたのはお前じゃ!」
「でも、あのまま載せていたら、車内はスッパイ物で汚されていたよ?それとも街道に放置が正解だったとでも?」
「そうは言うとらん。車内が汚されることがなかったのは感謝しとるが…でも、寝かせたのはお前じゃろ。」
「また、そこに話を戻すんだ。じゃあ、いいよ説明してあげるよ。」
「おお、話せば分かるじゃないか進歩したな。」
「何か勘違いしているみたいだけど、俺が説明するのはアルガンさんでもガンツさんでもないよ。」
「お、お前…まさかな。まさかアンジェに言うとか言わないよな?な、違うと言うてくれ。な、ほら!アルガンも何しとる!アンジェに知られるとお前も何をされるか分からんぞ。ほら!」
「ちょ、ちょっと待てよ!親父。俺はただ、ここまでの状況を説明して欲しいだけなんだぞ。何でお袋が出てくるんだよ。おかしいだろうが!しかもこんな子供に怯えて。」
「バカ!お前は…お前はアンジェとケインが組んだ場合の怖さを知らんから…ほら、見ろ!あの楽しそうな顔を。もうダメじゃ、アンジェに筒抜けになってしまう。こうなれば証拠隠滅じゃな。アルガン、すまんな。ワシが悪かった。不出来な親父で申し訳なかった。文句は向こうに行った時に聞くから、お前はワシが来るのを向こうで待っていてくれ。」
「ちょ、ちょっと待てって!何で目が座っているのさ。何でただ説明して欲しいって話がそこまで大きくなってるの。なあ、ケイン君、君からも何か言って親父を止めてくれよ。な、何だよその笑顔は…怖いぞ。子供がしていい笑顔じゃないぞ。なあ、親父…お、お袋?」
「何じゃアンジェの幻でも見たか。何、苦しくないようにしてあげるから、ほらワシに身を委ねなさい。ほれ…」とアルガンさんに近付こうとしているガンツさんの後頭部に『スパ~ン』と気持ちいい音がする。
「誰じゃ!ったく証拠を早く隠さないといけないってのに…アンジェ?何でここに…」
振り返りアンジェを見て、また正面に視線を戻すとケインが腹を抱えて苦しそうに笑っていた。
「ケイン、お前いつの間に…」
「ガンツ!」
「はい!その前に私に何か言うことはないの?何、息子を手に掛けようとしてるんですか。全く単純思考にも程があるわ。」
「じゃが、ケインが何もかもアンジェにバラすって言うから、その前に証拠を何とかしようと思って…」と言い切る前に『スパ~ン』とハリセンが振られる。
ガンツさんが頭を押さえ蹲ると「全く、だからって息子を手に掛けますか。それほど私が怖いって言うの?毎晩、あれだけ甘えといて。」とアンジェさんがサラッと重大なことを口にする。
「バ、バカ、アンジェよ、ここでそんなことは…」
「何でですか?息子達が甘ったれになったのは、ガンツがいつまでも私に甘えてくるからでしょう?」
「う、うう今までのワシの威厳が…」
「そんなにすぐに無くなるような小さい威厳なら捨てておしまいなさい。」
「はい。」
そこに家から出てきたダルクさんが「私は準備出来たが、ケイン達はいいのかい?」と聞かれたので「じゃ、ガンツさん。後の説明はお願いね。アンジェさん、一緒に行きましょうか。」とアンジェさんを誘うと「あら私がお邪魔しても?いいわご一緒します。」と、酒蔵へと向かう。
そんな上機嫌に酒蔵へと向かうアンジェさんとケインをただ見送るだけのガンツさんとアルガンさん。
「なあ、親父よ。ちゃんと説明してもらえるんだよな。」
「…うまく説明出来るか自信がない。」
「なら、ケイン君にお願いするしかないけど。そうすると、お袋からも何かあるんだろうな~」
「それだけは…な、頼むから。」
「なら、出来るだけ丁寧に話してもらえるか?」
「分かった。じゃあ、お前が気を失った辺りから話すぞ。」
「ああ、そうしてくれ。」
「あれはな、ケインがお前に…」
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