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◆飛んで帰ることにしました
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セバス様に電話を掛ける
『これはケイン様、どうしましたか?』
「ちょっと相談したいことが出来たので、里長の所へ集まってもらっていいですか?」
『里長の所ですね。わかりました。では、その様に。』
「はい、準備終わり。里長の所に行きましょうか。」
「え?さっきのは何んだったんだ?」
「いいから、いいから行きますよ。ダズ達も一緒に行こうか。」
「「うん。」」
里長の家に入ると里長の他にダリルさんとモニカさんがいた。
「ケイン、なぜお前がドズと一緒にいるんだ?」
「ああ、さっきまでモニカさんの恥ずかしい過去を聞いていたから?」
「何!どう言うことだドズ!まさか、あれも言ったのか?いや、まさかあのことも?」
「違うから、モニカ。落ち着いてくれ。モニカは揶揄われているだけだから。」
「何!ケイン…本当なのか?」
「本当だね、第一、ドズさんに聞いてどうするの?聞くなら振られたモニカさんでしょうに。」
「また『振られた』って言った~」
「はいはい、その事実は変わらないんで、もう気にしないでね。で、里長に相談したいことがあるから、モニカさんは出て行って。」
「何でだ。私はもうドワーフタウンの住民だぞ。」
「世間では居候といいますけどね。」
「ぐっ、まだ収入は得られていないが帰れば働くんだからいいだろ。」
「じゃあまずはドワーフタウンの先輩と言うことで、そこのドズさんにドワーフタウンの素晴らしさを教えてあげて下さい。いいですね?」
「私が…ドズに?」
「ええ、そうですよ。モニカさんはここの人達にとってドワーフタウンの先住民として、色々教えてあげて下さい。じゃ、お願いしましたよ。」
「私が…ドズに…先住民…」
里長とダリルさんに軽く挨拶してから、話に入る。
「ケイン君、君は娘の扱いにだいぶ慣れているように思えるが、何かコツでもあるのかい?」
「いえ、俺の周りに似たようなタイプの人が多いので慣れているだけです。それで里長にお願いがあるんですが、デューク様が来るまでちょっと待って頂いていいですか?」
「ああ、構わん。何なら少しばかり、そちらの街の話でも聞かせてもらえんか。」
「いいですよ、俺達の街はドワーフタウンと言って…」
里長達に街の成り立ちから今までのことを大まかに話いている内にデューク様が入って来た。
「ケイン、盛り上がっているところ悪いが、里長と俺に対して何の話だ。」
「ああ、やっと来た。」
「やっと来たって、お前なぁ~俺だって、この里のことを色々と見て回っていたんだぞ。それなのにその言い草はないだろうがよ。」
「まあ、そう言わずに聞いて下さいよ。お互いにいい話なんだし。そうだガンツさんやリーサさんも呼んでおこう。あ、リーサさん里長のところまでお願い。次はガンツさんに…ガンツさん、ちょっと里長のところまで来てもらえる?ん、そう。じゃ待ってるから。」
「のう、ケインとやら。先ほどからその板っきれに何やら話しているがそれは何じゃ?」
「あ、里長もいる?はい、これ。」
「いや、いきなり渡すもんじゃなかろう。」
「じゃ、セバス様に説明をお願いするから。」
「賜りました。では、こちらへ。」
「あ、ダリルさんとドズさんもはい、向こうで一緒に説明を受けてね。」
「「あ、ああ。」」
デューク様は呆れていたが、ガンツさんが来るまでの間にここまでの経緯を少しだけ説明した。
「お前、ドワーフの里だけでなく、エルフの里まで自由に行き来しているのか?」
「そうだけど?」
「だから、その『それが何か?』って顔をやめろ!ドワーフの里どころかエルフの里なんて余所者は森の中で何日も彷徨ったって辿り着かないって言われている場所だぞ。それなのにお前はそんな涼しい顔して、さも当たり前の様にいいやがる。ハァ~」
「もう済んだことだし、後ろ盾として頑張って下さいね期待してるから。あとついでに王都にも拠点作ったからすぐに行けますよ。」
「もう、そんくらいじゃ驚けない自分が悲しくなるわ。」
「そう?それでここにもドワーフの里と同じ仕掛けを作りたいってのと何人かをドワーフタウンにお試し移住させようかと思っているんだ。」
そう話しているとガンツさん達が入ってきた。
「ケインよ、せっかくワシがこの里のあちこちを写真に収めて頑張っていると言うのに呼び出すとは何事じゃ。」
「ガンツさん、ごめんね。せっかくアンジェさんを被写体に収めていたってのに。」
「そうじゃぞ、もうアンジェにピントを合わせているから周りがぼやけて資料にはならんくらいじゃ。ふふふ…って何を言わすんじゃ。大丈夫じゃ、ちゃんと別に撮っているから。」
「へ~別にね…」
「な、何じゃ疑わんでも後でいくらでも見せてやるわい。」
「でもアンジェさんは別フォルダなんでしょ。」
「当たり前じゃ!あれはワシだけの楽しみじゃて。…ってだから、何を言わせるんじゃ!それよりここへ呼んだ目的をさっさと話せ。」
「あ、リーサさんも来たからちょうどいいね。セバス様!そっちはいい?」
「はい、ケイン様。一通りの説明は終わりました。」
「じゃ、こっちに戻ってもらっていいかな。」
「はい、ではあちらへ参りましょうか。」
「「「ああ。」」」
「え~と、いいですか。まずはドズさん一家にはドワーフタウンへ一時移住してもらおうかと考えています。」
「突然じゃな。」
「そりゃさっき決めたから。」
「じゃが、どうやって行く?」
「ふふふ、そうか里長はどうやって来たかは知らないんでしたね。」
「ああ、そこまでは説明していないと思う。まあ誰も説明出来る者はおらんだろう。」
「それもそうですね。で、移動手段の話になったので、ついでに話しときますね。こことドワーフタウンを繋ぐ転送ゲートを設置させてもらいます。それを通ればドズさん達は帰りたいと思えばいつでも帰ることが出来ます。何なら、一家で向こうに行ってドズさんだけがこっちに通勤という形にすることも可能です。」
「「「待て!」」」
「はい、え~と…じゃあ里長!」
「コホン、さっき『転送ゲート』と言うたか?」
「ええ、言いました。」
「それは誰でも使えるのか?」
「いいえ、それは後で渡すこのブレスレットを登録してもらうことで通行可能になります。とりあえずはモニカさん、里長、ダリルさん、ドズさん一家でしょうか。」
「俺も?」
「ダリルさんはモニカさんが心配でしょうから。」
「ワシは何でじゃ?」
「それは一度見ておいた方がいいでしょうと思ったから?」
「何で疑問系なんじゃ?」
「まあ、言うならついででしょうかね。」
結構な時間が経ったので今日はお開きにしようとなり、転送ゲートの小屋は設置許可が下りたのでさっさと用意することにした。
「じゃ、小屋は門の外でいいですね。」
「ああ、そこなら構わん。」
「じゃ、作りますね。えいっ」
「ハァ~慣れん。やっぱり、これには慣れん。」
「じゃ、先にデューク様達はこっちのゲートで帰って下さいね。」
「え~何でだ。そっちでもいいだろうが。」
「え~とですね、もうブレスレットがありません。なのでいつものゲートでお願いします。」
「い~や、うそだ!あの目は嘘だ!」
「もう、面倒臭いのでセバス様お願いしますね。」
「はい、お任せください。」
「じゃ、繋ぎますね。はい、どうぞ。」
工房前に繋ぐと乗ってきたであろう車が停められていた。
「では、失礼します。」
「ちょ、ちょっと待てセバス!まだあいつには言いたいことが…」
ダンさんも復活しないまま項垂れた様子で潜って行ったので、ゲートを閉じる。
振り返ると『ぽか~ん』と口を開けた人達がこっちを見ていた。
「見たか?」「ああ、見た。」「あの穴の向こうに角張った物が見えた。」
「ガンツさん、タワーの転送ゲートを設置してくるね。」
「ああ、行って来い。」
タワーの四階に竜人の里へと繋がる転送ゲートを設置した後に、この設置したばかりの転送ゲートを使って竜人の里へと戻る。
「ただいま~」
「へ、何でそっちから?」
「あれ、ガンツさん説明してないの?」
「説明する間もなかったがの。」
「それもそうか。じゃ、俺達も帰ろうか。」
「何じゃ、ホーク号で帰らんのか。」
「え~もういいじゃん。」
「何じゃつまらん。」
「大人しくする?」
「ああ、出来るだけな。」
「そう、じゃあホーク号で戻ろうか。」
「おし、言ったな!聞いたからな、じゃ門の外で準備しとくからな。こっそりゲートで帰ったりするんじゃないぞ!いいなフリじゃないからな分かったな。」
「ああ、その手があったね。」
「だ~か~ら~フリじゃないからな。ちゃんと来るんだぞ。」
「はいはい、じい様は疑り深いから。」
「じゃから『じい様』言うなと言っとろうが!」
「分かった、分かったから、準備よろしくね。」
「ったく。」
「じゃ、里長、ダリルさん、ドズさんまた明日、俺とガンツさんで来るから考えといてね。」
「「「あ、ああ。」」」
「じゃあリーサさん、アンジェさん行こうか。」
「待て!」
「え?だれ?」
「私を置いていくつもりか!」
「ああ、いたんだ。」
「いたさ、何ならず~っといたさ。親父達が何やら板を貰ってニヤニヤしているところからず~っといたさ。なあ、何で私はあれをもらえないんだ?」
「何でって、なんとなく?」
「『なんとなく』って、そんな…」
『これはケイン様、どうしましたか?』
「ちょっと相談したいことが出来たので、里長の所へ集まってもらっていいですか?」
『里長の所ですね。わかりました。では、その様に。』
「はい、準備終わり。里長の所に行きましょうか。」
「え?さっきのは何んだったんだ?」
「いいから、いいから行きますよ。ダズ達も一緒に行こうか。」
「「うん。」」
里長の家に入ると里長の他にダリルさんとモニカさんがいた。
「ケイン、なぜお前がドズと一緒にいるんだ?」
「ああ、さっきまでモニカさんの恥ずかしい過去を聞いていたから?」
「何!どう言うことだドズ!まさか、あれも言ったのか?いや、まさかあのことも?」
「違うから、モニカ。落ち着いてくれ。モニカは揶揄われているだけだから。」
「何!ケイン…本当なのか?」
「本当だね、第一、ドズさんに聞いてどうするの?聞くなら振られたモニカさんでしょうに。」
「また『振られた』って言った~」
「はいはい、その事実は変わらないんで、もう気にしないでね。で、里長に相談したいことがあるから、モニカさんは出て行って。」
「何でだ。私はもうドワーフタウンの住民だぞ。」
「世間では居候といいますけどね。」
「ぐっ、まだ収入は得られていないが帰れば働くんだからいいだろ。」
「じゃあまずはドワーフタウンの先輩と言うことで、そこのドズさんにドワーフタウンの素晴らしさを教えてあげて下さい。いいですね?」
「私が…ドズに?」
「ええ、そうですよ。モニカさんはここの人達にとってドワーフタウンの先住民として、色々教えてあげて下さい。じゃ、お願いしましたよ。」
「私が…ドズに…先住民…」
里長とダリルさんに軽く挨拶してから、話に入る。
「ケイン君、君は娘の扱いにだいぶ慣れているように思えるが、何かコツでもあるのかい?」
「いえ、俺の周りに似たようなタイプの人が多いので慣れているだけです。それで里長にお願いがあるんですが、デューク様が来るまでちょっと待って頂いていいですか?」
「ああ、構わん。何なら少しばかり、そちらの街の話でも聞かせてもらえんか。」
「いいですよ、俺達の街はドワーフタウンと言って…」
里長達に街の成り立ちから今までのことを大まかに話いている内にデューク様が入って来た。
「ケイン、盛り上がっているところ悪いが、里長と俺に対して何の話だ。」
「ああ、やっと来た。」
「やっと来たって、お前なぁ~俺だって、この里のことを色々と見て回っていたんだぞ。それなのにその言い草はないだろうがよ。」
「まあ、そう言わずに聞いて下さいよ。お互いにいい話なんだし。そうだガンツさんやリーサさんも呼んでおこう。あ、リーサさん里長のところまでお願い。次はガンツさんに…ガンツさん、ちょっと里長のところまで来てもらえる?ん、そう。じゃ待ってるから。」
「のう、ケインとやら。先ほどからその板っきれに何やら話しているがそれは何じゃ?」
「あ、里長もいる?はい、これ。」
「いや、いきなり渡すもんじゃなかろう。」
「じゃ、セバス様に説明をお願いするから。」
「賜りました。では、こちらへ。」
「あ、ダリルさんとドズさんもはい、向こうで一緒に説明を受けてね。」
「「あ、ああ。」」
デューク様は呆れていたが、ガンツさんが来るまでの間にここまでの経緯を少しだけ説明した。
「お前、ドワーフの里だけでなく、エルフの里まで自由に行き来しているのか?」
「そうだけど?」
「だから、その『それが何か?』って顔をやめろ!ドワーフの里どころかエルフの里なんて余所者は森の中で何日も彷徨ったって辿り着かないって言われている場所だぞ。それなのにお前はそんな涼しい顔して、さも当たり前の様にいいやがる。ハァ~」
「もう済んだことだし、後ろ盾として頑張って下さいね期待してるから。あとついでに王都にも拠点作ったからすぐに行けますよ。」
「もう、そんくらいじゃ驚けない自分が悲しくなるわ。」
「そう?それでここにもドワーフの里と同じ仕掛けを作りたいってのと何人かをドワーフタウンにお試し移住させようかと思っているんだ。」
そう話しているとガンツさん達が入ってきた。
「ケインよ、せっかくワシがこの里のあちこちを写真に収めて頑張っていると言うのに呼び出すとは何事じゃ。」
「ガンツさん、ごめんね。せっかくアンジェさんを被写体に収めていたってのに。」
「そうじゃぞ、もうアンジェにピントを合わせているから周りがぼやけて資料にはならんくらいじゃ。ふふふ…って何を言わすんじゃ。大丈夫じゃ、ちゃんと別に撮っているから。」
「へ~別にね…」
「な、何じゃ疑わんでも後でいくらでも見せてやるわい。」
「でもアンジェさんは別フォルダなんでしょ。」
「当たり前じゃ!あれはワシだけの楽しみじゃて。…ってだから、何を言わせるんじゃ!それよりここへ呼んだ目的をさっさと話せ。」
「あ、リーサさんも来たからちょうどいいね。セバス様!そっちはいい?」
「はい、ケイン様。一通りの説明は終わりました。」
「じゃ、こっちに戻ってもらっていいかな。」
「はい、ではあちらへ参りましょうか。」
「「「ああ。」」」
「え~と、いいですか。まずはドズさん一家にはドワーフタウンへ一時移住してもらおうかと考えています。」
「突然じゃな。」
「そりゃさっき決めたから。」
「じゃが、どうやって行く?」
「ふふふ、そうか里長はどうやって来たかは知らないんでしたね。」
「ああ、そこまでは説明していないと思う。まあ誰も説明出来る者はおらんだろう。」
「それもそうですね。で、移動手段の話になったので、ついでに話しときますね。こことドワーフタウンを繋ぐ転送ゲートを設置させてもらいます。それを通ればドズさん達は帰りたいと思えばいつでも帰ることが出来ます。何なら、一家で向こうに行ってドズさんだけがこっちに通勤という形にすることも可能です。」
「「「待て!」」」
「はい、え~と…じゃあ里長!」
「コホン、さっき『転送ゲート』と言うたか?」
「ええ、言いました。」
「それは誰でも使えるのか?」
「いいえ、それは後で渡すこのブレスレットを登録してもらうことで通行可能になります。とりあえずはモニカさん、里長、ダリルさん、ドズさん一家でしょうか。」
「俺も?」
「ダリルさんはモニカさんが心配でしょうから。」
「ワシは何でじゃ?」
「それは一度見ておいた方がいいでしょうと思ったから?」
「何で疑問系なんじゃ?」
「まあ、言うならついででしょうかね。」
結構な時間が経ったので今日はお開きにしようとなり、転送ゲートの小屋は設置許可が下りたのでさっさと用意することにした。
「じゃ、小屋は門の外でいいですね。」
「ああ、そこなら構わん。」
「じゃ、作りますね。えいっ」
「ハァ~慣れん。やっぱり、これには慣れん。」
「じゃ、先にデューク様達はこっちのゲートで帰って下さいね。」
「え~何でだ。そっちでもいいだろうが。」
「え~とですね、もうブレスレットがありません。なのでいつものゲートでお願いします。」
「い~や、うそだ!あの目は嘘だ!」
「もう、面倒臭いのでセバス様お願いしますね。」
「はい、お任せください。」
「じゃ、繋ぎますね。はい、どうぞ。」
工房前に繋ぐと乗ってきたであろう車が停められていた。
「では、失礼します。」
「ちょ、ちょっと待てセバス!まだあいつには言いたいことが…」
ダンさんも復活しないまま項垂れた様子で潜って行ったので、ゲートを閉じる。
振り返ると『ぽか~ん』と口を開けた人達がこっちを見ていた。
「見たか?」「ああ、見た。」「あの穴の向こうに角張った物が見えた。」
「ガンツさん、タワーの転送ゲートを設置してくるね。」
「ああ、行って来い。」
タワーの四階に竜人の里へと繋がる転送ゲートを設置した後に、この設置したばかりの転送ゲートを使って竜人の里へと戻る。
「ただいま~」
「へ、何でそっちから?」
「あれ、ガンツさん説明してないの?」
「説明する間もなかったがの。」
「それもそうか。じゃ、俺達も帰ろうか。」
「何じゃ、ホーク号で帰らんのか。」
「え~もういいじゃん。」
「何じゃつまらん。」
「大人しくする?」
「ああ、出来るだけな。」
「そう、じゃあホーク号で戻ろうか。」
「おし、言ったな!聞いたからな、じゃ門の外で準備しとくからな。こっそりゲートで帰ったりするんじゃないぞ!いいなフリじゃないからな分かったな。」
「ああ、その手があったね。」
「だ~か~ら~フリじゃないからな。ちゃんと来るんだぞ。」
「はいはい、じい様は疑り深いから。」
「じゃから『じい様』言うなと言っとろうが!」
「分かった、分かったから、準備よろしくね。」
「ったく。」
「じゃ、里長、ダリルさん、ドズさんまた明日、俺とガンツさんで来るから考えといてね。」
「「「あ、ああ。」」」
「じゃあリーサさん、アンジェさん行こうか。」
「待て!」
「え?だれ?」
「私を置いていくつもりか!」
「ああ、いたんだ。」
「いたさ、何ならず~っといたさ。親父達が何やら板を貰ってニヤニヤしているところからず~っといたさ。なあ、何で私はあれをもらえないんだ?」
「何でって、なんとなく?」
「『なんとなく』って、そんな…」
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