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◆肉体言語はオクが深かった
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翌朝、夕べは食事も外で済ませていたので家族とは碌に会話もしないまま寝てしまった為に今、何を話すべきなのかを悩んでいる。
母さんは何か「分かってますよ。」という風に和かだが、対照的に父さんは苦虫を飲んだような顔だ。
兄ズは興味津々って顔で、こっちを覗き込んでくる。
「母さん言っとくけど、何もなかったからね。だから、過度な期待はやめてね。それから父さん、王都に支店を出す気はない?結構、うちからの品が流れているんだけど、正規の値段で売っても十分利益は出ると思うんだよね。それから、兄さん達は俺のことより自分達のことが大事でしょ。それとも終わったことなの?」
「「終わってない!…はず。」」
「ふふふ、ケイン。お母さんは信じてましたよ。うふふ。」
「「(嘘だ)」」父さんと目が合う。
「ケイン、王都に店を出すと言うが、なかなか大変だぞ。第一に王都までの行き来はどうする?」
「それは俺次第。」
「…人はそれでもいいかも知れんが、荷物はどうする?」
「王都の港に小さな倉庫を借りたから、そこを受け渡しにすればいいと思う。」
「…母さん、出店を止める要件が思い浮かばない。何かないか?」
「ふふふ、ちょっとお父さんは待っててね。それで、ケイン達はちゃんと城門を通って帰って来たのよね?」
「え、それは倉庫の中でゲートを繋いで帰って来たけど、何か問題でも?」
「はあ~お父さんは言ってなかったの?あのね、城門では出入りする人の記録を付けているの。だから、あなた達はまだ王都の中にいることになっているわね。」
「え~早く言ってよ。じゃあもう一度行って、城門から出ないとダメってことじゃん。」
「そうなるわね、早い内にリーサさんと一緒にもう一度行ってらっしゃい。」
「は~分かった。じゃ今日にでも。」
「あら、それなら早く行ってお昼前には城門を出るようにしないとね。」
「え~夕方でもいいんじゃないの?」
「あのね、夕方ってことは夜間に街道を通るってことでしょ。どこにそんな危険なことを好んでする人がいるのよ。」
「それもそうか。」
「だから、お昼前には出るようにね。」
「分かった。ありがとう母さん。」
「それでお土産は?」
「…急がないと行けないから、帰ってからね。」
「うふふ、しょうがないわね約束よ。」
「それで父さんは支店は出すの?」
「それは急ぐのか?」
「そういう訳でもないけど、冷蔵庫とか広がればいいなと思って。」
「確かにな。ここから王都まで運ぶのもキツいから、その分値段が高くなるしな。」
「でしょ?だから、うちが店を出せば、今の価格で出せるでしょ。」
「それは分かるが。」
「ふふふ、ケイン。あなたは自分が自由に出入り出来る場所が欲しいのよね。支店はそのついでかしら。」
「…はい。」
「なら、サムがやってみるのもいいかもね。お父さん。」
「え?俺が。」
「ええ、ここのお店を任せるつもりだったみたいだけど、この子もいるしクリスはドワーフタウンの面倒を見るからね。サムに王都の支店を任せるのも面白いわね。」
お腹をさすりながら母さんが言う。
「もしかして、まだ兄弟が増える予定なの?」
「そうね、今はこの子が生まれて来るのが待ち遠しいけど、今の生活状況とかお店の繁栄を考えるとまだいてもいいわよね。ねえお父さん。うふふ。」
「あ、ああそうだな母さん、でも今は置いといてだな。」
「そうね、それでサムはどうなの?」
「そりゃ今は父さんの下で働いているけど、まだ早いよね。」
「そうだな、だからそう言う計画もあるかもと思ってくれればいいさ。サムにはまだ覚えてもらわないといけないことも多いしな。」
「分かった。じゃ、王都の支店は棚上げで。なら、王都に家を持つのはどう?」
「またお前は何を言い出すんだ。家なんか持てる訳ないだろう。」
「別に中心街じゃなくても辺鄙な外れでも王都の中に有ったら便利でしょ?」
「そうね、ケインが連れて行ってくれるのなら、旅路を心配する必要もないし。不安要素はないわね。」
「でしょ?じゃ、どこかいい場所があったら押さえとくね。」
「はいはい。いいからさっさと食べてね。ケインも急がなきゃダメなんでしょ。」
「そうだね。」
朝食を済ませて工房へとゲートを潜るとリーサさんとガンツさん、それにモニカさんもいた。
「やっと来たか。」
「ガンツさん、モニカさんの世話を押し付けてごめんね。モニカさん、後で少し話そうね。リーサさん、ちょっと帰って来る方法が不味かったみたいで城門から出ないとダメだったみたい。後でもう一度、王都に戻ってから城門を抜けよう。」
「そうなのか?分かった。ならそれはお願いする。」
「だから、モニカさんも俺達について来てもらえる?」
「そうか、私もケインにいきなりここへ飛ばされたから同じか。分かった着いて行こう。」
「じゃ、ガンツさん今からちょっと済ませて来るから、お話とお土産はその後でね。」
「ああ、また厄介ごとを連れて来んようにな。」
「…」
「何じゃ、もう既にやったんか?」
「それも帰って来てから話すね。じゃあリーサさん、モニカさんいい?行くよ。」
ゲートを港の倉庫の中に繋ぎ、潜ると表が騒がしい。
「何かあったのか?」
リーサさんが外に出ようとするのを一度戻して、昨夜の襲撃を説明する。
「ああ、それで表が騒がしいんだな。」
「そうみたい。じゃちょっと表に出てみようか。」
俺が先頭になり、通用口を開き表に出ると衛兵が数人と野次馬で溢れていた。
「うわ~こんな大ごとに。」
すると衛兵が俺に気付き近寄って来る。
「君はこの倉庫に住んでいるのか?」
「いえ、夕べは荷物を整理していて、遅くなったのでそのまま寝てしまっただけなので。普段は宿を利用していますが。」
「そうか、夕べと言っても深夜になるんだが、どうもこの連中がどこかの倉庫を狙ったらしくてな。何か物音と気付いたことはないか?」
「いえ、夕べは日付が変わる前に寝たのですが、そういう音には気付きませんでした。」
「まあ周りの倉庫も被害には遭っていないようだし、問題はないんだけどな。未遂とは言えここまで用意周到に乗り込んだ賊をこのまま野放しにするのも少々気が引けてな。何かもう一つでも罪があればと思ったんだがな。」
「(こいつらは俺の倉庫が目当てだよな。ならその情報はどこから来たのかってことだけど、あのおっさんが素直に認める訳はないよな。)…」
「お~い、聞いてるかい?」
「あ、すみません。それでこの人達は何か話したんですか?」
「それが何も言わないんだ。せめてどこが目的だったのかとか言えばいいんだけどな。チラッ」
「(ああ、もうこの倉庫を狙ったのは分かってますよって言ってるよね。どうするかな。)そう言えば、なぜ昨夜だったんですか?」
「それもそうだよな。何か目的があって来ましたっていう格好だしな。ちょっと聞いてみるか。」
「話してくれるんですか?」
「ああ、これで話すんじゃないかな?」
ぐっと拳を突き出す衛兵さん。いわゆる肉体言語ってヤツでしょうか。
「じゃあ俺達は行ってもいいですか?」
「ああ、そうだ聞きたいことがあった場合はどこに連絡すればいい?」
「では、商業ギルドに登録しているのでそこへお願い出来ますか。」
ギルドカードを出して確認してもらう。
「分かった、ありがとう。」
カードを返してもらい、城門を目指す。
「いいんですか?帰しても。」
「まあ、直接の被害はないし連絡先も分かったから、後はこいつらを調べてからだな。」
「そうですね。では調べるのは任せてもらっても?」
「それは構わないが、ちゃんと調整出来るのか?」
「ふふふ、ど突き合う肉体言語も得意ですが、濃密な肉体言語も得意なのでお任せください。五人もいれば私の好みから順番にお話ししてもらうだけですから。うふふ、ああ今から楽しみだ。うほ」
「…ほどほどにな。」
「大丈夫ですよ、娑婆に出る頃には人生観が変わっているかも知れないですけどね。うふふ。」
黒づくめの五人が縋るようにこちらを見るが、「早めに楽になれば、男のままでいられるぞ。」と軽く脅しておく。
この場で喋りそうになるのを件の衛兵が抑え込み「もう、ここで喋ったら俺の楽しみがなくなるでしょ。一緒に楽しもうね。うほ。」と耳元で囁き連れて行った。
「アレさえなきゃ優秀でいい奴なんだがな。」
母さんは何か「分かってますよ。」という風に和かだが、対照的に父さんは苦虫を飲んだような顔だ。
兄ズは興味津々って顔で、こっちを覗き込んでくる。
「母さん言っとくけど、何もなかったからね。だから、過度な期待はやめてね。それから父さん、王都に支店を出す気はない?結構、うちからの品が流れているんだけど、正規の値段で売っても十分利益は出ると思うんだよね。それから、兄さん達は俺のことより自分達のことが大事でしょ。それとも終わったことなの?」
「「終わってない!…はず。」」
「ふふふ、ケイン。お母さんは信じてましたよ。うふふ。」
「「(嘘だ)」」父さんと目が合う。
「ケイン、王都に店を出すと言うが、なかなか大変だぞ。第一に王都までの行き来はどうする?」
「それは俺次第。」
「…人はそれでもいいかも知れんが、荷物はどうする?」
「王都の港に小さな倉庫を借りたから、そこを受け渡しにすればいいと思う。」
「…母さん、出店を止める要件が思い浮かばない。何かないか?」
「ふふふ、ちょっとお父さんは待っててね。それで、ケイン達はちゃんと城門を通って帰って来たのよね?」
「え、それは倉庫の中でゲートを繋いで帰って来たけど、何か問題でも?」
「はあ~お父さんは言ってなかったの?あのね、城門では出入りする人の記録を付けているの。だから、あなた達はまだ王都の中にいることになっているわね。」
「え~早く言ってよ。じゃあもう一度行って、城門から出ないとダメってことじゃん。」
「そうなるわね、早い内にリーサさんと一緒にもう一度行ってらっしゃい。」
「は~分かった。じゃ今日にでも。」
「あら、それなら早く行ってお昼前には城門を出るようにしないとね。」
「え~夕方でもいいんじゃないの?」
「あのね、夕方ってことは夜間に街道を通るってことでしょ。どこにそんな危険なことを好んでする人がいるのよ。」
「それもそうか。」
「だから、お昼前には出るようにね。」
「分かった。ありがとう母さん。」
「それでお土産は?」
「…急がないと行けないから、帰ってからね。」
「うふふ、しょうがないわね約束よ。」
「それで父さんは支店は出すの?」
「それは急ぐのか?」
「そういう訳でもないけど、冷蔵庫とか広がればいいなと思って。」
「確かにな。ここから王都まで運ぶのもキツいから、その分値段が高くなるしな。」
「でしょ?だから、うちが店を出せば、今の価格で出せるでしょ。」
「それは分かるが。」
「ふふふ、ケイン。あなたは自分が自由に出入り出来る場所が欲しいのよね。支店はそのついでかしら。」
「…はい。」
「なら、サムがやってみるのもいいかもね。お父さん。」
「え?俺が。」
「ええ、ここのお店を任せるつもりだったみたいだけど、この子もいるしクリスはドワーフタウンの面倒を見るからね。サムに王都の支店を任せるのも面白いわね。」
お腹をさすりながら母さんが言う。
「もしかして、まだ兄弟が増える予定なの?」
「そうね、今はこの子が生まれて来るのが待ち遠しいけど、今の生活状況とかお店の繁栄を考えるとまだいてもいいわよね。ねえお父さん。うふふ。」
「あ、ああそうだな母さん、でも今は置いといてだな。」
「そうね、それでサムはどうなの?」
「そりゃ今は父さんの下で働いているけど、まだ早いよね。」
「そうだな、だからそう言う計画もあるかもと思ってくれればいいさ。サムにはまだ覚えてもらわないといけないことも多いしな。」
「分かった。じゃ、王都の支店は棚上げで。なら、王都に家を持つのはどう?」
「またお前は何を言い出すんだ。家なんか持てる訳ないだろう。」
「別に中心街じゃなくても辺鄙な外れでも王都の中に有ったら便利でしょ?」
「そうね、ケインが連れて行ってくれるのなら、旅路を心配する必要もないし。不安要素はないわね。」
「でしょ?じゃ、どこかいい場所があったら押さえとくね。」
「はいはい。いいからさっさと食べてね。ケインも急がなきゃダメなんでしょ。」
「そうだね。」
朝食を済ませて工房へとゲートを潜るとリーサさんとガンツさん、それにモニカさんもいた。
「やっと来たか。」
「ガンツさん、モニカさんの世話を押し付けてごめんね。モニカさん、後で少し話そうね。リーサさん、ちょっと帰って来る方法が不味かったみたいで城門から出ないとダメだったみたい。後でもう一度、王都に戻ってから城門を抜けよう。」
「そうなのか?分かった。ならそれはお願いする。」
「だから、モニカさんも俺達について来てもらえる?」
「そうか、私もケインにいきなりここへ飛ばされたから同じか。分かった着いて行こう。」
「じゃ、ガンツさん今からちょっと済ませて来るから、お話とお土産はその後でね。」
「ああ、また厄介ごとを連れて来んようにな。」
「…」
「何じゃ、もう既にやったんか?」
「それも帰って来てから話すね。じゃあリーサさん、モニカさんいい?行くよ。」
ゲートを港の倉庫の中に繋ぎ、潜ると表が騒がしい。
「何かあったのか?」
リーサさんが外に出ようとするのを一度戻して、昨夜の襲撃を説明する。
「ああ、それで表が騒がしいんだな。」
「そうみたい。じゃちょっと表に出てみようか。」
俺が先頭になり、通用口を開き表に出ると衛兵が数人と野次馬で溢れていた。
「うわ~こんな大ごとに。」
すると衛兵が俺に気付き近寄って来る。
「君はこの倉庫に住んでいるのか?」
「いえ、夕べは荷物を整理していて、遅くなったのでそのまま寝てしまっただけなので。普段は宿を利用していますが。」
「そうか、夕べと言っても深夜になるんだが、どうもこの連中がどこかの倉庫を狙ったらしくてな。何か物音と気付いたことはないか?」
「いえ、夕べは日付が変わる前に寝たのですが、そういう音には気付きませんでした。」
「まあ周りの倉庫も被害には遭っていないようだし、問題はないんだけどな。未遂とは言えここまで用意周到に乗り込んだ賊をこのまま野放しにするのも少々気が引けてな。何かもう一つでも罪があればと思ったんだがな。」
「(こいつらは俺の倉庫が目当てだよな。ならその情報はどこから来たのかってことだけど、あのおっさんが素直に認める訳はないよな。)…」
「お~い、聞いてるかい?」
「あ、すみません。それでこの人達は何か話したんですか?」
「それが何も言わないんだ。せめてどこが目的だったのかとか言えばいいんだけどな。チラッ」
「(ああ、もうこの倉庫を狙ったのは分かってますよって言ってるよね。どうするかな。)そう言えば、なぜ昨夜だったんですか?」
「それもそうだよな。何か目的があって来ましたっていう格好だしな。ちょっと聞いてみるか。」
「話してくれるんですか?」
「ああ、これで話すんじゃないかな?」
ぐっと拳を突き出す衛兵さん。いわゆる肉体言語ってヤツでしょうか。
「じゃあ俺達は行ってもいいですか?」
「ああ、そうだ聞きたいことがあった場合はどこに連絡すればいい?」
「では、商業ギルドに登録しているのでそこへお願い出来ますか。」
ギルドカードを出して確認してもらう。
「分かった、ありがとう。」
カードを返してもらい、城門を目指す。
「いいんですか?帰しても。」
「まあ、直接の被害はないし連絡先も分かったから、後はこいつらを調べてからだな。」
「そうですね。では調べるのは任せてもらっても?」
「それは構わないが、ちゃんと調整出来るのか?」
「ふふふ、ど突き合う肉体言語も得意ですが、濃密な肉体言語も得意なのでお任せください。五人もいれば私の好みから順番にお話ししてもらうだけですから。うふふ、ああ今から楽しみだ。うほ」
「…ほどほどにな。」
「大丈夫ですよ、娑婆に出る頃には人生観が変わっているかも知れないですけどね。うふふ。」
黒づくめの五人が縋るようにこちらを見るが、「早めに楽になれば、男のままでいられるぞ。」と軽く脅しておく。
この場で喋りそうになるのを件の衛兵が抑え込み「もう、ここで喋ったら俺の楽しみがなくなるでしょ。一緒に楽しもうね。うほ。」と耳元で囁き連れて行った。
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