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第2章 新天地を求めて
第43話 それは強精剤代わりだから
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「え?」と王に頭を下げられた俺はいきなりのことに驚いてしまい慌てて「顔を上げて下さい」と王に声を掛けるが王はそのままの姿勢を崩さない。
「ちょっと……もう、どうしたら……」
「陛下! いえ、お兄様! ヒロ様が困っています!」
「いや、だが……」
「いいから、顔を上げて諸々の説明をお願いします」
「それもそうだな」
「え? お兄様?」
「それも併せて説明しよう。だが、この部屋じゃマズいな。いくら私とて主不在の屋敷で好き放題する訳にもいかないだろう。王都に戻ろう」
「はい!」
「え?」
いろいろなコトが起こりすぎて説明もないままに王に「いいから、戻るぞ」と押し切られる形で王都の伯爵邸へと転移すると、「ヒロ!」と呼ばれ先輩が俺を抱きしめようとしたところで、クリスがそれを制する。
「え? なんであなたが?」
「失礼ですが、あなたはヒロ様との交際をお断りしたとの報告を受けております」
「え? 確かにそうだけど……ヒロ?」
「お、俺は何も言ってないし!」
「ふふふ、横から失礼。これでも王だからな。あらゆるところに耳や目が配置されているのだ。それくらいの情報など集めるまでもない」
「王様、ですが……でも、なんで会ったばかりのあなたが?」
「人を好きになるのに時間は関係ありません!」
「えぇ!」
「『えぇ!』って、ヒロ。説明してもらえるのよね?」
「えぇ!」
「ふっ……なぜあなたに説明する必要があるのでしょうか?」
「なぜって……」
「ま、先ずは陛下からお話を聞きましょう。他のことは私の話を聞き終わってからご随意に。では、私が聞いていた話の検証結果から……」
部屋に戻って来るなり先輩が俺に近付いてこようとした先輩をクリスが止めたことで先輩は俺に助けを求める……と言うよりは何かしたでしょとでも言いたげに俺の名を呼ぶが、俺にだって分からない。
王もクリスの言葉を裏付けるようにあらゆる所に耳目を集める手段は持っていると言うが、それだけで今日会ったばかりのクリスが俺に対し好意を持つのはおかしいとばかりに反論すればクリスが時間など関係ないと言うのを聞き、俺は驚くしかなかった。
そしてそれについて説明しろと先輩に言われ、俺に説明出来る訳がないと困っていると伯爵が助け船と言うか、先ずは王から話を聞くべきだということになり皆が王の話に耳を傾ける。
「……って、訳だ。まあ、私もこの目で見てトリリア村で起きていることが真実であることは疑い様のない真実だと納得することが出来た。それに付随して後遺症と言っていいのかどうか分からないが副次的な効果も理解出来た」
「それは先程、ヒロ殿から聞いた話の裏付けが取れたと言うことでしょうか」
「ああ、そうだね。でも……」
「でも?」
「ちょっと扱いが難しいかな」
「難しいとは?」
「そりゃ、難しいでしょ。ちょっと手を握って魔力を流し込むだけで、流し込まれた方の魔力は格段に増えるんだからね。これは王族と言うよりは貴族として放っておけることではないでしょ。少し考えてみなよ。今までは平民よりも強大な魔力を持つから貴族として面子を保てたと言ってもいいくらいだけど、その貴族を上回る魔力量を持つ平民が彼方此方で量産されたらどうなると思う?」
「ん? 仰っている意味がよく分かりませんが……」
伯爵は王が話した内容を理解しようと努めたがイマイチ理解が出来ず更に説明を求めると王はハァ~と嘆息してから「いいかい」と前置きしてから伯爵に説明する。
「今までの常識では魔力量は生まれてから死ぬまで増減することはないと言われていた。これはいいよね?」
「はぁ……それは知っています」
「まあ、常識として教えられていたからね。でもね……」
王は今までの常識が俺がやってしまったことでトリリア村からそんな崩壊が始まっていると話す。
更に今までは魔力量でマウントを取っていた貴族達が実は平民よりも魔力量が下回ると知られたら、これまで抑えつけていた平民達が反意するかも知れないと言えば、そこで伯爵は王が危惧していたことをやっと理解する。
「……お言葉ですが、平民が多少魔力量が増えたからと我々貴族に反意するするでしょうか」
「今はトリリア村だけで済んでいるからと言うこと、トリリア村に対し高圧的な貴族がいないことが幸いして、そこまでの危険度はないと言えるだろうね」
「……ありがたいことです」
「でもね……貴族の皆がジャミアの様に善政を敷いているとは言えないでしょ。もし、そういう連中が納める町や村にトリリア村で起こっていることが広まったら……」
「あ……」
伯爵は王が危惧していることをやっと理解した様で顔を青褪めると同時に「まさか!」と不安が過る。
「陛下! まさか、村を「しないよ」……へ?」
「幸いと言うかなんと言うか、あの村ではそう言う気運は見えない」
「へ?」
「えっとね、なんと言うか。彼らの目的は魔力量の底上げではなくて……ん~なんて言えばいいのかな」
「精力剤……もしくは強精剤ですか」
「ヒロ殿、それだ!」
「へ?」
伯爵は今までの話の流れから、もしかしたらトリリア村が粛正対象になるのかと不安になったが、王はそんなつもりはないと言う。
そしてその理由は俺が結果的に広めた魔力増強の方法が単なる強精剤としてしか使われていないと王が放った影から報告を受けているからだった。
「ちょっと……もう、どうしたら……」
「陛下! いえ、お兄様! ヒロ様が困っています!」
「いや、だが……」
「いいから、顔を上げて諸々の説明をお願いします」
「それもそうだな」
「え? お兄様?」
「それも併せて説明しよう。だが、この部屋じゃマズいな。いくら私とて主不在の屋敷で好き放題する訳にもいかないだろう。王都に戻ろう」
「はい!」
「え?」
いろいろなコトが起こりすぎて説明もないままに王に「いいから、戻るぞ」と押し切られる形で王都の伯爵邸へと転移すると、「ヒロ!」と呼ばれ先輩が俺を抱きしめようとしたところで、クリスがそれを制する。
「え? なんであなたが?」
「失礼ですが、あなたはヒロ様との交際をお断りしたとの報告を受けております」
「え? 確かにそうだけど……ヒロ?」
「お、俺は何も言ってないし!」
「ふふふ、横から失礼。これでも王だからな。あらゆるところに耳や目が配置されているのだ。それくらいの情報など集めるまでもない」
「王様、ですが……でも、なんで会ったばかりのあなたが?」
「人を好きになるのに時間は関係ありません!」
「えぇ!」
「『えぇ!』って、ヒロ。説明してもらえるのよね?」
「えぇ!」
「ふっ……なぜあなたに説明する必要があるのでしょうか?」
「なぜって……」
「ま、先ずは陛下からお話を聞きましょう。他のことは私の話を聞き終わってからご随意に。では、私が聞いていた話の検証結果から……」
部屋に戻って来るなり先輩が俺に近付いてこようとした先輩をクリスが止めたことで先輩は俺に助けを求める……と言うよりは何かしたでしょとでも言いたげに俺の名を呼ぶが、俺にだって分からない。
王もクリスの言葉を裏付けるようにあらゆる所に耳目を集める手段は持っていると言うが、それだけで今日会ったばかりのクリスが俺に対し好意を持つのはおかしいとばかりに反論すればクリスが時間など関係ないと言うのを聞き、俺は驚くしかなかった。
そしてそれについて説明しろと先輩に言われ、俺に説明出来る訳がないと困っていると伯爵が助け船と言うか、先ずは王から話を聞くべきだということになり皆が王の話に耳を傾ける。
「……って、訳だ。まあ、私もこの目で見てトリリア村で起きていることが真実であることは疑い様のない真実だと納得することが出来た。それに付随して後遺症と言っていいのかどうか分からないが副次的な効果も理解出来た」
「それは先程、ヒロ殿から聞いた話の裏付けが取れたと言うことでしょうか」
「ああ、そうだね。でも……」
「でも?」
「ちょっと扱いが難しいかな」
「難しいとは?」
「そりゃ、難しいでしょ。ちょっと手を握って魔力を流し込むだけで、流し込まれた方の魔力は格段に増えるんだからね。これは王族と言うよりは貴族として放っておけることではないでしょ。少し考えてみなよ。今までは平民よりも強大な魔力を持つから貴族として面子を保てたと言ってもいいくらいだけど、その貴族を上回る魔力量を持つ平民が彼方此方で量産されたらどうなると思う?」
「ん? 仰っている意味がよく分かりませんが……」
伯爵は王が話した内容を理解しようと努めたがイマイチ理解が出来ず更に説明を求めると王はハァ~と嘆息してから「いいかい」と前置きしてから伯爵に説明する。
「今までの常識では魔力量は生まれてから死ぬまで増減することはないと言われていた。これはいいよね?」
「はぁ……それは知っています」
「まあ、常識として教えられていたからね。でもね……」
王は今までの常識が俺がやってしまったことでトリリア村からそんな崩壊が始まっていると話す。
更に今までは魔力量でマウントを取っていた貴族達が実は平民よりも魔力量が下回ると知られたら、これまで抑えつけていた平民達が反意するかも知れないと言えば、そこで伯爵は王が危惧していたことをやっと理解する。
「……お言葉ですが、平民が多少魔力量が増えたからと我々貴族に反意するするでしょうか」
「今はトリリア村だけで済んでいるからと言うこと、トリリア村に対し高圧的な貴族がいないことが幸いして、そこまでの危険度はないと言えるだろうね」
「……ありがたいことです」
「でもね……貴族の皆がジャミアの様に善政を敷いているとは言えないでしょ。もし、そういう連中が納める町や村にトリリア村で起こっていることが広まったら……」
「あ……」
伯爵は王が危惧していることをやっと理解した様で顔を青褪めると同時に「まさか!」と不安が過る。
「陛下! まさか、村を「しないよ」……へ?」
「幸いと言うかなんと言うか、あの村ではそう言う気運は見えない」
「へ?」
「えっとね、なんと言うか。彼らの目的は魔力量の底上げではなくて……ん~なんて言えばいいのかな」
「精力剤……もしくは強精剤ですか」
「ヒロ殿、それだ!」
「へ?」
伯爵は今までの話の流れから、もしかしたらトリリア村が粛正対象になるのかと不安になったが、王はそんなつもりはないと言う。
そしてその理由は俺が結果的に広めた魔力増強の方法が単なる強精剤としてしか使われていないと王が放った影から報告を受けているからだった。
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