19 / 186
第1章 ここが異世界
第18話 親は何をしているんですか!
しおりを挟む
「あの……」
「ちょっと、こちらへ来て下さい!」
「え? いや、まだ名前も知らないのにそういうことはイケないと思います!」
「は? 何を言っているんですか! いいですから、早く!」
「あ、はい……うわっ!」
俺は受付のお姉さんにいきなり手を握られ、驚き固まっているとお姉さんは俺の手を引き、一緒に来てくれとカウンターの向こう側から引っ張られる。でも、俺はいくらなんでも名も知らぬ人とそういうことはちょっとと怯んでいれば、お姉さんは「いいから!」と俺の手を強く引っ張り俺をそのままカウンターの向こう側へと引きずり込む。
「とにかくこちらへ」
「えっと……随分、情熱的なんですね」
「は? さっきから何を言ってるんですか?」
「ふふふ、分かりますよ。隠しきれない俺の魅力が悪いんですよね」
「ハァ~さっきから意味不明なことを言っていますが、多分あなたが考えていることは間違っていますから。では、中にどうぞ」
「え? はぁ、失礼します」
俺は冒険者ギルドのカウンターの向こう側へと無理矢理連れ込まれ、その奧にある会議室っぽい部屋へと案内された。
お姉さんは、会議室の扉を閉める際に誰も近くにいないことを確認してから、ソッと扉を閉めると、俺に椅子に座るように促す。
「では、改めまして。私はここ『冒険者ギルド トリリア村出張所』で受付業務を任されているミーです。以後、よろしくお願いします」
「はぁ……」
「では、早速ですが先程、ヒロ様は何をしようとされていましたか?」
「え? 何ってインベント「はい、そこぉ!」リからって……えぇ?」
俺は冒険者ギルドの受付嬢ミーさんから、さっき俺がしようとしたことの説明を求められ薬草をインベントリから取り出そうとしていたことを話せば、ミーさんは「ソレだ!」と俺に右手人差し指を突き付ける。
「えっと、俺は何か悪いことをしたのでしょうか?」
「はい。とは言え、正確ではないですね」
「えっと、ではなぜ?」
「なぜって言わないと分からないのですか?」
「はい。だって、昨日来たばかりなので」
「昨日だろうが、一年前だろうが、こんなのは常識です! 親に習わなかったのですか?」
「はい?」
「ですから、インベントリなんて、アイテムボックスの上位スキルをあんな人目の多いところで使うなと親から注意されなかったのかと聞いているんです!」
「されませんでしたが?」
「……呆れました」
「へ?」
ミーさんは俺がインベントリの重要性に気付いていないということから、親に聞いていないのか、親は何をしているのかと憤慨するが、そもそも俺は昨日、日本から異世界へ来たばかりだと話せば「ウソ!」と言うが、俺がこの辺では見かけないスーツに革靴という格好をしていることに気付いたのか、「言われてみれば」と右手で顳顬を軽く押さえ天井を仰ぐ。
「俺は一般的に客と言われている様で、もう少ししたら領主からの迎えが来て、王都までドナドナされる予定です」
「どなどなが何かは分かりませんが、王都へと招聘されるのは理解しました」
「分かってくれたのなら助かります」
「ですが、それとこれとは話が別です!」
「はい?」
ミーさんは俺が客であり、王都まで連れて行かれることは理解したが、それとインベントリの重要性は別だとテーブルの上に身を乗り出し少し興奮した様子で俺に言う。
「いいですか! アイテムボックスを持っている人は、常に狙われているのですよ。老若男女関係なく力尽くで抑えつけ隷属の魔道具や隷属の魔法を使って一生飼い殺しです」
「えぇ~またまたぁ~」
「……」
「……冗談ですよね?」
「ふぅ~そう思うなら、それでも構いません。ただ言っておきますが私は冗談の類は、あまり好きではありません」
「……はい」
ミーさんからの話というか、警告を聞いて「そう言えば」とラノベの設定を思い出す。アイテムボックスなどのスキル持ちは商人にとっては垂涎モノであり、当たりならば大店の商家に高給で雇われるが、外れならば先程の警告の様に一生奴隷として使い潰される運命となる展開もあったことを。
「……分かりました。以後、気をつけます」
「分かってもらえたのなら、いいです」
「はい、ありがとうございました。じゃ」
「あ、ちょっと」
「はい?」
ミーさんにお礼を言って帰ろうとしたところで、ミーさんに呼び止められた。
「それで、話を戻しますが何を取り出そうとしていたのでしょうか?」
「あ、そうでした、そうでした。実は……」
俺はインベントリから薬草を一束取り出し、テーブルの上に載せると、道中採取して来たんだけど、手持ちの軍資金がないから売れないかとミーさんに相談する。
「ま、確かにヒール草は常時依頼でありますが……」
「が?」
「これだけでは、買い取るにしても小銭にも満たないと言いますか」
「あ、大丈夫です。全部で確か……百五十六本ありますから」
「はい?」
「見せた方が早いですね。はい、これで全部です」
「あ……」
俺はインベントリから全てのヒール草を取り出しテーブルの上に載せればミーさんはそれを見て「ウソ、信じられない!」と呟く。
「もしかして、売り物にはなりませんか?」
「あ、いえ。その逆です」
「はい?」
「ここまで保存状態がいいヒール草を見ることは滅多にありません!」
「そういうものですか?」
「そういうモノです!」
「いや、だから近いから!」
ミーさんはまた興奮した様子でテーブルに上半身を乗り出し俺の顔のすぐ前まで近付く。ま、俺的にはご褒美なんですけど、ここは冷静になりミーさんの肩を掴み無理矢理椅子の上へと戻す。
「すみません。思わず興奮してしまったようで……」
「いえいえ、俺としては嬉しいばかりなので」
「でもですね、ヒール草を採取してくるのはいいんですが、皆は何度言っても乱暴に地面から何も気にすること無く引っこ抜くだけで、これほど根が綺麗なままというのは本当に貴重なんです。是非、買い取らせて頂きます!」
「はぁ、ありがとうございます」
「で、お値段ですが……先ずは数と状態を確認させて頂きたいのでお時間を少々頂けないかと」
「あ~今日は無理そうですか」
「はい。申し訳ありません」
「そうか。いや、困ったな~」
『ピィ……』
「おや、そちらは?」
「セツです」
『ピ!』
「ちょっと、こちらへ来て下さい!」
「え? いや、まだ名前も知らないのにそういうことはイケないと思います!」
「は? 何を言っているんですか! いいですから、早く!」
「あ、はい……うわっ!」
俺は受付のお姉さんにいきなり手を握られ、驚き固まっているとお姉さんは俺の手を引き、一緒に来てくれとカウンターの向こう側から引っ張られる。でも、俺はいくらなんでも名も知らぬ人とそういうことはちょっとと怯んでいれば、お姉さんは「いいから!」と俺の手を強く引っ張り俺をそのままカウンターの向こう側へと引きずり込む。
「とにかくこちらへ」
「えっと……随分、情熱的なんですね」
「は? さっきから何を言ってるんですか?」
「ふふふ、分かりますよ。隠しきれない俺の魅力が悪いんですよね」
「ハァ~さっきから意味不明なことを言っていますが、多分あなたが考えていることは間違っていますから。では、中にどうぞ」
「え? はぁ、失礼します」
俺は冒険者ギルドのカウンターの向こう側へと無理矢理連れ込まれ、その奧にある会議室っぽい部屋へと案内された。
お姉さんは、会議室の扉を閉める際に誰も近くにいないことを確認してから、ソッと扉を閉めると、俺に椅子に座るように促す。
「では、改めまして。私はここ『冒険者ギルド トリリア村出張所』で受付業務を任されているミーです。以後、よろしくお願いします」
「はぁ……」
「では、早速ですが先程、ヒロ様は何をしようとされていましたか?」
「え? 何ってインベント「はい、そこぉ!」リからって……えぇ?」
俺は冒険者ギルドの受付嬢ミーさんから、さっき俺がしようとしたことの説明を求められ薬草をインベントリから取り出そうとしていたことを話せば、ミーさんは「ソレだ!」と俺に右手人差し指を突き付ける。
「えっと、俺は何か悪いことをしたのでしょうか?」
「はい。とは言え、正確ではないですね」
「えっと、ではなぜ?」
「なぜって言わないと分からないのですか?」
「はい。だって、昨日来たばかりなので」
「昨日だろうが、一年前だろうが、こんなのは常識です! 親に習わなかったのですか?」
「はい?」
「ですから、インベントリなんて、アイテムボックスの上位スキルをあんな人目の多いところで使うなと親から注意されなかったのかと聞いているんです!」
「されませんでしたが?」
「……呆れました」
「へ?」
ミーさんは俺がインベントリの重要性に気付いていないということから、親に聞いていないのか、親は何をしているのかと憤慨するが、そもそも俺は昨日、日本から異世界へ来たばかりだと話せば「ウソ!」と言うが、俺がこの辺では見かけないスーツに革靴という格好をしていることに気付いたのか、「言われてみれば」と右手で顳顬を軽く押さえ天井を仰ぐ。
「俺は一般的に客と言われている様で、もう少ししたら領主からの迎えが来て、王都までドナドナされる予定です」
「どなどなが何かは分かりませんが、王都へと招聘されるのは理解しました」
「分かってくれたのなら助かります」
「ですが、それとこれとは話が別です!」
「はい?」
ミーさんは俺が客であり、王都まで連れて行かれることは理解したが、それとインベントリの重要性は別だとテーブルの上に身を乗り出し少し興奮した様子で俺に言う。
「いいですか! アイテムボックスを持っている人は、常に狙われているのですよ。老若男女関係なく力尽くで抑えつけ隷属の魔道具や隷属の魔法を使って一生飼い殺しです」
「えぇ~またまたぁ~」
「……」
「……冗談ですよね?」
「ふぅ~そう思うなら、それでも構いません。ただ言っておきますが私は冗談の類は、あまり好きではありません」
「……はい」
ミーさんからの話というか、警告を聞いて「そう言えば」とラノベの設定を思い出す。アイテムボックスなどのスキル持ちは商人にとっては垂涎モノであり、当たりならば大店の商家に高給で雇われるが、外れならば先程の警告の様に一生奴隷として使い潰される運命となる展開もあったことを。
「……分かりました。以後、気をつけます」
「分かってもらえたのなら、いいです」
「はい、ありがとうございました。じゃ」
「あ、ちょっと」
「はい?」
ミーさんにお礼を言って帰ろうとしたところで、ミーさんに呼び止められた。
「それで、話を戻しますが何を取り出そうとしていたのでしょうか?」
「あ、そうでした、そうでした。実は……」
俺はインベントリから薬草を一束取り出し、テーブルの上に載せると、道中採取して来たんだけど、手持ちの軍資金がないから売れないかとミーさんに相談する。
「ま、確かにヒール草は常時依頼でありますが……」
「が?」
「これだけでは、買い取るにしても小銭にも満たないと言いますか」
「あ、大丈夫です。全部で確か……百五十六本ありますから」
「はい?」
「見せた方が早いですね。はい、これで全部です」
「あ……」
俺はインベントリから全てのヒール草を取り出しテーブルの上に載せればミーさんはそれを見て「ウソ、信じられない!」と呟く。
「もしかして、売り物にはなりませんか?」
「あ、いえ。その逆です」
「はい?」
「ここまで保存状態がいいヒール草を見ることは滅多にありません!」
「そういうものですか?」
「そういうモノです!」
「いや、だから近いから!」
ミーさんはまた興奮した様子でテーブルに上半身を乗り出し俺の顔のすぐ前まで近付く。ま、俺的にはご褒美なんですけど、ここは冷静になりミーさんの肩を掴み無理矢理椅子の上へと戻す。
「すみません。思わず興奮してしまったようで……」
「いえいえ、俺としては嬉しいばかりなので」
「でもですね、ヒール草を採取してくるのはいいんですが、皆は何度言っても乱暴に地面から何も気にすること無く引っこ抜くだけで、これほど根が綺麗なままというのは本当に貴重なんです。是非、買い取らせて頂きます!」
「はぁ、ありがとうございます」
「で、お値段ですが……先ずは数と状態を確認させて頂きたいのでお時間を少々頂けないかと」
「あ~今日は無理そうですか」
「はい。申し訳ありません」
「そうか。いや、困ったな~」
『ピィ……』
「おや、そちらは?」
「セツです」
『ピ!』
93
お気に入りに追加
687
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います
登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」
「え? いいんですか?」
聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。
聖女となった者が皇太子の妻となる。
そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。
皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。
私の一番嫌いなタイプだった。
ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。
そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。
やった!
これで最悪な責務から解放された!
隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。
そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。
7個のチート能力は貰いますが、6個は別に必要ありません
ひむよ
ファンタジー
「お詫びとしてどんな力でも与えてやろう」
目が覚めると目の前のおっさんにいきなりそんな言葉をかけられた藤城 皐月。
この言葉の意味を説明され、結果皐月は7個の能力を手に入れた。
だが、皐月にとってはこの内6個はおまけに過ぎない。皐月にとって最も必要なのは自分で考えたスキルだけだ。
だが、皐月は貰えるものはもらうという精神一応7個貰った。
そんな皐月が異世界を安全に楽しむ物語。
人気ランキング2位に載っていました。
hotランキング1位に載っていました。
ありがとうございます。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ド田舎からやってきた少年、初めての大都会で無双する~今まで遊び場にしていたダンジョンは、攻略不可能の規格外ダンジョンだったみたい〜
むらくも航
ファンタジー
ド田舎の村で育った『エアル』は、この日旅立つ。
幼少の頃、おじいちゃんから聞いた話に憧れ、大都会で立派な『探索者』になりたいと思ったからだ。
そんなエアルがこれまでにしてきたことは、たった一つ。
故郷にあるダンジョンで体を動かしてきたことだ。
自然と共に生き、魔物たちとも触れ合ってきた。
だが、エアルは知らない。
ただの“遊び場”と化していたダンジョンは、攻略不可能のSSSランクであることを。
遊び相手たちは、全て最低でもAランクオーバーの凶暴な魔物たちであることを。
これは、故郷のダンジョンで力をつけすぎた少年エアルが、大都会で無自覚に無双し、羽ばたいていく物語──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる