猫と暮らす日々

ももがぶ

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突然終了のお知らせ

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 その日もいつもの様にベッドに横になれば、当然の様に私の腕枕を目当てに横になるが、その日は少し違った。

 何が違ったかと言うと、いつもの様にゴロゴロと喉を鳴らしながら、横になっていた猫だったが、私がうつらうつらとしていた寝入りばなにムクッと立ち上がり足下の方へと移動していった。

 最初は何か気に入らないことでもあったかなと思ったが、直ぐに『添い寝終了の時期』なんだなと思った。

 思えば『冷やし中華始めました』と幟や店内にお品書きは貼られるが、終わる時はそれらが無くなることで『冷やし中華』の終わりを知ることが出来る。

 だが、猫の添い寝は自分の体感温度でしかないから、まるで梅雨のように何時始まり何時終わるのかは分からない。

 後になってから、「あ、この日が始まりで、この日が終わりだったんだな」というのが分かる。

 でも、そうやって『添い寝サービス』は密かに終わったと思っていたが、少し肌寒さが戻ると、『添い寝サービス』も始まるのだった。
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