リアルチェンジ 1

どら焼き

文字の大きさ
上 下
28 / 37
1.チェンジする日々

28.なぜ敵対してきたのかの謎と、その報い。2

しおりを挟む
28.なぜ敵対してきたのかの謎と、その報い。2

 土の精霊の言い分は、オレが悪いらしい。 

 ホ~。

 しかし、事のはじまりが、オレの生まれる前だと言う。

 ホ~。
 つまり、オレの前世が土の精霊よりも強い存在だったのか?それとも、戦闘状態の特別な存在だったのか?

 よく聞け!

 ホ~、命令できる存在だと言うことか?へ~、なるほど、なるほど。滅しても良い存在だとは、よく分かったよ。

 ベギン!ボキ!がキリ!
 ヤミーに、叩きのめされる土の精霊…。「お許しをお許しを!」とか抜かしてやがるが、反省するつもりもないだろうな。

 徹底的にボコボコに避れて話しだしたことは、原因はクソボケ祖父らしい。
 とてつもなく強い魔物と戦闘した、クソ祖父はその戦闘の後に、巻き添えになった祖母を治療する事を要求したが、戦闘だけ祖父に要求して、闇の精霊は対価も払わずにサッサとどこかに行った、逃亡したというのだ。

 土の精霊は、要件が終わったから帰ったとか、言ったがボコボコにされてやっと、正確な話をヤミーに促されて口を割った。

 その闇の精霊は、その時祖母を治療していたら助かっていたとヤミーは補足する。
 そして、闇の精霊と闇の核精霊ヤミーとは別物であり、格もかなり違う。

 土の精霊は、精霊は任務を伝える事と遂行には関心があるが、その後は何も関係もなく、関心もないと言う。


 話が見えてきた。つまり勝手に人の妻の命を使うなり、殺すなりして後は知らんと逃げたと……。悪魔やん。


 ヤミーが、黙った土の精霊を蹴り倒した。腹が立つから頭を砕いてやった。

 土の精霊が、あ~う~とか抜かすが、「悪魔は叩き殺す!」というと、今度は雷の精霊が口を開いた。

 クソボケ祖父は、仕返しをやりだしたらしい。簡単に言うと、ヨーロッパで暴れていた悪魔を捕まえてきて、縛って大きな鉤爪を貫通させて棒に吊り下げたらしい。

 そして、悪魔討伐として現れた闇の精霊を捕まえたという。

 死の淵の祖母を回復させろと、迫ったらしい。まぁ、正当な要求ではあるな。うん。

 しかし、闇の精霊は応じなかった。そして、祖母は亡くなったので、祖父は闇の精霊を封印した。
 うん。悪魔を封印するのは確かに筋が通っている。当たり前だな。

 しかしだ、闇の精霊を封印することは禁止だ!と神が、出て来たというのだ。

 ほ~? それで? なら、神が筋を通したのか?

ヤミー
「それが、筋を通さなかったらしい。そして、その神はその事を咎められてつかまった。天界に逮捕された。」

 で?どうなるの?放置?生き返らせないといけないよな?

 光の精霊が、言い出した。生き返らせるのは禁止されている。だから出来ない。しかし、闇の精霊を捕まえる事も禁止されている。

 ハァ?なら、やりたい放題じゃないか?!

ヤミー
「そ、そう、精霊達は考えなかった…。だか、これは貴様ら精霊にいうが、天界は怒った!貴様らにな!呼び出された!貴様らのおかげでな!」

 ガクブルになる3精霊。

 光の精霊は、先を言えと言われて、話すしかない。
 クソボケ祖父は、闇の精霊を封印する事を邪魔されるなら、責任を取らせる事にしたという。闇の精霊を妻を生き返らせるまで、自分の体内に封印したのだ。

 なるほど。日頃は別の次元にいる闇の精霊を常時監視するなら、そうするしかないな。

 すると、他の精霊に別の神が闇の精霊を解放するように説得するように指令がきたと言うのだ。

 ホ~?だけどそれは、悪魔の行為の犯罪を許認可した理由にはならないな。無罪・免罪符にはならないな。

 顔をしかめる土の精霊を、ヤミーが叩きのめす。

 なので実子の娘から、呪力などを無理矢理取り上げたと言うのだ。
 しかし、クソボケ祖父はビクともしなかった。
 なので、風の精霊とその契約者に協力を仰ぎ、制裁としてクソ祖父に自分の子供と赤の他人と区別出来ないようにしたという。

 ふ~ん。やつも黒か。

 そして、蔑まされながらも結婚した娘の産んだ子供からも、何もかもの力を奪ったという。

 ほ~、なら返さないといけないな。元に戻さないと、こちらも死滅させよう。悪魔に対する忖度はいらない。

 待ってくれとか、ヤミーが言うが「忖度(そんたく)はしない。」とはっきりとオレは言っておいた。
 完全に、闇の精霊が悪く、後始末をしなかった逆ねじを食らわせてきた、悪魔となった闇、風、雷、土、光は、有罪だな。


 ん、そういえばヤミーってどういう地位なの?
 は?地球とか惑星単位の精霊ではなくて、この地球がある宇宙単位の精霊!?
 あ~、だからガクブルなのか。

 聞くと、闇精霊が悪い。これは間違いない。
 なのでこの問題は、クソクズボケ祖父の闇の精霊の問題だな。

 何も、祖父のおかけで飯を食っていたわけではない!それどころかコチラの就職先とか潰してくれたのと、虐待とかされていたので、祖父だからと責任を取る義務もない。

ヤミー
「う、有無。確かにそうじゃ。」

 なので関係は無いのと、こちらからも触らない。


 で、次の別の問題だ。
 うちの親たちの本来ある力を、奪った事とオレの力も奪い、そして、風の精霊も加担して虐待されたからな!
 幸せもなにもかも取り上げられ、仕送りすら出来ないようにされた。

 このクソ外道共が!

 なので、実は怨霊ズが両親がどこにいて、すぐに現金を届けてくれたのには、ものすごく感謝している。相当困っていたはずだ。
 
 さて、本来有った生活とそして力を戻してもらおうか?


 無理だと、頑なに拒否をする3精霊。ほう?頑なに捻じ曲げた事をずっと押し通せると思っているのか!泣き寝入りすると思うなよ!

 何か処分を食らわせないと。
 コイツラを束縛しないと、反省せずにずっと元に戻さないつもりだ。

 ブラックプリズン!

 3精霊を一応封印はする。そして、対応を考えないと。 

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

今日の授業は保健体育

にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり) 僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。 その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。 ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

鐘ヶ岡学園女子バレー部の秘密

フロイライン
青春
名門復活を目指し厳しい練習を続ける鐘ヶ岡学園の女子バレー部 キャプテンを務める新田まどかは、身体能力を飛躍的に伸ばすため、ある行動に出るが…

処理中です...