異世界勇者召喚失敗か?

どら焼き

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第4章 魔王と邪神が怖がり逃げ出す者。

第132話 オオベ国にウサギ獣人さん達が大移動!

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第132話 オオベ国にウサギ獣人さん達が大移動!

 異世界301日目 午後1時

 門前街
 既に、ウサギ獣人さん達が大移動をしてきていた。もちろん亡命希望者だ。いや、大きな街そのものの移動だな。

ナツ(聖女Ver.)
「入れましょう!」
 女性陣も、何故か即断した。
 え?全員女性?しかも美女ばっかり200万人?まじか!

 実はウサギ獣人さんは、レオラルド王国の勇者国王の側近、近衛師団の10人いる副師団長の1人を見たことがある。男性だ。
 そして、その男性のウサギ獣人いわく、土と水の女神を信仰しているとか言っていたよな?

 実は、それが大問題だったのだ。
 なんと、元々の猫獣人、羊獣人、熊獣人とウサギ獣人はなんとナツを信仰していたという。

 だが、ナツがあの亀とかと相打ちになってから、土と水の女神の勧誘で男性陣と一部の女性陣と、今、眼の前にいる女性陣だけ部族に別れと言うのだ。

 そして、今でもナツを信仰する女性陣のジョブは、全員、巫女プラス別のジョブという、ダブルジョブの為に、一応保護するされていたが、ナッシュ王国に土の女神がやってきてから、今度の違法勇者召喚の次の召喚の魔力が足りないからと、生贄にされそうになった昨夜、風貌からど~も、オレの師匠らしき人の側近らしき方が出てきて、オオベ国に行けと言われたらしい。

 しかし、オレの背中には冷や汗が流れていた。
 ついに動いた!
 そんな予感だ。時代が動く予感。すぐに、彼女達は歓待された。


 異世界302日目 午前8時

元キャロテリア王国クウィーン ローズ
(ウサギ獣人)
「め、女神様とは知らずに…そ、その…。」

ナツ(女神Ver.)
「よくぞ、私が動けなくなっても、耐え抜いて頑張ってくれました。」
 
 元オオベ国から海岸線にそって、移転する前のクソバカ王国のエリア北部からバランノード王国中部まであったのが、キャロテリア王国。
 ウサギ獣人の国であった。
 
元キャロテリア王国クウィーン ローズ
「生き残った我ら、忠誠を誓います。」

 ナツ(女神Ver.)
「ハイ。それでは、みんな用意できましたね。
 これより主様の従者となります。」

 え?そのいい方はまさか?!

元キャロテリア王国クウィーン ローズ
「そ、その男性は触れるのも初めてなので。できれば、優しくお願いします。」

 う、え?全員巫女のジョブ?え?それって!!


 異世界305日目 午前11時

 あ、寝るのを忘れていた。けど、まだ眠くない。
 いや~、その嬉しいのやら楽しいのやら、3日間?もうムフフし放題だよ。
 狭い結界内なら5人になれるけどそれでも、3日間かかった。

 ピーチ達ともかなり打ち解けてきて、良かったよ。
 そして、吉報は続く。
 ニンジンが出来た(はや!)、しかもスウィートキャロットだ!
 短い品種だからではないけど、育つのが早かったので助かった。

 が、それが後に大革命を起こす!

 オレが嫁様を増やしていた頃、勇者国王達は、逃げられたウサギ獣人達の代わりに盗賊団を捕まえて、魔力を強制的に絞り出して異世界勇者召喚をしていた。

 後から聞くと、オオベよりも強く言うことを聞く者は誰かと聞かれた国会議員たちは、GSG9 、ワイルドターキー、スペツナズ、グリーンベレーなどを地球の各国の特殊部隊らしきを言ったらしい。(一部はワイルドギースでは?と思うのだが…。)

 は?
 で、聞いたあとに召喚しようとしたが、なにかとんでもない力で、召喚が阻害されて暴徒が雪崩込んで来たという。

 は?
 暴徒? へ~。
 タウリーンの画面でレオラルド王国を見たら…南米アメリカとかで起きていた暴動とか、アメリカのデモ隊とか、どこかの国の戦車とか、無茶苦茶だった。

 あ、あの勇者国王のやつ、マジでやらかしやがった!

[速報]勇者国王異世界勇者召喚失敗。
 人に、苦労を押し付けようとするから、王国も終わりか?

 地元勇者パーティーを送り込もうと思っていたが、やめた。
 
 戦車が、白ネズミのモンスターを撃った!だが奴らはすばしっこいぞ!
 やはり避けられたが、後ろにいたネズミにあたった!
 さすが、歴戦の戦車使いって事か。
 
 な!

 戦車の砲弾の直撃を食らっても、筋肉で弾き返しやがった!
 だ、だが砲弾が砕けている!白ネズミの内臓にダメージはあったはずだ!

 あまり、ダメージがない?
 ん?あれ?あの少数の部隊が持っている銃は映画のポスターで見たことがあるな。
 まさかGSG9か!
 一部は、召喚に成功していたのか?

ナツ(女神Ver.)
「音声入ります!」

 やはり、GSG9だ。地球ではゴーストとの戦闘中に移動させられたとか言っているな。
 そうか、魔王達と戦闘をしていたのか。

 上手い!白ネズミの目を確実に狙撃している!
 あれが世界からも認めれたプロか!
 あれ?ステータスとか彼らは取れてないのか?

ナツ(女神Ver.)
「みたいですね。彼らの頭の上になにかを禁止するマークが見えます。」

 う~ん。
 あ!勇者国王達を見つけたが、ヨロヨロだな。
 そして、まだ完全に修復出来て無かった、レオラルド王国の城の1~3の城壁が壊された。
 だろうな。
 レオラルド王国は陥落するかもな。
 

異世界306日目 午後5時

 レオラルド王国が、異世界勇者召喚したせいで、大技が使えない。
 既に第2城壁までせめこまれている。

 そんな時、ネコ獣人さんからモンスター地帯からエルフの隠れ里の者が接触してきた事が伝えられる。
 それは、レオラルド王国の国書だった。
 
 なるほど、レオラルド王国はコチラの動きを掴んでいたのか。
 そして、エルフ達とも裏で繋がっていた。
 あれ?なにか引っかかるな。
 まぁいいか。
 で?国書?誰宛かな?しかも呪い付き?
 ピーチ宛だったな。
 ふ~ん?国を乗っ取ろうと?
 ふざけた事をしようとしやがるな~!

 いいだろう!そっちがそんな覚悟なら!
 乗ってやろうじゃないのか!

 

 
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