異世界勇者召喚失敗か?

どら焼き

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第3章 失敗国王✕ダメ王子✕クソ勇者 本格的災害の始まり!

第83話[幕間]ナッシュ王国の大拡大計画の開始。

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第83話[幕間]ナッシュ王国の大拡大計画の開始。

 ナッシュ王国。
 果蓮 杉名(かれん すきな)など異世界召喚勇者であり、[裏切り者]達の逃げ込んだ王国。

 そのリーダー・クソ召喚勇者 クソダ・カスゲロ(あだ名 本名は主人公は偽名だと判断しているので覚えても無駄だとして覚えていない。実は実際に偽名。)は、国王にマヨネーズを提案した。

 生き残った異世界召喚勇者隊は15名。
 オタク組に聞いていた、異世界ラノベの知識を使った逆転のギャンブルを仕掛けた瞬間である。

 そして、弁当用マヨネーズパックがあった為に、国王がマヨネーズを茹でた雑草にかけて食べた時に、一回目のギャンブルは勝った。
 
 「美味い!」
 宰相まで、涙を流して美味いというマヨネーズ。

 この国には、すでに食料はなかったのだ。
 国王ですら、雑草の茹でたものしか食べられない。時々、出てくるのが国宝のガーデンバードという、まるっきしニワトリの生む卵のみだ。

 そう、ニワトリか国宝なのだ。いまや、ニワトリ卵は金と同じ重さで取引される。
 フライドチキン?そんな事をすれば処刑だ。

 だが、クソ召喚勇者 クソダ・カスゲロ達の立場が少し良くなった程度しかない。
 まだ、状況は不味いのだ。
 オオベから魔力の供給が無いと、自分達のチートスキルは使い物にならない。
 オオベを裏切るように指令されたから、裏切ったのであって、今更頭を下げて解決しない状況なのに無理だと言うと、[こちらの計画では、裏切るように言っていない、そして計画の変更はない。協力してもらわないと死ぬぞ!]と言われた絶望じょうたいだ。

 やはりスキルが使えないと、この世界は生きていけない。
 だが、国王から言われたオオベが召喚勇者達を拒否する理由が、確かにかなり不味いものだと判明。
 魔力を受け渡す呪いの装備が有るから使えばいいと思ったが、自分達の祖先も呪術を使う一族である。
 
 人を呪わば穴二つ

 などで使いたくないが、それ以外の正規の魔力受け渡しの方法が問題だった。

果蓮 杉名(かれん すきな)
「オオベに抱かれないと、生きていけないの?
 そんな…。」
 女性は…、まぁ知らん。自業自得の面があり過ぎだから知らん!

 男は、かなり不味い。悪魔の召喚儀式と同じだと言うのだ。
 つまり勇者はポンコツ確定だ。

 その事の彼らの会議模様を、王太子派に聞かれてしまっていた。

ナッシュ王国 王太子
「いいことを思いついた。陛下!陛下に毒草を食わした奴らを放置するわけにはいきません。
 バツとして、どうやって手に入れた知りませんが、第2王子の手に入れたデカイ魔石で結界を張る前に、異世界勇者召喚をしましょう!
 そして、地元勇者たちと組ませて魔王を倒させて、また魔石を手に入れる。
 そして、結界を張る。これで我が国の復興と拡大は保証されます。
 第2王子に罰を!」

 第2王子に罰を!
 家来が復唱する。
 第2王子は、食料を調達しに行かしたのに、魔石を持って帰ってきた行商隊を監禁した。
 魔石についていた代金支払いの要請書を国王にも渡した。

ナッシュ王国
「食料徴発…。お前(第2王子)なにを考えている?
 戦争するつもりか?
 代金は、我が国の鉱山からでるアダマンタイトとミスリルか…。」

宰相
「鉱山は、食料難で停止中ですよ。
 しかし、金ではなく鉱物でも取引できるとなれば、するべきです。
 あのマヨネーズはうまい。しかし今回みたいに毒草ですらわからなくなるほど危険です。」

 魔石は没収さらて、国王は異世界勇者召喚をすることにした。
 国家没落回避作戦である。
 うまくいば、クソ召喚勇者たちは用済みに出来て、引き渡して食料と交換も出来る。
 こんな美味い話はない。
 すぐに準備を始めた。

 ナッシュ王国筆頭宮廷魔導師
「ドクアソホアボホケ~」
 呪文の詠唱がはじまり、生贄の代わりに魔石からの魔力を使うと…

 ピカリ!
 魔法陣が光りそして、どう見てもおっさんな奴らがいた。

 副総理 兼外務大臣。官房長官。陰陽師5人退魔師2人 SP5人 

 それをみて笑う異世界召喚勇者達。

クソ召喚勇者 クソダ・カスゲロ
「ギャッハーー!オッサンを召喚してバカーー!ハッハッハッハッハッ!」

 ムカつく大臣達。
 一応鑑定をしたが、チートスキルなし!
 そして、魔石から魔力がなくなって自爆した。
 
 自爆を探知して、女神様達がこうりんする。

女神様A?
「やっと、見つけたぞ!オオベ!
 あれ?いない?オオベをどこにやった!

 ブチギレる女神様達。
 知っている事を、すべて言う宰相。
 再度異世界召喚をしたことを女神様に罰されるナッシュ国王。
 雷で黒焦げた。だが生かされている。

 クソ召喚勇者 クソダ・カスゲロ達は、速くオオベに許してもらって魔王を倒せと雷が落ちた。

 問題は、召喚されてしまった日本政府の大臣達だ。
 女神様は面倒なのど、オオベの今の行動原理は、こいつらも[裏切り者]たちの共犯だったとのことから、すぐに女神様ボイスでいう。

「御乎幤(おおべ)を裏切りし子孫よ!
 約束を実行しないお前たちに、神の助けはない。
 国民を裏切り騙し選挙で選ばれて、重税を課す[裏切り者]よ!
 お前たちに神も人も助けぬ。
 こんな事に巻き込まれるのは、当たり前!
 反省するのは貴様らだ。責任はすべて貴様らにある。
 宰相!コイツラをオオベのもとに連れていけ!
 謝罪させて許されないと、元の世界に帰られないぞ!」

 そう言って、さっさと帰って行った女神たち。女神たちは、この機会にオオベの説得?を丸投げしたのだ。

官房長官
「何だと? ここは大縁 増田(おおべ ますた)が、召喚された世界だと?
 (どうやって説得しろと言う?説得材料なんてない。報奨金は発行不可能額。宰相の地位は選挙制度に変わった現代では実現不可能。
 謝罪?不可能のだろうが!)」

 ナッシュ国王は、ものすごく嫌な予感がしていた。そしてオオベの事を洗いざらい話させて、やっと聖大教会帝国の言っていた事と組み合わせて、本当の事態を知る。

 国王は、レオラルド王国、聖大教会帝国に特使を派遣して、協力を要請するしかなかった。

 まさか、新聞に載せる戦略を使った事で、オオベ達が吹き出す事になるとも知らずに。

『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』


 


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