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5.クエスト完了報告と報酬と。
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5.クエスト完了報告と報酬と。
ダンジョンの通路に開いた横穴。
その中に入っていくリーダーのガリ。
全員入れと言うので入ると、そこには何も無い部屋だった。
リーフは、よくわからなかった。
このダンジョンには、階層ごとの階段の近くにセーフゾーンと呼ばれる休憩出来る空間があった。
そこは、近くまではモンスターがよるけど、決してそれ以上は近づく事はない空間なので、ハンターはダンジョン攻略するときには、必ずそんな空間を見つける事が基本動作なっていた。
だが、この横穴の空間にはセーフゾーン共通の魔方陣らしい模様が無い。
リーダー ガリ
「ふー、間違いないな。見つけたぜ。おい、リーフ朗報だ。これでクエストは完了する。
見せてやるよ。お前には苦労をかけたからな。」
なんだ?理由がわからないのだけど、ボヘ達も僕を前に行かして、ガリが言うものを見せようとさせる。
パア!と、床に魔方陣が現れたと同時に床に穴が開いた!
うわー! 落ちるリーフ。
リーダー ガリ
「ありがとよ! これで俺達新生ガリズは、晴れてBランクパーティーに昇格だ!」
重戦士 ゲリ
「ハハハハハハハハ、やっとだよ! 最後に役にたったなリーフ! あばよ!」
魔法使い ボヘ
「ごめんね~、このままだとアンタの親と私の親が決めた婚約を実行しないといけなかったから、ちょうど良かったわ。
私、ロイヤルファミリーのいち員になって幸せになりたいから、死んでね~。」
ヒーラー トト
「私の脱出計画の糧になってありがとうございました。安心して死んで下さい。」
なんだってー!
闇の中に落ちて行ったリーフを消えるまで見送った、ガリズの面々はガリが腰の袋から出した(帰還石)という、使えばダンジョンからすぐに脱出出来るダンジョンドロップ品のマジックアイテムを使って、ダンジョンから脱出してギルトのから派遣されて待っていた迎えの馬車に乗って、ベラボー辺境伯領都・ベラボーに帰って行った。
リーダーガリは、ハンターギルトの両開きの扉を押して入り、受付嬢にクエスト完了を報告した。
受付嬢 ベロア
「ハイ、昇格クエストですか。
え? 昇格クエスト???
少しお待ち下さい。」
受付嬢が、変な顔をして後ろにいるギルト職員の上司のもとに向かう。
受付嬢ベロア
「あの、何のクエストですか?」
リーダー ガリ
「おい!昇格クエストだと言っているだろ!
これが、ギルトマスター自筆の昇格試験クエストのクエスト票と受付完了の書類だ!
早く、昇格処理をしろよ!こちらは疲れているのだよ!」
声を荒げたガリ。
だが、受付嬢の受領・実行中のクエスト票のファイルには、ガリズ昇格クエストの書類なんて無い。
だが、ギルトマスター直筆だという、クエスト票には、ギルトマスターの偽造出来ない本物の魔法印が押されていた。
そして、偽造出来ない魔法インクでのサインもある。
間違いなく本物だと、ギルトの魔道具は判定を出している。
どういう事?
受付嬢ベロアは、いつもガリズの書類手続きとかしているリーフを出してくれと言うと、ガリが笑い出した。
リーダー ガリ
「ハハハハハ、そんな引っ掛けをするのか?
心配するな! しっかりとギルトマスターの指令通りクエストは実行されたよ。
真贋を見極める魔道具を出して見ろよ。」
なんて言って、いくら言ってもリーフを出さない。
上司は、ギルトマスター室にすでに向かったみたいだ。
2階からギルトマスターが降りてきたので、やっとこの理由のわからない事も解決だと、胸をなでおろした受付嬢ベロア。
やれやれ、やっと来たか。遅いのだよ!
まぁいいか、Bランクにやっとなれる。
そうリーダー ガリは、2階から降りてきたギルトマスターに、ギルトマスター直筆のクエスト票を見せて、完了したと伝えた。
だが、ギルトマスターのヤツ「なんだそれは?」とか言い出したのだ。
おい! 怒るぞ!
こちらは剣をいくつも折って、盾を壊してでもなんとかクエストを完了したんだよ!
ホレ!真贋の魔道具でもオレはウソをついてないって判定が出ているだろ!
早く昇格処理をしろよ!
ギルトマスター ワッタ
「は? 何を言っている?
昇格クエスト? お前たちにはまだ早い!
何を寝惚けた事を言っているのだ。」
ブチッ!
ガリの頭の中で、何かがキレた。
騒ぎを聞いて、受付横の酒場で休憩していた他のメンバーもやってきた。
魔法使い ボヘ
「オイ!ギルドマスター! 何を言っているよ! おこるわよ!
クエストを私達に直接出したのはあなたでしょ!
約束は守ってもらうわよ!」
重戦士 ゲリ
「おいおい、無かった事にしようなんて、何を考えているのだよ。
昇格とクエスト報酬は、しっかりといただくぜ。
俺達に、[死出のダンジョン]のトラップの穴にリーフを入れろって言ったのは、あんただろうが!
そして、第3王子様が勇者として修行するために俺達とパーティーを組むことが決定したから、リーフをダンジョンのトラップにかけて来いって言ったのはギルドマスターだよな!
クエスト票にも書いてあるぜ!」
ヒーラー トト
「さぁ! クエスト報酬の領外通過許可証を早く出して下さい。
これから、私達は王都に行くのでしょ!」
「貴様ら、何を言っている!」ギルドマスターは怒鳴り、そしてガリ達と乱闘になり、ボコボコに殴られた挙げ句、ギルドマスターの斧スキルを食らったガリズのメンバーは、救護院送りになって入院となった。
「どうやって、こんなクエスト票を偽造したのか調べろ!」
ギルドマスターは、職員に激を飛ばす。
だが、職員達は困惑した。
受付嬢 メイは、この通し番号の白紙のクエスト票を確かにギルドマスターの命令で、ギルドマスター室に上司と共に持っていった。
受付嬢 ベロアは、いくらスキル鑑定をしても、クエスト票を確かめる魔道具の判断でも、そのクエスト票は、本物だとしか出てこない。
まして、ガリは真贋の魔道具での鑑定も自らやっている。
他の職員も調べたが、どう調べても本物だ。
クエスト票には、ギルドマスターの字で書かれていた。
ガリズ昇格試験クエスト
[死出のダンジョン]の略式地図で描かれている所にある、トラップ魔法陣にパーティーメンバーのリーフをはめること。
しっかりと、穴に落ちた事を見えなくなるまで確認すること。
報酬 ○ガリズのBランクパーティーへ昇格
○第3王子様が、お忍びで来られるので勇者としてパーティーに迎える事。
○第3王子様の第一第二の夫人として、ボヘとトトは選ばれる事。
○ガリとゲリを子爵としての取り立てる事。
○新生ガリズのメンバー全員に、ベラボー辺境領外通過許可証を発行する事。
ハンターギルト・ベラボー辺境領支部
ギルトマスター ワッタ 印
本物だ。
だが、ありえないクエストだ。
ハンターパーティーの仲間を裏切って殺害させるクエストなんて、前代未聞の事だ。
だが、本物のクエスト票だ。
極秘の王子来訪の事まで書いてある。
どういう事だ?
サブギルトマスターは、その後ギルトマスターが不機嫌に帰ると、すぐに飛び出て王都の王国内ギルド統括室に向かった。
ダンジョンの通路に開いた横穴。
その中に入っていくリーダーのガリ。
全員入れと言うので入ると、そこには何も無い部屋だった。
リーフは、よくわからなかった。
このダンジョンには、階層ごとの階段の近くにセーフゾーンと呼ばれる休憩出来る空間があった。
そこは、近くまではモンスターがよるけど、決してそれ以上は近づく事はない空間なので、ハンターはダンジョン攻略するときには、必ずそんな空間を見つける事が基本動作なっていた。
だが、この横穴の空間にはセーフゾーン共通の魔方陣らしい模様が無い。
リーダー ガリ
「ふー、間違いないな。見つけたぜ。おい、リーフ朗報だ。これでクエストは完了する。
見せてやるよ。お前には苦労をかけたからな。」
なんだ?理由がわからないのだけど、ボヘ達も僕を前に行かして、ガリが言うものを見せようとさせる。
パア!と、床に魔方陣が現れたと同時に床に穴が開いた!
うわー! 落ちるリーフ。
リーダー ガリ
「ありがとよ! これで俺達新生ガリズは、晴れてBランクパーティーに昇格だ!」
重戦士 ゲリ
「ハハハハハハハハ、やっとだよ! 最後に役にたったなリーフ! あばよ!」
魔法使い ボヘ
「ごめんね~、このままだとアンタの親と私の親が決めた婚約を実行しないといけなかったから、ちょうど良かったわ。
私、ロイヤルファミリーのいち員になって幸せになりたいから、死んでね~。」
ヒーラー トト
「私の脱出計画の糧になってありがとうございました。安心して死んで下さい。」
なんだってー!
闇の中に落ちて行ったリーフを消えるまで見送った、ガリズの面々はガリが腰の袋から出した(帰還石)という、使えばダンジョンからすぐに脱出出来るダンジョンドロップ品のマジックアイテムを使って、ダンジョンから脱出してギルトのから派遣されて待っていた迎えの馬車に乗って、ベラボー辺境伯領都・ベラボーに帰って行った。
リーダーガリは、ハンターギルトの両開きの扉を押して入り、受付嬢にクエスト完了を報告した。
受付嬢 ベロア
「ハイ、昇格クエストですか。
え? 昇格クエスト???
少しお待ち下さい。」
受付嬢が、変な顔をして後ろにいるギルト職員の上司のもとに向かう。
受付嬢ベロア
「あの、何のクエストですか?」
リーダー ガリ
「おい!昇格クエストだと言っているだろ!
これが、ギルトマスター自筆の昇格試験クエストのクエスト票と受付完了の書類だ!
早く、昇格処理をしろよ!こちらは疲れているのだよ!」
声を荒げたガリ。
だが、受付嬢の受領・実行中のクエスト票のファイルには、ガリズ昇格クエストの書類なんて無い。
だが、ギルトマスター直筆だという、クエスト票には、ギルトマスターの偽造出来ない本物の魔法印が押されていた。
そして、偽造出来ない魔法インクでのサインもある。
間違いなく本物だと、ギルトの魔道具は判定を出している。
どういう事?
受付嬢ベロアは、いつもガリズの書類手続きとかしているリーフを出してくれと言うと、ガリが笑い出した。
リーダー ガリ
「ハハハハハ、そんな引っ掛けをするのか?
心配するな! しっかりとギルトマスターの指令通りクエストは実行されたよ。
真贋を見極める魔道具を出して見ろよ。」
なんて言って、いくら言ってもリーフを出さない。
上司は、ギルトマスター室にすでに向かったみたいだ。
2階からギルトマスターが降りてきたので、やっとこの理由のわからない事も解決だと、胸をなでおろした受付嬢ベロア。
やれやれ、やっと来たか。遅いのだよ!
まぁいいか、Bランクにやっとなれる。
そうリーダー ガリは、2階から降りてきたギルトマスターに、ギルトマスター直筆のクエスト票を見せて、完了したと伝えた。
だが、ギルトマスターのヤツ「なんだそれは?」とか言い出したのだ。
おい! 怒るぞ!
こちらは剣をいくつも折って、盾を壊してでもなんとかクエストを完了したんだよ!
ホレ!真贋の魔道具でもオレはウソをついてないって判定が出ているだろ!
早く昇格処理をしろよ!
ギルトマスター ワッタ
「は? 何を言っている?
昇格クエスト? お前たちにはまだ早い!
何を寝惚けた事を言っているのだ。」
ブチッ!
ガリの頭の中で、何かがキレた。
騒ぎを聞いて、受付横の酒場で休憩していた他のメンバーもやってきた。
魔法使い ボヘ
「オイ!ギルドマスター! 何を言っているよ! おこるわよ!
クエストを私達に直接出したのはあなたでしょ!
約束は守ってもらうわよ!」
重戦士 ゲリ
「おいおい、無かった事にしようなんて、何を考えているのだよ。
昇格とクエスト報酬は、しっかりといただくぜ。
俺達に、[死出のダンジョン]のトラップの穴にリーフを入れろって言ったのは、あんただろうが!
そして、第3王子様が勇者として修行するために俺達とパーティーを組むことが決定したから、リーフをダンジョンのトラップにかけて来いって言ったのはギルドマスターだよな!
クエスト票にも書いてあるぜ!」
ヒーラー トト
「さぁ! クエスト報酬の領外通過許可証を早く出して下さい。
これから、私達は王都に行くのでしょ!」
「貴様ら、何を言っている!」ギルドマスターは怒鳴り、そしてガリ達と乱闘になり、ボコボコに殴られた挙げ句、ギルドマスターの斧スキルを食らったガリズのメンバーは、救護院送りになって入院となった。
「どうやって、こんなクエスト票を偽造したのか調べろ!」
ギルドマスターは、職員に激を飛ばす。
だが、職員達は困惑した。
受付嬢 メイは、この通し番号の白紙のクエスト票を確かにギルドマスターの命令で、ギルドマスター室に上司と共に持っていった。
受付嬢 ベロアは、いくらスキル鑑定をしても、クエスト票を確かめる魔道具の判断でも、そのクエスト票は、本物だとしか出てこない。
まして、ガリは真贋の魔道具での鑑定も自らやっている。
他の職員も調べたが、どう調べても本物だ。
クエスト票には、ギルドマスターの字で書かれていた。
ガリズ昇格試験クエスト
[死出のダンジョン]の略式地図で描かれている所にある、トラップ魔法陣にパーティーメンバーのリーフをはめること。
しっかりと、穴に落ちた事を見えなくなるまで確認すること。
報酬 ○ガリズのBランクパーティーへ昇格
○第3王子様が、お忍びで来られるので勇者としてパーティーに迎える事。
○第3王子様の第一第二の夫人として、ボヘとトトは選ばれる事。
○ガリとゲリを子爵としての取り立てる事。
○新生ガリズのメンバー全員に、ベラボー辺境領外通過許可証を発行する事。
ハンターギルト・ベラボー辺境領支部
ギルトマスター ワッタ 印
本物だ。
だが、ありえないクエストだ。
ハンターパーティーの仲間を裏切って殺害させるクエストなんて、前代未聞の事だ。
だが、本物のクエスト票だ。
極秘の王子来訪の事まで書いてある。
どういう事だ?
サブギルトマスターは、その後ギルトマスターが不機嫌に帰ると、すぐに飛び出て王都の王国内ギルド統括室に向かった。
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