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第6章 力の激動と共に動く国

第436話 動き出す者達…1

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  地球…東京都…警視庁

 中央情報管理室

そこでは、休暇明けの銭形警視正が、

ものすごい眉間に、シワを寄せて

資料を見ていた。


そこにあるデーター

それは、用が作ったマルダス世界に

拉致された人の名簿…



そして、PC画面上に有るのが、

日本での被害者のデーター。


合わない…数が合わない…


そして、用が書いた、

最後の1文…

「他の世界が同じ事を、

やっている可能性がある。

気をつけて!」


警視総監
「用君の資料はすごいな。

こちらの都合も、そして情報公開の

材料もすべて書いてある。

銭形君、あまり背負いすぎるな!

これを見て、総理と与党、野党党首は

すぐに決断したよ!

少し忙しくなるが、

動くぞ!」


銭形警視正
「は! 舐められないように

しなくては!」

警視総監
「全く!そのとおりだ!」



□□□□□□□□□□□□□□□□
その頃、とあるところにある山では…

 
「おい!マルダス世界から帰ってきただと!」

「宗主様!どうしましょう!」

「用賀家に対する工作は?」

「工作員の9割が…意識不明です。」

「その、我々の手下も8割が、

その…食中毒で…意識不明です。」

「あぁ?テメー何言っいるんだ!

誰だ!その時の、責任者は?」

「副宗主様の子息様です。

その…もったいないと…

賞味期間が一ヶ月前に切れた、

冷凍していない廃棄冷凍野菜を

2週間前から使って…」

「確かに、食費が一億

浮いたとか言っていたな。」

「それで、初めは皆、

胃薬でがんばっていたのですが…」


「あのボケ~!」

「で、病院費用で一億越える損害か?」

「その、副宗主が…何かの投資に

浮いた一億とか入れてしまって…」

「聞きたくねーーーーーー!」

「それに、あのショッピングモールの

乗っ取りは成功しましたが、

経営が大失敗しまして、大赤字です!」

「誰が責任取るんだよ!」

「お前が取れ!」

「うるせー!」

その後、大乱闘が発生したらしい…


□□□□□□□□□□□□□□□□□□

所かわって、

 とある住宅街。

ピ!ピ!ピ!ピ!ピ!

天界第2情報部から、メールが来る。

「ハァ?何かまたやらかしたんじゃ

ないだろうな?って、なにこれ?」

意味不明だと言う女性?


しかし…いくら問い合わせても

返信が来ない。


どういうことだ? 

テレビやネットニュースでは、

異世界拉致被害者の

自力帰還者のニュースが…。

これか…。このことか?

日本人の名簿は、非公開。

今は、イギリスの貴族出身の令嬢が、

記者会見している。

ある、日本人に助けられたらしい。

その令嬢は、本当ならばもう60歳だが…

どう見ても17歳。

既に、その美貌の秘密を探ろうと

化粧品メーカーや、研究所が

問い合わせをしてきたと言う。



やらかした?

マルダス世界の事になぜ?

私は関係したくない!

早く研修を終わらせて昇進して、

マイネと同じ職場から離れたい!


ま!まさか!マイネ?あいつ…また…

私に責任をなすりつけようと

したのではないのか?


メールを、天界に送る。

私のせいにするな!


そして、出勤する。


しかし、おかしい…
見張られている?
あの電柱のカメラ?
私を補足している?
どうやって?
今!レンズ動いたよね!
と、いうより…あのカメラ…
2週間前まで…なかった…

まぁ…いい…。

この職場も後3日の勤務…。

早く、研修を終わらせたい。

次の研修先は…

とあるショッピングモール。


そこに、天界の姉からのメールが…

「ヤバイ!!」 何が?

たった1言しか送って来なかった。


何が起こっている?

まぁいい!

研修!研修!

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