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第6章 力の激動と共に動く国

第392話 クラス優遇組のダンジョン日記2

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エージェント則子(旧田丸 則子)
「一人とか二人ではたりないわね。

どうする?友好化するために用意するか、

戦争するために私達を奴隷化するか、

決めなさい。」


国務大臣ガゼッタ
「フハハハハハハハハ!

まるで決定権が君達に

あるみたいじゃないかね。」


杉谷
「ボロが出ちまっまたね大臣様」

担任・帆山
「ハァ~、王国は大邪神側に

寝返ったか。」


エージェント則子(旧田丸 則子)
「私達が、こんなにわかりやすく

説明したのに、

まだ決定権だの言ってるの?

もう一度言ってあげる。

無理よ!む~り~よ!

決定権は、私達にも無ければ、

あなた達にも無いのよ!

それがわからないのは、

誰も忠告をしてないからかしら?

それとも、忠告すら無駄とみなして、

呆れて逃げたのかしらね~。


ハァ、スペースシャトルを

打ち上げたようね。

戦争準備を始めたのじゃないの?

上から、見るとよ~く見えるのよ!

さあさあどうする?

そうそう!土産に王女とかはダメよ!」


その一言に、国務大臣ガゼッタは、

冷や汗をかく。


国務大臣ガゼッタ
「ほう、大きく出たな!

ではダンジョンに行くかね?

君たちには選択肢は2つしかないのだよ。

土産は女性禁止の上で選ばせてやる。

それかダンジョンに行くかね?」


担任・帆山
「バカじゃないのか?

俺達はブリードル帝国の奴らに

ダンジョンにずっと

入れさせられていた。

それが脅し?

少しは考えたらどうだ?」


エージェント則子(旧田丸 則子)
「心ざしは立派だけど、

現実に起こっている事に対する、

把握能力と対処能力はクズレベルね!

もうそんな事でなんとかなるレベルは

とっくに超えてしまった

認識が無ければ、もうこの国は

終わりね!

アハハハハハハハハハハ!」


国務大臣ガゼッタ
「その発言を悔やみたまえ!」


国務大臣ガゼッタは、そう言って、

3人をダンジョン送りにした。

しかし…

それが3人の目的であった!


○フロン皇女側には捕まったと、

言い訳出来る。

○バボン王国側は恐らく

80%から90%の確率で、

用賀と戦争をする。


ここで大事なのは、三人共どうやって、

安全圏を確保すると言うことである。



3人の考えはこうだ!

ロケットを打ち上げた?

ならミサイルも作れるだろう。

だから人工衛星を打ち上げた!

そんな中で安全な所は?

それは、異空間でもあるダンジョン!


(3人は、地球とマルダスの

物理法則が、少しどころか肝心な所が、

違うと言うことを、

まだ実感していない。)



杉谷
「アヒャヒャヒャ!

うまく行ったぜ!」

担任・帆山
「ほんとだ!ざまぁ!」


エージェント則子(旧田丸 則子)
「国務大臣様、戦争を舐めたら、

すっごく痛い目にあうよ!

ご愁傷様!」



その3人の様子を見た衛兵Aは、

本当に冷や汗をかく。


衛兵A
「こいつら、本気で笑ってやがる。

真贋玉もウソ判定は無い。

マジか…国務大臣は大失敗を犯したのか?」

その報告は軍務大臣に行った…


軍務大臣ドルゲン
「なんだと本気で笑っている?

ダンジョンの中の方が安全だと?

フハハハ!バカか!

経典に書かれている

魔導大破壊爆弾ではあるまい……………………

……………………し………………………………



じゃない!

空に目を打ち上げる?

ハァ!そのものじゃないか!!!!!」



アゴが外れた軍務大臣ドルゲン…


カッカラカ~ン!

その後ろで玉座に座り聞いていた

バボン国王が、金属のコップを落とす。


バボン国王
「すぐに、ミルトとルルトに

連絡を取るのだ!」


□□□□□□□□□□□□□□□
やはり、バボン国王は、

まだ舐めてます。
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