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第5章中編 地獄大戦編1

第299話 クラス優遇組達の現況報告1

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  フロン皇女のご機嫌ばっかり取っていた、

クラス優遇組の杉谷達は、

危機感を持たざるを得なかった…


 すっごい!美人なエルフの女性3人が、

海賊団に入ってきたのだ!

杉谷
「へへへへへへへへへへへ!

やっと、俺達に運が向いてきたぜ!

溜まってたんだよな~。」


担任・帆山
「あ~!やっとだ! あ~長かったな!

ウヘへへへへへへへ。」

野波
「新入りには、

先輩が色々と教育してあげないとな!

ヒヒヒヒヒヒヒヒ!」


旧田丸 則子
「ふーん、どうだか?」

(ヤバい!あの雰囲気マジヤバい!

教祖様に、あの方が降臨されたときと、

妙に似てる! どうしよう? なぜか最近

すっごく嫌な予感しかしないのよね。)


□□□□□□□□□□□□


杉谷
「オイ!新入り! さっさと甲板磨きしろ!」


フロン側近メイドA(フロン海賊団員)
「貴様の目は節穴か?

よく見ろ!光っているだろ!

貴様たちよりも、

朝早く起きて掃除したあとだ!

お前たちよりもキレイに

なっているじゃないか!

このサボリめ!」


ドス!

杉谷の、すこ~し太ってきた腹に、

鉄拳がめり込む!


杉谷
「ぐえっ!」

ドサ! 杉谷、食料調達係に回される…




□□□□□□□□□□□
調理室にて…


担任・帆山
「どうだい? 少しはなれたかな?

僕のスペシャルを見せてあげよう!


マヨネーズって言う高級なソースなんだ!」


フロン海賊団航海士J
「おい! またジャリジャリしているぞ!

いつになったら、上手く作れるんだ!」



元第3王女 メルード・ラ・カルッティ
「ハイ! イタリアンドレッシングです!」

元第2王女 プルト・ラ・カルッティ
「おまたせ!バジルミックスドレッシンよ!」

元第1王女 ハーノ・ラ・カルッティ
「レモン酢での中華風ドレッシングです!」



帆山
がーーーーん!
(ハァ? イタリアン?

うめ~!うめ~よ!

都内の15万のレストランで食べたやつより

断然美味い!なぜだ?


バジルミックス?

ハアァ? 全然バジルというか爽やかな、

この突き抜ける爽快さはなんだ!



中華風?

まっ負けた…! 美味い!美味いよ…)


□□□□□□□□□□□□

野波
「あの?船長!石鹸できました!」

フロン側近メイドB(フロン海賊団員)
「あ~、もう新入りが作ってくれたぞ!

そうだ!こんな感じで、いい香りが出るように

今度から作ってくれ!」


バニラのいい香りがした。

野波が、膝から崩れ落ちる…


□□□□□□□□□□□

旧田丸 則子
「あら? タオルならここに…」

裸の付き合いで接近しようとするが、

元第2王女 プルト・ラ・カルッティ
「あら? ○◇香の匂い?」

元第3王女 メルード・ラ・カルッティ
「フフ、あなたも巫女をやったことが

あるのね?」

元第1王女 ハーノ・ラ・カルッティ
「うん、黙っておくのよ。わかった。

火遊びはだめよ!」



旧田丸 則子
「はい、おねえさま。」
(だめだ、魅了香が効かない。格が違う…)

□□□□□□□□□□□□□□□□


フロン皇女(大海賊王フロン様)
「だろうな、
私も王家の昔話でしか
聞いたことがなかったが、
この世界の人間は移民だったらしいぞ。

聖カルッティ王国のオババ達は
その当時のからの人間だと言うことだ。」


杉谷
「ハァ? 移民ってどこから?」

野波
「さっきも、微分積分の領域の計算

簡単にやってましたよね。え?」

担任・帆山
「だけど、まさか恐竜?エルフ?ハァ?

ハハ…浮遊大陸とかもあるのか?」


元第2王女 プルト・ラ・カルッティ

「昔、あったわよ…今は行方不明…。」

元第3王女 メルード・ラ・カルッティ

「私達は、この世界生まれだけど、

オババ達は、地球生まれの人間よ。」

元第1王女 ハーノ・ラ・カルッティ
「それでね、

フロン皇女とあなた達、3人に

聞きたい事がたくさんあるの。

あなた達、前の召喚拉致された勇者の

本名って知ってる?」


杉谷達は、この異世界で地球の闇歴史に、

触れる事になってしまった…
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