上 下
273 / 630
第5章中編 地獄大戦編1

第267話 地獄第1の門

しおりを挟む
地獄の山を登る用が、ふと空を見る。

そこには、大きな岩盤の塊が浮いていた。



「隠れるぞ!」

AI
「あれは…浮上都市?

マルダス世界で、行方不明になった

浮上都市オビーデル? 

岩盤情報が一致しました。

人の気配は無し…

いったい何が?」



「怪しいな…

行ってしまったか…

どこ目指して、飛んでいるのやら?」


AI
「門がありますね?」


門があった… だが… 人影がない。


そして、門が…

沈んだ!


入れ替わりに、大きなクモが出てくる
!

AI
「出た!中ボスクラスかな?」



「クリア・ダーク シャンベリン!」

クリア・ダークを圧縮した槍がクモに向かう!

クモが横に避けながら、糸を吐く!



「スノボー生成!」

用は、結界でスノーボードを作って、

クモの糸の上を滑る!

そして、クモの脚にぶつかるように

上にジャンブしてクモの上に乗る!


クリア・ダークソード!

クリア・ダークを圧縮して剣状にして、

ソレを、いくつも作ってクモに刺してゆく!


クモは用を振り落とそうと、もがき!

壁に走って背中をぶつけようとするが、

その前に頭をクリア・ダークソードが貫く!


動きを止める大蜘蛛…

しかし、用は刺してゆく!

そして、クモの上からいきなり下へ移動した!


クモが、小さくなってゆく!


そして、筋肉もりもりの大男になった…

大男
「クククッ! よくわかったな!

もう少し遅ければ、

ミンチにしてやったものを!」



「お~ま~え~は~!

よくも、期待を~裏切ったな~!

地獄!…そしてクモ!ときたら!

茶色の服着た、かわいい…」

ビクッ!

用は誰かに、ジーと

見られている気配を感じた。

『(.ㅍ_ㅍ)』



「コイツ以外、誰もいないな?

気のせいか! いくぞ! 

新技! クリア・フレイム!」


白い炎が、大男の足元から沸き立つ!


大男
「うわ! ク! 消えん! 舐めるな!

ウォーターウォール!」


水の壁が出現するが、白い炎が消えない!


「クリア・ダークを濃くして炎状にしただけ!

炎じゃないから、水では消えん!」


大男
「ク! レディを焼こうとは、なんて人なの?

喰らいなさい! スパイダーネット!」



「? クリア・ダーク マッシャー!」


ブレード状のクリア・ダークが縦10本横10本!

サイコロ状に切り刻むように、発射される!



大男?
「炎が消えない!結界が保たない!

え! 糸が切り刻まれて? 何あれ? 

こっちに、来る! イヤー」


また、巨大なクモになってとびあがったが…



「クリア・ダーク!」

用がすかさずスキルを撃つ!

ジュワ~!

大蜘蛛
「ギー!」

辺りに、糸を出してクモの巣を貼り落下を

防いだみたいだが、

マッシャーが上に進路を変えて、

大蜘蛛を襲う!

大蜘蛛
「ギギー!」


大蜘蛛の口に光が集まりだす!



「ブレスか?

なら、これでどうだ! 

クリア・ダーク ドリルパイル!」


スパイラル状の回転する尖った杭状の

クリア・ダークが撃ち出される!


それを見た大蜘蛛は、明らかに焦る!

ブレスを用に向けて撃とうとしていたのを、

近くの山の斜面に、まだ全開ではない状態の

ブレスを撃ち込み、穴を開けて

大男の姿になって穴に入り込む。


マッシャーは、大蜘蛛の巣を切り刻む!

そして、空中で転回して穴に向かう!


ドリルパイルも、停止して方角を変える!


マッシャーが、山の斜面をサイコロ状に

砕いて行く!


「クリア・ダークで切れたか!ということは、

やはり土ではなく、地獄だから瘴気の

塊だったか! ならやり方変えるか。」



穴が崩され、大男?が出てくる!

大男?
「ぎゃー、もうイヤ! 助けて~!」

あれ?逃げ出したぞ!



「逃がすか! 行け!」

ドリルパイルとマッシャーが大男?を追う!


その間、用はクリア・ダークを力を注いで

ボール状に圧縮していく!



「いつもよりも、もっともっともっと

圧縮していく! イメージはブラックホール!」


白い玉が段々と故意白い光を発し出して、

物凄く光る玉になる!



「ハァー! 

クリア・ダーク バーストボール」


用から放たれた白色に輝く玉が

高速で撃ち出される!


AI
「あの~ とんでもない大爆発を起こす

技なのでは?」



「やべー! クリア・ダーク クリア・ダーク」

スキルを連発して穴を掘る。


そして中に入って時

ドッドッドッカーン!

やばい音がした…

穴の上に爆風が、通過する。

頭だけ出して、辺りを見ると

向こうに、クレーターが見えた…
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

シスターヴレイヴ!~上司に捨て駒にされ会社をクビになり無職ニートになった俺が妹と異世界に飛ばされ妹が勇者になったけど何とか生きてます~

尾山塩之進
ファンタジー
鳴鐘 慧河(なるがね けいが)25歳は上司に捨て駒にされ会社をクビになってしまい世の中に絶望し無職ニートの引き籠りになっていたが、二人の妹、優羽花(ゆうか)と静里菜(せりな)に元気づけられて再起を誓った。 だがその瞬間、妹たち共々『魔力満ちる世界エゾン・レイギス』に異世界召喚されてしまう。 全ての人間を滅ぼそうとうごめく魔族の長、大魔王を倒す星剣の勇者として、セカイを護る精霊に召喚されたのは妹だった。 勇者である妹を討つべく襲い来る魔族たち。 そして慧河より先に異世界召喚されていた慧河の元上司はこの異世界の覇権を狙い暗躍していた。 エゾン・レイギスの人間も一枚岩ではなく、様々な思惑で持って動いている。 これは戦乱渦巻く異世界で、妹たちを護ると一念発起した、勇者ではない只の一人の兄の戦いの物語である。 …その果てに妹ハーレムが作られることになろうとは当人には知るよしも無かった。 妹とは血の繋がりであろうか? 妹とは魂の繋がりである。 兄とは何か? 妹を護る存在である。 かけがいの無い大切な妹たちとのセカイを護る為に戦え!鳴鐘 慧河!戦わなければ護れない!

「専門職に劣るからいらない」とパーティから追放された万能勇者、教育係として新人と組んだらヤベェ奴らだった。俺を追放した連中は自滅してるもよう

138ネコ@書籍化&コミカライズしました
ファンタジー
「近接は戦士に劣って、魔法は魔法使いに劣って、回復は回復術師に劣る勇者とか、居ても邪魔なだけだ」  パーティを組んでBランク冒険者になったアンリ。  彼は世界でも稀有なる才能である、全てのスキルを使う事が出来るユニークスキル「オールラウンダー」の持ち主である。  彼は「オールラウンダー」を持つ者だけがなれる、全てのスキルに適性を持つ「勇者」職についていた。  あらゆるスキルを使いこなしていた彼だが、専門職に劣っているという理由でパーティを追放されてしまう。  元パーティメンバーから装備を奪われ、「アイツはパーティの金を盗んだ」と悪評を流された事により、誰も彼を受け入れてくれなかった。  孤児であるアンリは帰る場所などなく、途方にくれているとギルド職員から新人の教官になる提案をされる。 「誰も組んでくれないなら、新人を育て上げてパーティを組んだ方が良いかもな」  アンリには夢があった。かつて災害で家族を失い、自らも死ぬ寸前の所を助けてくれた冒険者に礼を言うという夢。  しかし助けてくれた冒険者が居る場所は、Sランク冒険者しか踏み入ることが許されない危険な土地。夢を叶えるためにはSランクになる必要があった。  誰もパーティを組んでくれないのなら、多少遠回りになるが、育て上げた新人とパーティを組みSランクを目指そう。  そう思い提案を受け、新人とパーティを組み心機一転を図るアンリ。だが彼の元に来た新人は。  モンスターに追いかけ回されて泣き出すタンク。  拳に攻撃魔法を乗せて戦う殴りマジシャン。  ケガに対して、気合いで治せと無茶振りをする体育会系ヒーラー。  どいつもこいつも一癖も二癖もある問題児に頭を抱えるアンリだが、彼は持ち前の万能っぷりで次々と問題を解決し、仲間たちとSランクを目指してランクを上げていった。  彼が新人教育に頭を抱える一方で、彼を追放したパーティは段々とパーティ崩壊の道を辿ることになる。彼らは気付いていなかった、アンリが近接、遠距離、補助、“それ以外”の全てを1人でこなしてくれていた事に。 ※ 人間、エルフ、獣人等の複数ヒロインのハーレム物です。 ※ 小説家になろうさんでも投稿しております。面白いと感じたらそちらもブクマや評価をしていただけると励みになります。 ※ イラストはどろねみ先生に描いて頂きました。

新人神様のまったり天界生活

源 玄輝
ファンタジー
死後、異世界の神に召喚された主人公、長田 壮一郎。 「異世界で勇者をやってほしい」 「お断りします」 「じゃあ代わりに神様やって。これ決定事項」 「・・・え?」 神に頼まれ異世界の勇者として生まれ変わるはずが、どういうわけか異世界の神になることに!? 新人神様ソウとして右も左もわからない神様生活が今始まる! ソウより前に異世界転生した人達のおかげで大きな戦争が無い比較的平和な下界にはなったものの信仰が薄れてしまい、実はピンチな状態。 果たしてソウは新人神様として消滅せずに済むのでしょうか。 一方で異世界の人なので人らしい生活を望み、天使達の住む空間で住民達と交流しながら料理をしたり風呂に入ったり、時にはイチャイチャしたりそんなまったりとした天界生活を満喫します。 まったりゆるい、異世界天界スローライフ神様生活開始です!

リーフクエスト 

どら焼き
ファンタジー
 和解なんてありえない。  仲間なんてありえないのだよ!  スカッとした読みやすい展開と、わかりやすい物語を求む!  勢いはあるが、ガキでもわかるスカッとさが無い!  これまでの感想ありがとうございます。  今清書中の物語が、年内リリースに間に合わないので急遽、昔の書いたものではなく、短いかもしれませんが、なんとか感想を反映した新作書いてみます!  簡単な導入あらすじ。  地球の中世くらいの文明の世界の辺境と呼ばれる、国境沿いにある寂しい村。  敵が攻めてきたら、燃えるものに火をつけて辺境伯様に敵襲を知らせる事を義務付けられた村。  そんな村で生まれた少年リーフは、最近変な夢をよく見るのだが、相談しても誰も相手にしてくれない。  明日は、10歳になる者が受ける祝福の儀を受ける為に、領都に向かう日だ。  この祝福の儀は、受けることが義務付けされているので、いかないと100日間のムチ打ちの刑にされる。  いやいや幼馴染達と、領都に向かうリーフ達に待ち受けるのは?

『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる

農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」 そんな言葉から始まった異世界召喚。 呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!? そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう! このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。 勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定 私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。 ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。 他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。 なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!

どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入! 舐めた奴らに、真実が牙を剥く! 何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ? しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない? 訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、 なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト! そして…わかってくる、この異世界の異常性。 出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。 主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。 相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。 ハーレム要素は、不明とします。 復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。 追記  2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。 8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。 2024/02/23 アルファポリスオンリーを解除しました。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

勇者パーティーを追放された俺は辺境の地で魔王に拾われて後継者として育てられる~魔王から教わった美学でメロメロにしてスローライフを満喫する~

一ノ瀬 彩音
ファンタジー
主人公は、勇者パーティーを追放されて辺境の地へと追放される。 そこで出会った魔族の少女と仲良くなり、彼女と共にスローライフを送ることになる。 しかし、ある日突然現れた魔王によって、俺は後継者として育てられることになる。 そして、俺の元には次々と美少女達が集まってくるのだった……。

処理中です...