転移した異世界が無茶苦茶なのは、オレのせいではない!

第4章 バボン王国・聖カルッティ王国乱闘編

第210話 本性を出したゆえに…

寒い～さ～む～い～！

そんな夜!


旧田丸　則子と、ブリードル帝国斥候団は、　

国境を超え、

バボン王国に侵入していた!


流石に、バボン王国の砦は突破は不可能！


なので、魔の森経由で入った。

今は魔の森は、ただの森!


らくらくではなかったが、

侵入出来た!


国境付近の街に入る!


あった!

でかい倉庫が!


付近に、人はいない!


容易く中に入った。


だが、目的の木炭が無い!



なにか、大きな黒い木箱が

所狭しと、積まれている。


旧田丸　則子
「お腹すいた…」


うん?これは…

ドライフルーツ!

いただきまーす!


ウグ!　ウ…

一瞬、目の前が真っ白に、なる。

そう!

懐かしい、ジョロキアバナナのドライフルーツ

であった。


虫除け代わりに置いてあった物だった。

旧田丸　則子の口が、喉が腫れ上がる!


しかし、見つけてしまった!

［極秘!　戦略物資!　合成石炭１号？］

［極秘!　軍事機密！　合成石油１号？］

「ハァ？合成石炭!

マジか、あいつ!

産業革命でも起こす気か!


しかも、合成石油付き!


軍事機密！

まじかよ!」


フロン側近メイドA（フロン海賊団員）
「軍事機密！そう書いてあるのか!

これは、知らない文字？

いや!勇者文字!

言え！

他になんて書いてあるのか!」


全部言わされ説明させられた旧田丸　則子…


30以上用意された国宝級マジックバックに、


倉庫全ての物を入れる!


事務所も、目ぼしいものは無かった！


だが、それが何かの軍事機密だと、

余計に思わせた…


なぜなら、少し強めの隠蔽魔法が

かかっていたからである。



ブリードル帝国に着いた時は、


旧田丸　則子はへとへとで倒れた。


代わりに、杉谷達が説明させられる。


石炭が地球文明に何を、もたらしたのか!


石油無しの、現代地球文明は成立しない!


担任の帆山が、説明する。



蒸気機関の道具が一緒にあったのが、

その説明をより、引き立たせた!


木炭用の釜に、薪を入れ火を入れる。

蒸気が出てきて、滑車を回す!


それを見たフロン皇女は、

前勇者の書いたものを!思い起こす!


本物だ!

木炭普及は、この足がかりにすぎない!


そう、杉谷と帆山が主張するのもわかった。



そこで、フロン皇女は聞く。

石炭と石油とはなんだと!


勇者達は、基本的には燃料となるものだと!


そこで、フロン皇女が聞く。

前勇者が書き残した、

燃える水と言うことか?

注げは注ぐほど、燃えるのか?


だいたい合ってはいると、帆山は言う。


旧田丸　則子が、復帰してやって来た。

フロン皇女は、続ける。

これは焼けるのかと？


映った映像は、前に勇者召喚阻止作戦で、

人間の代わりに送り込まれた

スキル付きの生ゴミであった。

そこでこの女…旧田丸　則子が

言ってしまった!

「ゴミじゃないの!

生ゴミなんて、焼却炉で燃やすのよ!

火魔法で燃えなかった?

いいえ、こんなの地球だったら

焼却炉で燃やしてるわよ!


燃料入れて、燃やすの。

うーん。ガスで燃やすけど、

石油とか石炭でも、燃やせるわよね?」

杉谷
「まぁ、それが地球の常識だからな。」

野波
「火魔法で、燃やせなかったって、変だな。」

担任の帆山
「プラゴミとか、火魔法で燃えないのかな?」


フロン皇女は、封鎖された

召喚神殿に、

［極秘!　戦略物資!　合成石炭１号？］

［極秘!　軍事機密！　合成石油１号？］

を、投入させた。


土魔法で、封鎖されていたが、

開けるとすごく臭う!


すぐに、火がつけられ、


轟々と燃える召喚施設。

焼却消毒の感覚である。


しかし、よく考えてほしい…


ゴミが召喚（身代わり拉致）されて、

まだ腐らず、なまなましく!土になってない!


そう!

スキルが付いたので

自然に腐らないように、なってしまった!



燃える!

燃える!

だんだんと、合成石油？は硬貨して

施設を固めていき、

合成石炭？は、点火して

そろそろ、25分!


硬貨して密封された頃、

30分経過……!


内部で圧力がかかり!

合成石炭？そのものが爆発をする!


ドシン!


王都に、地震発生!


震源地、拉致施設。


屋根が吹き飛んで、

爆発圧力が、一気にかかり

召喚したスキル付ゴミが

細かく王都に拡散する!



真っ白をなっていた人達は、

あまりの臭さに目を覚ます!


しかし、ニオイでもん絶した。





後日、

真っ白状態から、人が動き出した事で

死刑は、免れたが

ムチで叩かれる者がいた!


パチン!

痛い!
︙
︙


パチン!

いだい！
︙
︙

ムチで叩く、恍惚としたフロン皇女に

叩かれる旧田丸　則子…

この後、

勇者達には、このゴミとニオイの処理を

命じられた。