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第4章 バボン王国・聖カルッティ王国乱闘編
第160話 諸国の動きその1
しおりを挟む魔の森の瘴気が大量消費されて魔国や聖カルッティ王国などは、頭を抱えていたが、チャンス!と見た国もある。
ブリザード公国とホロン王国である。
この両国の間は、特に瘴気が濃い!
いや濃すぎるのである。
濃すぎる森の部分を〔死の森〕と言われ、普通、対策をしていても!
特上の「上級呼吸」のスキルを持っていても、即死する可能性ありの危険地帯である。
そう言う所に用は放り込まれた。
その魔の森の瘴気を、聖ボロボーンと魔国の境界の魔の森に設置された吸引魔道具を取り外して、ホロン王国とブリザード公国の魔の森に付け直し、瘴気を聖ボロボーン王国側の魔の森に流し込もうと言うわけだ!
両王家はすぐに、動いた!
まず、ホロン王国はゴブリン・ジャイアント軍団が、「死の森」に帰って来ないように軍を展開する!
ブリザード公国は、無政府状態の聖ボロボーン王国に軍を派遣して魔の森の魔道具を回収して、すぐに瘴気を聖ボロボーン王国皮に送り込み出した!
オーク・ジャイアント軍団側は、魔道具が盗まれた事をすぐに察知する。
しかし、設置し直されて稼働したのも探知した。
オーク・ジャイアント
「うん?
よくわからんな?
しかし、今の瘴気不足を解消できるから、このことは無視しろ!
いいな!
ボケたふりして、もう一回魔国と聖ボロボーンとの間の魔の森に瘴気吸引魔道具を設置するんだ!」
こんな事があって、ドンドン瘴気を聖ボロボーンに送り込み出す。
しかし、「死の森」は魔の森の瘴気濃度の50倍の所!
ちょっとどころでは、なかなか減らない!
そして、見境なく送り込んだので…
聖ボロボーン王国に瘴気が漏れ出した!
ブリザード公国女王 プリナ・デ・ブリザード
「うーむ、まだまだ瘴気を送り込まないと!
魔の森を、普通の森にするくらいやるぞ!
魔国のやつがどういう反応するかが問題だな。」
ホロン王国国王パーシャル・ラ・ホロン
「辺境伯からの報告では、少しづつ瘴気が減って来たみたいだな。
バボン王国の報告が…
あまりに衝撃的だったな…
ヨウ・ヨウガ殿には、恐らくバボン王家が…いやすでに建国の勇者がついてる。
ならば今、ブリザード公国と関係改善しないとまずい!辺境伯にも言わなければ。」
聖ボロボーン王国
旧大神殿
黒い池?!
「ウー」
「う~」
「うわ~!」
「う~」
黒い池から、うめき声が聞こえてくる!
そして、黒い人の腕が出てきた。
ゆっくりと、頭! 首! 胴体!と出てきて…
黒い人影がいくつも出てきた。
聖ボロボーン王国
国王 マルト・ド・ドッセ
宰相 ワルト・ド・ドッセ
第1王子 フルー・ド・ドッセ
第2王子 アプー・ド・ドッセ
第3王女 ヒプー・ド・ドッセ
達であった。
た・だ・し!真っ黒!
よく某少年探偵マンガに出てくる犯人役の黒タイツみたいに、真っ黒なのである!
国王 マルト・ド・ドッセ
「ブッピー!
ぶっひー!
グッピー!
あ~気分は最高だせ!ヒヒヒッヒヒヒ!」
新たな?驚異が復活した!
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