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第4章 バボン王国・聖カルッティ王国乱闘編
第157話 魔国の魔人王の憂鬱1
しおりを挟むそれは、四天王の奴らの絶叫とも受け取れる報告から始まった!
いや、始まってしまったのだ!
魔の森の、瘴気がどんどん無くなっていて、
もうすぐ、聖ボロボーンとの国境で半分!
聖カルッティ王国との国境で3分の1!
バボン王国との国境でも3分の1!
となる勢いだと言う!
ヤバイ!ヤバい!ヤバい!ヤバい!
あいつら、また魔人族を虐殺しに来るぞ!
魔人王 リゾチーム・デ・へールス
「どうしよう?どうしよう?どうしよう?」
魔人宰相 スクラ・ル・ファート
「どうしてこうなった!」
四天王 ジア・ス・ターゼ
「わかりました!魔の森の中に瘴気吸引魔道具がありました!」
魔人王 リゾチーム・デ・へールス
「魔道具?
瘴気吸引魔道具だと!
あ~!
犯人はリッチエンペラーどもか!
すると、オーク・ジャイアント軍団だな!
まずい!聖ボロボーン王国の奴らに起こった事の分析はできたか?」
魔人宰相 スクラ・ル・ファート
「キノコ雲の爆心地は、王都の大神殿で決まりです。
恐らく勇者の武器と言われた【黒い棺】だと思われます。」
魔人宰相 スクラ・ル・ファート
「しかし、ブリードル帝国のフロン皇女だと思われる海賊が来まして、いろいろ調査しているのを調べましたが、【黒い棺】は勇者の武器ではなくやはり行動を操る呪いで決定です。」
魔人王 リゾチーム・デ・へールス
「やはり、召喚は拉致だったか…ではなぜそんなことして、我らを敵視させてまで異世界から拉致するんだ?」
四天王 オキセ・サ・ゼイン
「確認取れました!
魔の森にて、ゴーストどもを捕まえて、吐かせました!
オーク・ジャイアントの狙いは、聖ボロボーン王国、バボン王国、聖カルッティ王国と魔人国シャングラーの四つ巴で戦争させる事です。」
魔人宰相 スクラ・ル・ファート
「変だな?
あいつら、聖ボロボーン王国がほぼ無政府状態になったのを知らないのか?」
四天王 オキセ・サ・ゼイン
「知らないみたいでした
興味が無い感じですね。」
魔人王 リゾチーム・デ・へールス
「【黒い棺】の爆発はオーク・ジャイアントのせいではなかったのか!
原因はなんだ?」
「それに、前の聖カルッティ王国のライブ映像では、どうも聖カルッティ王国はオーク・ジャイアント討伐に後ろ向きというよりも、オーク・ジャイアントよりの姿勢だったよな。」
「バボン王国が、怒っていたみたいだがオーク・ジャイアント復活に聖カルッティ王国の奴ら関わっているのか?」
魔人宰相 スクラ・ル・ファート
「やはり、王もそう思いますか。私もです。」
四天王 ビオ・ジ・アスターゼ
「わたくしも、そう思っていまして無政府状態の聖ボロボーン王国に潜入時に、資料を集めた時に代わりに、こちらのオーク・ジャイアント復活のデーターと聖カルッティ王国が怪しいとの報告書を置いて置きました!」
四天王 オキセ・サ・ゼイン
「お前なに勝手に…」
魔人王 リゾチーム・デ・へールス
「まぁよい。
ブリードル帝国にもよくやられているからな…
聖カルッティ王国のやつらを監視しよう。
何か隠している!
それは、間違い無い!」
魔人宰相 スクラ・ル・ファート
「は!
スパイを何人か送り込みました。
あと、バボン王国のヨー・ヨーガですが、どうしましょう?
敵に回らなければいいのですが…」
魔人王 リゾチーム・デ・へールス
「うむ、情報を集めてくれ!
あと、これまでの情報を集めると、あの勇者像の設置の成り行きすら怪しい!
呪いかもしれない!
解呪方法も含めて調べよう!すぐに開始だ!」
勇者像……
魔人国にあったのですね。
一回しか出てない設定でしたが、忘れていません!
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