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第4章 バボン王国・聖カルッティ王国乱闘編
第123話 フロン皇女海賊団1
しおりを挟むブリードル帝国皇女フロンは?
いま、聖ボロボーン王国の沿岸部に到達していた。
大型海賊船200を引き連れて!
そう!フロンの取った戦略は、
お腹が空いたら、港を襲って強奪!
お腹が空いたら、海賊襲って強奪!
お腹が空いたら、村を襲って強奪!
お腹が空いたら、島を襲って強奪!
その繰り返しであった。
いつの間にか、大海賊団が出来上がっていたのである。
目指すは、聖ボロボーン王国宮殿と大神殿である。
父・皇帝からの命令は、新たな勇者召喚での戦力の補充と召喚術式の完全獲得に、聖ボロボーン王国の黒いキノコ雲の謎の解明である。
フロン
「者ども! 行くぞ! 襲え!」
もう、言葉も海賊である。
しかし、港だと思って上陸したのはいいが…
元港で、誰も住んでいなかった。
人がいない。
まさか!オレ(今のフロンの一人称)等を恐れて逃げた?
冒険者ギルドの建物を見つけた!
ギルドマスターくらいは、いるはずだ!
しかし、誰もいない!
クエストボードも、かなり前のものがそのままである。
最近のクエストは…
[大神殿で、何が起こったかを調べて欲しい。報酬 金貨30枚 交通費は全額ギルド負担]
調べるだけで30枚は、破格だ。
ギルドマスター室ヘ、突入する。
そこには、執務机の上に引き継ぎ書が置いてあった。
要約〔この港街は、大神殿からのキノコ雲発生の時から漏れ出した、[呪い]が広がって来ている。
それと共に国民は隣国のブリザード公国と聖カルッティ王国に亡命希望者があふれて、ついにこの港街まで来た。
黒い雲からは手が伸びて来て、捕まったら黒い雲に組み込まれる。
神官に聞くと、あれは呪いだと言う。
この国には全国民の義務で【黒い棺】に自分の恨み(うらみ)や怨念(おんねん)を取り込ませる儀式が半年に1回あると言う。
その【黒い棺】から呪いがあふれたに違いないと言う。〕
〔そして、その神官は神官そっくりな形の黒い雲に捕まり、取り組まれた。
もともと自分の体の一部の集合体なので逃れられなかったみたいだな!。
オレ様・ギルドマスターは、最近聖カルッティ王国から派遣されたから、まだ儀式をしてないから黒い雲のサーチから逃れているが、怖いから聖カルッティ王国に逃げる!
これを、読んでいる君!今日から君がここのギルドマスターだ!〕
なんて、書いてあった。
つまり?今の聖ボロボーン王国はほぼ無政府状態なのか?
しばらく、この元港街を拠点とし、馬を集めて移動の準備をしないと。
帝国には、特急ハト便を出す。
魔導通信の玉がギルドに残されていたので、復旧をいそぐ。
側近達が、忙しく動き出す。
海賊団の奴らに、魚を釣って保存食を作るように命令する。
酒?は、そのまま酒屋にあった。
周囲の街に斥候を出す。
領主邸は、半壊していた。
ギルドの建物を(仮)本拠地にしてそれぞれの宿を決めると、もう夕方であった。
フロン
「疲れた。」
護衛引き連れて、元冒険者ギルド内での生活が始まったのである。
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