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第3章 え?これまでがエピローグみたいなもので、これからが本番っぽいって!マジか!
第69話 動き出したバボン王国2
しおりを挟むバボン王国続きです。バボン国王視点です。
嫌な頭痛を起こす凶報ばっかりだったが、朗報も来た!
マイークラーの街の冒険者ギルドマスターからの緊急魔導通信で、なんとSS級ダンジョン(ミレミアム・ヘル)が、完全攻略されて崩壊したらしい。
我が国でSS級ランクの冒険者が誕生したのだ。
早く他国に取られる前に取り組まないと。
SS級承認の王家のハンコの用意に、パーティーの用意も指示した。
ようし!運が向いて来たぞ~!
などと思っていた時期もありました。
夕刻に速報が入って来たのが、
まず、ダンジョン攻略者がどこかに行ってしまって、行方不明。
ダンジョン崩壊振動を探知して、駆けつけたギルド出張所職員達の記憶だと、全く見かけたことがない者であったこと。
緑の髪に、男である。
身長などの身体的特徴から、パイン街商業ギルド職員が見たヨー・ヨヨーガと一致すること。などである。
確認のため、サーチ・ハイパーを使って見たが、メーンターク・ダンジョン郡を指した。
だが強力な結界を張っているらしく、そこまでしかわからなかった。
決まりだ!ダンジョン攻略した冒険者も、商人ヨー・ヨーガも、ヨウ・ヨウガと同一人物だ。
まずい。
ヨウ・ヨウガは王侯貴族と係るのは嫌がっていたらしい。
ホロン王国にはなんと説明しようか?
まず敵対だけは避けなければ!
緊急事態対策会議が開かれた。
宰相 スタマ・ク・ペイン
「おそらく、黙っていてもバレるでしょう。
ちょうど、海路はリバイアサンがいるので通航不可なので、逮捕引き渡しは無理だと言いましょう。」
第2王子 ミルト・ラ・バボン
「だいたい、婚約すらしていないなのだろ?
ヨウ・ヨウガ本人に強制したところで、敵対してしまう未来しかない。
ここは王太子兄様にラーホ殿の説得をしていただかかいと。」
王太子 レンコ・ラ・バボン
「なぜ、私なのだ!あれ(ミルト王女)を説得?無理だ。」
国王 ベジタル・ラ・バボン
「レンコよ!ミルト王女と婚約まで、行ったのに破棄するお前が悪い。」
王太子
「そんな…」
第3王女 ルルト・ラ・バボン
「私が、頑張って婚約してきます!パイン街に行きます。」
国王
「うーん。困ったな。」
冒険者ギルド・バボン王都支部長 ワシャ
「パイン街商業ギルド職員と屋敷のメイドとは面識があるみたいです。
まず関係を深めさせてみては。
あと王太子様の証言から、あのメイドの事でわかったことがあります。」
国王
「なんだ。」
王太子
「いいかげんな情報ではないだろうな!」
第2王子ミルト
「兄様逃げないでくださいね。」
王太子
「ギク!」
ワシャ
「ギルドの資料に残っていたのですが、その屋敷の死んだはずのメイドは、前勇者召喚された者達の1人です!」
国王
「ハァ?どういうことだ!」
宰相
「前国王の負の遺産がついに…」
前国王
「ワシまだ生きとるぞ!」
第3王女 ルルト
「もともと爺様が悪いんだろうが!」
前国王にコブラツイストをかけるルルト。
この会議に結論はあるのか?
……………………………
ミルトが2人。これは、後で話が進むにつれてわかるようになる予定です。
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