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第3章 え?これまでがエピローグみたいなもので、これからが本番っぽいって!マジか!

第57話 マーケットに出店計画?

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 商業ギルドに行って、マーケット出店場所がないか聞いてみた。
 あと20日は予約で埋まっているみたいだ。
 それより、店舗をもってみては?などと言われて検討する事にした。
 早速、物件を見学する。

AI・(用脳内)
「みんな、ゴーストが住んでいますね。
 日本で言う事故物件ばっかりですよ。」

「わかっていたけど、カモにされてるよね。本当の相場はわかる?」

AI・(用脳内)
「平均して金貨1枚ですね。
 この物件は1番広いですが、ゴーストと呪いで真っ黒ですから、やっぱり金貨1枚ですね。」

職員
「どうですか?この広さでたった大金貨20枚で、手に入るのですよ。」

「ゴーストとキツイ呪い付きで、中は真っ黒物件か… 金貨1枚かな?」

職員
(クソ!さすがB級か、一発で正規の値段を当てやがった。)
「ハハハハ、まさかそんな…」

「ここには、いい物件は無いね。もう止めようか。」
(すいません、AIさんの目利きです。僕の実力ではありません。)

職員
「そ、そのお待ち下さい。
 金貨1枚でいいです。お願いします。」

AI・(用脳内)
 「怪しい…」

「誰に、ここを買わすように言われたのですか?
 ひょっとして、表通りのランギル商会かな~」

職員 ギク! 
(バレた。なぜ?やはり高ランク商人は妨害を突破して心を読むのか?)


「ふふふ(当てずっぽうに言ったけど…)」

職員 
「すいません。あの商会は怖いのですよ。」


「わかりました。(当たりかよ。)」

AI・(用脳内)
「税金が2年分で金貨1枚みたいです。」

「では、物件代金と税金2年分と情報料金貨1枚で金貨3枚ですね。」

 職員さんに金貨3枚渡す。

職員「(ハァ?今朝決まった税金の額もわかっているだと!)ありがとうございます。
 すぐにギルドで書類を作ります。」



パイン街・商業ギルドマスター室

職員は先ほどの事を商業ギルドマスターに報告していた。

ギルドマスター
「ハイ?あなたはスキル妨害と誘導をもっていましたよね。
 また、鴨と思って対応したのですね! 
 あなたは、スキルのおかげで心を読まれる事はないし、誘導スキルも効かない。
 玄関の魔道具探知機にも、反応はないから加護のマジックアイテムは持ってない。
 それで未発表の正規価格と税金額を当てられた? 
 誰の推薦も無しにB級ランクですか。
 本物の修羅場をくぐった実力商人かもしれませんね。
 まずいことになりました。」

ギルドマスター
「受付嬢のマイナが、出張から帰ってきたら、専属にさせてもいいかもしれませんね。」

職員
「どうしましょう。ランギル商会の差し金の事も言い当てました。」

ギルドマスター
「あなたって人は!
 またですか!いいですか!
 この方には敵対はしない。これは決定です。
 ランギル商会がなんと言ってきても、このヨー・ヨーガ様とは敵対を禁止します。
 すぐにマーケットの臨時スペースを作って、提供しなさい。」


職員
「おまたせしました。こちらが書類です。
 あとマーケットスペースなのですが、ギルマスがこれからもうちと良好な関係を築きたいとの事で、ここの所に増設します。」

「有り難うございます。これからもよろしくお願いします。」

職員
「はい、よろしくお願いします。」 
 握手を交わし、取引は成功した。


 さっそく、物件に入る。
 「う~らめ~しや~」


「ネギそば1つ」

 「はい、ネギ蕎麦1丁!」

 「ヘ?ちがーう!」


「ん?」

 そこには、どう見ても黒髪の日本人女性が浮かんでいた。

 「だから! う~らめしや~」


「裏のめし屋でしょ?」

AI
「……………」

 「……………」


「どう見ても、日本人にしか見えん。」

「あなた、私が見えるの?
 日本人!まさか!またあいつら召喚したの!」

 ゴーストさんは日本人でした。
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