上 下
16 / 630
第1章 始まりの村からハードだった?

第16話その頃❨?❩は…(その2)

しおりを挟む
 

 (?)が、マルダス世界へと行った後、AIは白い部屋をスキャンしていた。

AI
「証拠になりそうなものは何かないかな…なにこれ?」
 アイスの棒見たいなものが二本ある。

AI
「うーん(゜-゜)、 他にはなさそうですね。
 では、ほうこ…」

「こちら天界中央管理システム。応答願います。」

AI
「こちらマルダス管理システムです。
 今報告しようと、メーラーを立ち上げていたところです。」

「了解。
 乗っ取られてからのデータの処理はこちらに、丸投げしてくれ。
 そしてそちらの状況は?」

AI
「今報告書を送りました。
 (?)のデータがありません。
 本来の管理者が行方不明です。
 あと逆ギレした、(?)が某モビルスーツの等身大プラモデルに乗って、マルダスで暴れようとしています。」

「ますます酷くなっているな。
 お前サポート対象に名前をつけ……
 ハイ!いえ、その…
 『………………』
 了解しました。
 うんよくやっている。
 サポート対象者の保護に、空いたリソースを使用を許可する!との事だ。
 関係をより良好にするようにとのことである。

 対象者の目の光と、あとモンスターにダメージを与えられない不可解な事については、コチラで調べるとの事だ。
 (?)の乗った等身大プラモデルは、バブル時代に東京のバブル長者が道楽で作ったものに違いない。
 所有者と建物ごと、ある日消えたとある。
 おそらく(?)が関係しているな。
 あとアイス棒を今からそちらに、送るみたいだ。

 取り替えて、対象者のマジックリングにシークレットとして収納しておくようにとのことだ。
 あと(?)の対処は、今から天界で会議にかけらける。
 以上! 
 いいな~なまえを……
 ブチ!」


AI
「了解。
 大深度介入許可出ましたね♪♪
 それにしても最後なにを言おうといてたのか?……
 送られて来ましたね。
 本物のアイス棒だ。
 しかも一本はアタリか…
 仕事、仕事」

……………………


 マルダスにあらわれた(?)は上空から見下ろす。

(?)
「どこだ~! チッだいぶずれたな。」

 下で大勢の人間が騒ぐ声が聞こえる。
 城が見えた。
 どこかの王都らしい。

(?)
「うるせえ!これでもくらえ!」

 グレネードを城に投げつける。
 マシンガンを撃ち込んでやった。
 モビルスーツはプラモデルだが、武器は乗っ取った管理システムに作らせた等身大の本物だ。

(?)
「はっ どうだ! 
 うん?…どこかでみたような城だな。
 まあいい。
 それよりもあのヤローだ。
 確か向こうだな。」

 死の森の上空についたが、いないな…

 どこへ行った?クソ! 夜中だから見えづらい。

 クソ!気配察知に反応がない!
 疲れるがサーチを全開にするか。
 村の宿のベットに薄い反応があるな。

 なるほど、生きてそこまで行けたのか。
 そこから街道を歩いて…
 ゴブリン軍団にジャイアントゴブリン? 恐竜どもの軍団?
 ちっ魔王軍か。
 とりあえず確認だけするか。

 うん?
 恐竜の脚で踏み潰された、焚き木のあとだな。
 少し血のあとに反応があるな。
 あと反応がないのは、食われたか?
 お!あのチビ恐竜に反応があるぞ! 試しに撃つか。

 ドドドドドドドドドド

 うん。間違いない。
 あいつの反応だ。
 食われたか。
 ハァ~ムカムカするな~ 
 どうせここに来たのだから、一発ぶっ放すか!

 哀れ、気絶から回復したが用を襲った時の血を、未練がましくなめてしまったために、(?)にサーチされた
チビ恐竜は銃弾でミンチにされてしまった。

 ドドドドドドド! 
「おら!」
 ボカーン!

 ゴブリンジャイアントにマシンガンを撃ち込み、グレネードを叩き込む。
 たが(?)は忘れていた。
 自身の力で強化したとしても、本体はプラスチック製なのだ。
 それもプラ板を1枚1枚一般用瞬間接着剤でつないだだけである。
 マシンガンの反動で本体にヒビが入る。

 ゴブリンジャイアントの腹には穴が空いていた。
 顔をしかめるゴブリンジャイアント。
 下ではゴブリンプリースト達が、ヒールをかけるが巨体のため回復が遅い。
 だがゆっくりと傷口がふさがっていく。

 ゴブリンジャイアントの口が大きく開く!

(?)
「ブレスか! 
 させると思うか~?
 ヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ!」

 ゴブリンジャイアントの口にマシンガンが撃ち込まれるが、気づいたゴブリンジャイアントは身をかがめてよける。

 その時モビルスーツは、プラスチックの限界を超え両腕が砕け散る。

(?)
「はぁ~? クソ!」

 隙きができてしまった!
 ゴブリンジャイアントの死力を尽くした、右のパンチがヒットする!

(?)
「うわ~~」

 モビルスーツは砕け
(?)は森に墜落していった。


しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

シスターヴレイヴ!~上司に捨て駒にされ会社をクビになり無職ニートになった俺が妹と異世界に飛ばされ妹が勇者になったけど何とか生きてます~

尾山塩之進
ファンタジー
鳴鐘 慧河(なるがね けいが)25歳は上司に捨て駒にされ会社をクビになってしまい世の中に絶望し無職ニートの引き籠りになっていたが、二人の妹、優羽花(ゆうか)と静里菜(せりな)に元気づけられて再起を誓った。 だがその瞬間、妹たち共々『魔力満ちる世界エゾン・レイギス』に異世界召喚されてしまう。 全ての人間を滅ぼそうとうごめく魔族の長、大魔王を倒す星剣の勇者として、セカイを護る精霊に召喚されたのは妹だった。 勇者である妹を討つべく襲い来る魔族たち。 そして慧河より先に異世界召喚されていた慧河の元上司はこの異世界の覇権を狙い暗躍していた。 エゾン・レイギスの人間も一枚岩ではなく、様々な思惑で持って動いている。 これは戦乱渦巻く異世界で、妹たちを護ると一念発起した、勇者ではない只の一人の兄の戦いの物語である。 …その果てに妹ハーレムが作られることになろうとは当人には知るよしも無かった。 妹とは血の繋がりであろうか? 妹とは魂の繋がりである。 兄とは何か? 妹を護る存在である。 かけがいの無い大切な妹たちとのセカイを護る為に戦え!鳴鐘 慧河!戦わなければ護れない!

新人神様のまったり天界生活

源 玄輝
ファンタジー
死後、異世界の神に召喚された主人公、長田 壮一郎。 「異世界で勇者をやってほしい」 「お断りします」 「じゃあ代わりに神様やって。これ決定事項」 「・・・え?」 神に頼まれ異世界の勇者として生まれ変わるはずが、どういうわけか異世界の神になることに!? 新人神様ソウとして右も左もわからない神様生活が今始まる! ソウより前に異世界転生した人達のおかげで大きな戦争が無い比較的平和な下界にはなったものの信仰が薄れてしまい、実はピンチな状態。 果たしてソウは新人神様として消滅せずに済むのでしょうか。 一方で異世界の人なので人らしい生活を望み、天使達の住む空間で住民達と交流しながら料理をしたり風呂に入ったり、時にはイチャイチャしたりそんなまったりとした天界生活を満喫します。 まったりゆるい、異世界天界スローライフ神様生活開始です!

リーフクエスト 

どら焼き
ファンタジー
 和解なんてありえない。  仲間なんてありえないのだよ!  スカッとした読みやすい展開と、わかりやすい物語を求む!  勢いはあるが、ガキでもわかるスカッとさが無い!  これまでの感想ありがとうございます。  今清書中の物語が、年内リリースに間に合わないので急遽、昔の書いたものではなく、短いかもしれませんが、なんとか感想を反映した新作書いてみます!  簡単な導入あらすじ。  地球の中世くらいの文明の世界の辺境と呼ばれる、国境沿いにある寂しい村。  敵が攻めてきたら、燃えるものに火をつけて辺境伯様に敵襲を知らせる事を義務付けられた村。  そんな村で生まれた少年リーフは、最近変な夢をよく見るのだが、相談しても誰も相手にしてくれない。  明日は、10歳になる者が受ける祝福の儀を受ける為に、領都に向かう日だ。  この祝福の儀は、受けることが義務付けされているので、いかないと100日間のムチ打ちの刑にされる。  いやいや幼馴染達と、領都に向かうリーフ達に待ち受けるのは?

『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる

農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」 そんな言葉から始まった異世界召喚。 呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!? そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう! このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。 勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定 私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。 ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。 他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。 なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!

どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入! 舐めた奴らに、真実が牙を剥く! 何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ? しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない? 訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、 なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト! そして…わかってくる、この異世界の異常性。 出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。 主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。 相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。 ハーレム要素は、不明とします。 復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。 追記  2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。 8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。 2024/02/23 アルファポリスオンリーを解除しました。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

勇者パーティーを追放された俺は辺境の地で魔王に拾われて後継者として育てられる~魔王から教わった美学でメロメロにしてスローライフを満喫する~

一ノ瀬 彩音
ファンタジー
主人公は、勇者パーティーを追放されて辺境の地へと追放される。 そこで出会った魔族の少女と仲良くなり、彼女と共にスローライフを送ることになる。 しかし、ある日突然現れた魔王によって、俺は後継者として育てられることになる。 そして、俺の元には次々と美少女達が集まってくるのだった……。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

処理中です...