132 / 171
ルーンの出処とそのゆくえ
しおりを挟む
エルマが手にするルーンを見てアイエテスは飛び出した
「馬鹿な!そのルーンは!」
そのルーンはダンジョンの最下層に置いてきたハズだ
ガラガラとダンジョンが崩れる音も聞いたし、地上に戻った時も地響きが聞こえた
近くの住人たちも地震だとざわざわとしていた位だ
アイエテスが突然現れ叫んだ事で驚いている皆を押しのけ、エルマの元へと歩み寄る
その小さな手に乗るルーンを、エルマの手ごとそっと包み込む様に手を重ねると
「エルマ、なあ、エルマよ。これはどうしたんだ?」
優しい声色でそう聞くと、エルマはニコリと笑って
「あのね、おねえさんがこれあなたのでしょ?ってくれたの」
その言葉にアイエテスは外に飛び出してキョロキョロと見回すが、女性などそこらじゅうに歩いている、それにそもそもが見た目からしてわからない
あのダンジョンの中に自分達以外が居たとは到底信じられなかった。であるなら、自分たちが出た後に誰かが来てルーンを持ち出したことになる
思考を巡らせると心当たりが一つある
そう、エルダーエルフだ。
そもそものあの場所を作り上げたエルフ、それが自分らを監視していたとしたら?気づかれない距離から見ていた、そして崩壊が始まる瞬間無人となったあの部屋にそのエルフが入ってきて拾い上げてエルマに渡した
間違いない。妙な確信がアイエテスにはあった
エルフを見かける事など殆どないこのウルグイン
もしエルフが居たら目立つであろう
彼らは金髪でやや尖った耳に、全員が全員美形である
そんな伝え聞いた特徴を探しているが見当たらない
街中を走り探そうかと、そして駆け出そうとした時だった
カンザキが話しかけてきた
「あのよ、その女なら俺もみたけど」
「何だと、本当か?何処にいる?どこに行った!?」
カンザキの両肩を掴んで叫ぶアイエテス
唾でも飛んできたのか少し嫌そうな顔をしたカンザキは
「もう居ねえ、霧のように消えた。転送陣を使った感じじゃあ無かったから、そもそも魔法で分身のようなものを作り出してここに来たんじゃないかと思う」
カンザキのその言葉に、アイエテスはしくじったと思った
何故俺は寝込んで居たのだと俯いた
しかしアイエテスは前を向く
そして、そのルーンを調べて稼働させてみようと思い立つ
それならば答えがわかるのではないかと
「カンザキよ、ルシータもだ。そのルーンを調べると言ったな?であれば結果が分かれば我にも教えて貰えぬか」
そうアイエテスが言うと、聞いていたルシータがにやりと笑ってアイエテスに近づいてきた
「クソ…いや、父さん、調べるのを先にした方がいい?」
「クソ……何を言おうとした?まあいい、そうだな、至急に調べられるのならば」
「わかった、じゃあ調べるよ。でもさー、お願いがあるんだよねー」
アイエテスはぞくりとする、この娘がこんな感じになる事などない。なんなら何時も力づくで済ませようとするのに下手に出るなどと。それに王位さえ奪われた自分からさらにとる物などもう無いはず。まだ何か致命的な何かが、あるのか?
物凄い不安に際悩まれる。
だが背に腹はかえられぬと覚悟を決めて言った
「分かった、何だ?言ってみろ」
キャサリンは言質は取ったとニヤリと笑う
「ちょっと王様に飽きたから、返すよ!王位!だからもうしばらく王様お願いね!」
その言葉は予想外だったのかアイエテスは面食らう
そして奪っておきながら飽きたから返すなどと巫山戯るなと怒りが湧き上がってくるが
「おとうさん、おうさまになるの?」
いつの間にか近くに来ていたエルマがそう言ったのを聞いた途端、アイエテスは冷静になった
自分でも驚くほどの沈静化だ。しゃがみこんでエルマと目線を合わせてから
「ああ、そうみたいだな。エルマ、お姫様になってみるかい?」
そうアイエテスは言った
エルマは少し悩んで、おひめさまってなに?とアイエテスに聞くのであった
◇
アイエテスは迎えに来たクナトと共に、城に帰って行った
エルマも当然連れていかれた
調べるからと預かったルーンを見ながらキャサリンは言った
「それにしても、これ凄いね。魔石の中に魔法文字が刻まれている」
そうすました顔で言ったキャサリンにカンザキはため息をついて
「いや話を変えて悪いけど、流石に王様可哀想じゃねえ?」
カンザキはあの王様に同情している
キャサリンが引っ掻き回した王宮を、国政を押し付けられたのだから。
しかし王宮ではアイエテスの帰還は歓迎される
さらにはアレクシアも喜んだ
アイエテスは王としてかなりのレベルにあるからだ
まあその事をキャサリンが知るのはまだ先のことだか
カンザキとキャサリンが話していると、そこにシアも合流して、キャサリンと話が盛り上がっていた
いきなり増えた「妹」だ、血の繋がりは無いとはいえ嬉しいらしくて楽しそうに話している
それを見たカンザキは少しばかり羨しそうに眺めた
家族が増える事を喜べる。そんな事が一生のうちに何度あるか
カンザキの父親は早くに亡くなった。母ひとり子ひとりの母子家庭で育ったカンザキはそれを知らない
だから親戚が集まった時に、ミナリを妹の様に可愛がっていたのだから
二人がエルマの可愛さについて、楽しそうに話し合った後
ルーンの話に変わる
「ミタニが来てくれたら見てもらおう」
「キャサリン、ミタニはこれが分かるかな?」
「どうだろ?でもあの子、本当に凄いからね。魔導車の技術説明を聞いた事あるけど何言ってるか分かんなかったし、その中にコレに似た物があった気がするのよね」
キャサリンは王として何度かダイダロスに通い、技術交流を取り付けている
その際に色々と聞いてウルグインでも再現可能な技術を教えて貰ったりとした様だ
再現された技術の視察に、近い内にミタニが来ることになっているらしい
ミタニが来るのはおおむね、一週間後だという事だった
「馬鹿な!そのルーンは!」
そのルーンはダンジョンの最下層に置いてきたハズだ
ガラガラとダンジョンが崩れる音も聞いたし、地上に戻った時も地響きが聞こえた
近くの住人たちも地震だとざわざわとしていた位だ
アイエテスが突然現れ叫んだ事で驚いている皆を押しのけ、エルマの元へと歩み寄る
その小さな手に乗るルーンを、エルマの手ごとそっと包み込む様に手を重ねると
「エルマ、なあ、エルマよ。これはどうしたんだ?」
優しい声色でそう聞くと、エルマはニコリと笑って
「あのね、おねえさんがこれあなたのでしょ?ってくれたの」
その言葉にアイエテスは外に飛び出してキョロキョロと見回すが、女性などそこらじゅうに歩いている、それにそもそもが見た目からしてわからない
あのダンジョンの中に自分達以外が居たとは到底信じられなかった。であるなら、自分たちが出た後に誰かが来てルーンを持ち出したことになる
思考を巡らせると心当たりが一つある
そう、エルダーエルフだ。
そもそものあの場所を作り上げたエルフ、それが自分らを監視していたとしたら?気づかれない距離から見ていた、そして崩壊が始まる瞬間無人となったあの部屋にそのエルフが入ってきて拾い上げてエルマに渡した
間違いない。妙な確信がアイエテスにはあった
エルフを見かける事など殆どないこのウルグイン
もしエルフが居たら目立つであろう
彼らは金髪でやや尖った耳に、全員が全員美形である
そんな伝え聞いた特徴を探しているが見当たらない
街中を走り探そうかと、そして駆け出そうとした時だった
カンザキが話しかけてきた
「あのよ、その女なら俺もみたけど」
「何だと、本当か?何処にいる?どこに行った!?」
カンザキの両肩を掴んで叫ぶアイエテス
唾でも飛んできたのか少し嫌そうな顔をしたカンザキは
「もう居ねえ、霧のように消えた。転送陣を使った感じじゃあ無かったから、そもそも魔法で分身のようなものを作り出してここに来たんじゃないかと思う」
カンザキのその言葉に、アイエテスはしくじったと思った
何故俺は寝込んで居たのだと俯いた
しかしアイエテスは前を向く
そして、そのルーンを調べて稼働させてみようと思い立つ
それならば答えがわかるのではないかと
「カンザキよ、ルシータもだ。そのルーンを調べると言ったな?であれば結果が分かれば我にも教えて貰えぬか」
そうアイエテスが言うと、聞いていたルシータがにやりと笑ってアイエテスに近づいてきた
「クソ…いや、父さん、調べるのを先にした方がいい?」
「クソ……何を言おうとした?まあいい、そうだな、至急に調べられるのならば」
「わかった、じゃあ調べるよ。でもさー、お願いがあるんだよねー」
アイエテスはぞくりとする、この娘がこんな感じになる事などない。なんなら何時も力づくで済ませようとするのに下手に出るなどと。それに王位さえ奪われた自分からさらにとる物などもう無いはず。まだ何か致命的な何かが、あるのか?
物凄い不安に際悩まれる。
だが背に腹はかえられぬと覚悟を決めて言った
「分かった、何だ?言ってみろ」
キャサリンは言質は取ったとニヤリと笑う
「ちょっと王様に飽きたから、返すよ!王位!だからもうしばらく王様お願いね!」
その言葉は予想外だったのかアイエテスは面食らう
そして奪っておきながら飽きたから返すなどと巫山戯るなと怒りが湧き上がってくるが
「おとうさん、おうさまになるの?」
いつの間にか近くに来ていたエルマがそう言ったのを聞いた途端、アイエテスは冷静になった
自分でも驚くほどの沈静化だ。しゃがみこんでエルマと目線を合わせてから
「ああ、そうみたいだな。エルマ、お姫様になってみるかい?」
そうアイエテスは言った
エルマは少し悩んで、おひめさまってなに?とアイエテスに聞くのであった
◇
アイエテスは迎えに来たクナトと共に、城に帰って行った
エルマも当然連れていかれた
調べるからと預かったルーンを見ながらキャサリンは言った
「それにしても、これ凄いね。魔石の中に魔法文字が刻まれている」
そうすました顔で言ったキャサリンにカンザキはため息をついて
「いや話を変えて悪いけど、流石に王様可哀想じゃねえ?」
カンザキはあの王様に同情している
キャサリンが引っ掻き回した王宮を、国政を押し付けられたのだから。
しかし王宮ではアイエテスの帰還は歓迎される
さらにはアレクシアも喜んだ
アイエテスは王としてかなりのレベルにあるからだ
まあその事をキャサリンが知るのはまだ先のことだか
カンザキとキャサリンが話していると、そこにシアも合流して、キャサリンと話が盛り上がっていた
いきなり増えた「妹」だ、血の繋がりは無いとはいえ嬉しいらしくて楽しそうに話している
それを見たカンザキは少しばかり羨しそうに眺めた
家族が増える事を喜べる。そんな事が一生のうちに何度あるか
カンザキの父親は早くに亡くなった。母ひとり子ひとりの母子家庭で育ったカンザキはそれを知らない
だから親戚が集まった時に、ミナリを妹の様に可愛がっていたのだから
二人がエルマの可愛さについて、楽しそうに話し合った後
ルーンの話に変わる
「ミタニが来てくれたら見てもらおう」
「キャサリン、ミタニはこれが分かるかな?」
「どうだろ?でもあの子、本当に凄いからね。魔導車の技術説明を聞いた事あるけど何言ってるか分かんなかったし、その中にコレに似た物があった気がするのよね」
キャサリンは王として何度かダイダロスに通い、技術交流を取り付けている
その際に色々と聞いてウルグインでも再現可能な技術を教えて貰ったりとした様だ
再現された技術の視察に、近い内にミタニが来ることになっているらしい
ミタニが来るのはおおむね、一週間後だという事だった
0
お気に入りに追加
71
あなたにおすすめの小説
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
全校転移!異能で異世界を巡る!?
小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。
目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。
周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。
取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。
「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」
取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。
そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。
追放?俺にとっては解放だ!~自惚れ勇者パーティに付き合いきれなくなった俺、捨てられた女神を助けてジョブ【楽園創造者】を授かり人生を謳歌する~
和成ソウイチ
ファンタジー
(全77話完結)【あなたの楽園、タダで創ります! 追放先はこちらへ】
「スカウトはダサい。男はつまらん。つーことでラクター、お前はクビな」
――その言葉を待ってたよ勇者スカル。じゃあな。
勇者のパワハラに愛想を尽かしていたスカウトのラクターは、クビ宣告を幸いに勇者パーティを出て行く。
かつては憧れていた勇者。だからこそここまで我慢してきたが、今はむしろ、追放されて心が晴れやかだった。
彼はスカルに仕える前から――いや、生まれた瞬間から決めていたことがあった。
一生懸命に生きる奴をリスペクトしよう。
実はラクターは転生者だった。生前、同じようにボロ布のようにこき使われていた幼馴染の同僚を失って以来、一生懸命に生きていても報われない奴の力になりたいと考え続けていた彼。だが、転生者であるにも関わらずラクターにはまだ、特別な力はなかった。
ところが、追放された直後にとある女神を救ったことでラクターの人生は一変する。
どうやら勇者パーティのせいで女神でありながら奴隷として売り飛ばされたらしい。
解放した女神が憑依したことにより、ラクターはジョブ【楽園創造者】に目覚める。
その能力は、文字通り理想とする空間を自由に創造できるチートなものだった。
しばらくひとりで暮らしたかったラクターは、ふと気付く。
――一生懸命生きてるのは、何も人間だけじゃないよな?
こうして人里離れた森の中で動植物たちのために【楽園創造者】の力を使い、彼らと共存生活を始めたラクター。
そこで彼は、神獣の忘れ形見の人狼少女や御神木の大精霊たちと出逢い、楽園を大きくしていく。
さらには、とある事件をきっかけに理不尽に追放された人々のために無料で楽園を創る活動を開始する。
やがてラクターは彼を慕う大勢の仲間たちとともに、自分たちだけの楽園で人生を謳歌するのだった。
一方、ラクターを追放し、さらには彼と敵対したことをきっかけに、スカルを始めとした勇者パーティは急速に衰退していく。
(他サイトでも投稿中)
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる