118 / 171
新たなるメニュー?
しおりを挟む
ミナリはカンザキのまたいとこにあたる
幼少の頃より、カンザキを兄と慕っていた
それは自身が長女であり弟はいたものの、兄というものに憧れていたからというものもあるし、
厳しく育てられていたからというのもある
たまたま同じ町内にいたということもあったし
霊能の家系にあってミナリのその才能は恐れられていたが、無能力であったカンザキはそれがわからずに普通に接していたのが大きかったのだろう
さて、そんなミナリではあるがたまたま偶然にこの世界に迷い込む
そしてカンザキを見つけたわけであるが元世界に帰ろうとは微塵も思っていなかった
その理由については割愛する
ともかく、暮らすのであれば、食うため暮らすために仕事が必要になる
もともとは教師であったこと、そしてエリザに鍛えられたこと等からギルドにて冒険者を鍛えるという、指導官というか教師のような事をして暮らしている
休日はだいたい3日働いて1日
それで十分な給金が得られている
このウルグインは裕福だ、そう感じれる
朝食は出がけに通るパン屋でパンを買う
昼食はダンジョンすぐ前にあるギルドの食堂で日替わりランチ
夜はといえば、カンザキの店に通うのだ
「あーつかれた」
「お疲れ様ですミナリさん」
シアがミナリにいつもの肉盛り合わせとごはんを持っていく
そしてビールだ
「お、ありがとシアちゃん。ほんとシアちゃんはいい子だよねぇ…なのになんでキャサリンと…」
あの騒ぎ以降、カンザキの婚約者といえばキャサリンという事になっている
だが他の面々もあきらめてはいないのだろう、カンザキの周りから離れない
それはミナリも同じなのだが
その中でもシアはミナリも認める出来る女ということらしい
キャサリンはそれこそ最近王城に出入りしてはいるものの、休みとなれば前日に大酒を飲んで当日は昼過ぎまで寝ていることが多い
ミナリの性格上それはいかがなものかと思っている
シアは献身的で真面目、そしてとにかく優しい
こんな人が姉だったら、妹だったらと思う程に気に入っているのだ
それはさておき、ミナリは肉を焼いて、タレをつけ、ライスにぽんとバウンドさせて食べる
野菜も好きで、ミナリが食べるからと最近は野菜も店で出してくれるようになった
キムチやナムルもミナリが食べたいからと、さらには自分で作るからと言ってメニュー化している
それを見た他の客があれは何だと言って注文するようになったので結構人気だ
材料となるもののほとんどは、なんとショウヘイの店で入手できるのだとか
とりあえず料理と言うものはさほど得意でないカンザキでも店で出せる料理として重宝するようになった
そんな中、ミナリのある一言がさらなるメニューを追加させる事になる
ある程度途中まで食べてからミナリはふと、言った
「ねー、シン兄・・」
「ん?なんだ?」
「石焼きビビンバ食べたいんだけど?」
「‥‥・‥‥そんなものはない」
「材料はあるよね?」
「あるな」
「じゃあ作って」
「作るってお前、なんだあの器がないだろ?普通にどんぶりに入れて出すくらいはできるけど」
「じゃあそれでいいから」
そう言われてカンザキは、ミナリが言うままにどんぶりに乗せていく
今あるのは、
ごはん
ほうれん草
もやし
焼いた肉
ごま
ショウヘイの店からもらったコチジャン、あとはカンザキ特製焼肉のたれ
ごま油
海苔がないのと、卵は例の物は大きすぎるので普通のニワトリの卵だ
それらを、盛り付けて出す
シアが興味深そうに見ていたので、あとで自分でも作るかもしれない
「おー!それっぽいね…」
それを混ぜて、食べるのかと思ったら
ミナリはなんと七輪の上の網を取り除き、そこにカバンから小さめの鉄鍋を出して乗せる
十分に熱せられたらそこに脂身で油をしいてから
どんぶりの中を入れてじゅうじゅうと音を立てて混ぜ始めた
お前、それ家でやれよと言いたかったカンザキだったが我慢をする
そしてそれを、そのままフライパンでは食べずにどんぶりに戻して食べ始めた
「鉄鍋、洗っておきましょうか?」
「あ、さんきゅーシアちゃん」
スプーンもカバンから取り出して、どんぶりからひと掬いして
ぱくり
「んーーっ、おいしー!」
ぱくり
「これ分量丁度いい感じだね」
ぱくり
「シアちゃんも一口どう?」
「いいんですか?」
「いいっていいって。ほら」
ミナリは掬ってからシアにスプーンを差し出す
顔を近づけ、ぱくり
「ん、これ美味しいですね。このごはんの焦げた部分の匂いもいいし、野菜もまだしゃきっとしてるし」
「だよね、美味しいよねぇ」
「あれだけの手間でできるならメニューに入れる価値がありますね」
「だってー、シン兄」
そう言って、ミナリとシアはカンザキを見た
はぁ・・・あれを言う時が来たかとカンザキは覚悟を決める
実はカンザキも以前、考えたことがあった
しかしながら、器で躓いてしまったのだ
この料理、手元で混ぜないとおいしさみたいなものが目減りする
冷めるとさほど美味しくないのだ
かといって、今ミナリがしたように小さな鉄鍋というのもありなのだが
すぐに器に移すかしないと鉄鍋は熱くなりすぎるし、さらには鉄鍋を火元から離してしまうと温度が下がりすぎるという事がある
鉄鍋を分厚くして、冷めにくくすると言うのも考えたのだが今度は熱くなりすぎたのだ
「という事があってだなー」
「何やってんの…あれ、石鍋でしょ?」
「え、そうなのか?てっきり現代の技術で作られた謎物質の器だと思ってた」
「はぁ・・シン兄って結構ポンコツだよね」
「うるせえ」
「でも石鍋って何処で買えるんだろ?」
「あー、売ってないと思うぞ?道具屋筋のとこで結構店回ったんだけど見たことはないし」
「そりゃねぇ。ある意味石鍋って日本でもれくらいしか使ってるのも見たことないしね」
「だから作ろうとしたんだけど、失敗したんだって」
そう言いながらカンザキはどこからともなく器を出してくる
それは鈍く、銅色に輝いている器だった
「これ何?」
「失敗作」
「それは分かってるんだけど、素材…もしかして銅とかじゃないよね?」
「ああ、これはオリハルコンとかいうやつで作ってもらった」
「はあ!?えええ?」
久しぶりに驚くシアが見れた
ミナリはなんのことか分かっていない
「カンザキさま‥‥これだけでおそらくウルグインの城が建ちますよ…」
「うん、そんなことを猫さんにも言われた気がする」
ミナリはいまいち分かっていない様子で
「それでこれ、何がダメだったの?」
「実は熱を全然通さなかった…」
「は?」
「文字通り、全然。熱くもならない、火にあたってるところも焦げたりもしない…」
「そんな金属どうやって加工するのよ…そっちの方が興味あるんだけど?」
「まぁそれで、熱を通さない金属なんてふざけたものがあるのを知ったんだ」
「というか、なんで金属で作ろうとしてるのよ…石を削ってもらえばいいんじゃない?もしくは砕いた石を固めるとかさ」
「賢いな…ミナリ…」
「いや普通だと思うけど」
「それで失敗したので、次に作ったのがこれだ。熱を通すように合金にした」
次に取り出したのは白っぽくなった鍋だった
「これはな、オリハルコンとミスリルとかいうのを混ぜてあるもので作ってもらった」
「カンザキさま?それ、ヒヒイロカネって言われませんでした?」
「言われた気がする」
シアがあきれた顔をしている
ミナリはそれを見て、値段を聞いたらしい
それでカンザキを睨む
「ばかじゃないの?」
「ひでぇな!俺もなんか色々考えてるんだよ!簡単に蓄熱しねーかな、とか、洗うの楽にならないかなとか…この世界だから便利金属みたいなものがあると思ってたんだよ!」
何も考えてないわけじゃないんだぞ!
「はぁ…それで、これの失敗の理由は?」
「熱を一切通さなかった」
「さっきと同じじゃないの!」
「魔力で作った火なら通ったんだよ!魔法の火な!」
「あー、なるほど、そっちね」
「でも全然内側が熱くならないどころか受けた側に反射したんだけどな」
「よりタチが悪いじゃない…防具ならすごい性能よそれ。鍋としては失格だけど」
「まぁそんなことがあって、石鍋作りは諦めてたんだ」
そういう事で、メニュー化は諦めていたんだが…
ここはひとつ、もう一回チャレンジしてみるか
「次はちゃんと石で作ればいいと思うよ」
その日ミナリはそう言って帰って行った
幼少の頃より、カンザキを兄と慕っていた
それは自身が長女であり弟はいたものの、兄というものに憧れていたからというものもあるし、
厳しく育てられていたからというのもある
たまたま同じ町内にいたということもあったし
霊能の家系にあってミナリのその才能は恐れられていたが、無能力であったカンザキはそれがわからずに普通に接していたのが大きかったのだろう
さて、そんなミナリではあるがたまたま偶然にこの世界に迷い込む
そしてカンザキを見つけたわけであるが元世界に帰ろうとは微塵も思っていなかった
その理由については割愛する
ともかく、暮らすのであれば、食うため暮らすために仕事が必要になる
もともとは教師であったこと、そしてエリザに鍛えられたこと等からギルドにて冒険者を鍛えるという、指導官というか教師のような事をして暮らしている
休日はだいたい3日働いて1日
それで十分な給金が得られている
このウルグインは裕福だ、そう感じれる
朝食は出がけに通るパン屋でパンを買う
昼食はダンジョンすぐ前にあるギルドの食堂で日替わりランチ
夜はといえば、カンザキの店に通うのだ
「あーつかれた」
「お疲れ様ですミナリさん」
シアがミナリにいつもの肉盛り合わせとごはんを持っていく
そしてビールだ
「お、ありがとシアちゃん。ほんとシアちゃんはいい子だよねぇ…なのになんでキャサリンと…」
あの騒ぎ以降、カンザキの婚約者といえばキャサリンという事になっている
だが他の面々もあきらめてはいないのだろう、カンザキの周りから離れない
それはミナリも同じなのだが
その中でもシアはミナリも認める出来る女ということらしい
キャサリンはそれこそ最近王城に出入りしてはいるものの、休みとなれば前日に大酒を飲んで当日は昼過ぎまで寝ていることが多い
ミナリの性格上それはいかがなものかと思っている
シアは献身的で真面目、そしてとにかく優しい
こんな人が姉だったら、妹だったらと思う程に気に入っているのだ
それはさておき、ミナリは肉を焼いて、タレをつけ、ライスにぽんとバウンドさせて食べる
野菜も好きで、ミナリが食べるからと最近は野菜も店で出してくれるようになった
キムチやナムルもミナリが食べたいからと、さらには自分で作るからと言ってメニュー化している
それを見た他の客があれは何だと言って注文するようになったので結構人気だ
材料となるもののほとんどは、なんとショウヘイの店で入手できるのだとか
とりあえず料理と言うものはさほど得意でないカンザキでも店で出せる料理として重宝するようになった
そんな中、ミナリのある一言がさらなるメニューを追加させる事になる
ある程度途中まで食べてからミナリはふと、言った
「ねー、シン兄・・」
「ん?なんだ?」
「石焼きビビンバ食べたいんだけど?」
「‥‥・‥‥そんなものはない」
「材料はあるよね?」
「あるな」
「じゃあ作って」
「作るってお前、なんだあの器がないだろ?普通にどんぶりに入れて出すくらいはできるけど」
「じゃあそれでいいから」
そう言われてカンザキは、ミナリが言うままにどんぶりに乗せていく
今あるのは、
ごはん
ほうれん草
もやし
焼いた肉
ごま
ショウヘイの店からもらったコチジャン、あとはカンザキ特製焼肉のたれ
ごま油
海苔がないのと、卵は例の物は大きすぎるので普通のニワトリの卵だ
それらを、盛り付けて出す
シアが興味深そうに見ていたので、あとで自分でも作るかもしれない
「おー!それっぽいね…」
それを混ぜて、食べるのかと思ったら
ミナリはなんと七輪の上の網を取り除き、そこにカバンから小さめの鉄鍋を出して乗せる
十分に熱せられたらそこに脂身で油をしいてから
どんぶりの中を入れてじゅうじゅうと音を立てて混ぜ始めた
お前、それ家でやれよと言いたかったカンザキだったが我慢をする
そしてそれを、そのままフライパンでは食べずにどんぶりに戻して食べ始めた
「鉄鍋、洗っておきましょうか?」
「あ、さんきゅーシアちゃん」
スプーンもカバンから取り出して、どんぶりからひと掬いして
ぱくり
「んーーっ、おいしー!」
ぱくり
「これ分量丁度いい感じだね」
ぱくり
「シアちゃんも一口どう?」
「いいんですか?」
「いいっていいって。ほら」
ミナリは掬ってからシアにスプーンを差し出す
顔を近づけ、ぱくり
「ん、これ美味しいですね。このごはんの焦げた部分の匂いもいいし、野菜もまだしゃきっとしてるし」
「だよね、美味しいよねぇ」
「あれだけの手間でできるならメニューに入れる価値がありますね」
「だってー、シン兄」
そう言って、ミナリとシアはカンザキを見た
はぁ・・・あれを言う時が来たかとカンザキは覚悟を決める
実はカンザキも以前、考えたことがあった
しかしながら、器で躓いてしまったのだ
この料理、手元で混ぜないとおいしさみたいなものが目減りする
冷めるとさほど美味しくないのだ
かといって、今ミナリがしたように小さな鉄鍋というのもありなのだが
すぐに器に移すかしないと鉄鍋は熱くなりすぎるし、さらには鉄鍋を火元から離してしまうと温度が下がりすぎるという事がある
鉄鍋を分厚くして、冷めにくくすると言うのも考えたのだが今度は熱くなりすぎたのだ
「という事があってだなー」
「何やってんの…あれ、石鍋でしょ?」
「え、そうなのか?てっきり現代の技術で作られた謎物質の器だと思ってた」
「はぁ・・シン兄って結構ポンコツだよね」
「うるせえ」
「でも石鍋って何処で買えるんだろ?」
「あー、売ってないと思うぞ?道具屋筋のとこで結構店回ったんだけど見たことはないし」
「そりゃねぇ。ある意味石鍋って日本でもれくらいしか使ってるのも見たことないしね」
「だから作ろうとしたんだけど、失敗したんだって」
そう言いながらカンザキはどこからともなく器を出してくる
それは鈍く、銅色に輝いている器だった
「これ何?」
「失敗作」
「それは分かってるんだけど、素材…もしかして銅とかじゃないよね?」
「ああ、これはオリハルコンとかいうやつで作ってもらった」
「はあ!?えええ?」
久しぶりに驚くシアが見れた
ミナリはなんのことか分かっていない
「カンザキさま‥‥これだけでおそらくウルグインの城が建ちますよ…」
「うん、そんなことを猫さんにも言われた気がする」
ミナリはいまいち分かっていない様子で
「それでこれ、何がダメだったの?」
「実は熱を全然通さなかった…」
「は?」
「文字通り、全然。熱くもならない、火にあたってるところも焦げたりもしない…」
「そんな金属どうやって加工するのよ…そっちの方が興味あるんだけど?」
「まぁそれで、熱を通さない金属なんてふざけたものがあるのを知ったんだ」
「というか、なんで金属で作ろうとしてるのよ…石を削ってもらえばいいんじゃない?もしくは砕いた石を固めるとかさ」
「賢いな…ミナリ…」
「いや普通だと思うけど」
「それで失敗したので、次に作ったのがこれだ。熱を通すように合金にした」
次に取り出したのは白っぽくなった鍋だった
「これはな、オリハルコンとミスリルとかいうのを混ぜてあるもので作ってもらった」
「カンザキさま?それ、ヒヒイロカネって言われませんでした?」
「言われた気がする」
シアがあきれた顔をしている
ミナリはそれを見て、値段を聞いたらしい
それでカンザキを睨む
「ばかじゃないの?」
「ひでぇな!俺もなんか色々考えてるんだよ!簡単に蓄熱しねーかな、とか、洗うの楽にならないかなとか…この世界だから便利金属みたいなものがあると思ってたんだよ!」
何も考えてないわけじゃないんだぞ!
「はぁ…それで、これの失敗の理由は?」
「熱を一切通さなかった」
「さっきと同じじゃないの!」
「魔力で作った火なら通ったんだよ!魔法の火な!」
「あー、なるほど、そっちね」
「でも全然内側が熱くならないどころか受けた側に反射したんだけどな」
「よりタチが悪いじゃない…防具ならすごい性能よそれ。鍋としては失格だけど」
「まぁそんなことがあって、石鍋作りは諦めてたんだ」
そういう事で、メニュー化は諦めていたんだが…
ここはひとつ、もう一回チャレンジしてみるか
「次はちゃんと石で作ればいいと思うよ」
その日ミナリはそう言って帰って行った
0
お気に入りに追加
71
あなたにおすすめの小説
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
全校転移!異能で異世界を巡る!?
小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。
目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。
周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。
取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。
「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」
取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。
そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。
追放?俺にとっては解放だ!~自惚れ勇者パーティに付き合いきれなくなった俺、捨てられた女神を助けてジョブ【楽園創造者】を授かり人生を謳歌する~
和成ソウイチ
ファンタジー
(全77話完結)【あなたの楽園、タダで創ります! 追放先はこちらへ】
「スカウトはダサい。男はつまらん。つーことでラクター、お前はクビな」
――その言葉を待ってたよ勇者スカル。じゃあな。
勇者のパワハラに愛想を尽かしていたスカウトのラクターは、クビ宣告を幸いに勇者パーティを出て行く。
かつては憧れていた勇者。だからこそここまで我慢してきたが、今はむしろ、追放されて心が晴れやかだった。
彼はスカルに仕える前から――いや、生まれた瞬間から決めていたことがあった。
一生懸命に生きる奴をリスペクトしよう。
実はラクターは転生者だった。生前、同じようにボロ布のようにこき使われていた幼馴染の同僚を失って以来、一生懸命に生きていても報われない奴の力になりたいと考え続けていた彼。だが、転生者であるにも関わらずラクターにはまだ、特別な力はなかった。
ところが、追放された直後にとある女神を救ったことでラクターの人生は一変する。
どうやら勇者パーティのせいで女神でありながら奴隷として売り飛ばされたらしい。
解放した女神が憑依したことにより、ラクターはジョブ【楽園創造者】に目覚める。
その能力は、文字通り理想とする空間を自由に創造できるチートなものだった。
しばらくひとりで暮らしたかったラクターは、ふと気付く。
――一生懸命生きてるのは、何も人間だけじゃないよな?
こうして人里離れた森の中で動植物たちのために【楽園創造者】の力を使い、彼らと共存生活を始めたラクター。
そこで彼は、神獣の忘れ形見の人狼少女や御神木の大精霊たちと出逢い、楽園を大きくしていく。
さらには、とある事件をきっかけに理不尽に追放された人々のために無料で楽園を創る活動を開始する。
やがてラクターは彼を慕う大勢の仲間たちとともに、自分たちだけの楽園で人生を謳歌するのだった。
一方、ラクターを追放し、さらには彼と敵対したことをきっかけに、スカルを始めとした勇者パーティは急速に衰退していく。
(他サイトでも投稿中)
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる