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プロローグ

集合!ガーディアンズ!

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初めての指揮が終わり、僕達はさっきいたロビーに戻ることにした。

「いや~思いのほか良かったぞ指揮官殿。」

「はい。それには同意です。指揮について、何か分からないところはありませんでしたか?」

わからないこと、、、あ!

「戦闘に参加するガーディアンズって、本当は何人なんですか?」

、、、お二人共、驚いた顔をしている。

「、、、何故なぜ、そのように考えたのでしょうか。」

何故なぜって、、、

「あの警報がなった後、と、まるでいつもは一人で戦闘をしていない。そんな感じに思えたんです。だから考えたんです。」
「もしかして、いつもは一人ではなく、何人かで戦闘に参加してるんじゃないかって、、、」

すると、五月雨さんがまた笑っていた。

「あははっ、、、これは以前の者達とは全っく違うな。田中?」

「、、、そうですね。指揮官さん、貴方の言う通りです。」
「いつもの戦闘は4人で参加します。」

「今回は珍しい例だな。指揮官の許可があれば全員で戦闘に参加。それも出来るぞ。」

指揮官にそういうのが委ねられているのか、、、責任重大だな。
田中さんたちが階段を降り終わったとき、聞き捨てならない事が言われた。

「さ、体験兼、テストも終了しましたし、、、」

!?て、テスト!?!?
僕は急いで階段を降り、田中さんに聞いた。

「あ、あの!テストって、、、聞いてないんですけど!?」

「嗚呼。指揮官としてやっていけるのか。そのテストですよ。」
「安心してください。貴方はここに居るガーディアンズ全員、文句なしの花丸渡しますよ。」

全員、、、?視点を田中さんから外すと、ロビーには田中さん、五月雨さん除く14人のガーディアンズ。
つまりガーディアンズ全員が集まっていた。

「、、、え!!」

すると、一気にガーディアンズの皆さんが話し始めた。

「スゴいよ絵瑠!スゴいよ今回の指揮官さん!ビックリしちゃった!」

「分かるよエリーちゃん!スゴかった!!」

「見ました葵先輩!?あの五月雨先生が初めて指揮官の人に笑って、指示を、、、!」

「落ち着きなさい社白。、、、貴方今、すごい顔してますよ。」

「これは凄い!是非ぜひ新たな実験のデータを、、、」

「フェ、フェル、、、流石に初対面の方には無理じゃない、、、かな?」

「凄いよニュー、判断力が高いね。」

「そうだなミュー、高いな。」

「大丈夫でした?にしても初心でこれは凄いと思いますよ!」

「凄いわね、、、この人なら、私のことも上手く使ってくれるかもね。」

「結斗、レオン!あれ見た!?蹴散らせだって!格好良いね!」

「へぇ、、、面白そう、、、」

「イケてると思う。アイツの指示で動いてみたいな」

「素晴らしい判断力ですね。初心にしては。」

「場慣れすれば、より指揮官としてスキルアップ出来そうですね。」

お、多い、、、というか、、、

「あの、僕、きさい クデって言います!」
「趣味は紅茶を入れることです。」
「皆さんのお名前、お聞きしてもいいでしょうか?」

すると元気な声で手を上げ、ハイハイ!!私からね!とレモン色の髪の女の子が自己紹介を始めてくれた。

「私はエリー・フェファ!英語コミュニケーションのガーディアンズで、ガーディアンズ・スキルは閃光フラッシュ!相手のうち一体に二回、攻撃するってやつ!」

続けて目尻に朱い戦化粧が映える女の子だ。

「エリーちゃんの次は私!私芸華げいか 絵瑠える!美術のガーディアンズで、ガーディアンズ・スキルは気韻生動きいんせいどう。私も二回攻撃ができるんだけど、急所に当たりやすいの!」

少し間が空いて橙色の瞳を持った女の子が

「さっきの指示スゴかったです!私は社白やしろ 紅玉こうぎょく。公共のガーディアンズです。ガーディアンズ・スキルは不撓不屈ふとうふくつ。相手全体に攻撃出来ます。よろしくです!」

赤い眼鏡の男性が

「社白!熱くなるのは勝手ですが、挨拶ぐらいしっかりしなさい!」
「、、、私は十三じゅうそう あおい。現代の国語のガーディアンズです。スキルはコトバアソビ。敵全体に毒の状態異常を起こさせるものです。よろしくお願いいたします、指揮官さん。」

息を荒くさせた白衣を着た男性が

「僕の!僕の名はフェル・インサティ!ねぇ、君!僕の新しい助手として実験に、、、」

あ、気絶した。
恐らく後ろにいた女性にやられたな、、、
すると後ろから銀髪の女性が

「すいません、フェル、一度ああなると暴走気味になって、、、」
「フェルは化学のガーディアンズです。スキルは実験の時間ショータイム。得意の爆薬を使った全体攻撃です。」
「私はルリム・サティ。論語表現のガーディアンズです。スキルは飛花落葉ひからくようで一度の攻撃で敵3体にダメージを負わせる事ができます。どうぞよろしくお願いします。」

おそろいの髪飾りをした双子が

「俺はニュー・メデス。数学A・Bのガーディアンズだ。こっちは片割れのミュー。」
「ミュー・メデス。数学Ⅰ・Ⅱガーディアンズ。私たちのスキルはスペース。敵一体にいつもの1,2倍のダメージを負わせれるの。よろしく!」

エプロンを着た男性が

「僕はエルピス・マーシ。家庭科のガーディアンズでスキルは霖雨蒼生りんうそうせい。味方一人を回復できるというものです。どうぞよろしく。」

白衣を着た優しそうな女性が

「私は医射手いいて かえで、保健のガーディアンズでスキルは旱天慈雨かんてんじう。味方全員の体力の3分の1を回復することが出来ます。どうぞよろしくお願いしますね。」

元気いっぱいな男の子が

「さっきのすっごく格好良かった!僕走田そうだ 紫音しお!」
「体育の中の陸上のガーディアンズでスキルは疾風迅雷しっぷうじんらい。相手一体にいつも1,5倍のダメージを負わせれるんだ!けど、その後いつもよりしんどくなっちゃうんだよな、、、」

眠たげな青年が

「、、、球聖きゅうせい 結斗ゆいと。体育の球技。スキルは一球入魂いっきゅうにゅうこん。相手一体に1,5倍のダメージ。よろしく、、、」

ブロンドの髪の青年が

「僕はレオン・ビート。体育のダンスのガーディアンズだ。」
「スキルはハートビート。良いビートを期待してるよ。」

とてもお嬢様のような女性が
わたくし芸華げいか 美麗みれいと申します。音楽のガーディアンズで絵瑠とは姉妹ですの。スキルは花鳥風月かちょうふうげつ。相手全体を一度だけ行動が出来なくさせれますの。どうぞよろしくお願いいたしますわ。」

着物のを着た女性が

芸華げいか 咲子しょうこです。書道のガーディアンズでスキルは無限泡影むげんほうよう。相手全体を一度だけ行動が出来なくさせる。です、、、どうぞよろしく。」

最後に、

「小生は五月雨さみだれ しゅう、言語文化のガーディアンズでスキルは紫電一閃しでんいっせん。相手全体にいつもの1,2倍のダメージを負わせれる。これからよろしくな、指揮官殿。」

「俺は田中 優斗ゆうと。情報のガーディアンズでスキルはデジタル・ランダム。相手全体のパラメータダウンか、味方全体のパラメータアップ。効果はランダムなんだ。よろしくな、指揮官さん。」

なんとも個性的な人たち、、、でも、

「よろしくお願いします!皆さん!」
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