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第3章 魔導帝国ハビリオン編
悪人登場!(偏見)
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学長室は長方形の部屋で右を見るとウィアベルさんが縦に長く大きな窓を背にイスに座って話している…
学長机の左右の壁には本棚が1つずつ置かれており本棚には分厚い本が所狭しと並んでいて学長机の正面には対談用の2つの壁を背にしたソファと長机が置いてある
俺はそのソファの一つに座ると床を見る…学長室全体に敷かれているカーペットは上品な青い色で染められている
そして俺はウィアベルさんが話している相手を警戒していた
な!ぜ!な!ら!
高い身長に薄茶色の髪と瞳それとウィアベルさんと同じようなローブ…この人のは茶色の刺繍だけど…
だが1番重要なのはその顔だ!!
弧を描くような糸目…そして俺がこの部屋に入ってから1度も変わらない笑った口元…
こいつ糸目ニコニコ野郎だ!!
説明しよう!糸目ニコニコ野郎とは名前の通り糸のように細い目…そして常に笑顔のヤツの事をいうのだ!
糸目ニコニコ野郎は様々な物語の中で腹黒い事が常であり敵の黒幕や裏で糸を引く事などよくあるのだ!
つまり悪いヤツだ!
まずは鑑定!!
《鑑定不能です》
ふっ…そんな事想定内だ!だがめんどくさいな…鑑定出来れば良かったんだが…
そんな事を思っているうちにウィアベルさんと糸目ニコニコ野郎の話が終わったらしく2人がこっちに顔を向ける
「君がユウト君かな?話はウィアベル老師から聞いているよ私の名前はレテスモスよくレティと呼ばれているんだよろしくね」
そう言ってニコニコしながら握手を求めてくる
「ユウトですよろしくお願いします」
俺はそう言ってこちらも笑顔で握手に応える…ニコニコ愛想良くしてるつもりなんだろうが数々の物語を読んできた俺には意味無いぜ!
「それでは老師私はこれで」
「うむ」
そう言って糸目ニコニコ野郎は学長室から出ていった…何か作戦を立てなければな!待ってろよ!糸目ニコニコ野郎!
「すまんのユウト君」
と…その前にウィアベルさんと話をしなくては…
ウィアベルさんが立ち上がり俺の反対側のソファへと座る…するといつの間にかテーブルには温かそうな紅茶?が置いてあった…気が付かなかった…
「それで話なんじゃが…」
ウィアベルさんの話は俺が予想していた通り学院証の事で…すまんすまんと笑いながら渡してきたウィアベルさんの事を俺は怒っていいよね?
「それでのぅ学院の事に関してまだ言っておらん事があっての」
…やっぱり色々忘れてるやん!!
その忘れていた話は学院の休業日の事らしく明後日は授業が無いと言うので買い物にでも行きたいな…ちなみにこの異世界は元の世界と同じように1週間が7日みたいだ…覚えるのが楽で良かった…
「なにか聞きたいことはあるかの?」
そうウィアベルさんが聞いてくるので俺は今日の事を聞いてみる
「ウィアベルさんが四天魔道士って本当なんですか…?」
「そうじゃよ」
…そ…そんな軽く…
「じゃあもしかしてさっきの人もですか?」
「そうじゃよ」
…おぅ…
「四天魔道士の事を聞きたいのかね?」
まぁ四天魔道士本人から聞けるのであれば…糸目ニコニコ野郎の事もなにか対策がとれるかもしれないし…
という事で俺はウィアベルさんに四天魔道士の事を聞くことにした
「四天魔道士はのぅ…」
・・・
四天魔道士とは魔導帝国ハビリオンが有する最高戦力でありその力をもってこのハビリオンを守護する存在らしい…
そして今の四天魔道士は水属性のウィアベルさん火属性のハティオさん風属性のカプラさん…そして土属性の糸目ニコニ…レテスモスさんで構成されているらしい
「この国全体に結界が張られておるのじゃがそれもわしらが力を注いで維持しておるのじゃよ」
じゃから長く国を離れる事は出来んのじゃとウィアベルさんが言って説明は終わった
なるほど…最高戦力…あの糸目ニコニコ野郎が…?俺…勝てるのか?
俺がどうしようか考えているとウィアベルさんが
「他に聞きたいことはあるかの?」
と言ってきた時にある事を思い出して聞いてみることにした
「ウィアベルさんは禁書って知ってますか?」
「禁書じゃと?」
ピクッとウィアベルさんの眉が動いて俺をじーっと見てきた…うぅ…なんか聞いちゃいけない事を聞いたような…
「…ユウト君はそれを知ってどうするつもりじゃ?」
知ってどうする…うーん…天使の封印を解きたいんです!なんて言えないし…
「助けたい人(というか天使)がいましてその人を助けるには並大抵の力じゃダメなんです…だから禁書なら…と思いまして…」
嘘はついて…ないとは言えないけど助けたいのは事実だし並大抵の力で解決出来ないのも事実だから…
ウィアベルさんは少し考える素振りを見せたあと口を開く
「ふむ…城には【叡智の部屋】と呼ばれる場所があると聞いたことはあるのぅ」
「本当ですか!?」
もしそこに封印をなんとかできる力があれば…!
「それはどこにあるんですか!?」
勢い良く聞いてしまい少しウィアベルさんが驚いた顔をしたあと微笑んでから
「知らんのぅ」
と言った
…うっ…簡単には教えてくれないよね……それか忘れてしまったとか…あ…ありえる…
俺の今の気持ちがわかったのかウィアベルさんが慌てて口を開く
「本当のことじゃよ!?わしは四天魔道士の1人として城に入った事は幾つもあるんじゃ!そして毎回こっそりその部屋を探したのじゃが見つからないのじゃよ!」
わしだって知りたいもん!というウィアベルさんは嘘をついてないと思う…というかおじいちゃんがもんって…
ていうか四天魔道士のウィアベルさんでも見つけられないって本当にその部屋あるのかね?存在自体怪しくなってきたぞ…どうしよう…
まぁとりあえず…
「色々教えてくださってありがとうございました」
とお礼をしてから学長室をあとにした…
「本当じゃよー!?」
という声は聞こえない
・・・
「えーっと…これは火属性の棚か…」
はい今俺は図書室に来ております…え?どうしてかって?聞きたい?なら話してやろう!
俺の考えでは糸目ニコニコ野郎は必ず悪い事を考えている!四天魔道士という立場を利用して色々企んでいるに違いない!
だが!今の段階では証拠もないし他の人に言っても冗談だと流されるだけだろうし…というか悪ければ侮辱罪的なものに引っかかるかもしれん…
なので俺は1人でもなんとかできるように力を得なければならない!
そこでまずは魔法を覚えることから始めようかな…という事で図書室に来ているのだ!魔法たくさん使いたいし…こっちが本音じゃないからな!
片っ端から!…ということはせずにまずは俺が持っているスキルから考えていこうと光属性の本がある棚に来た
その中で【光属性の術式について】という本を手に取り図書室にあるイスに座り読み始める…
本によると光属性は補助系の力が多いようで闇属性が状態異常で相手を弱体化させる能力が多く光属性は味方を守る事などの能力が多いみたいだ…ふむふむ…
「…おい」
難しいけど魔法属性同士を組み合わせる事も出来るらしいので賢者先生に色々頼んでみよっかな
「おい!」
…ん?なんか図書室で騒いでいるやつがいるな…全く図書室は静かに…ってあれ?デジャブ?
「お前を呼んでいる!ユウト!」
「へぁ?」
…振り向くとそこにいたのは再びのテンプレ様だった…
…また出たよ
学長机の左右の壁には本棚が1つずつ置かれており本棚には分厚い本が所狭しと並んでいて学長机の正面には対談用の2つの壁を背にしたソファと長机が置いてある
俺はそのソファの一つに座ると床を見る…学長室全体に敷かれているカーペットは上品な青い色で染められている
そして俺はウィアベルさんが話している相手を警戒していた
な!ぜ!な!ら!
高い身長に薄茶色の髪と瞳それとウィアベルさんと同じようなローブ…この人のは茶色の刺繍だけど…
だが1番重要なのはその顔だ!!
弧を描くような糸目…そして俺がこの部屋に入ってから1度も変わらない笑った口元…
こいつ糸目ニコニコ野郎だ!!
説明しよう!糸目ニコニコ野郎とは名前の通り糸のように細い目…そして常に笑顔のヤツの事をいうのだ!
糸目ニコニコ野郎は様々な物語の中で腹黒い事が常であり敵の黒幕や裏で糸を引く事などよくあるのだ!
つまり悪いヤツだ!
まずは鑑定!!
《鑑定不能です》
ふっ…そんな事想定内だ!だがめんどくさいな…鑑定出来れば良かったんだが…
そんな事を思っているうちにウィアベルさんと糸目ニコニコ野郎の話が終わったらしく2人がこっちに顔を向ける
「君がユウト君かな?話はウィアベル老師から聞いているよ私の名前はレテスモスよくレティと呼ばれているんだよろしくね」
そう言ってニコニコしながら握手を求めてくる
「ユウトですよろしくお願いします」
俺はそう言ってこちらも笑顔で握手に応える…ニコニコ愛想良くしてるつもりなんだろうが数々の物語を読んできた俺には意味無いぜ!
「それでは老師私はこれで」
「うむ」
そう言って糸目ニコニコ野郎は学長室から出ていった…何か作戦を立てなければな!待ってろよ!糸目ニコニコ野郎!
「すまんのユウト君」
と…その前にウィアベルさんと話をしなくては…
ウィアベルさんが立ち上がり俺の反対側のソファへと座る…するといつの間にかテーブルには温かそうな紅茶?が置いてあった…気が付かなかった…
「それで話なんじゃが…」
ウィアベルさんの話は俺が予想していた通り学院証の事で…すまんすまんと笑いながら渡してきたウィアベルさんの事を俺は怒っていいよね?
「それでのぅ学院の事に関してまだ言っておらん事があっての」
…やっぱり色々忘れてるやん!!
その忘れていた話は学院の休業日の事らしく明後日は授業が無いと言うので買い物にでも行きたいな…ちなみにこの異世界は元の世界と同じように1週間が7日みたいだ…覚えるのが楽で良かった…
「なにか聞きたいことはあるかの?」
そうウィアベルさんが聞いてくるので俺は今日の事を聞いてみる
「ウィアベルさんが四天魔道士って本当なんですか…?」
「そうじゃよ」
…そ…そんな軽く…
「じゃあもしかしてさっきの人もですか?」
「そうじゃよ」
…おぅ…
「四天魔道士の事を聞きたいのかね?」
まぁ四天魔道士本人から聞けるのであれば…糸目ニコニコ野郎の事もなにか対策がとれるかもしれないし…
という事で俺はウィアベルさんに四天魔道士の事を聞くことにした
「四天魔道士はのぅ…」
・・・
四天魔道士とは魔導帝国ハビリオンが有する最高戦力でありその力をもってこのハビリオンを守護する存在らしい…
そして今の四天魔道士は水属性のウィアベルさん火属性のハティオさん風属性のカプラさん…そして土属性の糸目ニコニ…レテスモスさんで構成されているらしい
「この国全体に結界が張られておるのじゃがそれもわしらが力を注いで維持しておるのじゃよ」
じゃから長く国を離れる事は出来んのじゃとウィアベルさんが言って説明は終わった
なるほど…最高戦力…あの糸目ニコニコ野郎が…?俺…勝てるのか?
俺がどうしようか考えているとウィアベルさんが
「他に聞きたいことはあるかの?」
と言ってきた時にある事を思い出して聞いてみることにした
「ウィアベルさんは禁書って知ってますか?」
「禁書じゃと?」
ピクッとウィアベルさんの眉が動いて俺をじーっと見てきた…うぅ…なんか聞いちゃいけない事を聞いたような…
「…ユウト君はそれを知ってどうするつもりじゃ?」
知ってどうする…うーん…天使の封印を解きたいんです!なんて言えないし…
「助けたい人(というか天使)がいましてその人を助けるには並大抵の力じゃダメなんです…だから禁書なら…と思いまして…」
嘘はついて…ないとは言えないけど助けたいのは事実だし並大抵の力で解決出来ないのも事実だから…
ウィアベルさんは少し考える素振りを見せたあと口を開く
「ふむ…城には【叡智の部屋】と呼ばれる場所があると聞いたことはあるのぅ」
「本当ですか!?」
もしそこに封印をなんとかできる力があれば…!
「それはどこにあるんですか!?」
勢い良く聞いてしまい少しウィアベルさんが驚いた顔をしたあと微笑んでから
「知らんのぅ」
と言った
…うっ…簡単には教えてくれないよね……それか忘れてしまったとか…あ…ありえる…
俺の今の気持ちがわかったのかウィアベルさんが慌てて口を開く
「本当のことじゃよ!?わしは四天魔道士の1人として城に入った事は幾つもあるんじゃ!そして毎回こっそりその部屋を探したのじゃが見つからないのじゃよ!」
わしだって知りたいもん!というウィアベルさんは嘘をついてないと思う…というかおじいちゃんがもんって…
ていうか四天魔道士のウィアベルさんでも見つけられないって本当にその部屋あるのかね?存在自体怪しくなってきたぞ…どうしよう…
まぁとりあえず…
「色々教えてくださってありがとうございました」
とお礼をしてから学長室をあとにした…
「本当じゃよー!?」
という声は聞こえない
・・・
「えーっと…これは火属性の棚か…」
はい今俺は図書室に来ております…え?どうしてかって?聞きたい?なら話してやろう!
俺の考えでは糸目ニコニコ野郎は必ず悪い事を考えている!四天魔道士という立場を利用して色々企んでいるに違いない!
だが!今の段階では証拠もないし他の人に言っても冗談だと流されるだけだろうし…というか悪ければ侮辱罪的なものに引っかかるかもしれん…
なので俺は1人でもなんとかできるように力を得なければならない!
そこでまずは魔法を覚えることから始めようかな…という事で図書室に来ているのだ!魔法たくさん使いたいし…こっちが本音じゃないからな!
片っ端から!…ということはせずにまずは俺が持っているスキルから考えていこうと光属性の本がある棚に来た
その中で【光属性の術式について】という本を手に取り図書室にあるイスに座り読み始める…
本によると光属性は補助系の力が多いようで闇属性が状態異常で相手を弱体化させる能力が多く光属性は味方を守る事などの能力が多いみたいだ…ふむふむ…
「…おい」
難しいけど魔法属性同士を組み合わせる事も出来るらしいので賢者先生に色々頼んでみよっかな
「おい!」
…ん?なんか図書室で騒いでいるやつがいるな…全く図書室は静かに…ってあれ?デジャブ?
「お前を呼んでいる!ユウト!」
「へぁ?」
…振り向くとそこにいたのは再びのテンプレ様だった…
…また出たよ
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