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第3章 魔導帝国ハビリオン編
色々説明されたよ…でも一番聞きたい事がある!
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「まず魔法学院は大まかに【基礎科】【特殊科】【研究科】に分かれておっての」
ウィアベルさんの説明によると…
【基礎科】とは火、水、風、土属性の魔法や魔術について勉強したりする学科らしい
【特殊科】は光、闇、空間、回復の魔法について勉強したりする学科らしい
【研究科】は主に魔道具や新しい術などの研究をする学科らしい
…ふむなるほど…なら俺は特殊科なのかね?
「【研究科】は研究科の試験に合格せねば入れんからユウト君は【基礎科】か【特殊科】じゃな」
「俺は【特殊科】の方が良いんじゃないですか?」
治癒魔法を使えるし…あと暗黒魔法もさっき使えるようになったし…まだ使ってないけど…
「ふむ…ユウト君の好きな方でよいぞ?」
そう言われて俺は考える…うーん…特殊科も魅力的にみえるけど…俺って基本属性って何も使えないんだよね…好きな方で良いって言われたし…色んな魔法覚えたいから…
「やっぱり【基礎科】にします」
基礎科を選ぶことにした
「ふむ…了解じゃよ…おっと!そうじゃった…!」
ウィアベルさんは俺の返答に頷くと何かを思い出したように口を開いた
「レイト君の話ではユウト君は記憶喪失じゃったのぅ」
「…ええ…まぁ…」
…ざ…罪悪感が増えてゆく…ああ…
「ならハビリオンに知り合いがいるとか行ったことがあるとしてもわからんじゃろう?」
「そうですね…」
知り合いは絶対いないし行ったことも絶対無いけどね…
「そこでユウト君には魔法学院に併設されておる寮に入ってもらう事になるんじゃが…」
急にこんな事を言ってすまんのう…忘れておったんじゃ…とウィアベルさんが言ってくる
詳しく聞くとハビリオン魔法学院に通う方法は三種類ほどあるらしい
一つは元々ハビリオンに住んでいて自分の家から通う生徒
もう一つはハビリオンにある宿を借りてそこから通う生徒…ん?
「わざわざ借りるんですか?」
寮があるらしいし宿を借りる意味あるのかね…?はっ!もしや寮を借りるためには大金が必要とか…?ひぃぃ!俺お金全然持ってませんよ!?
「魔法学院は年齢種族問わずに通えるからの時々冒険者が魔法を習うために通うのじゃよ」
どうやら冒険者も魔法学院に通うことが出来るらしいが毎日通うわけではないし寮には門限などのルールがあるので宿の方が楽らしい
そういえば生きるために冒険者になる人の方が多いんだよね…俺って気楽に冒険者になりたいなーなんて思いでやってたから忘れてたよ…そりゃ生活するために依頼とかを受けなきゃならないよね…
そして最後はウィアベルさんが言っていた寮から通う生徒だ…そこで俺は気になっていたことを質問する
「寮に住むのにお金とか必要ですか…?」
家賃とか食費とか…もし必要だったら俺も冒険者みたいに宿から通うことになるかも…
「必要じゃな」
「え!?」
必要なんかい!じゃあ俺は宿から…
「じゃがユウト君は必要ないじょ」
ないじょってなんやねん…え?必要ない?なぜ?
「どうしてですか?」
「レイト君からの推薦状があるからのぅ」
「推薦状?」
話によるとレイトさんはハビリオン魔法学院を卒業した…つまりは俺の先輩ってことだ…
そのレイトさんはとても優秀な成績で卒業したので推薦許可証という物を学院から受け取っていたらしい
「推薦許可証というのはじゃな見込みのある子や才能がある子を学院に推薦出来る物なのじゃよ」
推薦許可証を貰える者は成績や人格などに問題が無い者だけらしくその者達が選んだ子ならば大丈夫だろうという事だった…
そんなあやふやでいいのか…?
「そして推薦された見込みある者達は魔法学院を寮も含め無償で入れるのじゃよ!」
「そ…そうなんですね」
うーむつまり俺はレイトさんに推薦された見込みのある子だから寮や学院に通うお金は必要ないってこと?え…それ凄くね?レイトさんありがとう!いやレイト先輩と言わせていただきます!
「学院や寮の事は着いてから説明するじょ」
だからじょってなんやねん!
・・・
学院説明が終わったので俺達は寝ることにした…借りた寝袋はテレビとかで見るイモムシ型のやつで…名前はよくわからない…
ウィアベルさんはもうグーグー寝てしまっている…
なんかとても自由な人だな…
俺は眠る前にスキルの確認をしようと賢者先生に頼んだ…賢者先生お願いします!
《スキル 詳細
特殊スキル
無量空間
スキル効果
無量空間を生み出しその空間内部に物質を収納することが出来る
無量空間の中では時間の経過は無い
しかし生きているものは収納出来ない
なお賢者を取得しているため追加項目があります
追加項目
無量空間内部にある物質は外に出さなくても鑑定できます
称号からの追加補正
常に性に関するアイテムを補充し数を維持する
純潔
スキル効果
童貞や処女でいる限り
状態異常と精神攻撃を無効化及び闇属性と光属性の攻撃を軽減する
なおどちらか一方でも無くなると
このスキルは使えなくなる
称号からの追加補正
このスキルを持つ者が童貞や処女を失っても再び童貞や処女状態に戻す
アクティブスキル
魔手
スキル効果
魔力を使って不可視の腕を作り出す
称号からの追加補正
無し
》
ほぉ…ほぉほぉほぉ…無量空間はそれほど効果としては変わってないけど純潔は状態異常が全て無効になってる!!軽減も付いてるしきゃー!素敵ー!無効可能限界値みたいなのはあるだろうけどそれでもすごい能力だよ!やっぱりチートですね!
早速腰にダメージを与えていた硬貨が入った袋を無量空間に入れる
あと魔手は…説明少なっ!不可視の腕を作り出すって…魔力で?
俺は試しに魔手を使ってみた…すると俺の右肩から半透明の一本の腕が生えてきた…
ぎゃぁぁぁ!!!きもい!!ひぃぃぐにゃぐにゃ動いてるよ!!関節って意味知らないの!?いやぁぁぁ!!
俺はしばらくの間
右肩でうねうね動く半透明の腕に恐怖していた…
こんなスキルいらねーー!!!
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
「……青空だ…」
皆さんおはようございます18日目の朝を迎えました…魔眼のおかげで朝日が眩しくないよ!便利!
俺はモゾモゾとイモムシのようにイモムシ型の寝袋から出る
周りを見るとウィアベルさんはすでに起きており朝食の準備をしているようだ
「ん?…起きたかのユウト君」
「はい…おはようございます」
少しボーッとした頭でウィアベルさんに近付いて地面に座る
「ほれ朝食が出来たじょ」
じょってなんだ…と思いながら出されたサンドイッチのようなものを受け取る
「ハビリオンには昼頃には着けるじゃろ」
「モグ…そうなんですね」
肉と野菜が挟んであるサンドイッチを食べながらウィアベルさんの話を聞いた
・・・
朝食を食べ終わって寝袋も片付ける…というかウィアベルさんが片付けるのだが…
「それでは出発じゃな」
ウィアベルさんは昨日見た鳥を造って俺を手招きする
しゃがんだ鳥に乗るとウィアベルさんが結界を消して俺の後ろに乗る
「では行くじょ!」
だからじょってなに!!
ウィアベルさんの説明によると…
【基礎科】とは火、水、風、土属性の魔法や魔術について勉強したりする学科らしい
【特殊科】は光、闇、空間、回復の魔法について勉強したりする学科らしい
【研究科】は主に魔道具や新しい術などの研究をする学科らしい
…ふむなるほど…なら俺は特殊科なのかね?
「【研究科】は研究科の試験に合格せねば入れんからユウト君は【基礎科】か【特殊科】じゃな」
「俺は【特殊科】の方が良いんじゃないですか?」
治癒魔法を使えるし…あと暗黒魔法もさっき使えるようになったし…まだ使ってないけど…
「ふむ…ユウト君の好きな方でよいぞ?」
そう言われて俺は考える…うーん…特殊科も魅力的にみえるけど…俺って基本属性って何も使えないんだよね…好きな方で良いって言われたし…色んな魔法覚えたいから…
「やっぱり【基礎科】にします」
基礎科を選ぶことにした
「ふむ…了解じゃよ…おっと!そうじゃった…!」
ウィアベルさんは俺の返答に頷くと何かを思い出したように口を開いた
「レイト君の話ではユウト君は記憶喪失じゃったのぅ」
「…ええ…まぁ…」
…ざ…罪悪感が増えてゆく…ああ…
「ならハビリオンに知り合いがいるとか行ったことがあるとしてもわからんじゃろう?」
「そうですね…」
知り合いは絶対いないし行ったことも絶対無いけどね…
「そこでユウト君には魔法学院に併設されておる寮に入ってもらう事になるんじゃが…」
急にこんな事を言ってすまんのう…忘れておったんじゃ…とウィアベルさんが言ってくる
詳しく聞くとハビリオン魔法学院に通う方法は三種類ほどあるらしい
一つは元々ハビリオンに住んでいて自分の家から通う生徒
もう一つはハビリオンにある宿を借りてそこから通う生徒…ん?
「わざわざ借りるんですか?」
寮があるらしいし宿を借りる意味あるのかね…?はっ!もしや寮を借りるためには大金が必要とか…?ひぃぃ!俺お金全然持ってませんよ!?
「魔法学院は年齢種族問わずに通えるからの時々冒険者が魔法を習うために通うのじゃよ」
どうやら冒険者も魔法学院に通うことが出来るらしいが毎日通うわけではないし寮には門限などのルールがあるので宿の方が楽らしい
そういえば生きるために冒険者になる人の方が多いんだよね…俺って気楽に冒険者になりたいなーなんて思いでやってたから忘れてたよ…そりゃ生活するために依頼とかを受けなきゃならないよね…
そして最後はウィアベルさんが言っていた寮から通う生徒だ…そこで俺は気になっていたことを質問する
「寮に住むのにお金とか必要ですか…?」
家賃とか食費とか…もし必要だったら俺も冒険者みたいに宿から通うことになるかも…
「必要じゃな」
「え!?」
必要なんかい!じゃあ俺は宿から…
「じゃがユウト君は必要ないじょ」
ないじょってなんやねん…え?必要ない?なぜ?
「どうしてですか?」
「レイト君からの推薦状があるからのぅ」
「推薦状?」
話によるとレイトさんはハビリオン魔法学院を卒業した…つまりは俺の先輩ってことだ…
そのレイトさんはとても優秀な成績で卒業したので推薦許可証という物を学院から受け取っていたらしい
「推薦許可証というのはじゃな見込みのある子や才能がある子を学院に推薦出来る物なのじゃよ」
推薦許可証を貰える者は成績や人格などに問題が無い者だけらしくその者達が選んだ子ならば大丈夫だろうという事だった…
そんなあやふやでいいのか…?
「そして推薦された見込みある者達は魔法学院を寮も含め無償で入れるのじゃよ!」
「そ…そうなんですね」
うーむつまり俺はレイトさんに推薦された見込みのある子だから寮や学院に通うお金は必要ないってこと?え…それ凄くね?レイトさんありがとう!いやレイト先輩と言わせていただきます!
「学院や寮の事は着いてから説明するじょ」
だからじょってなんやねん!
・・・
学院説明が終わったので俺達は寝ることにした…借りた寝袋はテレビとかで見るイモムシ型のやつで…名前はよくわからない…
ウィアベルさんはもうグーグー寝てしまっている…
なんかとても自由な人だな…
俺は眠る前にスキルの確認をしようと賢者先生に頼んだ…賢者先生お願いします!
《スキル 詳細
特殊スキル
無量空間
スキル効果
無量空間を生み出しその空間内部に物質を収納することが出来る
無量空間の中では時間の経過は無い
しかし生きているものは収納出来ない
なお賢者を取得しているため追加項目があります
追加項目
無量空間内部にある物質は外に出さなくても鑑定できます
称号からの追加補正
常に性に関するアイテムを補充し数を維持する
純潔
スキル効果
童貞や処女でいる限り
状態異常と精神攻撃を無効化及び闇属性と光属性の攻撃を軽減する
なおどちらか一方でも無くなると
このスキルは使えなくなる
称号からの追加補正
このスキルを持つ者が童貞や処女を失っても再び童貞や処女状態に戻す
アクティブスキル
魔手
スキル効果
魔力を使って不可視の腕を作り出す
称号からの追加補正
無し
》
ほぉ…ほぉほぉほぉ…無量空間はそれほど効果としては変わってないけど純潔は状態異常が全て無効になってる!!軽減も付いてるしきゃー!素敵ー!無効可能限界値みたいなのはあるだろうけどそれでもすごい能力だよ!やっぱりチートですね!
早速腰にダメージを与えていた硬貨が入った袋を無量空間に入れる
あと魔手は…説明少なっ!不可視の腕を作り出すって…魔力で?
俺は試しに魔手を使ってみた…すると俺の右肩から半透明の一本の腕が生えてきた…
ぎゃぁぁぁ!!!きもい!!ひぃぃぐにゃぐにゃ動いてるよ!!関節って意味知らないの!?いやぁぁぁ!!
俺はしばらくの間
右肩でうねうね動く半透明の腕に恐怖していた…
こんなスキルいらねーー!!!
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
「……青空だ…」
皆さんおはようございます18日目の朝を迎えました…魔眼のおかげで朝日が眩しくないよ!便利!
俺はモゾモゾとイモムシのようにイモムシ型の寝袋から出る
周りを見るとウィアベルさんはすでに起きており朝食の準備をしているようだ
「ん?…起きたかのユウト君」
「はい…おはようございます」
少しボーッとした頭でウィアベルさんに近付いて地面に座る
「ほれ朝食が出来たじょ」
じょってなんだ…と思いながら出されたサンドイッチのようなものを受け取る
「ハビリオンには昼頃には着けるじゃろ」
「モグ…そうなんですね」
肉と野菜が挟んであるサンドイッチを食べながらウィアベルさんの話を聞いた
・・・
朝食を食べ終わって寝袋も片付ける…というかウィアベルさんが片付けるのだが…
「それでは出発じゃな」
ウィアベルさんは昨日見た鳥を造って俺を手招きする
しゃがんだ鳥に乗るとウィアベルさんが結界を消して俺の後ろに乗る
「では行くじょ!」
だからじょってなに!!
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