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講習1
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「ヘイ!チューチューシタイノカ、ボーイ?ソレトモ、モミモシタイノカ、ボーイ?ソレトモ、ママガコイシイノカ、ボーイ?」
「母上…」
「オウ!ママガコイシカッタノカ、ボーイ?」
「ち、違います!誤解です!」
ユリウスは否定しているが、慌てている素振りが逆に怪しいことになっている。
「ノーノー!ケッコンシタ、ムスコニアタエル、ママノチブサハナイノヨ」
「誤解ですってば」
「兄上…」「「お兄様…」」
「第一子って甘えたかったって気持ちが強いって本に書いてあったわ」
「おい!兄を売るんじゃない」
すっかり、呆れて呟いた言葉のせいで、該当者にされてしまっているユリウス。
「私、もう結婚してます!しかも、ボーイって」
「オウ!シツレイ!チブサダイスキ、メーン?」
「ノリがいいが、辛い」
「さて、挨拶はこのくらいで」
今の挨拶だったの?と皆で、顔を合わせて、引き攣らせるしかなかった。
「これからも不愉快に乳房を見続けるなら、私があらゆる権力を使って、チブサダイスキボーイに改名して差し上げましょう」
「差し上げたくないです」
「渾名はチブスキです!」
「渾名まで…」
「はい、三王女、チブスキ兄様と呼んでみましょう!さん、はい!」
「「「チブスキ兄様~!」」」
言われるがまま、三王女は声を揃えて呼んでいる。
「はい、よろしい」
「全然、全く、よろしくないよ?」
「地獄だ…」
改名されなくても、一生呼ばれ続けるだろう。間違えて、公の場で呼ばれる可能性だってある。
「そして、さらに背中に刺繍もして差し上げましょう」
「勘弁してください」
「女性は見られているだけでも、不愉快です。男性もいかがですか、じっと局部を見られていたら、誇らしい気持ちになりますか?」
男性陣は首を横に強く振っている。
「自信のある方はなるかもしれませんが、女性もそのような者はただの変態です」
「特に王族貴族はドレスを着る機会が多いので、胸を出す機会が多いです。局部は視界になかなか入りませんが、胸は視線を下げればすぐに入ります。いくら美しい胸でも、それはあなたの胸ではありません。分かりますね?」
男性陣は黙って頷いている。
「婚約者、妻でも同じです。それはあなたの胸ではありません。人前で婚約者だから、妻だからと胸を見ているものは、大変気色悪く、下品です」
「女性を見る時は、胸ではなく目を見ましょう。目が恥ずかしい場合は、眉間を見ましょう。いいですか?」
「「「「「…はい」」」」」
ユリウス、マイノスに、加えアンセムとオーランとクイオも答えている。
「では実践です。チブスキ撃退法をやってみましょう。護衛がいる場合は任せますが、今回は一人でいる場合とします」
スチャっとやって来た侍女二人、メディナとポーリアである。
ポーリアが女性役、メディナが男性役らしい。今日は三人、出勤の日である。キャロラインは見守っている。
『この方、私の胸を見て来るんですけど』
「はい!ここ!危険だと思ったら、まず周りに助けを求めましょう」
ソアリスが鞭で床をパチンと叩き指摘した。アリルとエクルとミフルは頷き、キャロラインも頷いている。
『見て欲しくて、出しているんだろう?』
『てめーのために出してんじゃねえんだよ!ドレスを美しく着るために出してんだよ、このクソ変態野郎!』
ちょっと夫人の口が悪すぎないかと思ったが、おそらく脚本がソアリスなのだろうと、皆、理解した。
『何だと?照れんなよ、俺のために出してんだろう?』
男性役のメディナが、女性役のポーリアに触れようとした場面で止めた。
「はい、女性陣!ここで金的です。ばちこーんっと、やってやりましょう。足の甲でも、かかとでも、膝でも、いけるなら肘でも構いません!とにかく動けなくするために、潰すのです!」
「「「はい」」」
男性陣は下半身が縮こまる思いだったが、こういったことが起こらないとは限らない。護衛や側近も娘を持つ身の者は、やられて当然だと思った。
「母上…」
「オウ!ママガコイシカッタノカ、ボーイ?」
「ち、違います!誤解です!」
ユリウスは否定しているが、慌てている素振りが逆に怪しいことになっている。
「ノーノー!ケッコンシタ、ムスコニアタエル、ママノチブサハナイノヨ」
「誤解ですってば」
「兄上…」「「お兄様…」」
「第一子って甘えたかったって気持ちが強いって本に書いてあったわ」
「おい!兄を売るんじゃない」
すっかり、呆れて呟いた言葉のせいで、該当者にされてしまっているユリウス。
「私、もう結婚してます!しかも、ボーイって」
「オウ!シツレイ!チブサダイスキ、メーン?」
「ノリがいいが、辛い」
「さて、挨拶はこのくらいで」
今の挨拶だったの?と皆で、顔を合わせて、引き攣らせるしかなかった。
「これからも不愉快に乳房を見続けるなら、私があらゆる権力を使って、チブサダイスキボーイに改名して差し上げましょう」
「差し上げたくないです」
「渾名はチブスキです!」
「渾名まで…」
「はい、三王女、チブスキ兄様と呼んでみましょう!さん、はい!」
「「「チブスキ兄様~!」」」
言われるがまま、三王女は声を揃えて呼んでいる。
「はい、よろしい」
「全然、全く、よろしくないよ?」
「地獄だ…」
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「そして、さらに背中に刺繍もして差し上げましょう」
「勘弁してください」
「女性は見られているだけでも、不愉快です。男性もいかがですか、じっと局部を見られていたら、誇らしい気持ちになりますか?」
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「自信のある方はなるかもしれませんが、女性もそのような者はただの変態です」
「特に王族貴族はドレスを着る機会が多いので、胸を出す機会が多いです。局部は視界になかなか入りませんが、胸は視線を下げればすぐに入ります。いくら美しい胸でも、それはあなたの胸ではありません。分かりますね?」
男性陣は黙って頷いている。
「婚約者、妻でも同じです。それはあなたの胸ではありません。人前で婚約者だから、妻だからと胸を見ているものは、大変気色悪く、下品です」
「女性を見る時は、胸ではなく目を見ましょう。目が恥ずかしい場合は、眉間を見ましょう。いいですか?」
「「「「「…はい」」」」」
ユリウス、マイノスに、加えアンセムとオーランとクイオも答えている。
「では実践です。チブスキ撃退法をやってみましょう。護衛がいる場合は任せますが、今回は一人でいる場合とします」
スチャっとやって来た侍女二人、メディナとポーリアである。
ポーリアが女性役、メディナが男性役らしい。今日は三人、出勤の日である。キャロラインは見守っている。
『この方、私の胸を見て来るんですけど』
「はい!ここ!危険だと思ったら、まず周りに助けを求めましょう」
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『見て欲しくて、出しているんだろう?』
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「はい、女性陣!ここで金的です。ばちこーんっと、やってやりましょう。足の甲でも、かかとでも、膝でも、いけるなら肘でも構いません!とにかく動けなくするために、潰すのです!」
「「「はい」」」
男性陣は下半身が縮こまる思いだったが、こういったことが起こらないとは限らない。護衛や側近も娘を持つ身の者は、やられて当然だと思った。
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