しげき君とせじま様

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30限目 国語

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しげき君とせじま様 30限目 国語

 ある日の夜、滋樹は自分の部屋の中で机の上に置かれた小型冷却器を見つめながら
考え事をしていた。

滋樹「うーん。やっぱり、これで股間を冷やしてもダメだったな。アプローチする方法を
   変えないとな。股間のイチモツを膨張させないような。よし、色々な試作品を
   検討してみるか。」

滋樹は股間のイチモツの膨張を抑える発明のアイデアを考え始めるのであった。
次の日、滋樹は中学校に登校して、朝の授業を迎えようと準備していた。

滋樹「今日の1時間目は国語か。予習がてら、教科書で軽く見てきたから、
   大丈夫そうだな。」

剛「おっ。予習してきたのか。やるな。でも、最近、国語の授業で漢字の小テストを
  たまに抜き打ちでやってくるから、大変だよな。」

秀一「まあ。漢字の小テストは前回の授業で習った分の確認だから、復習を軽くして
   おけば、なんとかなるよ。」

滋樹、剛、秀一は授業開始前に国語の授業のことでそんな話をしているのであった。
しばらくすると国語の先生が教室に入ってきて、授業が開始したのであった。

国語の先生「おはようございます。それでは授業を始めます。今日は105ページを
      開いてください。」

国語の先生が授業を始めると黒板の前に立って、教科書の内容を説明し始めた。
時々、黒板にチョークで重要なことを書いて、説明したりしていた。そして、
時間は経過して、授業が終わりを迎えようとしていた時、国語の先生は教科書を
閉じて、あることを言った。

国語の先生「えー。今日の教える分はここまでです。残りの時間で漢字の小テストを
      行います。各自、教科書を閉じてください。」

滋樹「抜き打ちで漢字の小テストが来た。前回の学習分はある程度復習していたから、
   大丈夫だろう。」

剛「うぉー。小テストか。運に身を委ねるしかないな。こりゃ。」

滋樹はある程度の自信を持っていたが、剛は国語の復習をやっていなかったので少し
あきらめモードであった。そうこうしているうちに国語の先生が漢字の小テストの
プリントを配り始めた。クラス全員分のプリントが配られると国語の先生が開始を
告げるのであった。

国語の先生「それでは始めてください。時間は5分です。」

漢字の小テストとはいえ、問題数がなかなかたくさんあり、解答するには時間的余裕が
少なかった。滋樹はそんな中でもがんばって、漢字を書き続けるのであった。時間が
経過して、5分が経ちそうになると国語の先生が教室の時計に目を向けて、声を出そうと
していた。

国語の先生「時間が来ました。それでは漢字の小テストのプリントを前に回して
      回収してください。」

国語の先生はプリントを回収するとちょうど終わりのチャイムがなり、授業が終了するので
あった。滋樹は休憩で一息つくのであった。

滋樹「今日、漢字の小テストがあるとは、準備しておいてよかったよ。結構、問題は
   解けたな。」

剛「ああ。俺も半分はなんとか。答えたと思うぜ。」

秀一「余裕だね。」

滋樹、剛、秀一の3人は漢字の小テストの感想を述べていくのであった。そんな中、近くの
席ではある生徒がゆううつな表情を浮かべていた。

同級生の男子4「はあー。今回もあまり答えられなかったよ。漢字を覚えるのが苦手だし、
        毎回、復習をきっちりしないとダメだよな。」

同級生の男子4は今日の漢字の小テストの結果が芳しくないことを感じており、自身の
改善が必要であると考えているのであった。同級生の男子4の声は滋樹の耳にも届いて
いたが、剛と秀一との会話を優先していたのであまり気にしていなかった。
時間は経過して、放課後になると滋樹は帰る支度をしていた。

剛「おーい。滋樹、今日はお前に見せたいものがあったんだよ。」

滋樹「なんだよ。まさか。エロ本じゃないよね。イヤだよ。教室の中では見たくないよ。」

剛「違うよ。来年のカレンダーだよ。兄貴の買ったやつのあまりだよ。いいぜ。ほら。」

剛はカバンからカレンダーを取り出して、滋樹に見せた。中身は剛の言う通りカレンダーで
日付が書かれていたが、ある写真が毎月の日付の上にのっていた。

滋樹「こ、これって。グラビアモデルの写真じゃないか。なんて、プロポーション
   なんだ。水着もすごくセクシーだし、エロ本とは全然違うな。毎月、
   違うお姉さんが出てくる。こりゃー。たまらないです。」

剛「そうだろう。特にこの月のお姉さんは今年の新人さんだぜ。」

滋樹「す、すごい。なんてプロポーションなんだ。Gカップは余裕にあるよ。」

滋樹は剛の見せてきたグラビアモデルのカレンダーに完全に魅入られて、興奮しまくって
いた。当然、滋樹はあることを思い出すのであった。

滋樹「はあー。幸せだな。あっ。こんなに興奮したら、当然、股間が、ぎゃあー。」

滋樹が下を向くとそこには立派にそそり立つ股間のイチモツがあった。もう、股間の
イチモツはありえないくらいに膨張しており、どう見ても手遅れであった。

滋樹「さ、さようなら。」

剛「おっ。また、股間がもっこりしているな。友としてこんなにうれしいことはないぜ。
  さようなら。友よ。」

滋樹はカバンを持って、急いで、教室を出るのであった。教室の中には生徒はほとんど
残っておらず、残っていたのはあの生徒だけであった。

同級生の男子4「はあ。漢字の復習でもするか。まずは今日の授業分からだな。」

同級生の男子4は漢字の復習を始めるのであった。
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