17 / 78
第一章前編『英雄爆誕編』(破)ハーレム展開はお約束
【R18】第十七話「いきなりベッドイン!?(前編)」
しおりを挟む
獣になったとはいえ、今は俺が襲われている体勢だ。
まぁ、たまには受身の姿勢から始めるのも悪くは無いだろう。
たまにといってもまだ三度目の経験だけどさ。
もぞもぞと慣れない手つきで俺のズボンを脱がしにかかるセルフィ。
その初々しさがたまらない。
彼女が俺のズボンを脱がしてくれている間に俺は呪文を詠唱する。
静寂の呪文を使い、部屋の外に音が漏れないよう結界を張ったのだ。
そうこうしている内に俺はズボンを脱がされ、次はパンツを脱がす段階に入る。
ゆっくりと下ろされていく薄い布。俺の暴君様はすでにはちきれんばかりに膨らんでいる。早く顔を出して暴れまわりたいと叫んでいるようだ。
やがて、ブルンと俺の怒張した肉棒が彼女の顔の前に姿をあらわす。
「おぉ……」
これから自らを楽しませてくれるであろうその部分に興奮を隠せないようだ。
「これがアルクの……」
驚きと期待に満ちた瞳で、彼女の視線はその一部に釘付けだ。
「大きい……」
うっとりと微笑むと、彼女は目の前にあるいきり勃つ暴れん棒を握る。
「おー……」
初めての感触に驚きと喜びの声をあげる。
「不思議な感触」
知的好奇心を刺激されたのか、にぎにぎしたりふにふにと指で触れたりと楽しんでいらっしゃるご様子。
「楽しい」
ひとしきり遊んだ後、彼女は俺の目をみつめ、問うてくる。
「どうすれば、気持ちいい?」
小首をコテリと傾げ、俺の返答を待つ。
「そうだな。まずは握って」
「こう?」
言われた通りに俺の欲望を優しく握るセルフィ。
「もうちょっと強く」
「ん」
少しだけ握力を強めてくれる。
「そうそう、それくらいの感じでしごくように動かして」
「しごく?」
「ん~、上下に動かす感じ」
「こう?」
レバーを上下させるような感じで俺の快楽バーをブルンブルンと動かすセルフィ。
「そうじゃなくて」
こういう経験は当然ながら始めてのようで実にもどかしい。
口では上手く説明できないので軽く自力で実演して見せる。
「なるほど。すごい」
今では楽しそうに俺の一物で遊んでいる。
「後は、先端の部分は……そのまま触ると痛いし、舐めるとか?」
「お~……」
まじまじと見つめながら顔を近づけ、クンクンと匂いを嗅ぎだす。
「ちょっと……興奮するかも」
舌を出し、チロチロと舐め出す。
それだけで、電流のような甘い痺れが下腹部を刺激する。
「っ」
ピクリと、体が反応してしまった。
「んふふ、気持ち良い?」
上目づかいに俺を見つめる彼女に、
「あぁ、気持ちよかった」
素直に返答する。
「よかった。じゃあもっとする」
嬉しそうに顔を近づけ、さっきと同じように舌を出して舐め続ける彼女。
気持ちよくはあるんだけどね。
そのままでは達せないような、なんとももどかしい淡い刺激に、俺は注文をつけることにした。
「今度はくわえこんで、舐めまわす感じで、ついでに手で根元をしごく感じでお願いできる?」
嫌われないかな? と不安に感じたが、
「わかった」
彼女は俺のわがままをすんなりと受け入れてくれた。
「こうでいい?」
横髪をかきわけ、俺のいきり勃った欲望を口に含むセルフィ。
ヌルリと暖かな物が俺自身へと絡みつく。
その瞬間、甘く痺れるような快楽が俺の肉棒を駆け巡る。
先端から根元の奥までを貫くように走る柔らかな電流にも似た刺激。
「あぁ……」
とろけるような快楽に俺は身を委ねる。
セルフィは嬉しそうに笑い、俺を刺激する作業を繰り返す。
根元から亀頭へとヌルヌルした暖かいものが這い上がるように蠢く。
やがて先端をチロチロと嘗め回すように刺激し、亀頭の根元を重点的に刺激する。
俺の反応を見てどこがいいのかを試しているらしい。
そんな姿が愛おしくて、俺は彼女の頭を撫でる。
目を細めて喜ぶセルフィ。彼女の反応に俺もまた喜びを感じる。
甘美な刺激だ。
俺の汚い部分を受け入れ、口に含むという行為を行ってくれている事実。
その証拠たる、今目の前にある、俺の一物をくわえている彼女の顔。
それらに俺は激しく興奮し、強い征服感を感じるのだった。
「いいよ。そこ、気持ち良い」
亀頭の根元を攻める舌の動きが一番よかったのでそれを口にして伝える。
それが嬉しかったのか、ふんふんと鼻息荒く、興奮した様子の彼女はネロネロと俺の気持ち良い部分を舐めまわす。
「はぁ……っ」
柔らかな快楽が俺の下腹部を溶かしていく。
その心地よさに、ついつい喜びの吐息を漏らしてしまう。
彼女の舌が触れるたびにビリビリと下半身にとろけるような甘い痺れを伴う快楽が発生する。
その度に、頭が白に染まるように塗り替えられていく。
やがて、とめどない快楽の本流が爆発的に膨れ上がっていく。
一瞬の内に、急速にこみ上げていく快楽の白い波。
「っ、出る!」
俺は彼女の口内へとそれを吐き出した。
「ッッ!」
ドクドクと流れ出ていく快楽の証。
ビュルビュルと流れ出るたびに尿道を駆け巡る甘美な痺れにも似た快楽の電流。
暴力的なまでの心地よさに脳内が真っ白に染まっていく。
「ぅむっ……」
俺の絶頂の証を口に流し込まれ、一瞬戸惑いの表情を見せた彼女だが、
「ん……っ」
コクンと、それを躊躇無く嚥下する。
そして、
「気持ち良かった?」
俺を見上げながら少女は小首を傾げ、問う。
「あぁ、凄く上手だった」
俺は放心するような快楽の余韻の中、彼女の頭を優しく撫でる。
「うれしい」
少女が微笑む。
「じゃあ、次は俺の番だな」
「?」
俺は彼女を抱き上げ、それから優しく、そっと押し倒す。
「え……え?」
そして彼女の普段は隠されている秘密の部分へと顔を近づける。
「だ、ダメ……そこ、汚い――」
両手で遮るように俺の体を引き離そうとするが、所詮は非力な少女の体。
俺はその手を掴み、手の甲にキスをする。
「大丈夫。セルフィの体に汚いところなんてないよ」
「あぅぅ……」
真っ赤になりながら顔を両手で覆い隠すセルフィ。
何度でも言おう。初々しくて可愛らしい。
そんな可愛らしい反応を示す彼女に強い喜びと興奮を感じながら、俺は少女の少女たる部分を陵辱する作業にとりかかるのだった。
まぁ、たまには受身の姿勢から始めるのも悪くは無いだろう。
たまにといってもまだ三度目の経験だけどさ。
もぞもぞと慣れない手つきで俺のズボンを脱がしにかかるセルフィ。
その初々しさがたまらない。
彼女が俺のズボンを脱がしてくれている間に俺は呪文を詠唱する。
静寂の呪文を使い、部屋の外に音が漏れないよう結界を張ったのだ。
そうこうしている内に俺はズボンを脱がされ、次はパンツを脱がす段階に入る。
ゆっくりと下ろされていく薄い布。俺の暴君様はすでにはちきれんばかりに膨らんでいる。早く顔を出して暴れまわりたいと叫んでいるようだ。
やがて、ブルンと俺の怒張した肉棒が彼女の顔の前に姿をあらわす。
「おぉ……」
これから自らを楽しませてくれるであろうその部分に興奮を隠せないようだ。
「これがアルクの……」
驚きと期待に満ちた瞳で、彼女の視線はその一部に釘付けだ。
「大きい……」
うっとりと微笑むと、彼女は目の前にあるいきり勃つ暴れん棒を握る。
「おー……」
初めての感触に驚きと喜びの声をあげる。
「不思議な感触」
知的好奇心を刺激されたのか、にぎにぎしたりふにふにと指で触れたりと楽しんでいらっしゃるご様子。
「楽しい」
ひとしきり遊んだ後、彼女は俺の目をみつめ、問うてくる。
「どうすれば、気持ちいい?」
小首をコテリと傾げ、俺の返答を待つ。
「そうだな。まずは握って」
「こう?」
言われた通りに俺の欲望を優しく握るセルフィ。
「もうちょっと強く」
「ん」
少しだけ握力を強めてくれる。
「そうそう、それくらいの感じでしごくように動かして」
「しごく?」
「ん~、上下に動かす感じ」
「こう?」
レバーを上下させるような感じで俺の快楽バーをブルンブルンと動かすセルフィ。
「そうじゃなくて」
こういう経験は当然ながら始めてのようで実にもどかしい。
口では上手く説明できないので軽く自力で実演して見せる。
「なるほど。すごい」
今では楽しそうに俺の一物で遊んでいる。
「後は、先端の部分は……そのまま触ると痛いし、舐めるとか?」
「お~……」
まじまじと見つめながら顔を近づけ、クンクンと匂いを嗅ぎだす。
「ちょっと……興奮するかも」
舌を出し、チロチロと舐め出す。
それだけで、電流のような甘い痺れが下腹部を刺激する。
「っ」
ピクリと、体が反応してしまった。
「んふふ、気持ち良い?」
上目づかいに俺を見つめる彼女に、
「あぁ、気持ちよかった」
素直に返答する。
「よかった。じゃあもっとする」
嬉しそうに顔を近づけ、さっきと同じように舌を出して舐め続ける彼女。
気持ちよくはあるんだけどね。
そのままでは達せないような、なんとももどかしい淡い刺激に、俺は注文をつけることにした。
「今度はくわえこんで、舐めまわす感じで、ついでに手で根元をしごく感じでお願いできる?」
嫌われないかな? と不安に感じたが、
「わかった」
彼女は俺のわがままをすんなりと受け入れてくれた。
「こうでいい?」
横髪をかきわけ、俺のいきり勃った欲望を口に含むセルフィ。
ヌルリと暖かな物が俺自身へと絡みつく。
その瞬間、甘く痺れるような快楽が俺の肉棒を駆け巡る。
先端から根元の奥までを貫くように走る柔らかな電流にも似た刺激。
「あぁ……」
とろけるような快楽に俺は身を委ねる。
セルフィは嬉しそうに笑い、俺を刺激する作業を繰り返す。
根元から亀頭へとヌルヌルした暖かいものが這い上がるように蠢く。
やがて先端をチロチロと嘗め回すように刺激し、亀頭の根元を重点的に刺激する。
俺の反応を見てどこがいいのかを試しているらしい。
そんな姿が愛おしくて、俺は彼女の頭を撫でる。
目を細めて喜ぶセルフィ。彼女の反応に俺もまた喜びを感じる。
甘美な刺激だ。
俺の汚い部分を受け入れ、口に含むという行為を行ってくれている事実。
その証拠たる、今目の前にある、俺の一物をくわえている彼女の顔。
それらに俺は激しく興奮し、強い征服感を感じるのだった。
「いいよ。そこ、気持ち良い」
亀頭の根元を攻める舌の動きが一番よかったのでそれを口にして伝える。
それが嬉しかったのか、ふんふんと鼻息荒く、興奮した様子の彼女はネロネロと俺の気持ち良い部分を舐めまわす。
「はぁ……っ」
柔らかな快楽が俺の下腹部を溶かしていく。
その心地よさに、ついつい喜びの吐息を漏らしてしまう。
彼女の舌が触れるたびにビリビリと下半身にとろけるような甘い痺れを伴う快楽が発生する。
その度に、頭が白に染まるように塗り替えられていく。
やがて、とめどない快楽の本流が爆発的に膨れ上がっていく。
一瞬の内に、急速にこみ上げていく快楽の白い波。
「っ、出る!」
俺は彼女の口内へとそれを吐き出した。
「ッッ!」
ドクドクと流れ出ていく快楽の証。
ビュルビュルと流れ出るたびに尿道を駆け巡る甘美な痺れにも似た快楽の電流。
暴力的なまでの心地よさに脳内が真っ白に染まっていく。
「ぅむっ……」
俺の絶頂の証を口に流し込まれ、一瞬戸惑いの表情を見せた彼女だが、
「ん……っ」
コクンと、それを躊躇無く嚥下する。
そして、
「気持ち良かった?」
俺を見上げながら少女は小首を傾げ、問う。
「あぁ、凄く上手だった」
俺は放心するような快楽の余韻の中、彼女の頭を優しく撫でる。
「うれしい」
少女が微笑む。
「じゃあ、次は俺の番だな」
「?」
俺は彼女を抱き上げ、それから優しく、そっと押し倒す。
「え……え?」
そして彼女の普段は隠されている秘密の部分へと顔を近づける。
「だ、ダメ……そこ、汚い――」
両手で遮るように俺の体を引き離そうとするが、所詮は非力な少女の体。
俺はその手を掴み、手の甲にキスをする。
「大丈夫。セルフィの体に汚いところなんてないよ」
「あぅぅ……」
真っ赤になりながら顔を両手で覆い隠すセルフィ。
何度でも言おう。初々しくて可愛らしい。
そんな可愛らしい反応を示す彼女に強い喜びと興奮を感じながら、俺は少女の少女たる部分を陵辱する作業にとりかかるのだった。
4
お気に入りに追加
1,286
あなたにおすすめの小説
寵愛のいる旦那様との結婚生活が終わる。もし、次があるのなら緩やかに、優しい人と恋がしたい。
にのまえ
恋愛
リルガルド国。公爵令嬢リイーヤ・ロイアルは令嬢ながら、剣に明け暮れていた。
父に頼まれて参加をした王女のデビュタントの舞踏会で、伯爵家コール・デトロイトと知り合い恋に落ちる。
恋に浮かれて、剣を捨た。
コールと結婚をして初夜を迎えた。
リイーヤはナイトドレスを身に付け、鼓動を高鳴らせて旦那様を待っていた。しかし寝室に訪れた旦那から出た言葉は「私は君を抱くことはない」「私には心から愛する人がいる」だった。
ショックを受けて、旦那には愛してもられないと知る。しかし離縁したくてもリルガルド国では離縁は許されない。しかしリイーヤは二年待ち子供がいなければ離縁できると知る。
結婚二周年の食事の席で、旦那は義理両親にリイーヤに子供ができたと言い出した。それに反論して自分は生娘だと医師の診断書を見せる。
混乱した食堂を後にして、リイーヤは馬に乗り伯爵家から出て行き国境を越え違う国へと向かう。
もし、次があるのなら優しい人と恋がしたいと……
お読みいただき、ありがとうございます。
エブリスタで四月に『完結』した話に差し替えいたいと思っております。内容はさほど、変わっておりません。
それにあたり、栞を挟んでいただいている方、すみません。
転生ヒロインと人魔大戦物語 ~召喚された勇者は前世の夫と息子でした~
田尾風香
ファンタジー
***11話まで改稿した影響で、その後の番号がずれています。
小さな村に住むリィカは、大量の魔物に村が襲われた時、恐怖から魔力を暴走させた。だが、その瞬間に前世の記憶が戻り、奇跡的に暴走を制御することに成功する。
魔力をしっかり扱えるように、と国立アルカライズ学園に入学して、なぜか王子やら貴族の子息やらと遭遇しながらも、無事に一年が経過。だがその修了式の日に、魔王が誕生した。
召喚された勇者が前世の夫と息子である事に驚愕しながらも、魔王討伐への旅に同行することを決意したリィカ。
「魔国をその目で見て欲しい。魔王様が誕生する意味を知って欲しい」。そう遺言を遺す魔族の意図は何なのか。
様々な戦いを経験し、謎を抱えながら、リィカたちは魔国へ向けて進んでいく。
他サイト様にも投稿しています。
夫が大人しめの男爵令嬢と不倫していました
hana
恋愛
「ノア。お前とは離婚させてもらう」
パーティー会場で叫んだ夫アレンに、私は冷徹に言葉を返す。
「それはこちらのセリフです。あなたを只今から断罪致します」
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
聖女の地位も婚約者も全て差し上げます〜LV∞の聖女は冒険者になるらしい〜
みおな
ファンタジー
ティアラ・クリムゾンは伯爵家の令嬢であり、シンクレア王国の筆頭聖女である。
そして、王太子殿下の婚約者でもあった。
だが王太子は公爵令嬢と浮気をした挙句、ティアラのことを偽聖女と冤罪を突きつけ、婚約破棄を宣言する。
「聖女の地位も婚約者も全て差し上げます。ごきげんよう」
父親にも蔑ろにされていたティアラは、そのまま王宮から飛び出して家にも帰らず冒険者を目指すことにする。
【完結】死ぬとレアアイテムを落とす『ドロップ奴隷』としてパーティーに帯同させられ都合よく何度も殺された俺は、『無痛スキル』を獲得し、覚醒する
Saida
ファンタジー
(こちらの不手際で、コメント欄にネタバレ防止のロックがされていない感想がございます。
まだ本編を読まれておられない方でネタバレが気になる方は、コメント欄を先に読まれないようお願い致します。)
少年が育った村では、一人前の大人になるための通過儀礼があった。
それは、神から「スキル」を与えられること。
「神からのお告げ」を夢で受けた少年は、とうとう自分にもその番が回って来たと喜び、教会で成人の儀を、そしてスキル判定を行ってもらう。
少年が授かっていたスキルの名は「レアドロッパー」。
しかしあまりにも珍しいスキルだったらしく、辞典にもそのスキルの詳細が書かれていない。
レアスキルだったことに喜ぶ少年だったが、彼の親代わりである兄、タスラの表情は暗い。
その夜、タスラはとんでもない話を少年にし始めた。
「お前のそのスキルは、冒険者に向いていない」
「本国からの迎えが来る前に、逃げろ」
村で新たに成人になったものが出ると、教会から本国に手紙が送られ、数日中に迎えが来る。
スキル覚醒した者に冒険者としての資格を与え、ダンジョンを開拓したり、魔物から国を守ったりする仕事を与えるためだ。
少年も子供の頃から、国の一員として務めを果たし、冒険者として名を上げることを夢に見てきた。
しかし信頼する兄は、それを拒み、逃亡する国の反逆者になれという。
当然、少年は納得がいかない。
兄と言い争っていると、家の扉をノックする音が聞こえてくる。
「嘘だろ……成人の儀を行ったのは今日の朝のことだぞ……」
見たことのない剣幕で「隠れろ」とタスラに命令された少年は、しぶしぶ戸棚に身を隠す。
家の扉を蹴破るようにして入ってきたのは、本国から少年を迎えに来た役人。
少年の居場所を尋ねられたタスラは、「ここにはいない」「どこかへ行ってしまった」と繰り返す。
このままでは夢にまで見た冒険者になる資格を失い、逃亡者として国に指名手配を受けることになるのではと少年は恐れ、戸棚から姿を現す。
それを見て役人は、躊躇なく剣を抜き、タスラのことを斬る。
「少年よ、安心しなさい。彼は私たちの仕事を邪魔したから、ちょっと大人しくしておいてもらうだけだ。もちろん後で治療魔法をかけておくし、命まで奪いはしないよ」と役人は、少年に微笑んで言う。
「分かりました」と追従笑いを浮かべた少年の胸には、急速に、悪い予感が膨らむ。
そして彼の予感は当たった。
少年の人生は、地獄の日々に姿を変える。
全ては授かった希少スキル、「レアドロッパー」のせいで。
勇者を庇って死ぬモブに転生したので、死亡フラグを回避する為に槍と魔術で最強になりました。新天地で領主として楽しく暮らしたい
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
現世での残業の最中に突然死。目が覚めたら俺は見覚えのある土手に居た……え? これ昨日やってた死にゲーの街にそっくりじゃね?
俺はどうやら【シャオン】というゲーム序盤のイベントで、主人公である勇者を守って死ぬモブキャラに転生してしまったようだ。
折角転生したのに死んでたまるか!モンスター溢れるこの世界では、人類はモンスターに蹂躙される食物連鎖の下位でしかないのだから……
先ずは死亡フラグを叩き折り理想の異世界セカンドライフを送ってやる!と硬く決意するものの……えっ? シャオンて公爵家の次男? それも妾の子とか面倒ごとは勘弁してくれよ……
少しづつゲームの流れとはズレていき……気が付けば腹違いの兄【イオン】の命令で、モンスターの支配領域の最前線都市アリテナで腹違いの妹【リソーナ】と共に辣腕を振い。あるときは領主として、またあるときは冒険者としてあらゆる手段を用いて、シャオンは日常を守るために藻掻いていく……
白い結婚を言い渡されたお飾り妻ですが、ダンジョン攻略に励んでいます
時岡継美
ファンタジー
初夜に旦那様から「白い結婚」を言い渡され、お飾り妻としての生活が始まったヴィクトリアのライフワークはなんとダンジョンの攻略だった。
侯爵夫人として最低限の仕事をする傍ら、旦那様にも使用人たちにも内緒でダンジョンのラスボス戦に向けて準備を進めている。
しかし実は旦那様にも何やら秘密があるようで……?
他サイトでは「お飾り妻の趣味はダンジョン攻略です」のタイトルで公開している作品を加筆修正しております。
誤字脱字報告ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる