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第2章 新しい道
074 元勇者と神竜と救世主
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俺は倒れているハーリルとミュアを見つけた。
被害に遭っていたようで、吹っ飛ばされていたようだ。
ということは⋯
俺は不安になり辺りを見渡す。
やはりか⋯
幌馬車は大破していた。
ミュアとハーリルに外傷はないが強めに回復魔法をかけておく。
俺は一体何をしていたんだ⋯
必死に辺りを捜索する。
大破している幌馬車を見るが近くには誰もいなかった。
暴風のような衝撃波のせいで吹っ飛んだのかもしれない。
運良く近くで発見出来た。
みんなの容態を確認する。
リーシャとセシリアもケイトも息はある。
だが手足が折れていた。
息があれば問題は無い。
全員に回復魔法を施していく。
とりあえずみんな何とかなったが⋯
馬は危険を感じたのだろう、その場にはいなかった。
えっと⋯歩いてこの森を出ないとなのか?
そして俺はあることをすっかりと忘れていた。
それを忘れ、女達を1箇所にまとめた。
全員呼吸も安定してるし大丈夫だろう。
こんなこともあろうかと、全員分の敷物は買ってある。
目が覚めるまで待つとするか。
危険な森だが野営するしかないよな。
野営の準備に取り掛かった。
焚き火を起こし、食事の準備をする。
はぁ、ここからどうするかなぁ。
俺は心の中で盛大に溜め息を吐いた。
たくさん動いたせいか俺も腹が空いている。
料理をし終わりかけた所で目を覚ます者がいた。
「こ、この匂いはなんなのだ?」
ドラゴンが最初に起きてきたか。
俺はドラゴンの方を見ずに話しかける。
「勝負は俺の勝ちだぞ。今は食事の準備しをしてるから待っていろ。」
すぐに理解出来なかったのだろう。
返事がすぐには来なかった。
「⋯⋯⋯⋯ま、まけ⋯だと?妾が人間如きに?」
「そうだ。お前は俺の攻撃に耐えられずギブアップして気絶したからな。」
「そんなわけ⋯」
「もう言いがかりはよせ。お前にトドメを刺すことだって出来たんだぞ。」
殺されてた可能性を示唆され、また黙りこくってしまう。
「負けたのか⋯妾が⋯ドラゴンなのに人間に⋯」
事実を受け入れるには時間がかかるかもな。
なにやらブツブツ言っているが放っておこう。
食事ができたな。
まだみんなは起きないか。
ドラゴンは食べるのか?ルンと同様に食事なんか食べないかもしれんな。
一応聞いてやるか。
俺はブツブツ言っているドラゴンに声をかけるため、視線をそちらへ移した。
「おいドラゴン⋯」
ドラゴン?美女はどこ行った?
いや、目の前にいるのも美女なんだが⋯
ケイトやセシリア位の年齢になってないか?
それとマントをちゃんと羽織りなさい。
「何をボーッと見ておるのだ!また妾が誰か分からないとか言うのではなかろうな!」
いやいや、わかるけど、わからんぞ。
ドラゴン、ツルペタ幼女、妖艶な美女からの美少女だ。
胸のサイズもサイズダウンしてるじゃないか。
いや、しかしあの胸はあの胸でそそるな⋯
小さくは無いが大きくもなく、形が綺麗で乳首がツンっと上を向いている素敵な胸だ。
いや、そんなことはどうでもいい。
マントを羽織れ。
「おいドラゴン。なんでまた容姿が変わっているんだ?」
ドラゴンは自分の姿を見る。
髪の毛も肩甲骨くらいまでの長さになっている。
「おそらくこれはフォースを使ったからだな。力が減少しているのだ。しばらくはこのままであろうな。」
なるほど?
よく分からんが俺のフォースと同じか。
小さくなるもんな、落ち着くと。
そういうことにしておこう。
「容姿のことは分かった。人間は服を着る生き物なんだ。裸でいるよりはそのマントを羽織っていろ。」
「面倒な生き物だな人間は。」
ぶつくさ言いながらだが素直にマントを羽織ってくれた。
「ドラゴンは食事は必要なのか?初代勇者と行動を共にしていたなら人間の食事は食べたことあるだろ。」
「妾は擬人化したのは今が初めてだからな。食べたことなどない!」
そうだったのか⋯
「お前は神獣は知っているか?あいつは俺の食事を食べて喜んでたぞ。お前も食べてみるか?」
「なに?お前はあの変態と面識があるのか⋯あれは神が作り出した失敗作だぞ!」
なんて言い草だ。
確かに変だが⋯変態は言い過ぎ⋯いや、変態か。
でも失敗作は言い過ぎだろ。
「お前も神に作られた存在なのか?それなら食事はなくても大丈夫か。」
クンクンと犬のように鼻を使い、スープから漂う香りを嗅いでいる。
「ふむ。人間の食事にも興味はあるな。食べてみようではないか。」
相変わらず尊大な態度だな。
お前は負けフォースだぞ?
負けドラゴンの癖に生意気だな。
また懲らしめちゃうぞ?
優しい俺はスープを注いでやる。
「ほら、熱いからゆっくり食べろ。」
匙と一緒に渡すと、器に鼻を近づけ匂いを再度嗅いでいる。
「ふむ、匂いは素晴らしいな。」
匙で掬い、そのまま口に放り込んだ。
「むっ!」
熱くないのか?
「むむ!」
火傷したなら回復魔法してやるからな。
「こ、これは!」
熱いんだろ?無理するな。
「うまい!なんなのだこれは!」
すごい勢いで食しているドラゴン。
「ぷはーっ!もう無くなってしまった!人間はこんなにも美味しいものを食べていたのか!ずるいな人間!」
「お前がこの森に引きこもっていたからじゃないか?初代勇者以外とは行動を共にしたりしなかったのか?」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
また黙りこくったな。
黙ったままで器を返してきたが、匙は持ったままだ。
おかわりのサインだろう。
仕方ない。
たくさん作ってあるし注いでやるか。
「うまい!うまいのだ!」
5杯も食べやがった⋯
作り直すか。
ドラゴンが食べてる際に俺も3杯ほど食べたのでかなり減ってしまった。
「妾はここで人を待っていたのだ。」
なんだ、急に話し始めたぞ。
大事な話っぽいな。
だが俺は食事を作り直さねばならない。
すまないが料理しながら聞いておこう。
「妾は初代勇者と約束したのだ。」
俺は新たな食材を調理し始めた。
「この世界が危機に瀕した時に力を貸す為にな。」
肉のスープにするか。
「ナレンギルの血を引く者がここを訪れるのを待っていたのだ。」
豚⋯いや、鶏肉か。
「この世界は妾と神獣の力で成り立っているのだ。」
野菜は⋯これとこれにするか。
「妾はドラゴンだが、神竜と呼ばれている。」
野菜と肉を切ってと。
「神獣と神竜がこの世界を導くように出来ているのだ。」
新しい鍋を出してと。
「妾に会いに来る人間がいたということは、この世界は新たなステージに行くのかもしれぬ。」
これに火をかけてと。
「お前は神獣にも会っているという。神からの言い伝えでな、神獣と神竜に会いし者、この世界を導く者となる。」
こんなもんか。
最後に隠し味を⋯
「お前はもしかしたらこの世界の救世主となる存在かもしれぬ。」
あとは煮るだけだな。
「よし、わかった。お前と一緒に行こう。これも神の意志かもしれぬからな。」
それで?なんだって?
「お前の名前はなんというのだ?」
名前を聞かれてるのか。
「俺はアークだ。よろしくな。ところでなんの話しをしていたんだ?」
「⋯⋯⋯⋯⋯まさか聞いていなかったのか?」
すごいショックを受けているな。
からかうのはやめておくか。
「冗談だ。神獣と神竜を打ち負かした俺は最強ってことだろ?」
「な?お前は神獣をも?なんということなのだ。あの変態に勝てるやつがおったとは⋯」
神獣も神竜も同じ倒し方のような気もするが⋯
それは黙っておこう。
しかも全く違う話をしたのに何も言ってこないってことは、ルンを倒したってのが相当ショックなのかもしれん。
「ああ、神獣を倒したと言っても、あいつは元気にしているぞ。」
「そ、そうか。生きているのならいいのだ。」
俺が救世主⋯
救世主って何をすればいいんだ?
新たなステージってなんだろうか。
「新たなステージってなんの事なんだ?」
「それは妾にもわからん。ナレンギルが東を開拓したように、この世界の発展を導くのかもしれんな。もしくは脅威となるものがいるのかもしれん。それをお前が対処するのかもな。」
よくわからん話になってきたな。
「お前と初代勇者ナレンギル王が交わした約束は、ナレンギル王の血を引くもの限定なのか?」
「そうではない。あやつの血を引く者が来るのだと勝手に妾が思っておったのだ。」
なるほどな。
神獣と神竜に会いし者がこの世界を導くと神が言っていたと。
そんな眉唾な神の戯言、信じられるか!
俺は俺の神、下着神の言葉しか信じんのだ。
しかもこのドラゴン⋯ついてくるとか言っていたよな。
本当についてくる気か?
被害に遭っていたようで、吹っ飛ばされていたようだ。
ということは⋯
俺は不安になり辺りを見渡す。
やはりか⋯
幌馬車は大破していた。
ミュアとハーリルに外傷はないが強めに回復魔法をかけておく。
俺は一体何をしていたんだ⋯
必死に辺りを捜索する。
大破している幌馬車を見るが近くには誰もいなかった。
暴風のような衝撃波のせいで吹っ飛んだのかもしれない。
運良く近くで発見出来た。
みんなの容態を確認する。
リーシャとセシリアもケイトも息はある。
だが手足が折れていた。
息があれば問題は無い。
全員に回復魔法を施していく。
とりあえずみんな何とかなったが⋯
馬は危険を感じたのだろう、その場にはいなかった。
えっと⋯歩いてこの森を出ないとなのか?
そして俺はあることをすっかりと忘れていた。
それを忘れ、女達を1箇所にまとめた。
全員呼吸も安定してるし大丈夫だろう。
こんなこともあろうかと、全員分の敷物は買ってある。
目が覚めるまで待つとするか。
危険な森だが野営するしかないよな。
野営の準備に取り掛かった。
焚き火を起こし、食事の準備をする。
はぁ、ここからどうするかなぁ。
俺は心の中で盛大に溜め息を吐いた。
たくさん動いたせいか俺も腹が空いている。
料理をし終わりかけた所で目を覚ます者がいた。
「こ、この匂いはなんなのだ?」
ドラゴンが最初に起きてきたか。
俺はドラゴンの方を見ずに話しかける。
「勝負は俺の勝ちだぞ。今は食事の準備しをしてるから待っていろ。」
すぐに理解出来なかったのだろう。
返事がすぐには来なかった。
「⋯⋯⋯⋯ま、まけ⋯だと?妾が人間如きに?」
「そうだ。お前は俺の攻撃に耐えられずギブアップして気絶したからな。」
「そんなわけ⋯」
「もう言いがかりはよせ。お前にトドメを刺すことだって出来たんだぞ。」
殺されてた可能性を示唆され、また黙りこくってしまう。
「負けたのか⋯妾が⋯ドラゴンなのに人間に⋯」
事実を受け入れるには時間がかかるかもな。
なにやらブツブツ言っているが放っておこう。
食事ができたな。
まだみんなは起きないか。
ドラゴンは食べるのか?ルンと同様に食事なんか食べないかもしれんな。
一応聞いてやるか。
俺はブツブツ言っているドラゴンに声をかけるため、視線をそちらへ移した。
「おいドラゴン⋯」
ドラゴン?美女はどこ行った?
いや、目の前にいるのも美女なんだが⋯
ケイトやセシリア位の年齢になってないか?
それとマントをちゃんと羽織りなさい。
「何をボーッと見ておるのだ!また妾が誰か分からないとか言うのではなかろうな!」
いやいや、わかるけど、わからんぞ。
ドラゴン、ツルペタ幼女、妖艶な美女からの美少女だ。
胸のサイズもサイズダウンしてるじゃないか。
いや、しかしあの胸はあの胸でそそるな⋯
小さくは無いが大きくもなく、形が綺麗で乳首がツンっと上を向いている素敵な胸だ。
いや、そんなことはどうでもいい。
マントを羽織れ。
「おいドラゴン。なんでまた容姿が変わっているんだ?」
ドラゴンは自分の姿を見る。
髪の毛も肩甲骨くらいまでの長さになっている。
「おそらくこれはフォースを使ったからだな。力が減少しているのだ。しばらくはこのままであろうな。」
なるほど?
よく分からんが俺のフォースと同じか。
小さくなるもんな、落ち着くと。
そういうことにしておこう。
「容姿のことは分かった。人間は服を着る生き物なんだ。裸でいるよりはそのマントを羽織っていろ。」
「面倒な生き物だな人間は。」
ぶつくさ言いながらだが素直にマントを羽織ってくれた。
「ドラゴンは食事は必要なのか?初代勇者と行動を共にしていたなら人間の食事は食べたことあるだろ。」
「妾は擬人化したのは今が初めてだからな。食べたことなどない!」
そうだったのか⋯
「お前は神獣は知っているか?あいつは俺の食事を食べて喜んでたぞ。お前も食べてみるか?」
「なに?お前はあの変態と面識があるのか⋯あれは神が作り出した失敗作だぞ!」
なんて言い草だ。
確かに変だが⋯変態は言い過ぎ⋯いや、変態か。
でも失敗作は言い過ぎだろ。
「お前も神に作られた存在なのか?それなら食事はなくても大丈夫か。」
クンクンと犬のように鼻を使い、スープから漂う香りを嗅いでいる。
「ふむ。人間の食事にも興味はあるな。食べてみようではないか。」
相変わらず尊大な態度だな。
お前は負けフォースだぞ?
負けドラゴンの癖に生意気だな。
また懲らしめちゃうぞ?
優しい俺はスープを注いでやる。
「ほら、熱いからゆっくり食べろ。」
匙と一緒に渡すと、器に鼻を近づけ匂いを再度嗅いでいる。
「ふむ、匂いは素晴らしいな。」
匙で掬い、そのまま口に放り込んだ。
「むっ!」
熱くないのか?
「むむ!」
火傷したなら回復魔法してやるからな。
「こ、これは!」
熱いんだろ?無理するな。
「うまい!なんなのだこれは!」
すごい勢いで食しているドラゴン。
「ぷはーっ!もう無くなってしまった!人間はこんなにも美味しいものを食べていたのか!ずるいな人間!」
「お前がこの森に引きこもっていたからじゃないか?初代勇者以外とは行動を共にしたりしなかったのか?」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
また黙りこくったな。
黙ったままで器を返してきたが、匙は持ったままだ。
おかわりのサインだろう。
仕方ない。
たくさん作ってあるし注いでやるか。
「うまい!うまいのだ!」
5杯も食べやがった⋯
作り直すか。
ドラゴンが食べてる際に俺も3杯ほど食べたのでかなり減ってしまった。
「妾はここで人を待っていたのだ。」
なんだ、急に話し始めたぞ。
大事な話っぽいな。
だが俺は食事を作り直さねばならない。
すまないが料理しながら聞いておこう。
「妾は初代勇者と約束したのだ。」
俺は新たな食材を調理し始めた。
「この世界が危機に瀕した時に力を貸す為にな。」
肉のスープにするか。
「ナレンギルの血を引く者がここを訪れるのを待っていたのだ。」
豚⋯いや、鶏肉か。
「この世界は妾と神獣の力で成り立っているのだ。」
野菜は⋯これとこれにするか。
「妾はドラゴンだが、神竜と呼ばれている。」
野菜と肉を切ってと。
「神獣と神竜がこの世界を導くように出来ているのだ。」
新しい鍋を出してと。
「妾に会いに来る人間がいたということは、この世界は新たなステージに行くのかもしれぬ。」
これに火をかけてと。
「お前は神獣にも会っているという。神からの言い伝えでな、神獣と神竜に会いし者、この世界を導く者となる。」
こんなもんか。
最後に隠し味を⋯
「お前はもしかしたらこの世界の救世主となる存在かもしれぬ。」
あとは煮るだけだな。
「よし、わかった。お前と一緒に行こう。これも神の意志かもしれぬからな。」
それで?なんだって?
「お前の名前はなんというのだ?」
名前を聞かれてるのか。
「俺はアークだ。よろしくな。ところでなんの話しをしていたんだ?」
「⋯⋯⋯⋯⋯まさか聞いていなかったのか?」
すごいショックを受けているな。
からかうのはやめておくか。
「冗談だ。神獣と神竜を打ち負かした俺は最強ってことだろ?」
「な?お前は神獣をも?なんということなのだ。あの変態に勝てるやつがおったとは⋯」
神獣も神竜も同じ倒し方のような気もするが⋯
それは黙っておこう。
しかも全く違う話をしたのに何も言ってこないってことは、ルンを倒したってのが相当ショックなのかもしれん。
「ああ、神獣を倒したと言っても、あいつは元気にしているぞ。」
「そ、そうか。生きているのならいいのだ。」
俺が救世主⋯
救世主って何をすればいいんだ?
新たなステージってなんだろうか。
「新たなステージってなんの事なんだ?」
「それは妾にもわからん。ナレンギルが東を開拓したように、この世界の発展を導くのかもしれんな。もしくは脅威となるものがいるのかもしれん。それをお前が対処するのかもな。」
よくわからん話になってきたな。
「お前と初代勇者ナレンギル王が交わした約束は、ナレンギル王の血を引くもの限定なのか?」
「そうではない。あやつの血を引く者が来るのだと勝手に妾が思っておったのだ。」
なるほどな。
神獣と神竜に会いし者がこの世界を導くと神が言っていたと。
そんな眉唾な神の戯言、信じられるか!
俺は俺の神、下着神の言葉しか信じんのだ。
しかもこのドラゴン⋯ついてくるとか言っていたよな。
本当についてくる気か?
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