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【1】町外れの三人
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「ひゃああっ!? や、あん、ダメっだめえっ!」
にゅぷじゅぽ、といやらしい音をさせながら次々に細い触手が何本もお尻の穴に入ってくる。
数が増えれば増えるほど僕は自分の体がおかしくなっていくのを感じてた。体中がゾクゾクして鳥肌が立ち、足や手が震えて頭に血がのぼる。
いくつもの触手がうごめき、肛門や直腸の中を擦られて奥へ奥へと入ってくるのがものすごく気持ち良いだなんて。
きっと触手から出る媚薬成分のせいだ。
元々、触手人間の遠いご先祖様である『触手生物』は獲物の痛覚を麻痺させ、同時に強力な媚薬で抵抗を弱め、逃げようとする意思を奪っていた。そうして発情に狂う相手の体内深くに卵を植え付け、無理やり体内で孵化させて産み出させるという。
――それがかつての繁殖方法なのだと学校で教わったっけ。こ、怖い。
だけどそれは昔の話で、今は普通に触手人間の男女が交わって女の人の子宮で育ち、赤ちゃんは産まれてくる。触手も今は卵なんか出せないから植え付けたりしないんだって。
そして交尾の相手を気持ち良くするための器官が無い僕は女の子を満足させられない。だから一生結婚できないって皆が言うんだよ。
「アッアッ、だめっ、ひゃああん! 止めてっ、やだ……嫌なの、これえっ」
「おいおい、こいつとんでもねーな。嫌とか言いながらメチャクチャ感じまくりじゃねーか。本当に初物かよ」
「女に相手されないからって、実はずっと自分でケツ穴慰めてたんじゃねえの? もしくは俺らよりも先に手ぇ出した奴らがいるとか」
そんなことしてないし。
脱がされて裸を見られたり本当に触手が生えてないのかと少し触られたことはあるけど、お尻をいじる人なんかいなかった。
今、僕が変になっちゃってるのは全部触手から出た媚薬のせいだと思う。だって涎が出ちゃうくらいものすごく気持ちが良い。
……ああ、どうしよう。
こんなの駄目なのにもっともっと中も外もコシュコシュして欲しくてたまんないよぉ。
「どっちにしろ今から俺ら専用の穴にしてやるよ。男のくせに一生女には突っ込めないかわいそうなお前がようやく人様の役に立てるんだ。ぎゃははは、俺らに感謝しろよー」
「や、あうぅっ」
ペチンとお尻を叩かれて触手を抜かれると、ふらふらな足で歩くよう命じられた。
そして部屋の中央にあったテーブルに上半身だけを俯せで押し付けられ、剥き出しのお尻が三人の目に晒される。
さっきの触手のせいでまだ完全に閉じ切れてない肛門がひくひくしてるのかな。
中に出された粘液の音がにちゃにちゃと聞こえるような気もする。ゴクリ、と誰かが喉を鳴らす音も。
「お、俺が最初に躾けてやるよオラッ!」
「チッ」「狡いぞテメエ、くそっ」
「あああああっ!? やあ、だめ、だめええぇっ!」
じゅぶぶぬぷグプンッ
にちゅヌチャずぷぷぷっ
そんな、今まで耳にしたことの無いおかしな音と共に触手たちがまたお尻から入って来ちゃった。
さっきよりも多いのか僕の中でゴリュゴリュ擦れ合って、ちょっと苦しいけど信じられないくらい気持ちが良い。
はあああんっ……もう無理、触手すごいよぉ。アッ、アッ、もっともっと。ね、お願い、僕これいっぱい欲し……。
.
にゅぷじゅぽ、といやらしい音をさせながら次々に細い触手が何本もお尻の穴に入ってくる。
数が増えれば増えるほど僕は自分の体がおかしくなっていくのを感じてた。体中がゾクゾクして鳥肌が立ち、足や手が震えて頭に血がのぼる。
いくつもの触手がうごめき、肛門や直腸の中を擦られて奥へ奥へと入ってくるのがものすごく気持ち良いだなんて。
きっと触手から出る媚薬成分のせいだ。
元々、触手人間の遠いご先祖様である『触手生物』は獲物の痛覚を麻痺させ、同時に強力な媚薬で抵抗を弱め、逃げようとする意思を奪っていた。そうして発情に狂う相手の体内深くに卵を植え付け、無理やり体内で孵化させて産み出させるという。
――それがかつての繁殖方法なのだと学校で教わったっけ。こ、怖い。
だけどそれは昔の話で、今は普通に触手人間の男女が交わって女の人の子宮で育ち、赤ちゃんは産まれてくる。触手も今は卵なんか出せないから植え付けたりしないんだって。
そして交尾の相手を気持ち良くするための器官が無い僕は女の子を満足させられない。だから一生結婚できないって皆が言うんだよ。
「アッアッ、だめっ、ひゃああん! 止めてっ、やだ……嫌なの、これえっ」
「おいおい、こいつとんでもねーな。嫌とか言いながらメチャクチャ感じまくりじゃねーか。本当に初物かよ」
「女に相手されないからって、実はずっと自分でケツ穴慰めてたんじゃねえの? もしくは俺らよりも先に手ぇ出した奴らがいるとか」
そんなことしてないし。
脱がされて裸を見られたり本当に触手が生えてないのかと少し触られたことはあるけど、お尻をいじる人なんかいなかった。
今、僕が変になっちゃってるのは全部触手から出た媚薬のせいだと思う。だって涎が出ちゃうくらいものすごく気持ちが良い。
……ああ、どうしよう。
こんなの駄目なのにもっともっと中も外もコシュコシュして欲しくてたまんないよぉ。
「どっちにしろ今から俺ら専用の穴にしてやるよ。男のくせに一生女には突っ込めないかわいそうなお前がようやく人様の役に立てるんだ。ぎゃははは、俺らに感謝しろよー」
「や、あうぅっ」
ペチンとお尻を叩かれて触手を抜かれると、ふらふらな足で歩くよう命じられた。
そして部屋の中央にあったテーブルに上半身だけを俯せで押し付けられ、剥き出しのお尻が三人の目に晒される。
さっきの触手のせいでまだ完全に閉じ切れてない肛門がひくひくしてるのかな。
中に出された粘液の音がにちゃにちゃと聞こえるような気もする。ゴクリ、と誰かが喉を鳴らす音も。
「お、俺が最初に躾けてやるよオラッ!」
「チッ」「狡いぞテメエ、くそっ」
「あああああっ!? やあ、だめ、だめええぇっ!」
じゅぶぶぬぷグプンッ
にちゅヌチャずぷぷぷっ
そんな、今まで耳にしたことの無いおかしな音と共に触手たちがまたお尻から入って来ちゃった。
さっきよりも多いのか僕の中でゴリュゴリュ擦れ合って、ちょっと苦しいけど信じられないくらい気持ちが良い。
はあああんっ……もう無理、触手すごいよぉ。アッ、アッ、もっともっと。ね、お願い、僕これいっぱい欲し……。
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