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【番外編】わんわん飼い方マニュアル
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※会話文
~ある日の生徒会室内での会話~
授業が始まる前の、平日の朝。
ちょっとした会議をする為、生徒会室に集まる約束の役員たち。一番乗りは副会長だが、何やら楽しそうに本を眺めている。
会計「あっれ珍しい、副会長がニヤニヤしながら読書してる。もしかしてエッチな本とか~?」
副会長「に、にやけてません! それにこれは、わんわん君の正しい飼い方を学ぼうとですね」
庶務「えっとなになに、『ペットの犬に好かれる飼い方、犬の気持ちが丸分かりマニュアル』ですか」
会計「へー面白そう。俺にも見して」
副会長「あ、ちょっと勝手に人の物を取らないでください!」
会計「いーじゃん少しくらい。すぐ返すからぁ」
――ガチャッ
会長「何だお前らやけに騒がしいな、部屋の外まで聞こえてんぞ」
会計「あっ会長おはー。とか言いながら適当に開いたページに、楽しそうなの書いてんだけど」
庶務「え、どれですか?」
副会長「だから返しなさいと……」
会計「まあまあ、とりあえずこれだけ、ね?」
会長「本当に何やってんだお前ら」
会計「シーッ黙って会長。んと、ああこれこれ。犬の撫で方・正しいスキンシップと健康管理について。
『肛門の周りは優しく円を描くように、尻尾は軽くつまんで撫でさすりましょう』
えっとこんな風に、くるくるって感じ?
あと『肛門がよく締まっているか、腫れたりしてないか』健康チェックしてあげて、
定期的に肛門の両側斜め下にある『肛門嚢』に親指と人差し指を当て、軽く押しながらつまみ上げるようにして『肛門腺液』を絞り出すことー……。
何か難しいけどやらないと炎症の原因になるんだってぇ。こぉ……片手で尻尾を持ち上げて、別の手を使ってぐいぐいっ・キュッキュッ、みたいな? うーん、俺ちゃんと出来るかなぁ」
会長「おい、さっきから全部肛門の話ばかりじゃねーか。しかも何でお前がやること前提なんだよ」
副会長「会計が言うと真面目な内容すら変に聞こえるのは何故でしょうね。とにかくその本を返してください」
――ガチャッ
書記「お、は……」
隊長「お早うございます」
わんわん「すいません遅くなりました、って皆さま何見てるんですか?」
会長・副会長・庶務「 あ 」
会計「ちょうど良かった! 机上の空論よりここはやっぱ実践あるのみ。てことでぇ、わんわんお願い、絞り出しの練習させて~」
わんわん「は? え、ちょっ何脱がそうとしてんですか!?」
.
~ある日の生徒会室内での会話~
授業が始まる前の、平日の朝。
ちょっとした会議をする為、生徒会室に集まる約束の役員たち。一番乗りは副会長だが、何やら楽しそうに本を眺めている。
会計「あっれ珍しい、副会長がニヤニヤしながら読書してる。もしかしてエッチな本とか~?」
副会長「に、にやけてません! それにこれは、わんわん君の正しい飼い方を学ぼうとですね」
庶務「えっとなになに、『ペットの犬に好かれる飼い方、犬の気持ちが丸分かりマニュアル』ですか」
会計「へー面白そう。俺にも見して」
副会長「あ、ちょっと勝手に人の物を取らないでください!」
会計「いーじゃん少しくらい。すぐ返すからぁ」
――ガチャッ
会長「何だお前らやけに騒がしいな、部屋の外まで聞こえてんぞ」
会計「あっ会長おはー。とか言いながら適当に開いたページに、楽しそうなの書いてんだけど」
庶務「え、どれですか?」
副会長「だから返しなさいと……」
会計「まあまあ、とりあえずこれだけ、ね?」
会長「本当に何やってんだお前ら」
会計「シーッ黙って会長。んと、ああこれこれ。犬の撫で方・正しいスキンシップと健康管理について。
『肛門の周りは優しく円を描くように、尻尾は軽くつまんで撫でさすりましょう』
えっとこんな風に、くるくるって感じ?
あと『肛門がよく締まっているか、腫れたりしてないか』健康チェックしてあげて、
定期的に肛門の両側斜め下にある『肛門嚢』に親指と人差し指を当て、軽く押しながらつまみ上げるようにして『肛門腺液』を絞り出すことー……。
何か難しいけどやらないと炎症の原因になるんだってぇ。こぉ……片手で尻尾を持ち上げて、別の手を使ってぐいぐいっ・キュッキュッ、みたいな? うーん、俺ちゃんと出来るかなぁ」
会長「おい、さっきから全部肛門の話ばかりじゃねーか。しかも何でお前がやること前提なんだよ」
副会長「会計が言うと真面目な内容すら変に聞こえるのは何故でしょうね。とにかくその本を返してください」
――ガチャッ
書記「お、は……」
隊長「お早うございます」
わんわん「すいません遅くなりました、って皆さま何見てるんですか?」
会長・副会長・庶務「 あ 」
会計「ちょうど良かった! 机上の空論よりここはやっぱ実践あるのみ。てことでぇ、わんわんお願い、絞り出しの練習させて~」
わんわん「は? え、ちょっ何脱がそうとしてんですか!?」
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