ワンコとわんわん

葉津緒

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【番外編】わんわんの日常

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※会話文、オチ無し



会計「わんわん~、見て見てボール。よぉし取って来い!」

わんわん「えっ、あ」

会計「ナイスキャッチ、わんわん意外と運動神経が良いよね」

わんわん「あの会計さま、ボール返しますよ?」

会計「おおっナイスコントロール。じゃあもういっちょ投げるよー」

わんわん「いや、あの……」


会長「危なッ!? おい、お前ら生徒会室でボールを投げるんじゃねーよ。チャラ男てめえ、どんだけ楽しそうに遊んでやがる。
うおっ、止めろいきなりこっちに豪速球投げんな!」

庶務「そう言った会長まで参加するんですね。ところでそれ、もはや『取って来い』関係無く普通にキャッチボールじゃないですか?」


副会長「なるほど……これが噂に聞く『飼い犬とのボール遊び』ですか」

庶務「違いますけど。ちゃんと人の話を聞いてませんでしたね副会長、しかも瞳キラッキラだし」

副会長「わんわん君こっちです、私にもボールを投げてみてください!」

わんわん「あ、はい……うわっ」

庶務「ん? おっと」


会計「あはは、ナイスフォロー。んじゃ今からボールが後ろの花瓶に当たったら、庶務の罰金ねー」

庶務「……そうですか、だったらそこのツボは会長持ちということで」

会長「げっ、なめんなこの! あっちの置物は副会長だな」

副会長「くっ、ゴムボールとはいえなかなかの威力ですね。わんわん君、行きますよ。ふふ、シャンデリアにぶつけても会計が弁償するそうですから安心して狙ってください」

会計「待って、何か俺だけメッチャ不利!」



わんわん「あの、結局俺はこの場合マジで当てた方が良いんですか?」




【わんわんの日常/END】

※書記さま(と親衛隊長さん)不在時の生徒会室。キャッキャッうふふな役員たちです。

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