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緊縛
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目を覚ますと、隣で倫子が寝ていた。お互い全裸のままで、抱きしめあいながら眠っていたらしい。だがまだ春樹の頭はぼんやりしている。寝ぼけ眼で備え付けの時計を見るが、まだ出社するのには早い時間だろう。
もう一眠りしていたいところだが、寝過ごしてしまうと悪い。それにこんな時間はあまりないのかもしれないと思うと、倫子をもっと抱きしめていたいと思った。
静かに眠っている倫子を抱き寄せると、倫子もまたわずかに目を開けたようだった。だがまた眠りについた。そうだ。倫子は寝起きがとても悪いのだった。それがきっかけでキスをされたのを思い出す。
春樹は少し思いだしたように少し笑うと、倫子の胸元の入れ墨に指を這わせた。すると倫子はわずかに声を上げて寝返りを打つ。すると背中を向けた状態になった。
春樹はそれを良いことに倫子の背中に指を這わせ、後ろからその胸に触れた。柔らかい感触が手に伝わってくる。そしてその堅いところを指でぶれると、そこがどんどん堅くなってきた。
「んっ……。」
吐息混じりに声が漏れる。それでも起きないのだ。寝起きが悪いのなんか知っている。両脇に手を入れて、抱き抱えるように胸をもんでいく。そして乳首をぐっと引っ張った。
「あっ……。」
起きてしまったかもしれない。だがそれは一瞬だった。また静かになっていく。だが乳首は相変わらず堅いままだった。
手を下げて、お腹、そして足下まで手を滑らせる。するとわずかに茂みの感触が伝わりそしてそこを探ると、わずかに濡れていた。無意識でも濡れるものなのだろうか。さすがに寝起きに襲ったことはない春樹には、わからないことだった。
だが濡れているその表面の突起ももう堅く尖っていた。感じているのかもしれない。そこを指で触れると、ゴリゴリした感触が指に伝わった。そしてその性器はまた濡れ始める。
それでもまだ眠っているのだろうか。寝起きが悪いと言ってもここまでとは思ってなかった。もしかしたら寝たふりをしているのだろうかとまで思えてきた。
そこから指を離して、布団に潜る。そして倫子の足を広げる。暗くてわからなかったが、そこからは匂いがする。女特有の匂いだ。そこを広げると、舌でそこを舐め上げた。すると布団の向こうで声がする。
「あっ……。あっ……。」
夕べよりは濡れていないが、さすがに起きているだろう。そう思って布団からでると倫子の様子を見る。さっきとは違って仰向けになっているが、まだ寝ているらしい。体はこんなに反応しているのに、どうして起きないのだろう。
もう我慢が出来ない。
春樹はまだ眠っているような倫子の性器に、自分のものをすり付ける。そしてそのままそれを埋め込んだ。
「くっ……。」
夕べさんざんセックスしたのに、倫子の中は全く緩むことはない。
そのとき倫子が違和感を感じて薄く目を開けた。足を広げられて、声が自然とでた。
「あっ……何……。んっ……。」
「起きた?」
奥を突く度に体が揺れる。その胸に春樹は触れると、倫子はさらに声を上げた。
「夕べ、沢山したのに……。」
「君が起きないから。」
そう言って倫子の腰を掴んで、奥に入れ込んだ。
「あっ……奥に……届いてる!」
「浅いのと、深いの、どっちが好き?」
「どっちも……。」
すると春樹は、少し笑って言う。
「わがままなお嬢さんだな。」
そう言って倫子を体に捕まらせる。背中に倫子の指の感触が伝わってきた。
「あっ……。」
どちらの汁かわからないものが太股に垂れて、突く度に水の音がする。もうすでに赤い顔の倫子は春樹の方を見ると、倫子の方から唇を重ねた。
「下でも上でもキスをしたね。」
「そんなこと言わないで。」
「もっとしたい。倫子。口を開けて。」
倫子はそのまま口を開けて、春樹の舌を味わった。口の中を舐められるだけでゾクゾクする。そしてその中に入っているものが、倫子を突き上げる度に絶頂に誘う。
「あっ……ああああ!」
春樹の体に体を寄せると、倫子はそのまま息を切らせてそのまま春樹にしがみついていた。それでも春樹は容赦なく、そのまままた倫子を責め上げた。
「駄目。まだイッテって……。」
「俺もイキそうなんだ。倫子。どこで出す?」
「どこって……。」
赤い顔をした春樹が、倫子に聞く。
「どこ?早くしないと……んっ……駄目だ……。出るっ……ああっ!」
お腹の奥が熱い。倫子はそのまま春樹の体に体を寄せたまま、びくびくと震えていた。春樹も息を切らせて、倫子を抱きしめている。
そしてまだ入れ込んだまま、顔を見合わせてキスをした。
「おはよう。」
「今更?」
倫子は少し笑うと、また春樹の唇に軽くキスをする。
「おはよう。」
「贅沢な朝だね。」
「これが?」
倫子はそう言って笑うと、春樹は顔を見て言う。
「セックスを出来たからじゃないよ。一緒に入れる朝が贅沢だと思うんだ。」
倫子の体をベッドに寝かせると、春樹はそこから出て行った。倫子は自分でそこに触れると、どろっとしたものが指にからみついた。それは春樹の精液が出てきているのだ。
「シャワー浴びよう。」
春樹はそう言ってベッドから降りると、倫子もまたベッドから降りた。
「どうしたの?」
「一緒に浴びるわ。あまり時間がないでしょう?」
「会社はここから近いし、食事をする時間くらいはあるよ。でも一緒に浴びるのはいいね。」
「盛らないでね。」
「どうだろうね。中に入ったのをかきださないと。」
「もうっ……。」
冗談のように倫子はそう言うと、春樹とともにシャワーを浴びにいく。だがその手首の跡は、シャワーを浴びてもとれそうにない。
せめてあと数時間で消えてくれればいいのだが。そうではないと夏川に誤解を与えかねない。
もう一眠りしていたいところだが、寝過ごしてしまうと悪い。それにこんな時間はあまりないのかもしれないと思うと、倫子をもっと抱きしめていたいと思った。
静かに眠っている倫子を抱き寄せると、倫子もまたわずかに目を開けたようだった。だがまた眠りについた。そうだ。倫子は寝起きがとても悪いのだった。それがきっかけでキスをされたのを思い出す。
春樹は少し思いだしたように少し笑うと、倫子の胸元の入れ墨に指を這わせた。すると倫子はわずかに声を上げて寝返りを打つ。すると背中を向けた状態になった。
春樹はそれを良いことに倫子の背中に指を這わせ、後ろからその胸に触れた。柔らかい感触が手に伝わってくる。そしてその堅いところを指でぶれると、そこがどんどん堅くなってきた。
「んっ……。」
吐息混じりに声が漏れる。それでも起きないのだ。寝起きが悪いのなんか知っている。両脇に手を入れて、抱き抱えるように胸をもんでいく。そして乳首をぐっと引っ張った。
「あっ……。」
起きてしまったかもしれない。だがそれは一瞬だった。また静かになっていく。だが乳首は相変わらず堅いままだった。
手を下げて、お腹、そして足下まで手を滑らせる。するとわずかに茂みの感触が伝わりそしてそこを探ると、わずかに濡れていた。無意識でも濡れるものなのだろうか。さすがに寝起きに襲ったことはない春樹には、わからないことだった。
だが濡れているその表面の突起ももう堅く尖っていた。感じているのかもしれない。そこを指で触れると、ゴリゴリした感触が指に伝わった。そしてその性器はまた濡れ始める。
それでもまだ眠っているのだろうか。寝起きが悪いと言ってもここまでとは思ってなかった。もしかしたら寝たふりをしているのだろうかとまで思えてきた。
そこから指を離して、布団に潜る。そして倫子の足を広げる。暗くてわからなかったが、そこからは匂いがする。女特有の匂いだ。そこを広げると、舌でそこを舐め上げた。すると布団の向こうで声がする。
「あっ……。あっ……。」
夕べよりは濡れていないが、さすがに起きているだろう。そう思って布団からでると倫子の様子を見る。さっきとは違って仰向けになっているが、まだ寝ているらしい。体はこんなに反応しているのに、どうして起きないのだろう。
もう我慢が出来ない。
春樹はまだ眠っているような倫子の性器に、自分のものをすり付ける。そしてそのままそれを埋め込んだ。
「くっ……。」
夕べさんざんセックスしたのに、倫子の中は全く緩むことはない。
そのとき倫子が違和感を感じて薄く目を開けた。足を広げられて、声が自然とでた。
「あっ……何……。んっ……。」
「起きた?」
奥を突く度に体が揺れる。その胸に春樹は触れると、倫子はさらに声を上げた。
「夕べ、沢山したのに……。」
「君が起きないから。」
そう言って倫子の腰を掴んで、奥に入れ込んだ。
「あっ……奥に……届いてる!」
「浅いのと、深いの、どっちが好き?」
「どっちも……。」
すると春樹は、少し笑って言う。
「わがままなお嬢さんだな。」
そう言って倫子を体に捕まらせる。背中に倫子の指の感触が伝わってきた。
「あっ……。」
どちらの汁かわからないものが太股に垂れて、突く度に水の音がする。もうすでに赤い顔の倫子は春樹の方を見ると、倫子の方から唇を重ねた。
「下でも上でもキスをしたね。」
「そんなこと言わないで。」
「もっとしたい。倫子。口を開けて。」
倫子はそのまま口を開けて、春樹の舌を味わった。口の中を舐められるだけでゾクゾクする。そしてその中に入っているものが、倫子を突き上げる度に絶頂に誘う。
「あっ……ああああ!」
春樹の体に体を寄せると、倫子はそのまま息を切らせてそのまま春樹にしがみついていた。それでも春樹は容赦なく、そのまままた倫子を責め上げた。
「駄目。まだイッテって……。」
「俺もイキそうなんだ。倫子。どこで出す?」
「どこって……。」
赤い顔をした春樹が、倫子に聞く。
「どこ?早くしないと……んっ……駄目だ……。出るっ……ああっ!」
お腹の奥が熱い。倫子はそのまま春樹の体に体を寄せたまま、びくびくと震えていた。春樹も息を切らせて、倫子を抱きしめている。
そしてまだ入れ込んだまま、顔を見合わせてキスをした。
「おはよう。」
「今更?」
倫子は少し笑うと、また春樹の唇に軽くキスをする。
「おはよう。」
「贅沢な朝だね。」
「これが?」
倫子はそう言って笑うと、春樹は顔を見て言う。
「セックスを出来たからじゃないよ。一緒に入れる朝が贅沢だと思うんだ。」
倫子の体をベッドに寝かせると、春樹はそこから出て行った。倫子は自分でそこに触れると、どろっとしたものが指にからみついた。それは春樹の精液が出てきているのだ。
「シャワー浴びよう。」
春樹はそう言ってベッドから降りると、倫子もまたベッドから降りた。
「どうしたの?」
「一緒に浴びるわ。あまり時間がないでしょう?」
「会社はここから近いし、食事をする時間くらいはあるよ。でも一緒に浴びるのはいいね。」
「盛らないでね。」
「どうだろうね。中に入ったのをかきださないと。」
「もうっ……。」
冗談のように倫子はそう言うと、春樹とともにシャワーを浴びにいく。だがその手首の跡は、シャワーを浴びてもとれそうにない。
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