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イワシの梅煮
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食卓は一人で取るのが前提なのだろう。それでも椅子が二脚あり、それは客人のためのモノかもしれない。一人暮らしだからと言って常に一人というわけでは無いのだから。
ダイニングのテーブルに、食事が並べられた。鰯の梅煮。ゴボウも一緒に添えられてこれも一緒に炊かれている。白菜とえのきの煮浸し。ポン酢をかけられていて湯気がこちらはまだ立っていた。熱いうちが美味しいだろう。
汁物はわかめと卵のスープ。あまり凝っていなくで鶏ガラスープや塩で味付けされた簡易的なモノらしい。それから昨日作ってあったコールスローがある。コールスローは多めに作っているのだ。ご飯は一馬には少し多めによそっておく。軽く食べてきたと言っていたが、これでは足りないだろうから。
「お茶碗は同じ種類のモノしか無いから、足りないときには言って欲しい。」
「良い。さっきも言ったが軽くは食べてきたし、三十も過ぎるとそこまでガツガツ食べたりはしない。食べた分だけ肉になりそうだ。魚が美味そうだな。」
明日の分まで食べられれば良いかと思っていたのだが、一馬が来ればそれは脆くも崩れ去る。しかしなくなれば明日は明日作れば良いだけのことだ。また料理が出来る楽しさがあるのだから。
「その湯飲みはもらったのか。」
渋い緑色の湯飲みは、どう見ても工場で大量生産したモノでは無い。備え付けのモノでは無いのは明らかだ。
「芹からね。」
「芹さんが……。」
「N県のお土産って言われたわ。」
「そうか。気が利いているな。」
「そうね。それからワンカップももらったわ。あちらの方の地酒だと。」
「芹さんは忘れていないんだな。」
付け込むようにして沙夜と寝てしまっているが、それでも芹は疑っていないのかもしれない。そう思うと少し罪悪感が出てくる。それでもこの心に残ったモヤモヤは解消されない。
「そうでも無いわ。」
卵のスープを飲んで、沙夜はため息を付いた。
「芹さんのことをまだ疑っているのか。出版社の女性だったな。一度一緒に仕事をした女性だった。」
沙夜とは真逆の女性だった。小さい体でまるで中学生のような容姿。表情が豊かで素直な女性。男であればこういう女性が好きだろう。沙夜のように男好きするような体を持っているのに、素っ気ないような対応しか出来ない素直では無いような女性では無いのだ。そういうところが芹も好きになったところなのだろう。そう一馬は聞いていた。
「朝倉さんでは無いの。朝倉さんは多分……藤枝さんと良い関係になっているから。」
「藤枝?」
「芹の担当になっている男性。若い男の人。」
田舎育ちで擦れていない男だった。尚且つ出版社の中でも際だって若いのに、文芸の課にいるのはそれだけ努力をしたからだろう。人からは同じ会社に親族がいるからだと言われているが、その噂を聞いて聞かないふりをしているのも割と頭が良いし器用に世を渡っているような気がする。
同期の藤枝と朝倉が良い関係になるのは時間の問題だったのかもしれない。何でも言い合える関係になっているようだからだ。
「そうか。お前の不安はそれで無くなったのか。」
それでも沙夜の表情が暗いのはもっと違う理由なのかもしれない。あまり言いたくないのかもしれないが、聞いておかないといけない。何のために自分が居るのかと考えれば、やはりそうするだろうから。
「朝倉さんのことはあまり信憑性が無いと思ってた。でも……いつだったか、天草さんに会ったときに言われたわ。芹と別れたのかって。どうしてそう思ったのかというと、芹が一度紫乃さんに会ったとき側にいたのは沙菜だった。」
「沙菜さんと会っていたのは、偶然だったと言っていなかったか。」
「そうなんだけど……前から沙菜は芹が気になっていたみたいなのよ。芹も少し調子に乗っていたところもあるし。」
「……だからといって沙菜さんと何かあると思わないだろう。そういう風に見せかけているのは事実だが……。」
すると沙夜は首を横に振った。そして忘れようとしていたことを思いだして、口を押さえる。その様子に一馬は箸を置いて沙夜の頭を撫でた。
「無理しなくても良い。確かに何でも言い合える関係になれれば良いとは言ったが、お前がキツいならそれはしなくても良いから。」
優しい言葉を言ってくれる。だが沙夜はこれ以上一人で抱え込むのは嫌だったのだ。そして話を聞いてくれる一馬を大事にしたかった。
「……外国から帰った日の事を覚えてる?あなたと橋倉さんが買い物に付き合ってくれて、夏目さんが家に荷物を取りに行ってくれた。あのあとのことなんだけど。」
純から受け取った荷物の中に一馬からプレゼントされた黄色いスカートが入っていなかった。天草裕太の前で着ていたモノなので、もう着れないかと思っていたのだがせっかく一馬が送ってくれたモノだ。そう思って沙夜は着なくても良いから、側に置いておきたいと思い、やはり一度家に帰ろうと思ったらしい。
「帰ったのか。」
「あなたたちが帰ったのは夕方くらいだったわね。そのあとに一度家に帰ったのよ。」
翔に持ってきてもらうわけにはいかないが、沙菜には知らせても良いかと思っていたのでついでに沙菜に会おうと思っていた。連絡はしていないが、純の話では沙菜は家に居たと言うし昼間にいるのであれば夜は誘われない限りは外に出ないだろう。そう思っていた。
そして家に帰り着いたとき、人の気配がしないことに違和感を持った。やはり芹も沙菜もいないのかと思いながら沙夜は自分の部屋に戻ろうとしたときだった。
向かいの部屋から音が聞こえた。男性のくぐもった声と、女性の悲鳴のような声。おそらく悲鳴では無く喘ぎ声だった。
「……沙菜さんが部屋に男を連れてくるのは良くあることでは無いのか。」
ここまで話せば一馬もやっとわかった。沙夜はずっとそれを一人で抱えていたのだろう。
「良くあることでは無いけれど、そういうときもあるわ。その日もそういう日だと思ってた。だけど玄関には男物の靴なんかは無かった。芹の靴があったけれどね。」
スカートを紙袋に入れて、それに気がついた沙夜は部屋を出るともう一度沙菜の部屋で聞き耳を立てる。するとその男の声に聞き覚えがあった。
「芹さんか?」
すると沙夜は頷いた。これを言うのは西川辰雄以来だったかもしれない。辰雄もそれには同情をしていたように思えた。だから一馬にもまた来て良いと言ったのだろう。そんな状態の沙夜を良く支えていると思ったから。ただし一馬は芹の状態はわかっていないのだが。
「つまり……芹さんはふりじゃなくて……。」
すると沙夜は頷いた。すると沙夜の目からぽつりと涙がこぼれる。
「いつからそんなことになっているのかわからない。だけど……本当に芹と沙菜がそんな関係であるなら、今まで不自然だったことも全て解決出来るのよ。」
「不自然?」
「家を離れることも、新しく住むところも言わない。あなたのところへ食事を持って行って、夜遅く帰らなくても何も言わない。家を出るといっても関心が無い。それは……。」
すでに沙夜に気持ちが無いからしていることだ。勝手だと思うが、そんな芹に絶望する。だが自分だって一馬とそんな関係になっているのだ。芹だってきっと絶望するだろう。
「だからといって芹さんに真実は聞けないだろう。」
その言葉に沙夜は頷いた。自分のしていることの方が罪深いことなのだから。人の旦那を寝取っているのだし、まだ独身同士の方が良いのかもしれないのだから。
「このまま別れるか?」
「……。」
しかしそんなことが出来ないのは一馬もわかっている。食卓に置いている湯飲みを使っている時点で、沙夜はまだ芹に希望を持っていたのだ。自分が響子を捨てられないように。
「芹さんは少し何を考えているのかわからないところはあった。そういう人もいると思って付き合っていたのだが、女性関係は紫乃のことで懲りていると思っていたのにな。所詮そういう人間だったのだろう。」
「かもしれない。」
前なら酷いと言って一馬を責めただろう。だが今はすでに沙夜の気持ちも冷めているのかもしれない。
「このまま別れるか。このままお前が引っ越しをして、芹さんとは最小限の付き合いしかしなければそれも可能だろう。」
「……自然消滅って事?」
そんな中途半端なことをして良いのだろうか。それもまた疑問に変わる。
「または俺との関係を暴露するか。」
「それはあなたの家庭にも影響がある。辞めておいた方が良いわ。」
「俺の方が良い。」
一馬も響子に不信感はあった。部屋に置いていたあの青色の石は、誰からもらったのか予想出来たから。
ダイニングのテーブルに、食事が並べられた。鰯の梅煮。ゴボウも一緒に添えられてこれも一緒に炊かれている。白菜とえのきの煮浸し。ポン酢をかけられていて湯気がこちらはまだ立っていた。熱いうちが美味しいだろう。
汁物はわかめと卵のスープ。あまり凝っていなくで鶏ガラスープや塩で味付けされた簡易的なモノらしい。それから昨日作ってあったコールスローがある。コールスローは多めに作っているのだ。ご飯は一馬には少し多めによそっておく。軽く食べてきたと言っていたが、これでは足りないだろうから。
「お茶碗は同じ種類のモノしか無いから、足りないときには言って欲しい。」
「良い。さっきも言ったが軽くは食べてきたし、三十も過ぎるとそこまでガツガツ食べたりはしない。食べた分だけ肉になりそうだ。魚が美味そうだな。」
明日の分まで食べられれば良いかと思っていたのだが、一馬が来ればそれは脆くも崩れ去る。しかしなくなれば明日は明日作れば良いだけのことだ。また料理が出来る楽しさがあるのだから。
「その湯飲みはもらったのか。」
渋い緑色の湯飲みは、どう見ても工場で大量生産したモノでは無い。備え付けのモノでは無いのは明らかだ。
「芹からね。」
「芹さんが……。」
「N県のお土産って言われたわ。」
「そうか。気が利いているな。」
「そうね。それからワンカップももらったわ。あちらの方の地酒だと。」
「芹さんは忘れていないんだな。」
付け込むようにして沙夜と寝てしまっているが、それでも芹は疑っていないのかもしれない。そう思うと少し罪悪感が出てくる。それでもこの心に残ったモヤモヤは解消されない。
「そうでも無いわ。」
卵のスープを飲んで、沙夜はため息を付いた。
「芹さんのことをまだ疑っているのか。出版社の女性だったな。一度一緒に仕事をした女性だった。」
沙夜とは真逆の女性だった。小さい体でまるで中学生のような容姿。表情が豊かで素直な女性。男であればこういう女性が好きだろう。沙夜のように男好きするような体を持っているのに、素っ気ないような対応しか出来ない素直では無いような女性では無いのだ。そういうところが芹も好きになったところなのだろう。そう一馬は聞いていた。
「朝倉さんでは無いの。朝倉さんは多分……藤枝さんと良い関係になっているから。」
「藤枝?」
「芹の担当になっている男性。若い男の人。」
田舎育ちで擦れていない男だった。尚且つ出版社の中でも際だって若いのに、文芸の課にいるのはそれだけ努力をしたからだろう。人からは同じ会社に親族がいるからだと言われているが、その噂を聞いて聞かないふりをしているのも割と頭が良いし器用に世を渡っているような気がする。
同期の藤枝と朝倉が良い関係になるのは時間の問題だったのかもしれない。何でも言い合える関係になっているようだからだ。
「そうか。お前の不安はそれで無くなったのか。」
それでも沙夜の表情が暗いのはもっと違う理由なのかもしれない。あまり言いたくないのかもしれないが、聞いておかないといけない。何のために自分が居るのかと考えれば、やはりそうするだろうから。
「朝倉さんのことはあまり信憑性が無いと思ってた。でも……いつだったか、天草さんに会ったときに言われたわ。芹と別れたのかって。どうしてそう思ったのかというと、芹が一度紫乃さんに会ったとき側にいたのは沙菜だった。」
「沙菜さんと会っていたのは、偶然だったと言っていなかったか。」
「そうなんだけど……前から沙菜は芹が気になっていたみたいなのよ。芹も少し調子に乗っていたところもあるし。」
「……だからといって沙菜さんと何かあると思わないだろう。そういう風に見せかけているのは事実だが……。」
すると沙夜は首を横に振った。そして忘れようとしていたことを思いだして、口を押さえる。その様子に一馬は箸を置いて沙夜の頭を撫でた。
「無理しなくても良い。確かに何でも言い合える関係になれれば良いとは言ったが、お前がキツいならそれはしなくても良いから。」
優しい言葉を言ってくれる。だが沙夜はこれ以上一人で抱え込むのは嫌だったのだ。そして話を聞いてくれる一馬を大事にしたかった。
「……外国から帰った日の事を覚えてる?あなたと橋倉さんが買い物に付き合ってくれて、夏目さんが家に荷物を取りに行ってくれた。あのあとのことなんだけど。」
純から受け取った荷物の中に一馬からプレゼントされた黄色いスカートが入っていなかった。天草裕太の前で着ていたモノなので、もう着れないかと思っていたのだがせっかく一馬が送ってくれたモノだ。そう思って沙夜は着なくても良いから、側に置いておきたいと思い、やはり一度家に帰ろうと思ったらしい。
「帰ったのか。」
「あなたたちが帰ったのは夕方くらいだったわね。そのあとに一度家に帰ったのよ。」
翔に持ってきてもらうわけにはいかないが、沙菜には知らせても良いかと思っていたのでついでに沙菜に会おうと思っていた。連絡はしていないが、純の話では沙菜は家に居たと言うし昼間にいるのであれば夜は誘われない限りは外に出ないだろう。そう思っていた。
そして家に帰り着いたとき、人の気配がしないことに違和感を持った。やはり芹も沙菜もいないのかと思いながら沙夜は自分の部屋に戻ろうとしたときだった。
向かいの部屋から音が聞こえた。男性のくぐもった声と、女性の悲鳴のような声。おそらく悲鳴では無く喘ぎ声だった。
「……沙菜さんが部屋に男を連れてくるのは良くあることでは無いのか。」
ここまで話せば一馬もやっとわかった。沙夜はずっとそれを一人で抱えていたのだろう。
「良くあることでは無いけれど、そういうときもあるわ。その日もそういう日だと思ってた。だけど玄関には男物の靴なんかは無かった。芹の靴があったけれどね。」
スカートを紙袋に入れて、それに気がついた沙夜は部屋を出るともう一度沙菜の部屋で聞き耳を立てる。するとその男の声に聞き覚えがあった。
「芹さんか?」
すると沙夜は頷いた。これを言うのは西川辰雄以来だったかもしれない。辰雄もそれには同情をしていたように思えた。だから一馬にもまた来て良いと言ったのだろう。そんな状態の沙夜を良く支えていると思ったから。ただし一馬は芹の状態はわかっていないのだが。
「つまり……芹さんはふりじゃなくて……。」
すると沙夜は頷いた。すると沙夜の目からぽつりと涙がこぼれる。
「いつからそんなことになっているのかわからない。だけど……本当に芹と沙菜がそんな関係であるなら、今まで不自然だったことも全て解決出来るのよ。」
「不自然?」
「家を離れることも、新しく住むところも言わない。あなたのところへ食事を持って行って、夜遅く帰らなくても何も言わない。家を出るといっても関心が無い。それは……。」
すでに沙夜に気持ちが無いからしていることだ。勝手だと思うが、そんな芹に絶望する。だが自分だって一馬とそんな関係になっているのだ。芹だってきっと絶望するだろう。
「だからといって芹さんに真実は聞けないだろう。」
その言葉に沙夜は頷いた。自分のしていることの方が罪深いことなのだから。人の旦那を寝取っているのだし、まだ独身同士の方が良いのかもしれないのだから。
「このまま別れるか?」
「……。」
しかしそんなことが出来ないのは一馬もわかっている。食卓に置いている湯飲みを使っている時点で、沙夜はまだ芹に希望を持っていたのだ。自分が響子を捨てられないように。
「芹さんは少し何を考えているのかわからないところはあった。そういう人もいると思って付き合っていたのだが、女性関係は紫乃のことで懲りていると思っていたのにな。所詮そういう人間だったのだろう。」
「かもしれない。」
前なら酷いと言って一馬を責めただろう。だが今はすでに沙夜の気持ちも冷めているのかもしれない。
「このまま別れるか。このままお前が引っ越しをして、芹さんとは最小限の付き合いしかしなければそれも可能だろう。」
「……自然消滅って事?」
そんな中途半端なことをして良いのだろうか。それもまた疑問に変わる。
「または俺との関係を暴露するか。」
「それはあなたの家庭にも影響がある。辞めておいた方が良いわ。」
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一馬も響子に不信感はあった。部屋に置いていたあの青色の石は、誰からもらったのか予想出来たから。
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