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覗き
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白いRVタイプの車は、ジョシュアの車だった。子供が生まれるために後部座席にはチャイルドシートが載せられている。だがこれを使えるようになるのは大分先のことだろう。それでもジョシュアの奥さんは早め早めに行動していた。子供が生まれる前になれば自分の体が動かせないからといって、ベビーベッドや赤ちゃん用のロンパースなども次第に部屋に集まってきている。
普通ならばそれを見て父親の実感がわくのだろうが、ジョシュアにとっては部屋が狭くなっていくのが苦痛だった。奥さんがずっと望んでいた子供なのだからそれで良いと思っていたのに、いざとなったら子供の一生を背負っていくのかとか世帯主としての責任なんかが一気に押し寄せてくるようだった。
それに奥さんは会社に籍があるモノの、つわりの期間だけは早退することも多い。この車だって奥さんが乗って帰り、ジョシュアは地下鉄で帰ることもあるのだ。「二藍」に付き合って夜遅くまで仕事をしているのに、つわりだからといって食事も用意出来ていないし、部屋だって汚い。それが更にジョシュアの気持ちを暗くする。
こんなはずでは無かった。そう思いながら最近は毎日過ごしているのだ。
会社に着くと奥さんと共にオフィスに入る。奥さんは動き回れないので、オフィスで事務仕事をしているのだ。そしてジョシュアはまず自分のデスクでパソコンを立ち上げる。パソコンが立ち上がる前に、一度片隅にある給湯のコーナーへ向かった。そこでカップを手にすると、お湯やハーブティーもあるのだが、作り置きされているコーヒーメーカーのコーヒーを注いだ。家ではコーヒーは飲めないのだ。それも奥さんに合わせていて、コーヒーが好きなジョシュアにとっては苦痛だったが、ここで飲めるなら良いとある程度割り切っている。
そしてカップを片手にデスクに戻ろうとしたとき、携帯電話にメッセージが届いた。その相手はどうやら憤慨している。思ったような成果が得られないからだ。それに返信をすると、マイケルはデスクに立てかけてある卓上カレンダーを見た。
「二藍」がこの国にいるのはあと一週間ほど。それまでに何か成果を上げられないといけないのだが、その気配は全くない。この六人は本当に仕事だけの間柄で、家族でももっと愚痴を言ったりするのだろうが、全くその気配が無いのだ。その上、怪しいと言われている沙夜と一馬も普通の関係に見えるし、一馬に似ているというマイケルを連れて来ても沙夜は仕事の話ししかしていない。
それでは困るのだ。そう思っていたときだった。
携帯電話のメッセージが鳴る。そのメッセージを見てジョシュアは少し笑った。やはりこの女は考えることが性悪だと思う。
その時だった。オフィスの外からカップを手にしたマイケルと、上司であるキャリーが一緒に入ってきた。ジョシュアよりも年上で音楽を聴く耳をしっかり持っているというキャリーは、ジョシュアの奥さんの憧れでもある。沙夜がいつもスーツを着ているように、この女性も頑なにスーツを脱ごうとしない。キャリーによると、スーツというのはどこの現場でも対応が出来てとても便利だからと言うことらしい。
「……。」
二人で外のカフェにでも行って、何か話をしていたのだろう。マイケルはスタジオミュージシャンの顔もある。キャリーはその腕を見込んで、たまに歌手なんかのバックで弾いて欲しいとマイケルに依頼することもあるのだ。そう言うところでマイケルは優遇されている。東洋人の顔立ちをしているマイケルが、本来ならこんなオフィスに入れないのに、ベースの腕がそうさせているのだ。つまり、マイケルに良い気分を持っていない人も多いのだが、そういう人達を黙らせる実力があるのだという。
だがそういう人は足下をすくわれやすい。もしキャリーが移動なんかになったら、マイケルも有無も言わずに移動させられるはずだ。それをジョシュアはそれを虎視眈々と狙っている。
やがてマイケルはキャリーと別れ、自分のデスクへやってきた。カップを置いてパソコンを立ち上げる。その様子にジョシュアはマイケルに声をかけた。
「キャリーと朝からカフェか?そこのコーヒーは美味しいのか。」
ジョシュアがそう聞くと、マイケルは首を横に振った。
「まぁ……チェーン店の味だな。あまり好きでは無いが、キャリーは好きなようでね。あそこの店員が特にお気に入りなんだ。」
可愛い顔立ちをした金色の巻き毛の店員がいる。胸が大きな女性店員だ。どうやらどちらもレズビアンで、キャリーはいつか食事くらいには誘いたいと思っているらしい。
「あの女の店員は男も女も関わらず誘って来るみたいだ。」
「と言うことはキャリーはあまり興味が無いって事か。」
「かも知れないな。」
それでもキャリーはあの女性を愛でることは辞めないだろう。だが他にも目を付けている女や男はいるのはマイケルでも知っている。つまりバイセクシャルで、その中の一人がマイケルかも知れないとまことしやかに噂を立てられたことはあったが、マイケル自身はあまり興味が無かった。と言うか、マイケルは恋人とはあまり続かない。仕事ばかりしているからだろう。そういった意味では、沙夜とは気が合うらしい。沙夜は恋人が居るが、デートをしていても仕事で問題があればデートの途中でもそちらを優先するらしい。そういうところが似ている。ただ相手もそれで納得しているようだ。マイケルならすぐに別れてしまうだろう。そういうところが性根が無いのだ。
「それで、キャリーと何か話をしていたのか。」
「「二藍」の取材が来ているらしくてな。雑誌だが、その仕事をするかどうかと言うことや……まぁ、色んな事だ。」
「雑誌?」
「DBだ。」
「あんな有名雑誌に?」
驚いてジョシュアはそう聞くと、マイケルは表情を変えずに言った。
「沙夜は断るかも知れないな。」
「馬鹿な。あんな大きな雑誌に声をかけられることは無いだろう。これで断ったら二度と声をかけられないぞ。」
「レコーディングが順調とは言えないと言っていた。どうだろうか。お前の方がそれはよく知っているだろう。」
「あぁ……そうだな。」
相変わらずインストの曲には手を付けていない。それがネックなのだ。そしてその理由をリーもまだ口にしない。ただ、この曲は後回しと言っているだけなのだ。
「こちらに来たのはレコーディングが目的だ。それ以外のことはイレギュラーのことだし、いくら有名雑誌でも予定を変更してまで取材を受けないだろうな。」
「そんなことを……。」
だから「二藍」は高く止まっているといわれがちなのだ。あまりプライベートのことも口にしない。それぞれの仕事の内容では、それ相当の話をすることもあるようだがそれ以外のことは一切口にしようとしない。
有名雑誌であれば、音楽のことしか聞かないと言うことは無いかもしれない。おそらく沙夜はそれを恐れているのだろう。沙夜達がいる国で受けている雑誌だって、古くからの付き合いだから受けているのだ。それ以外の雑誌では何度も痛い目に遭っているし、沙夜が何度も出版社に出向いてその雑誌とは縁を切ると言い放ったこともある。沙夜がやっていることはまともかも知れないが、それが更に「二藍」が気難しいと言われることでもあるのだから。
その時マイケルの携帯電話が鳴る。その音に反応して、マイケルは通話を押した。
「もしもし……うん。もう用意が出来ているのか。そうだな。十時くらいには迎えに行けると思うが。」
おそらく沙夜だ。沙夜との打ち合わせが多いので、沙夜は最近マイケルと連絡を取り合うことが多い。もしかしたら沙夜とマイケルで何かあるのかと思っていたが、一切何も無いようだ。第一、あまり二人きりになるときが無いのだから、マイケルも沙夜も手を出すことは出来ないだろう。
「貴重品は持ち出しておいてくれ。途中で取りには帰れないからな。そのあとハウスクリーニングの業者が来るし……うん。その辺は気にしなくても良い。ただ、お前のパソコンとか、翔の機材とかそう言ったモノだ。うん……バスはそれくらいなら乗ると思う。じゃあ、またあとで。」
マイケルは電話を切ると、パソコンの画面に目を落とそうとした。その前にジョシュアが声をかける。
「どうした。貴重品っていう声が聞こえたが。」
「あぁ……。あの「二藍」がいるコテージだが、どうやら虫が多いらしくてな。」
「虫?」
「俺らは慣れているし、殺虫剤なんかやほうきなんかで叩くことは出来るが、あっちの国ではあまり居ないのか。それとも数が多いのかわからないが。どうしても子供も居るし、衛生面で気になるようでな。」
「それで業者を?」
「連絡をしたらコテージの隅から隅まで害虫駆除の作業をしてくれるらしい。コテージに入れない時間もあるから、今日は忘れ物をしないで欲しいと伝えておいた。」
「害虫……。」
細かい蟻なんかや小バエはこちらでは日常なのだ。この辺は温暖な気候で、そういう虫は沸きやすい。だが子供達が蟻に刺されたりしたら、腫れることもあるだろう。それを沙夜は気にしていたのだ。
しかしその言葉に、ジョシュアは内心焦っていた。燻蒸などで害虫駆除などをしたらまずいことになる。機材が壊れたりしたら二度と設置出来ない。
普通ならばそれを見て父親の実感がわくのだろうが、ジョシュアにとっては部屋が狭くなっていくのが苦痛だった。奥さんがずっと望んでいた子供なのだからそれで良いと思っていたのに、いざとなったら子供の一生を背負っていくのかとか世帯主としての責任なんかが一気に押し寄せてくるようだった。
それに奥さんは会社に籍があるモノの、つわりの期間だけは早退することも多い。この車だって奥さんが乗って帰り、ジョシュアは地下鉄で帰ることもあるのだ。「二藍」に付き合って夜遅くまで仕事をしているのに、つわりだからといって食事も用意出来ていないし、部屋だって汚い。それが更にジョシュアの気持ちを暗くする。
こんなはずでは無かった。そう思いながら最近は毎日過ごしているのだ。
会社に着くと奥さんと共にオフィスに入る。奥さんは動き回れないので、オフィスで事務仕事をしているのだ。そしてジョシュアはまず自分のデスクでパソコンを立ち上げる。パソコンが立ち上がる前に、一度片隅にある給湯のコーナーへ向かった。そこでカップを手にすると、お湯やハーブティーもあるのだが、作り置きされているコーヒーメーカーのコーヒーを注いだ。家ではコーヒーは飲めないのだ。それも奥さんに合わせていて、コーヒーが好きなジョシュアにとっては苦痛だったが、ここで飲めるなら良いとある程度割り切っている。
そしてカップを片手にデスクに戻ろうとしたとき、携帯電話にメッセージが届いた。その相手はどうやら憤慨している。思ったような成果が得られないからだ。それに返信をすると、マイケルはデスクに立てかけてある卓上カレンダーを見た。
「二藍」がこの国にいるのはあと一週間ほど。それまでに何か成果を上げられないといけないのだが、その気配は全くない。この六人は本当に仕事だけの間柄で、家族でももっと愚痴を言ったりするのだろうが、全くその気配が無いのだ。その上、怪しいと言われている沙夜と一馬も普通の関係に見えるし、一馬に似ているというマイケルを連れて来ても沙夜は仕事の話ししかしていない。
それでは困るのだ。そう思っていたときだった。
携帯電話のメッセージが鳴る。そのメッセージを見てジョシュアは少し笑った。やはりこの女は考えることが性悪だと思う。
その時だった。オフィスの外からカップを手にしたマイケルと、上司であるキャリーが一緒に入ってきた。ジョシュアよりも年上で音楽を聴く耳をしっかり持っているというキャリーは、ジョシュアの奥さんの憧れでもある。沙夜がいつもスーツを着ているように、この女性も頑なにスーツを脱ごうとしない。キャリーによると、スーツというのはどこの現場でも対応が出来てとても便利だからと言うことらしい。
「……。」
二人で外のカフェにでも行って、何か話をしていたのだろう。マイケルはスタジオミュージシャンの顔もある。キャリーはその腕を見込んで、たまに歌手なんかのバックで弾いて欲しいとマイケルに依頼することもあるのだ。そう言うところでマイケルは優遇されている。東洋人の顔立ちをしているマイケルが、本来ならこんなオフィスに入れないのに、ベースの腕がそうさせているのだ。つまり、マイケルに良い気分を持っていない人も多いのだが、そういう人達を黙らせる実力があるのだという。
だがそういう人は足下をすくわれやすい。もしキャリーが移動なんかになったら、マイケルも有無も言わずに移動させられるはずだ。それをジョシュアはそれを虎視眈々と狙っている。
やがてマイケルはキャリーと別れ、自分のデスクへやってきた。カップを置いてパソコンを立ち上げる。その様子にジョシュアはマイケルに声をかけた。
「キャリーと朝からカフェか?そこのコーヒーは美味しいのか。」
ジョシュアがそう聞くと、マイケルは首を横に振った。
「まぁ……チェーン店の味だな。あまり好きでは無いが、キャリーは好きなようでね。あそこの店員が特にお気に入りなんだ。」
可愛い顔立ちをした金色の巻き毛の店員がいる。胸が大きな女性店員だ。どうやらどちらもレズビアンで、キャリーはいつか食事くらいには誘いたいと思っているらしい。
「あの女の店員は男も女も関わらず誘って来るみたいだ。」
「と言うことはキャリーはあまり興味が無いって事か。」
「かも知れないな。」
それでもキャリーはあの女性を愛でることは辞めないだろう。だが他にも目を付けている女や男はいるのはマイケルでも知っている。つまりバイセクシャルで、その中の一人がマイケルかも知れないとまことしやかに噂を立てられたことはあったが、マイケル自身はあまり興味が無かった。と言うか、マイケルは恋人とはあまり続かない。仕事ばかりしているからだろう。そういった意味では、沙夜とは気が合うらしい。沙夜は恋人が居るが、デートをしていても仕事で問題があればデートの途中でもそちらを優先するらしい。そういうところが似ている。ただ相手もそれで納得しているようだ。マイケルならすぐに別れてしまうだろう。そういうところが性根が無いのだ。
「それで、キャリーと何か話をしていたのか。」
「「二藍」の取材が来ているらしくてな。雑誌だが、その仕事をするかどうかと言うことや……まぁ、色んな事だ。」
「雑誌?」
「DBだ。」
「あんな有名雑誌に?」
驚いてジョシュアはそう聞くと、マイケルは表情を変えずに言った。
「沙夜は断るかも知れないな。」
「馬鹿な。あんな大きな雑誌に声をかけられることは無いだろう。これで断ったら二度と声をかけられないぞ。」
「レコーディングが順調とは言えないと言っていた。どうだろうか。お前の方がそれはよく知っているだろう。」
「あぁ……そうだな。」
相変わらずインストの曲には手を付けていない。それがネックなのだ。そしてその理由をリーもまだ口にしない。ただ、この曲は後回しと言っているだけなのだ。
「こちらに来たのはレコーディングが目的だ。それ以外のことはイレギュラーのことだし、いくら有名雑誌でも予定を変更してまで取材を受けないだろうな。」
「そんなことを……。」
だから「二藍」は高く止まっているといわれがちなのだ。あまりプライベートのことも口にしない。それぞれの仕事の内容では、それ相当の話をすることもあるようだがそれ以外のことは一切口にしようとしない。
有名雑誌であれば、音楽のことしか聞かないと言うことは無いかもしれない。おそらく沙夜はそれを恐れているのだろう。沙夜達がいる国で受けている雑誌だって、古くからの付き合いだから受けているのだ。それ以外の雑誌では何度も痛い目に遭っているし、沙夜が何度も出版社に出向いてその雑誌とは縁を切ると言い放ったこともある。沙夜がやっていることはまともかも知れないが、それが更に「二藍」が気難しいと言われることでもあるのだから。
その時マイケルの携帯電話が鳴る。その音に反応して、マイケルは通話を押した。
「もしもし……うん。もう用意が出来ているのか。そうだな。十時くらいには迎えに行けると思うが。」
おそらく沙夜だ。沙夜との打ち合わせが多いので、沙夜は最近マイケルと連絡を取り合うことが多い。もしかしたら沙夜とマイケルで何かあるのかと思っていたが、一切何も無いようだ。第一、あまり二人きりになるときが無いのだから、マイケルも沙夜も手を出すことは出来ないだろう。
「貴重品は持ち出しておいてくれ。途中で取りには帰れないからな。そのあとハウスクリーニングの業者が来るし……うん。その辺は気にしなくても良い。ただ、お前のパソコンとか、翔の機材とかそう言ったモノだ。うん……バスはそれくらいなら乗ると思う。じゃあ、またあとで。」
マイケルは電話を切ると、パソコンの画面に目を落とそうとした。その前にジョシュアが声をかける。
「どうした。貴重品っていう声が聞こえたが。」
「あぁ……。あの「二藍」がいるコテージだが、どうやら虫が多いらしくてな。」
「虫?」
「俺らは慣れているし、殺虫剤なんかやほうきなんかで叩くことは出来るが、あっちの国ではあまり居ないのか。それとも数が多いのかわからないが。どうしても子供も居るし、衛生面で気になるようでな。」
「それで業者を?」
「連絡をしたらコテージの隅から隅まで害虫駆除の作業をしてくれるらしい。コテージに入れない時間もあるから、今日は忘れ物をしないで欲しいと伝えておいた。」
「害虫……。」
細かい蟻なんかや小バエはこちらでは日常なのだ。この辺は温暖な気候で、そういう虫は沸きやすい。だが子供達が蟻に刺されたりしたら、腫れることもあるだろう。それを沙夜は気にしていたのだ。
しかしその言葉に、ジョシュアは内心焦っていた。燻蒸などで害虫駆除などをしたらまずいことになる。機材が壊れたりしたら二度と設置出来ない。
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