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謝罪
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そんな三人の会話を知って知らずか、功太郎は部屋で香とともにテレビゲームをしていた。
功太郎はテレビゲームもゲームセンターも全くと言って良いほど縁がなかった。テレビゲームどころか本一冊買ってもらえなかった家で育ったし、友達が出来てそういう遊びをすれば「目が悪くなる」と言って付き合いをさせないようにしていたのだ。
だからこうしてテレビゲームをするのは始めてかもしれない。それも功太郎が幼い頃に流行ったようなテレビゲームで、香は当然初めてする。お互い初心者で、ぐだぐだなプレイだと思う。
「あー。また死んだ。」
コントローラーを投げて、香はベッドにうっ潰した。
「お前なぁ。お前がしたいってねだってきたんだろ?」
「でも昔のゲームの方が難しいね。そう言えば和己君のところでしたゲームも難しかったな。」
和己の所へ行くこともあるらしい。父親の結婚話が進んでいる証拠だろう。しかしいずれは和己とともに住むのだろう。あの男が香と一緒に住むのだ。少しいらついてくる。
「そう言えば、引っ越しするのか?」
功太郎はゲームを片付けながら、香に聞く。すると香は少し頷いた。
「社宅があるんだって。あの町の区域に。俊君とは少し離れるかもしれないけど、お姉ちゃんは近くだからご飯を食べに来れば良いよって言ってたけど。」
相変わらず俊の家には両親がいないらしい。俊自体もその生活に慣れたモノで、家の中は弥生達の家よりも綺麗だという。
「俊は悪い方向に進まなくて良かったな。真面目に陸上してるんだろ?」
すると香は体を起こして、膝小僧を抱える。そして功太郎に言った。
「あのね。俊君陸上辞めちゃったの。」
「何で?」
「前に足を怪我したでしょ?治ったと思ってたんだけど、どうしても全力は走れなくて。走れるだけで良いし、記録なんかどうでも良いって思ってたみたいなんだけど、続けていると軽く走るだけでも痛くなるみたいで。」
「……ちょっと無理したのかな。」
「お医者さんに相談したら、日常生活を送るだけだったら何の問題もないけど、激しいスポーツは出来ないかもしれないって。」
「体を動かすのも好きなんだろう?きついよな。」
「でも最近、俊君は違うことをしてるみたい。」
「違うこと?」
「いつも図書館に行ってる。本ばかり読んでるみたい。」
元々本とかが好きなのだ。好きな女性作家だけではなく、他の作家の本も読むことが多くなったのかもしれない。
「それからバイトを探してる。」
「うちは?」
「どうかな。圭君に聞かないとね。」
年末に来てくれただけで相当助かった。だがあれはクリスマス前だったからだ。普段は四人で回すくらいで十分な店なのだから。
テレビを付けるとニュースをしていた。こともあろうに未成年の淫行のニュースだ。高校教師が女子高生に手を出したという。それを見て功太郎はチャンネルを変えようとした。だが香がそれを止める。
「淫行って言うの?」
「俺がお前に手を出すこと。」
「それって嫌がったら駄目ってことでしょ?あたし、嫌がってないよ。むしろ……功太郎だからして欲しいって思ってる。」
その言葉に功太郎は少し笑った。
「そっか。」
そんなことをいっても功太郎はベッドの上に上がって何かしようともしない。何度かキスをしたはずなのに、今はキス一つするのを嫌がっているようだ。
「功太郎。」
「ん?」
香が手を差し出す。それに功太郎は手を重ねると、その手を握った。そしてまたニュースを見る。その態度にいらつきすら覚えた。
「功太郎。」
思わず香は体を乗り出して、功太郎の体に手を回した。すると功太郎はその回された手に手を重ねる。
「あたし……おかしいのかな。功太郎に触りたいって思うの。キスしたいって思うの。おかしい子になっちゃったのかな。」
すると功太郎はその手を離し、ベッドに座る。そして香の頭をなでた。
「俺もそうしたいと思ってるよ。どんだけ我慢してると思ってるんだよ。俺が。」
「我慢してたの?」
「……。」
「そんなのしなくても良いのに。」
すると功太郎はそのまま香を抱き寄せると、その唇にキスをする。軽く、触れるだけのキスだった。それでも香は功太郎の体に体を寄せる。嬉しそうだ。
だが功太郎は少し迷っていた。自分だってそんなに聖人ではないのだから。
もう何度絶頂に達したのかわからない。シーツが汚れるだろうと持ってきたタオルもすでに濡れていて、シーツに染みそうだとタオルを何度も替えた。響子は絶頂に達すると、潮を噴くことがあるのだ。
それでも一馬はかまわないで響子の中に入れ込んでくる。容赦なく突き上げて、その奥まで入れ込んだ。ただでさえ一馬のモノは大きいのに、その奥まで突かれて息も絶え絶えだ。
「あぅ!あっ!ああっ!」
ピストン運動をするたびに、ぐちゅ、ぶちゅという水の音がする。すでに響子の体も一馬の体も互いの体液で濡れていた。
一度一馬はその中から抜くと、響子の体を起こした。そして自分が座っているその膝の上に響子をのせる。そして向かい合うとキスをした。
「この体勢が一番好きだな。触れられるから。」
一馬はそう言うと、響子も顔を赤くしながら頷いた。
「そう……私も……。」
「お前もこっちが良いのか?」
「温もりがわかるから。」
あのくらい部屋の中で何度も入れ込まれたとき、おそらく男達は響子を穴くらいにしか思っていなかった。だから温もりを感じたりという余裕もないと思う。
「名前、呼んで。」
「響子。」
「もっと。」
「響子。好き。俺のモノだ。俺もお前のモノになるから。」
そう言って一馬はそのまま自分の性器を支えると、響子に入れ込むように誘導する。すると響子もそれがわかり、少し腰を浮かせた。そしてまた再びその中に入っていく。
「あぁっ!あっ!」
奥まで入り込んだときごつっという感触がした気がする。響子は思わずそのまま一馬の体を抱き寄せた。
「溶けそうだ。すごい気持ちが良い。響子。響子。」
一馬はそう言って響子の唇にまたキスをする。舌を絡ませていくと同時に、響子の腰が動き始めた。
「あっ!あっ!」
揺れている胸に手を這わせて、その乳首を摘まんでそこを引く。
「伸びちゃう……。」
「伸びないから。んっ。ここひいたら……締まってきたな。」
乳首も響子は弱い。奥を突きながら、そこに触れるとすぐに絶頂を迎える。そしてもっと弱いところもあるのだ。
「あっ!そこ……。」
性器の上。そこが響子が一番気持ちいいところ。入れ込んでいるところの上をぐりぐりと刺激すると、中が更にぎゅっと締まってきた。そしてもうすでに漏らしたようにぐっちゅくちゅと音を立てる。
「あっ!ああああ!一馬!か……。」
響子は体を抱き寄せると、その体を抱きしめた。また絶頂に達したのだろう。少し呼吸を整えさせると、一馬はそのまま下からまた突き上げる。
「あっ!イッたばかりで……!あっ!ああっ!」
「気が狂えよ。俺もとっくにお前に狂ってるから。んっ……あっ!イ……く!あぁーイキそう。中で……。」
激しく突き上げて、響子もその体に手をのばす。それと同時に、その性器の根元からドクドクという感触が伝わってくる。
「ああっ……。」
終わったと同時に、響子はしばらくその体を抱きしめ、そして体を離すと一馬の唇にキスをする。
やっと終わったと、そのまま響子は一馬の膝の上から降りようとした。だが一馬はその体を下ろすまいと止める。
「何?」
「もう一回な。」
「え?何度目だと……。」
「きつかったら少し時間をおいてな。水でも飲むか?」
心の中でため息をつく。だがそれは嬉しいため息だった。
功太郎はテレビゲームもゲームセンターも全くと言って良いほど縁がなかった。テレビゲームどころか本一冊買ってもらえなかった家で育ったし、友達が出来てそういう遊びをすれば「目が悪くなる」と言って付き合いをさせないようにしていたのだ。
だからこうしてテレビゲームをするのは始めてかもしれない。それも功太郎が幼い頃に流行ったようなテレビゲームで、香は当然初めてする。お互い初心者で、ぐだぐだなプレイだと思う。
「あー。また死んだ。」
コントローラーを投げて、香はベッドにうっ潰した。
「お前なぁ。お前がしたいってねだってきたんだろ?」
「でも昔のゲームの方が難しいね。そう言えば和己君のところでしたゲームも難しかったな。」
和己の所へ行くこともあるらしい。父親の結婚話が進んでいる証拠だろう。しかしいずれは和己とともに住むのだろう。あの男が香と一緒に住むのだ。少しいらついてくる。
「そう言えば、引っ越しするのか?」
功太郎はゲームを片付けながら、香に聞く。すると香は少し頷いた。
「社宅があるんだって。あの町の区域に。俊君とは少し離れるかもしれないけど、お姉ちゃんは近くだからご飯を食べに来れば良いよって言ってたけど。」
相変わらず俊の家には両親がいないらしい。俊自体もその生活に慣れたモノで、家の中は弥生達の家よりも綺麗だという。
「俊は悪い方向に進まなくて良かったな。真面目に陸上してるんだろ?」
すると香は体を起こして、膝小僧を抱える。そして功太郎に言った。
「あのね。俊君陸上辞めちゃったの。」
「何で?」
「前に足を怪我したでしょ?治ったと思ってたんだけど、どうしても全力は走れなくて。走れるだけで良いし、記録なんかどうでも良いって思ってたみたいなんだけど、続けていると軽く走るだけでも痛くなるみたいで。」
「……ちょっと無理したのかな。」
「お医者さんに相談したら、日常生活を送るだけだったら何の問題もないけど、激しいスポーツは出来ないかもしれないって。」
「体を動かすのも好きなんだろう?きついよな。」
「でも最近、俊君は違うことをしてるみたい。」
「違うこと?」
「いつも図書館に行ってる。本ばかり読んでるみたい。」
元々本とかが好きなのだ。好きな女性作家だけではなく、他の作家の本も読むことが多くなったのかもしれない。
「それからバイトを探してる。」
「うちは?」
「どうかな。圭君に聞かないとね。」
年末に来てくれただけで相当助かった。だがあれはクリスマス前だったからだ。普段は四人で回すくらいで十分な店なのだから。
テレビを付けるとニュースをしていた。こともあろうに未成年の淫行のニュースだ。高校教師が女子高生に手を出したという。それを見て功太郎はチャンネルを変えようとした。だが香がそれを止める。
「淫行って言うの?」
「俺がお前に手を出すこと。」
「それって嫌がったら駄目ってことでしょ?あたし、嫌がってないよ。むしろ……功太郎だからして欲しいって思ってる。」
その言葉に功太郎は少し笑った。
「そっか。」
そんなことをいっても功太郎はベッドの上に上がって何かしようともしない。何度かキスをしたはずなのに、今はキス一つするのを嫌がっているようだ。
「功太郎。」
「ん?」
香が手を差し出す。それに功太郎は手を重ねると、その手を握った。そしてまたニュースを見る。その態度にいらつきすら覚えた。
「功太郎。」
思わず香は体を乗り出して、功太郎の体に手を回した。すると功太郎はその回された手に手を重ねる。
「あたし……おかしいのかな。功太郎に触りたいって思うの。キスしたいって思うの。おかしい子になっちゃったのかな。」
すると功太郎はその手を離し、ベッドに座る。そして香の頭をなでた。
「俺もそうしたいと思ってるよ。どんだけ我慢してると思ってるんだよ。俺が。」
「我慢してたの?」
「……。」
「そんなのしなくても良いのに。」
すると功太郎はそのまま香を抱き寄せると、その唇にキスをする。軽く、触れるだけのキスだった。それでも香は功太郎の体に体を寄せる。嬉しそうだ。
だが功太郎は少し迷っていた。自分だってそんなに聖人ではないのだから。
もう何度絶頂に達したのかわからない。シーツが汚れるだろうと持ってきたタオルもすでに濡れていて、シーツに染みそうだとタオルを何度も替えた。響子は絶頂に達すると、潮を噴くことがあるのだ。
それでも一馬はかまわないで響子の中に入れ込んでくる。容赦なく突き上げて、その奥まで入れ込んだ。ただでさえ一馬のモノは大きいのに、その奥まで突かれて息も絶え絶えだ。
「あぅ!あっ!ああっ!」
ピストン運動をするたびに、ぐちゅ、ぶちゅという水の音がする。すでに響子の体も一馬の体も互いの体液で濡れていた。
一度一馬はその中から抜くと、響子の体を起こした。そして自分が座っているその膝の上に響子をのせる。そして向かい合うとキスをした。
「この体勢が一番好きだな。触れられるから。」
一馬はそう言うと、響子も顔を赤くしながら頷いた。
「そう……私も……。」
「お前もこっちが良いのか?」
「温もりがわかるから。」
あのくらい部屋の中で何度も入れ込まれたとき、おそらく男達は響子を穴くらいにしか思っていなかった。だから温もりを感じたりという余裕もないと思う。
「名前、呼んで。」
「響子。」
「もっと。」
「響子。好き。俺のモノだ。俺もお前のモノになるから。」
そう言って一馬はそのまま自分の性器を支えると、響子に入れ込むように誘導する。すると響子もそれがわかり、少し腰を浮かせた。そしてまた再びその中に入っていく。
「あぁっ!あっ!」
奥まで入り込んだときごつっという感触がした気がする。響子は思わずそのまま一馬の体を抱き寄せた。
「溶けそうだ。すごい気持ちが良い。響子。響子。」
一馬はそう言って響子の唇にまたキスをする。舌を絡ませていくと同時に、響子の腰が動き始めた。
「あっ!あっ!」
揺れている胸に手を這わせて、その乳首を摘まんでそこを引く。
「伸びちゃう……。」
「伸びないから。んっ。ここひいたら……締まってきたな。」
乳首も響子は弱い。奥を突きながら、そこに触れるとすぐに絶頂を迎える。そしてもっと弱いところもあるのだ。
「あっ!そこ……。」
性器の上。そこが響子が一番気持ちいいところ。入れ込んでいるところの上をぐりぐりと刺激すると、中が更にぎゅっと締まってきた。そしてもうすでに漏らしたようにぐっちゅくちゅと音を立てる。
「あっ!ああああ!一馬!か……。」
響子は体を抱き寄せると、その体を抱きしめた。また絶頂に達したのだろう。少し呼吸を整えさせると、一馬はそのまま下からまた突き上げる。
「あっ!イッたばかりで……!あっ!ああっ!」
「気が狂えよ。俺もとっくにお前に狂ってるから。んっ……あっ!イ……く!あぁーイキそう。中で……。」
激しく突き上げて、響子もその体に手をのばす。それと同時に、その性器の根元からドクドクという感触が伝わってくる。
「ああっ……。」
終わったと同時に、響子はしばらくその体を抱きしめ、そして体を離すと一馬の唇にキスをする。
やっと終わったと、そのまま響子は一馬の膝の上から降りようとした。だが一馬はその体を下ろすまいと止める。
「何?」
「もう一回な。」
「え?何度目だと……。」
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心の中でため息をつく。だがそれは嬉しいため息だった。
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