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墓園と植物園
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その頃、一馬は一つ仕事が終わり、音楽スタジオを出て行った。そして携帯電話をチェックする。次はバンドの練習で、スタジオがあるのはこことは違うところだ。電車を使っていこうと、駅の方へ向かう。
メッセージが数件入っていて、その一つに目を留めた。それは響子からで、一馬がこの場にいなくて良かったと書いている。どうやら花見をしていると言っていたが、楽しいものでは無いようだ。
香の小学校の卒業祝いと中学校へ行く入学祝いだと言っていたが、その場に世話になったからといって他人がいる。世話になった身内だけならともかく、今度家族になる人たちはその他人を知らない。そんな場にいてもトラブルがあるのは目に見えていた。出会う全ての人がいい人とは限らないのだから。
一馬はそれにメッセージをいれる。夜には帰れるのだから、詳しい話を聞きたいと思ったのだ。こういう人間関係のトラブルを響子は良く抱え込んでいる。それを聞いてあげるだけでも楽になれるのだったらそれでいい。支えになってやりたいと思うから。
「……。」
これからこういう問題は増えていくだろう。響子と一緒に居れば自分だけでは無く響子の問題も抱えることになるのだ。もちろん自分の問題も響子はアドバイスをしてくれる。それでだいぶ気が楽になっている部分があった。
「……ねぇ。」
ごちゃごちゃ考えていて気がつかなかった。何度声をかけられただろう。やっと気がついて振り返るとそこには雑誌から抜け出したような格好の女がいる。その女は一度しか会ったことは無いが、夏子と言って響子の妹だ。
「あぁ……。あんたか。」
「さっきから声をかけてんのに。」
「考え事をしていて気がつかなかった。」
「前を見て歩きなさいよ。そのうち人にぶつかるわ。最もあなたみたいな人がぶつかっても文句は言わないでしょうけどね。」
「……よく言われる。」
体格が良くて浅黒い肌を持っている。それだけで気質に見えない。ヤクザか良くてホストだろう。背中に背負っているベースだけがそういう関係では無いと主張しているようだ。
「そんなご立派な楽器抱えて。ギター?」
「いや。ベースだ。」
ギターとベースの違いもわからない。音楽には素人なのだろう。
「そう言えばプロのミュージシャンだって言っていたわね。」
「そうだが。」
「今日はどちらに?」
「音楽スタジオ。」
「で、これから?」
「練習スタジオ。」
仕事ばかりだ。コレだから響子と似ているのだろう。響子だって休みだからと言ってのんびりしていることはあまり無い。足繁く美味しいと噂の喫茶店へ行ったり、ケーキを買っていくこともある。そうやって自分の淹れるコーヒーのスキルアップをしているのだ。
「時間無い?あたし今から撮影でさ。」
「撮影?あぁAV女優だと言っていたな。そういうところの音楽も入れたことはある。」
バンドに入らず呼ばれればすぐにいくような演奏者だ。だからその「入れた」というのは作品のバックで流れている曲のことだ。もっともAVを観ている人にとってはどうでも良い音楽だろうが。
「別のモノを入れたくない?男優がドタキャンして、スタッフが方々を探してるのよ。」
「残念だが、今は一人しかしたくなくてね。」
圭太も同じ事を言っていた。だが今は自分に入れ込んでいる。口ではそう言っても人間どう変わるかわからないのだ。
「もったいないわぁ。男優っぽい体してるのに。」
「鍛えるのは趣味だ。」
その時夏子の携帯電話が鳴る。その相手がスタッフだと思って電話を取った。だが予想もしない人に、夏子の顔が困惑する。
「え……はい。えっと……すいません。どうしても姉さんがあの花が良いって……。はい……。」
姉さんという言葉に一馬は少し違和感を持った。電話を切った夏子は少しため息をつく。だが次の瞬間はまたいつもの笑顔だった。
「ごめん。ごめん。話の途中だったわね。」
「響子がなんだと?」
食い気味に聞いてくる。その様子に少し夏子は笑った。
「あら。やだ。姉さんのためなら見境が無いわねぇ。」
「お前、余所で言うなよ。」
「言わないわよ。あたしだってもうしばらくこの世界に居たいし。」
「どういうことだ?」
その言葉には違和感があった。すると夏子は少し笑って言う。
「あたし、借金があったからこの世界に入った。信也さんの紹介でね。と言うことは、あたしが入っている事務所は信也さんの息がかかってる。だから姉さんと圭太。それからあなたのことも下手なことは言えないの。」
響子と一馬のこと口にすれば、自分の首が危なくなる。それならおそらく信也に言うことはないだろう。
「そうか。それなら信用しても……。」
「あら?そういうことが無ければ信用出来なかった?」
「人は裏切る。」
「姉さんは別って事?」
さっき思ったばかりだ。そういう信頼関係を持っているからやっていこうと思っているのだから。
「……別だな。それから……音楽に関わっていない人であれば信用出来る人間はまだいる。売り込んでも自分の損にも得にもならない相手だ。」
「ふーん。」
案外寂しい男だ。だがそれにつけ込んで一馬に手を出せば、今度こそ響子から縁を切られる。圭太を取ったとわかったときの響子の表情は、まるで死にそうだったと思ったから。二度と同じようなことはしない。
「姉さん。今日はAの方へ行っているでしょう?」
「あぁ。そうみたいだ。連絡が来たのか?」
「ううん。うちの母方の実家からまた連絡が来てね。姉さんがたまにお祖父さんの墓参りをしているんだけど、シキミを添えないから怒ってて。」
「シキミ?」
「お墓の前にはシキミって決まってるのよ。母方の別兄弟がそう決めてて。でも姉さんはいつも墓の前にお祖父さんが好きだったガーベラを添えるの。」
「ガーベラ?」
「結婚式のブーケとかに使うもの。お祖父さんが好きだった花よ。」
「……悪くないと思うが。故人が好きなものを添えるのが悪いのか?」
「一応、母方の家のモノなんだもの。勝手なことは出来ないわ。それに……孫って言っても直属の孫では無いし。ただ姉さんはあの店でお祖父さんの手伝いをしていただけなんだから。」
「厳しい家だな。」
「あたしには金の亡者にしか見えないけどね。」
夏子はそう言って少し笑う。そして一馬を見上げていった。
「ねぇ。あなたその墓に連れて行ってもらったことがある?」
「いいや。無い。墓参りは一人で行きたいとか。」
「しょっちゅう行っているみたいだけど、絶対一人なのよね。あたしも真二郎も連れて行ってもらったこと無いし。」
「え……?」
その言葉に少し違和感を持った。大事な場所だから、きっと真二郎や夏子くらいは連れて行ってくれると思っていた。だが長い付き合いがある二人すら連れて行かないとなると、違和感は不安に変わってくる。
「姉さんって少し勘違いしているところがあるでしょう?強くないといけない。強くなければ嘗められるって。昔のことが原因かもしれないけどね。だけどあのお墓の前だったら弱くなれるって言っていたわ。お祖父さんの前では弱音を吐いていたみたいだし。お墓に入っても聞かないといけないお祖父さんの気持ちも考えてあげれば良いのに。」
弱い自分を見せたくないから墓参りに連れて行かないのだろうか。いや。それだけではない気がする。
その時夏子の携帯電話が鳴り、そのメッセージをチェックした。
「あ、やばっ。男優見つかったって。行かなきゃ。じゃあ、行くわね。」
「あぁ……。」
AVの撮影スタジオがこの町にあるのだろうか。一馬はそう思いながら、また足を駅へ進ませる。だがその足取りは不安で重くなっていた。。
そうだ。今度、二人の休みがかぶったときにその祖父の墓へ連れて行ってもらいたいと思った。なかなか休みはかぶらないし、二人で出歩くのも大変かもしれない。だがそんなことを言っていられない。
その自分の弱さも強がっている姿も含めて、響子が好きなのだから。手にはめられているブレスレットを見て決意をした。
メッセージが数件入っていて、その一つに目を留めた。それは響子からで、一馬がこの場にいなくて良かったと書いている。どうやら花見をしていると言っていたが、楽しいものでは無いようだ。
香の小学校の卒業祝いと中学校へ行く入学祝いだと言っていたが、その場に世話になったからといって他人がいる。世話になった身内だけならともかく、今度家族になる人たちはその他人を知らない。そんな場にいてもトラブルがあるのは目に見えていた。出会う全ての人がいい人とは限らないのだから。
一馬はそれにメッセージをいれる。夜には帰れるのだから、詳しい話を聞きたいと思ったのだ。こういう人間関係のトラブルを響子は良く抱え込んでいる。それを聞いてあげるだけでも楽になれるのだったらそれでいい。支えになってやりたいと思うから。
「……。」
これからこういう問題は増えていくだろう。響子と一緒に居れば自分だけでは無く響子の問題も抱えることになるのだ。もちろん自分の問題も響子はアドバイスをしてくれる。それでだいぶ気が楽になっている部分があった。
「……ねぇ。」
ごちゃごちゃ考えていて気がつかなかった。何度声をかけられただろう。やっと気がついて振り返るとそこには雑誌から抜け出したような格好の女がいる。その女は一度しか会ったことは無いが、夏子と言って響子の妹だ。
「あぁ……。あんたか。」
「さっきから声をかけてんのに。」
「考え事をしていて気がつかなかった。」
「前を見て歩きなさいよ。そのうち人にぶつかるわ。最もあなたみたいな人がぶつかっても文句は言わないでしょうけどね。」
「……よく言われる。」
体格が良くて浅黒い肌を持っている。それだけで気質に見えない。ヤクザか良くてホストだろう。背中に背負っているベースだけがそういう関係では無いと主張しているようだ。
「そんなご立派な楽器抱えて。ギター?」
「いや。ベースだ。」
ギターとベースの違いもわからない。音楽には素人なのだろう。
「そう言えばプロのミュージシャンだって言っていたわね。」
「そうだが。」
「今日はどちらに?」
「音楽スタジオ。」
「で、これから?」
「練習スタジオ。」
仕事ばかりだ。コレだから響子と似ているのだろう。響子だって休みだからと言ってのんびりしていることはあまり無い。足繁く美味しいと噂の喫茶店へ行ったり、ケーキを買っていくこともある。そうやって自分の淹れるコーヒーのスキルアップをしているのだ。
「時間無い?あたし今から撮影でさ。」
「撮影?あぁAV女優だと言っていたな。そういうところの音楽も入れたことはある。」
バンドに入らず呼ばれればすぐにいくような演奏者だ。だからその「入れた」というのは作品のバックで流れている曲のことだ。もっともAVを観ている人にとってはどうでも良い音楽だろうが。
「別のモノを入れたくない?男優がドタキャンして、スタッフが方々を探してるのよ。」
「残念だが、今は一人しかしたくなくてね。」
圭太も同じ事を言っていた。だが今は自分に入れ込んでいる。口ではそう言っても人間どう変わるかわからないのだ。
「もったいないわぁ。男優っぽい体してるのに。」
「鍛えるのは趣味だ。」
その時夏子の携帯電話が鳴る。その相手がスタッフだと思って電話を取った。だが予想もしない人に、夏子の顔が困惑する。
「え……はい。えっと……すいません。どうしても姉さんがあの花が良いって……。はい……。」
姉さんという言葉に一馬は少し違和感を持った。電話を切った夏子は少しため息をつく。だが次の瞬間はまたいつもの笑顔だった。
「ごめん。ごめん。話の途中だったわね。」
「響子がなんだと?」
食い気味に聞いてくる。その様子に少し夏子は笑った。
「あら。やだ。姉さんのためなら見境が無いわねぇ。」
「お前、余所で言うなよ。」
「言わないわよ。あたしだってもうしばらくこの世界に居たいし。」
「どういうことだ?」
その言葉には違和感があった。すると夏子は少し笑って言う。
「あたし、借金があったからこの世界に入った。信也さんの紹介でね。と言うことは、あたしが入っている事務所は信也さんの息がかかってる。だから姉さんと圭太。それからあなたのことも下手なことは言えないの。」
響子と一馬のこと口にすれば、自分の首が危なくなる。それならおそらく信也に言うことはないだろう。
「そうか。それなら信用しても……。」
「あら?そういうことが無ければ信用出来なかった?」
「人は裏切る。」
「姉さんは別って事?」
さっき思ったばかりだ。そういう信頼関係を持っているからやっていこうと思っているのだから。
「……別だな。それから……音楽に関わっていない人であれば信用出来る人間はまだいる。売り込んでも自分の損にも得にもならない相手だ。」
「ふーん。」
案外寂しい男だ。だがそれにつけ込んで一馬に手を出せば、今度こそ響子から縁を切られる。圭太を取ったとわかったときの響子の表情は、まるで死にそうだったと思ったから。二度と同じようなことはしない。
「姉さん。今日はAの方へ行っているでしょう?」
「あぁ。そうみたいだ。連絡が来たのか?」
「ううん。うちの母方の実家からまた連絡が来てね。姉さんがたまにお祖父さんの墓参りをしているんだけど、シキミを添えないから怒ってて。」
「シキミ?」
「お墓の前にはシキミって決まってるのよ。母方の別兄弟がそう決めてて。でも姉さんはいつも墓の前にお祖父さんが好きだったガーベラを添えるの。」
「ガーベラ?」
「結婚式のブーケとかに使うもの。お祖父さんが好きだった花よ。」
「……悪くないと思うが。故人が好きなものを添えるのが悪いのか?」
「一応、母方の家のモノなんだもの。勝手なことは出来ないわ。それに……孫って言っても直属の孫では無いし。ただ姉さんはあの店でお祖父さんの手伝いをしていただけなんだから。」
「厳しい家だな。」
「あたしには金の亡者にしか見えないけどね。」
夏子はそう言って少し笑う。そして一馬を見上げていった。
「ねぇ。あなたその墓に連れて行ってもらったことがある?」
「いいや。無い。墓参りは一人で行きたいとか。」
「しょっちゅう行っているみたいだけど、絶対一人なのよね。あたしも真二郎も連れて行ってもらったこと無いし。」
「え……?」
その言葉に少し違和感を持った。大事な場所だから、きっと真二郎や夏子くらいは連れて行ってくれると思っていた。だが長い付き合いがある二人すら連れて行かないとなると、違和感は不安に変わってくる。
「姉さんって少し勘違いしているところがあるでしょう?強くないといけない。強くなければ嘗められるって。昔のことが原因かもしれないけどね。だけどあのお墓の前だったら弱くなれるって言っていたわ。お祖父さんの前では弱音を吐いていたみたいだし。お墓に入っても聞かないといけないお祖父さんの気持ちも考えてあげれば良いのに。」
弱い自分を見せたくないから墓参りに連れて行かないのだろうか。いや。それだけではない気がする。
その時夏子の携帯電話が鳴り、そのメッセージをチェックした。
「あ、やばっ。男優見つかったって。行かなきゃ。じゃあ、行くわね。」
「あぁ……。」
AVの撮影スタジオがこの町にあるのだろうか。一馬はそう思いながら、また足を駅へ進ませる。だがその足取りは不安で重くなっていた。。
そうだ。今度、二人の休みがかぶったときにその祖父の墓へ連れて行ってもらいたいと思った。なかなか休みはかぶらないし、二人で出歩くのも大変かもしれない。だがそんなことを言っていられない。
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